高瀬ダム〜烏帽子岳〜野口五郎岳〜水晶岳〜鷲羽岳〜双六岳〜新穂高温泉
- GPS
- 33:08
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 3,514m
- 下り
- 3,670m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 10:18
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 10:38
天候 | 雨のち曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
七倉ダムへデポし、新穂高温泉へ回送 駐車場代は無料、回送料金23000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※道の状況 【高瀬ダム〜烏帽子小屋】 七倉ダムよりタクシーで高瀬ダムへ。 そこからトンネルを抜けつり橋を渡り登山口に入っていく。 渡渉の橋は丸太を2本通したもので、最初からなかなかにワイルド そして最初からいきなりの急坂。 烏帽子小屋までは12の数字を遡る。 【烏帽子小屋⇔烏帽子岳】 緩やかな縦走路を歩く。 砂地が多く季節が良ければコマクサの花が見られる。 最後、山頂まで岩場鎖場をたどるが、山頂は狭く 山頂標識は岩の割れ目にかろうじて結びつけてある。 【烏帽子小屋〜水晶小屋】 烏帽子小屋いったん下ったあとは登りが続く。 天気が良ければ振り返ると登ってくる縦走路が美しい。 最後少々急な斜面を三ツ岳へ登りあがる。 その後は緩やかな上り下りを繰り返し、野口五郎小屋へ。 小屋から少し登れば野口五郎岳。 いったん下り、斜面をトラバース気味に歩いているうちに 真砂だけは通り過ぎる。 ここから水晶岳へは岩場が続き歩きにくい。 さらに最後の急な登りが空気も薄く辛い。 【水晶小屋⇔水晶岳】 高低差はほとんどないが岩場の上り下りが続く。 最後は岩場の急坂。山頂はは狭い。 【水晶小屋〜三俣蓮華小屋】 いったん急坂を下りピークを回り込むように ワリモ岳への分岐へ向かう。 ワリモ岳の山頂はその名の通り割れ物のように崩れやすい岩場のため、 登れないかにみえるが、登ることは可能。自己責任で。山頂は比較的広い。 そこから進むとほどなくして鷲羽岳。見晴らしはすこぶる良い。 鷲羽岳から思いっきり下ってようやく見三俣蓮華岳。 【三俣蓮華小屋〜双六小屋】 さらに登り返すが、この登りはきつく感じた。 三俣蓮華からの眺めもとても素晴らしい。 だらだらと長い縦走路をのんびり歩くと、ほどなくして双六岳へ。 天空を歩くような開けた登山道をゆっくり歩いた後は しっかり下り双六小屋へ。 【双六小屋〜鏡平小屋】 双六小屋からはしばらく緩やかな登り。 その日の行程の最後だったからか、この登りがきつく感じた。 その後がっつり下り。このコース。距離が長い。 鏡平小屋そばの鏡池には槍ヶ岳が映り込む。 【鏡平小屋〜新穂高温泉】 この日は最初から最後まで下りっぱなし。 道は整備されていて、迷うことはなくとても歩きやすい。 早朝や夕方遅くなどは熊の出没に注意。 ※登山ポスト 七倉ダム駐車場 あり 新穂高温泉 あり |
その他周辺情報 | ※登山後の温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯 800円 https://www.okuhida.or.jp/archives/3311 |
写真
感想
このところ毎年秋恒例の山歩きの計画が立つこの時期。
今年も参加させてもらいました。
仕事の都合でなかなか長期の休みが取れないのでこんな計画がチャンス。
仕事が終わって迎えの車に飛び乗り、夜通し交代の運転をして七倉ダムへ。
さらにタクシーで移動し高瀬ダムへ。
なかなか一人で来れない場所だなと思いながら登山開始。
あいにくの小雨。そのうえ湿度がこの上なく高く、まとわりつくような暑さ。
登りっぱなし4時間半でようやく烏帽子小屋へ。古い小屋。
でも小屋の方々の心遣いは暖かかった。
翌朝は烏帽子岳へ。
ガスが濃く山頂からの景色は無し。けれど幻想的な朝焼けが見られた。
その後ひたすら登り三ツ岳へ。少し青空も垣間見えるが総じてガスの中。
そんな中、おこじょや雷鳥へ遭遇、なんだか嬉しい。
野口五郎小屋で休憩、ある大学生への張り紙が気になる。
野口五郎岳もガス。
その後いったん下り、岩々の尾根道を水晶小屋まで登っていく。
ここで軽い高山病となり本当にしんどかった。
この日は水晶岳はあきらめ、小屋で停滞。
翌日は強風(20m)と雨で他の方々がほとんど出発する中、
職場の許可を何とかもらい、停滞決定。
この小屋に、怪我をした大学生がいたが、悪天候が続き、
ヘリの迎えをただ黙々と待っていた。
それがこの日の朝、一瞬だけ視界が通った瞬間、ヘリが迎えに来た。
早く元気になって山に戻ってきてほしい。
ヘリを見送ったあと水晶岳の山頂へ。ここもガスの中。
しばらく待ったけど晴れることはなく撤収。
夕焼けのころガスが一気に晴れ、360度見渡せる景色が登場し大感動!
翌日早朝、満天の星空を眺めながら出発。
風は相変わらず強く、霜柱が立ち冬が近いのを感じる。
ワリモ岳へ到着するころ日の出、富士山・八ヶ岳まで見え景色を堪能。
鷲羽岳へ到着したら槍ヶ岳が近くなる。
ここでブロッケン現象を楽しむことができて大騒ぎ♪
三俣小屋へ一気に下るがこれがきつい。
三俣蓮華岳へ登り返し、気持ちの良い縦走路を双六岳へ。
あと少しというところでガスがもくもく。
槍ヶ岳が隠れて残念。
夏に歩いた西鎌尾根の入り口を眺めながら、双六小屋へ下る。
ここから乗越への分岐までの登りがかなりきつかった。
そして鏡平の小屋へ。ここから逆さ槍ヶ岳がちらりと見えた。
この日は食欲が減退するほど体調不良。
食事はほとんどとらずとにかく休む。
最終日はひたすらほぼ下り。
長いけれど、わさび平の小屋に着くとホッとした。
林道を歩き切ると新穂高温泉へ下山完了。
停滞することで休暇をさらに延長することになり、
職場には迷惑をかけましたが、
この停滞は正解で、本当に良かったです!
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