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Yamareco

記録ID: 186578
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大峯奥駈道北部縦走 行者還トンネル〜吉野 

2012年04月28日(土) ~ 2012年04月29日(日)
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kahei1811 その他1人
GPS
20:01
距離
34.2km
登り
1,983m
下り
2,837m

コースタイム

28日;行者還トンネル西口6:30-15:30小笹宿(テント泊)
29日;小笹宿4:00-16:00近鉄吉野駅(途中30分ほど金峯山寺蔵王堂拝観)
GPSログによると距離は28日13キロ、29日が24キロです。
二日目は1,400m位の下りになるので時間の割りに距離が伸びます。
昭文社地図による標準時間は其々7時間と10時間です。
天候 4月28日(土) 快晴無風 気温12度〜23度
4月29日(日) 快晴無風 気温10度〜22度
両日共に最高の好天に恵まれました。
しかし、数日前は嵐のような日があったそうです。
装備や心構えに油断は禁物です。
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
往路
終業後、愛知から自家用車で近鉄下市口駅に向かい車内泊
翌日早朝、駅近くのコインパーキングに車を置き
タクシー約1時間で行者還トンネル西口に行く
以後は徒歩山行

復路は近鉄吉野駅に下山し、下市口駅まで電車移動
自家用車を回収して愛知に向かう。

行者還トンネルに行く定期バスはありません。よって自家用車かタクシー利用になります。私たちは下市口からタクシーを利用しました。
下市口駅〜行者還トンネル西口は千石タクシー(0747-52-2555)で移動
早朝5時に快く予約を受けてくれた
駅前に営業所があるので利用しやすい
約1時間10分 11,070円

駐車場
下市口駅近くのコインパーキングを千石タクシーさんに教えてもらった。
一回300円で何日でも駐車可能。安いです。
http://yahoo.jp/56KzpK

近鉄吉野駅〜下市口駅
一時間に4本ぐらい運行
急行で17分270円
コース状況/
危険箇所等
●登山ポスト
行者還トンネル西口にポストあります。
私は予め奈良県警に郵送しておきました。

●道の状況
南の行者還トンネルから北の吉野まで、よく整備され危険な箇所はありません。
数箇所の鎖場はありますが、高所恐怖症気味の私でも大丈夫です。

大天井ヶ岳東側の巻道は崩れて通行止めになっていました。
山頂越えをすることになります。水場は巻道にしかないので要注意です。
開山は5月3日です。遠からず復旧されると思います。

標識やテープは数多く付いており、安心できます。
しかし当然地図コンパスの持参は必須です。

山上ヶ岳を中心として南北約8キロの区間に女人禁制区間があります。
南は阿弥陀が森分岐、北は五番関が女人結界になります。
女性の方は要注意です。

●小笹宿
竜ヶ岳北西300mの沢沿いに位置します。
沢の幅は狭いが、傾斜は緩やかであり、箱庭の中に居る様な安心感があります。
地面は段状に整地されており、テント泊に適しています。当日も7-8張りのテントがありました。

沢には清涼な水が豊富に流れています。

避難小屋があるが小さく数人が限度です。
小屋は空いており余裕がありましたが、私はテント泊としました。

●トイレ
小笹宿にはありません。北側の尾根を越えた別の沢で用を足しました。
山上ヶ岳の宿坊にはトイレがあります。28日早朝にお借りしました。
吉野の金峯神社まで下ると、通常の観光地なのでトイレがあります。

●水場
奥駈道は殆ど稜線上を通り、沢に下らないので水場が限られます。
私が実際に見た、水場を載せます。しかしながら、渇水期には涸れる可能性があるので要注意です。
山上ヶ岳宿坊は昭文社地図には水場の記載はありませんが給水可能です。
以下行程に沿って南から
○行者還トンネル西口
  登山道が沢沿いです。
○行者還避難小屋
  北側5分程度に黒いホースがあります。
  小屋横にも水を引き込んでいます。
○小笹宿
  沢沿いであり、水豊富です。
○山上ヶ岳宿坊
  山頂方面より水を引き込んでいるようです。
  雨水なのか湧水なのかは判りませんが蛇口があり、一声掛ければ給水できます。
○だらにすけ茶屋
  山上ヶ岳宿坊より黒いホースで水を引き込んでいます。昭文社地図には記載がありません。
  小さなトイレもあります。
×五番関〜二蔵宿小屋間の巻道
  昭文社地図には2箇所の水記号がありますが、
  2012年4月29日時点で巻道が通行止めになっていたので給水できませんでした。
  通行可能となれば給水も出来ると思います。
○二蔵宿小屋近く
  昨年の大雨で受水桶は流されていましたが、水は流れていました。
  息子が給水に行き、確認しております。小屋に水場の案内標識があります。

●携帯電話
山上ヶ岳北から五番関あたりまでは洞川集落が目視でき、au携帯電話は利用可能でした。
洞辻茶屋にはau、docomo両方可能との看板がありました。

●気温
二日間とも予想外に高かったです。最低が10度、最高が23度。
就寝中も朝も寒くありません。
体が寒さに慣れているので、昼間は暑すぎる程でした。
ヘタリました。

以下は個人的な備忘録です。

●ガス
夕食の生野菜ベーコン入り味噌鍋、朝食のトマトスープのスバゲッティ二人分二回で80g使用。
230g缶を持参したので余裕です。

●荷物重量
水食糧を除いた基本重量で二人分16キロ程度。
安物旧式の用具ばかりだが、二人だと軽くなる。
水食糧は変動するが、歩き出し時点で水3キロと食糧5キロを加えて合計24キロ程度。
ファイル
GPSログ 行者還岳近くの2キロは電池切れにより欠落
(更新時刻:2012/05/03 01:43)
4月28日6:30行者還トンネル西口
6時過ぎに着いたのですが、駐車場はほぼ満車です。さあ、長い一日が始まります。静かに気合を入れました。
2012年04月28日 06:25撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
1
4/28 6:25
4月28日6:30行者還トンネル西口
6時過ぎに着いたのですが、駐車場はほぼ満車です。さあ、長い一日が始まります。静かに気合を入れました。
行者還トンネル登山口
登山計画書ポストがあります。
2012年04月28日 06:25撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 6:25
行者還トンネル登山口
登山計画書ポストがあります。
奥駈道出会7:43
八経ヶ岳方面には沢山の登山者が登ってゆきました。皆さんお洒落です。
山上ヶ岳方面は私たちだけです。
2012年04月28日 07:43撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 7:43
奥駈道出会7:43
八経ヶ岳方面には沢山の登山者が登ってゆきました。皆さんお洒落です。
山上ヶ岳方面は私たちだけです。
全て同じ木です。
灰色の肌、落葉・・なんと言う種類でしょうか。
名前が判りません。
2012年04月28日 08:13撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 8:13
全て同じ木です。
灰色の肌、落葉・・なんと言う種類でしょうか。
名前が判りません。
この植物が沢山自生していました。
これから花が咲くのでしょうか?
残念ながら名前が判りません。
どなたか教えてください^^
2012/5/2追記
バイケイソウです。博識な方に教えていただきました。ありがとうございます。
2012年04月28日 09:27撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 9:27
この植物が沢山自生していました。
これから花が咲くのでしょうか?
残念ながら名前が判りません。
どなたか教えてください^^
2012/5/2追記
バイケイソウです。博識な方に教えていただきました。ありがとうございます。
美しい尾根道です。
快晴無風 気温12度
快適です。
2012年04月28日 09:34撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 9:34
美しい尾根道です。
快晴無風 気温12度
快適です。
行者還避難小屋
9:45到着
真新しい小屋です。
小屋横で一人休憩を取っていました。
2012年04月28日 09:45撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 9:45
行者還避難小屋
9:45到着
真新しい小屋です。
小屋横で一人休憩を取っていました。
中も綺麗
二室あります。
小屋横には水も引いてありました。
2012年04月28日 09:57撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 9:57
中も綺麗
二室あります。
小屋横には水も引いてありました。
行者還避難小屋
近くの水場
2012年04月28日 10:06撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 10:06
行者還避難小屋
近くの水場
遭難慰霊碑
昭和40年に大阪工業大学の学生さんが遭難。
生きていればもう69歳のはずです。
合掌
2012年04月28日 10:27撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 10:27
遭難慰霊碑
昭和40年に大阪工業大学の学生さんが遭難。
生きていればもう69歳のはずです。
合掌
紀伊山地の峰々です。
山深いので送電線もありません。
2012年04月28日 11:08撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 11:08
紀伊山地の峰々です。
山深いので送電線もありません。
七曜岳 11:30
パン、ソーセージで昼食を取りました。
数人の登山者が休んでいました。
2012年04月28日 11:29撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 11:29
七曜岳 11:30
パン、ソーセージで昼食を取りました。
数人の登山者が休んでいました。
鎖場です。
写真より急斜面ですが、短いのでそれほど怖くありません。
2012年04月28日 12:12撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 12:12
鎖場です。
写真より急斜面ですが、短いのでそれほど怖くありません。
大普賢岳1779.9m 13:33
今回山行の最高地点です。
国見岳から大普賢岳は200mの登りです。
気温は20度を超えており、キツカッタです。
2012年04月28日 13:33撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 13:33
大普賢岳1779.9m 13:33
今回山行の最高地点です。
国見岳から大普賢岳は200mの登りです。
気温は20度を超えており、キツカッタです。
山頂近くの残雪
まだ少しだけ雪が残っています。
2012年04月28日 13:43撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
1
4/28 13:43
山頂近くの残雪
まだ少しだけ雪が残っています。
女人禁制の告知をしています。
現代の男女同権にはそぐいませんし、様々な論点もあるでしょう。
しかしながら、1300年の宗教的歴史を理解したいです。
2012年04月28日 14:45撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 14:45
女人禁制の告知をしています。
現代の男女同権にはそぐいませんし、様々な論点もあるでしょう。
しかしながら、1300年の宗教的歴史を理解したいです。
女人結界門
山上ヶ岳山頂から南3キロの地点にあります。
山頂周辺はなかり広い範囲で女人禁制です。
結界内では女性は見掛けませんでした。
2012年04月28日 14:45撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
1
4/28 14:45
女人結界門
山上ヶ岳山頂から南3キロの地点にあります。
山頂周辺はなかり広い範囲で女人禁制です。
結界内では女性は見掛けませんでした。
閑散としてますが、美しい尾根です。
2012年04月28日 15:10撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
2
4/28 15:10
閑散としてますが、美しい尾根です。
小笹宿 15:30到着
避難小屋があります。数張りのテントもありました。
平坦地、水場、明るい林・・テント場とし理想的です。
箱庭の中に居るようです。
五番関までいく気力体力が切れました。
今宵はここでテント泊です。
2012年04月28日 15:26撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 15:26
小笹宿 15:30到着
避難小屋があります。数張りのテントもありました。
平坦地、水場、明るい林・・テント場とし理想的です。
箱庭の中に居るようです。
五番関までいく気力体力が切れました。
今宵はここでテント泊です。
水場
清涼な水が豊富に流れています。
着いた途端にガブ飲みしました。
2012年04月28日 15:49撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
1
4/28 15:49
水場
清涼な水が豊富に流れています。
着いた途端にガブ飲みしました。
今宵の宿オクトス社のテントです。
淡い緑色が綺麗ですね。
2012年04月28日 15:59撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/28 15:59
今宵の宿オクトス社のテントです。
淡い緑色が綺麗ですね。
小笹宿避難小屋
数人が寝られるだけの小さな小屋です。
2012年04月28日 17:09撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 17:09
小笹宿避難小屋
数人が寝られるだけの小さな小屋です。
中の様子です。
一人宿泊予定のようです。
2012年04月28日 17:09撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 17:09
中の様子です。
一人宿泊予定のようです。
小笹宿の宗教施設
比較的新しいようです。
世界遺産大峯奥駈道であることを実感します。
護摩を焚いたりするのでしょうか、
火を燃やした跡があります。
2012年04月28日 17:11撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/28 17:11
小笹宿の宗教施設
比較的新しいようです。
世界遺産大峯奥駈道であることを実感します。
護摩を焚いたりするのでしょうか、
火を燃やした跡があります。
4月29日5:12ご来光
早朝2時半に起きて、4時に山上ヶ岳に向けて出発
5時過ぎにご来光を拝みました。
荘厳です。
2012年04月29日 05:12撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 5:12
4月29日5:12ご来光
早朝2時半に起きて、4時に山上ヶ岳に向けて出発
5時過ぎにご来光を拝みました。
荘厳です。
山上ヶ岳の大峯山寺 5:17到着
車道も無い山中にどうやって大きなお寺が出来るのでしょうか。瓦一枚運ぶのも大変です。
横には膨大な協力者の名簿がありました。
2012年04月29日 05:17撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 5:17
山上ヶ岳の大峯山寺 5:17到着
車道も無い山中にどうやって大きなお寺が出来るのでしょうか。瓦一枚運ぶのも大変です。
横には膨大な協力者の名簿がありました。
「紀伊山地の霊場と参詣道」石碑
世界遺産の登録名と同じです。
2012年04月29日 05:17撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 5:17
「紀伊山地の霊場と参詣道」石碑
世界遺産の登録名と同じです。
大峯山寺
大きな鉄下駄
だれが履いたのでしょうか^^?
2012年04月29日 05:17撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 5:17
大峯山寺
大きな鉄下駄
だれが履いたのでしょうか^^?
大峯山寺山門前で記念撮影
2012年04月29日 05:33撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 5:33
大峯山寺山門前で記念撮影
山道沿いには多くの宗教的遺物があります。
修行記念の木柱のようです。無数の人々がここで修行した証です。
朝日を浴びて柔かい光を反射しています。
2012年04月29日 05:39撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 5:39
山道沿いには多くの宗教的遺物があります。
修行記念の木柱のようです。無数の人々がここで修行した証です。
朝日を浴びて柔かい光を反射しています。
だらにすけ茶屋のトイレ
水が流れているのが見えるでしょうか。
山上ヶ岳から黒いホースで引いています。
昭文社の地図にはこの水は載っていません。
2012年04月29日 06:27撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 6:27
だらにすけ茶屋のトイレ
水が流れているのが見えるでしょうか。
山上ヶ岳から黒いホースで引いています。
昭文社の地図にはこの水は載っていません。
だらにすけ茶屋
山道を跨ぐように建って居ます。
これが慣習のようです。
5月3日の山開き前なので誰も居ません。
2012年04月29日 06:28撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 6:28
だらにすけ茶屋
山道を跨ぐように建って居ます。
これが慣習のようです。
5月3日の山開き前なので誰も居ません。
洞辻茶屋内部
沢山のベンチがあります。
2012年04月29日 06:40撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 6:40
洞辻茶屋内部
沢山のベンチがあります。
洞辻茶屋 6:40
「この付近携帯電話入ります。au、docomo」
の看板があります。
2012年04月29日 06:40撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 6:40
洞辻茶屋 6:40
「この付近携帯電話入ります。au、docomo」
の看板があります。
洞辻茶屋北側の鎖場
写真では判りませんが急です。
2012年04月29日 07:20撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 7:20
洞辻茶屋北側の鎖場
写真では判りませんが急です。
鍋カツギ行者
2012年04月29日 07:46撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 7:46
鍋カツギ行者
8時過ぎに五番関手前で
ヤマレコ会員のTakaSyuuさん一行に会いました。凛々しい若者です。私も力が涌いてきました。
2012年04月29日 08:03撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 8:03
8時過ぎに五番関手前で
ヤマレコ会員のTakaSyuuさん一行に会いました。凛々しい若者です。私も力が涌いてきました。
五番関 8:13
山上ヶ岳の北側にも女人結界門があります。
2012年04月29日 08:13撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 8:13
五番関 8:13
山上ヶ岳の北側にも女人結界門があります。
大天井ヶ岳の巻道は通行止めでした。
水場を当てにしていたのに・・・・涙
ブータレながら大天井ヶ岳越えです。
約200mの上り下りが増えました。
2012年04月29日 08:15撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 8:15
大天井ヶ岳の巻道は通行止めでした。
水場を当てにしていたのに・・・・涙
ブータレながら大天井ヶ岳越えです。
約200mの上り下りが増えました。
大天井ヶ岳 9:09到着
やっと着きました。わずか200mの登りですが、
疲れてからはキツイです。
2012年04月29日 09:09撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 9:09
大天井ヶ岳 9:09到着
やっと着きました。わずか200mの登りですが、
疲れてからはキツイです。
二蔵宿小屋の南側で見つけた花
茶色の釣鐘のような花が咲いています。
名前が判りません^^;涙
2012/5/3追記
ハシリドコロです。
読者さんが教えてくれました。感謝いたします。
2012年04月29日 09:40撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 9:40
二蔵宿小屋の南側で見つけた花
茶色の釣鐘のような花が咲いています。
名前が判りません^^;涙
2012/5/3追記
ハシリドコロです。
読者さんが教えてくれました。感謝いたします。
同じく、二蔵宿小屋の南側で見つけた花
白い可憐な花ですが、名称不明です。
どなたか教えてください^^;
2012/5/3追記 ミヤマカタバミのようです。
これも親切な方に教えて頂きました。感謝。
2012年04月29日 09:50撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 9:50
同じく、二蔵宿小屋の南側で見つけた花
白い可憐な花ですが、名称不明です。
どなたか教えてください^^;
2012/5/3追記 ミヤマカタバミのようです。
これも親切な方に教えて頂きました。感謝。
二蔵宿小屋近くの水場
二人分4Lを用意しました。
2012年04月29日 10:13撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 10:13
二蔵宿小屋近くの水場
二人分4Lを用意しました。
二蔵宿小屋 10:00到着
ご老人が一人いて、書込み帳を読んでいました。
道の様子などを聞かれました。
滋賀県からこちらに来ていて開山の準備をしているそうです。ご本人は修行者でありながら、避難小屋や山道の維持管理をしているそうです。
大峯奥駈道はこういった善意の人々によって支えられているのでしょう。感慨深いものがあります。
2012年04月29日 10:25撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
2
4/29 10:25
二蔵宿小屋 10:00到着
ご老人が一人いて、書込み帳を読んでいました。
道の様子などを聞かれました。
滋賀県からこちらに来ていて開山の準備をしているそうです。ご本人は修行者でありながら、避難小屋や山道の維持管理をしているそうです。
大峯奥駈道はこういった善意の人々によって支えられているのでしょう。感慨深いものがあります。
二蔵宿小屋で息子と記念撮影
2012年04月29日 10:26撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 10:26
二蔵宿小屋で息子と記念撮影
二蔵宿小屋北側の登山道
穏やかな美しい道です。
まだ開山日前なので、落葉が厚く積もっています。
2012年04月29日 10:36撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
1
4/29 10:36
二蔵宿小屋北側の登山道
穏やかな美しい道です。
まだ開山日前なので、落葉が厚く積もっています。
山桜でしょうか。
もう葉桜です。
後ろに林道が見えます。
2012年04月29日 10:39撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
1
4/29 10:39
山桜でしょうか。
もう葉桜です。
後ろに林道が見えます。
足摺茶屋 11:17
近年再建されたようです。
材木を貰いうけ、製材して茶屋を再建。
上述のご老人が教えてくれました。
2012年04月29日 11:17撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 11:17
足摺茶屋 11:17
近年再建されたようです。
材木を貰いうけ、製材して茶屋を再建。
上述のご老人が教えてくれました。
再建中に地下から古い護摩器が出てきたそうです。仏像は支援者の長老が奉納したそうです。
2012年04月29日 11:17撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 11:17
再建中に地下から古い護摩器が出てきたそうです。仏像は支援者の長老が奉納したそうです。
青根ヶ峰近くは舗装された林道を通ります。
2012年04月29日 12:52撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 12:52
青根ヶ峰近くは舗装された林道を通ります。
金峯神社の近くの登山道です。
一部崩落しています。
2012年04月29日 13:34撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 13:34
金峯神社の近くの登山道です。
一部崩落しています。
金峯神社
金峯山寺と金峯神社・・同じ名前です。
神仏は混交していたのでしょう。
2012年04月29日 13:49撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 13:49
金峯神社
金峯山寺と金峯神社・・同じ名前です。
神仏は混交していたのでしょう。
金峯神社
落日の源義経が隠れたこともあるそうです。
2012年04月29日 13:50撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 13:50
金峯神社
落日の源義経が隠れたこともあるそうです。
吉野水分神社
よしのみくまりと読みます。
少なくとも千年の歴史はあります。
2012年04月29日 14:14撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 14:14
吉野水分神社
よしのみくまりと読みます。
少なくとも千年の歴史はあります。
吉野水分神社の境内です。
最近、屋根を葺き直したと書いてありました。
時間が無く、ゆっくりできないのが残念です。
2012年04月29日 14:16撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 14:16
吉野水分神社の境内です。
最近、屋根を葺き直したと書いてありました。
時間が無く、ゆっくりできないのが残念です。
石楠花でしょうか。
古色蒼然とした建物を背景に一際艶やかです。
2012年04月29日 14:17撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 14:17
石楠花でしょうか。
古色蒼然とした建物を背景に一際艶やかです。
金峯山寺きんぷせんじ
役行者が1,300年前に創建したと云います。
修験道の根本寺院とされています。
2012年04月29日 15:02撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 15:02
金峯山寺きんぷせんじ
役行者が1,300年前に創建したと云います。
修験道の根本寺院とされています。
金峯山寺蔵王堂
国宝と同時に世界遺産でもあります。
秘仏金剛蔵王権現の公開をしているのでとても混んでいました。私も1,000円で拝観。迫力のある大きな仏像ですが、写真撮影禁止なのが残念です。
2012年04月29日 15:03撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 15:03
金峯山寺蔵王堂
国宝と同時に世界遺産でもあります。
秘仏金剛蔵王権現の公開をしているのでとても混んでいました。私も1,000円で拝観。迫力のある大きな仏像ですが、写真撮影禁止なのが残念です。
金峯山寺蔵王堂黒門
2012年04月29日 15:46撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
4/29 15:46
金峯山寺蔵王堂黒門
近鉄吉野駅 16:00到着
出発より12時間の長時間歩行です。
GPSログでは24キロでした。
予想外の暑さでかなりヘタっています。
今から愛知まで運転しなくてはいけません。
2012年04月29日 16:01撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
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4/29 16:01
近鉄吉野駅 16:00到着
出発より12時間の長時間歩行です。
GPSログでは24キロでした。
予想外の暑さでかなりヘタっています。
今から愛知まで運転しなくてはいけません。
撮影機器:

感想

大峯奥駈道

4月27日夜から28日、29日と大峯奥駈道に行って来ました。
奥駈道は吉野と熊野三山を結ぶ参詣道で吉野から熊野本宮大社の部分だけでも100キロ程度あります。一度に完遂は時間的に無理なので、今回は北部の三分の一程度だけです。

二日間共に快晴で、息子と二人で美しい稜線歩きを苦しさの中で楽しみました。

奥駈道の山歩きの記録は私でも残せますが、奥駈道には役行者による開闢以来1300年の修験道の聖地としての側面があります。

山道には随所に宗教的な施設があります。古来無数の人々が修行し祈り捧げたことでしょう。彼らを苦しい修行に向かわせた「動機」な何だったのか・・・。 そんなことを考えながら歩きました。

 二蔵宿小屋で一人のご老人と会いました。私が歩いてきた道の状態や水場の状況を聞かれました。5月3日の山開きに先立って登山道の状態などを確認に来てるそうです。聞けば、滋賀県の人で自ら修行者であり且つ奥駈道周辺の建物や山道の維持管理に尽くしています。二蔵宿小屋や足摺茶屋の再建にも協力したそうです。

1300年もの長期間、交通の極めて不便な地で大きな宗教施設を維持して、多くの修験者たちを集めるには、やはり巨大な労力が必要です。ご老人のような無償善意の人々が多く存在し、古来存在し続けてきたからこそ今に奥駈道が残っているのでしょう。

奥駈道の歴史の厚さを感じました。世界遺産に指定された由縁です。

南部三分の二もいずれ完遂したいと思っております。いつになるかは判りませんが、それだけの魅力を感じます。

 出発前にヤマレコ日記に山行予定の書込みをしました。コメントいただいたお二人と幸運にもお会いすることが出来ました。TakaSyuuさん、crazyhorseさんありがとうございます。苦しい最中に気合をいただきました。

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コメント

kahei1811さん今晩は
写真5枚目の植物はバイケイソウです

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%82%A6

和佐又山から大普賢岳の道中に修行の山である趣のある岩屋が有ります。
今度是非歩いてみてください
2012/5/2 21:15
植物の名前〜
初めまして。
大峰プチ縦走いいですねぇ〜
私も先日、大普賢岳〜七曜岳を歩きました。

行者還岳植物の名前、コバイケイソウだと思います。
大峰や台高付近ではよくみられる植物です。
6月下旬〜7月上旬ころ、花を咲かせます。

息子さんとのトレッキング、いいですねぇ〜
2012/5/2 21:19
kidekiさん
ありがとうございます。

バイケイソウなんですね。
私の地元の葦毛湿原(いもうしつげん)にも自生してるのですが、漫然としか見ていないので、気がつきませんでした。

一つ賢くなりました
2012/5/2 22:18
tekapoさん
ありがとうございます。

花咲くころにもう一度行きたいです。

大普賢岳〜七曜岳は最もシンドカッタところです。
気力体力を充実させて、奥駈道南部にも行きたいです
2012/5/2 22:22
お疲れさまでした
お天気に恵まれましたね

御来光 荘厳な感じ 同感です
とっても美しいですね

頼もしいご子息との山歩きですね
素晴らしいです
2012/5/3 10:08
mermaidさん
ありがとうございます。

天気に恵まれ助かりました
少々恵まれすぎたようで、暑くてヘタッておりました

冬眠から覚めた熊がいきなり熱暑にあてられたような感じです

mermaidさんの教養あふれる素敵な日記や山行期はいつも拝見しております。
楽しみにしております。これからも寄稿してくださいね

嘉兵衛
2012/5/3 17:09
テント泊で縦走お疲れ様です。
大峯奥駈道北部縦走---行者還トンネル〜吉野

今日はこちら神奈川は大雨でした、尾鷲地方もすごいとか?
晴れて気持ちよく縦走出来て良かったですね(*'-'*)

大台ケ原は以前行きましたが、翌日大峰山は雨で止めました。お山も晴れてこそと思います
             minnie
2012/5/3 18:14
コメントが遅くなり申し訳ありません
kahei1811さん、こんばんわ!

無事に生還されてなによりです
二日間とも天気が良く てテン泊装備を
担ぐには暑過ぎて体力を消耗しましたね!
後から考えるとお会いした場所は古道を通っていれば
遭えなかったと思うので運の良さを感じました
2012/5/3 21:07
kahei1811さん お疲れ様でした
こんばんは。
今回も良い山旅でしたね。
2日間とも良いお天気に恵まれて、
充実感が伝わるレコを拝見させていただき
私も、そこに行きたくなりました

しかし、下山後の車の運転を考えると・・・。
ちょっと滅入りますね・・・
2012/5/3 21:44
minnieさん
雨の多い季節の丁度晴間に当たりました。
幸運でした

私は張子のトラなので、雨に弱いのです
家内には「三粒雨が降ったら中止」と言ってありました

仲の良いお二人の山行記をこれからも楽しみにしております
2012/5/4 9:13
TakaSyuuさん
本当にお疲れさまでした

20キロ以上の荷物を背負ってのあの強行日程は、まさしく修行でしたね。おまけに雨にも遭って。

私では自信がないです・・・

詳細な山行記を楽しく読みました。
同じ奥駈道を歩く方の良い資料にもなるでしょう。

是非、残りの区間も完成させて下さいね。
楽しみにしております
2012/5/4 9:18
ryuji1700さん
昨年の比良山ではお世話になりました。
今回も、あの時と同じ次男とヘタレ親子の山行です

大峯奥駈道は思ったよりキツかったです。

「山行」とは「山に行く」という意味のみではなく、
「山で修行する」という意味もあるのかなと感じました。そうすると、宗教的意味合いのある言葉になりますね。

大峯奥駈道にも、是非お出かけください
2012/5/4 9:25
おはようございます
先日は道中、足を止めてもらってありがとうございました

つばの広い帽子の二人組だったので「そうだっ」と思い声をかけさせて頂きました

また何処かでお会いすることもあると思うのでよろしくお願いします
2012/5/5 7:51
crazyhorseさん
おはようございます。

ご無事にお帰りの様子で安心しました。

あの時はかなりヘッタッテおりまして、こちらから気付かずに恥ずかしいです
お会いできて気合が入りました。「ワシも頑張らんといかん」と

大峯奥駈道は魅力ある山ですね。
山そのものも美しく、深い宗教的歴史もあります。
南部もいづれ歩いてみたいです。

何処かでお会いすると思います。
楽しく安全な山旅を続けましょう
2012/5/5 8:18
羨ましいです
kahei1811さん初めまして。fineridgeです。
コメント頂き有り難うございます。
当日は天気も良く最高でしたね!

山上ヶ岳や大普賢岳は個別に登ったことはあるのですが、
私もそのうちこれらを線で結んでみたいものです。

テン泊羨ましいです。
したいしたいと思いコツコツギア揃えてます。
昨日は寝袋買っちゃいました!

私が言うのも何ですが、奈良県民として大峰を
楽しんでいただき凄く嬉しく思います。
2012/5/7 15:39
fineridgeさん
ありがとうございます。

大峯山地しっかり楽しみました。
山上ヶ岳や大普賢岳は山そのものが美しいだけでなく、
宗教的深さがありますね。とても魅力的です。

テン泊初陣間近ですね
山行記をお待ちしております^^

私が今回使った寝袋はなんと1979年に買ったものです。
もう33年も前です。
大事に使えば長持ちしますよ

連休中は悲しい遭難の報道も聞きました。
くれぐれも安全で楽しい山行を心がけくださいませ

嘉兵衛
2012/5/8 22:08
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