8/12〜17【立山室堂〜黒部峡谷欅平まで】後立山連峰(ゴタテ)縦走
- GPS
- 49:28
- 距離
- 78.1km
- 登り
- 7,836m
- 下り
- 9,559m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 8:09
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 9:14
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:13
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:30
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:14
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 11:08
天候 | 12日(月) 晴れのち曇り 13日(火) 晴れのち曇り 夕方から雨 14日(水) 曇り・霧のち雨 15日(木) 曇り・霧のち雨 16日(金) 雨のち曇り・霧 17日(土) 霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富山地方鉄道 夏山バス 室堂線 片道 3,400円 https://www.chitetsu.co.jp/?page_id=679 <帰り>黒部峡谷鉄道 欅平駅 黒部峡谷鉄道 片道 1,980円(普通車) 欅平〜宇奈月 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 立山室堂ターミナル内に提出BOXあり <道の状況> 12日(立山室堂→平の小屋) ・龍王山、獅子岳からの下りでハシゴ、鎖がある。この区間はガレているので滑りやすい ・五色ヶ原キャンプ場周辺で木道整備中(木道の延伸?) 13日(平の渡場→船窪小屋) ・平の渡場〜船窪出合間で、渡渉箇所が何か所かあるがテープやペンキの目印がついている。水量が多くなければ、靴を濡らさずに渡渉可能 ・倒木が2、3か所ある 14日(船窪小屋→新越山荘) ・七倉岳〜七倉乗越、北葛岳直下、北葛乗越〜蓮華岳(蓮華の大下り)などでハシゴ、鎖場あり ・鳴沢岳直下はややきつい岩場の急登下り 15日(新越山荘→キレット小屋) ・鹿島槍ヶ岳南峰〜八峰キレット間で、ハシゴや鎖場あり 16日(キレット小屋→唐松岳頂上小屋) ・キレット小屋〜五竜岳間で、ハシゴや鎖場あり 17日(唐松岳頂上小屋→欅平駅) ・餓鬼山〜餓鬼山避難小屋間で、ハシゴやロープ場あり ・祖母谷温泉手前のおよそ1km(南越)は苔むした岩ゴーロの道で歩きにくい。最終盤で疲れた足では滑りやすい |
その他周辺情報 | <登山後の温泉> 祖母谷(ばばだに)温泉 アクセス 欅平駅より徒歩60分 2.5km 入浴時間 午前10時〜午後3時 入湯料金 大人600円 子供300円 お風呂 露天風呂 有り 男女各1箇所 内風呂 有り 1箇所 その他 休憩・昼食・宿泊可 シーズン TEL/FAX 0765-62-1038 千葉県野田市木間ヶ瀬2550-11 オフ TEL 04-7198-4528 |
写真
感想
はじめて6日間の縦走をしました。
と言っても、小屋泊まりのお気楽モードですが…。
これまで4日間が最長でした。
2日の差は思っていた以上に大きく、パッキングや情報収集の工夫が必要だと感じました。
また、今回は台風接近と重なりました。
現地(山小屋、登山者、パトロール隊など)の情報に恵まれたこともありましたが、稜線で突風に煽られて耐風姿勢を取ることもなく、雷もなく、台風の影響をあまり受けなかったのは「奇跡」だったと思います。
自分の中で、いくつか条件の中で一つでも当てはまれば、エスケープしようと心に決めて歩いていましたが、結果として当てはまることはありませんでした。
影響と言えば、衣類の水濡れがありましたが、長期に備えて予備の衣類や行動食をある程度持っていき適宜活用できたことや、台風接近で山小屋が空いていたこともあり十分な休養が取れたこと、そのおかげで地形図を見て予め翌日の登山道を頭に入れておくなどの準備もできたこと…などなどで、山行にさほど影響しなかったかもしれません。
だいぶん整備されたとはいえ、電波状況が良くなく、携帯電話の電源を入れたのはは、小屋の中だけ。
基本、1日1回、家族への定時連絡とメールチェック(必要なら返信)のときのみにしました。
予備バッテリーを持っていきましたが、結局使うことがなかったです。
振り返れば…。
1日目、室堂から平の小屋へ。
諸事情があったにせよ、あれこれ持ち過ぎてしまいました。順調にペースは落ちていきヨレヨレに。工夫次第で、持ってこなくて良かったものがいくつかあったと反省。
2日目、平の小屋から船窪小屋へ。
船窪小屋に着いたとき、鐘を鳴らしてくれたのはTさん。何年ぶりでしょうか、会えて良かったです。ランプの灯りの下で久しぶりのお茶会も良かったです。
3日目、船窪小屋から新越山荘へ。
3年前、通過しただけでしたが雰囲気の良さを感じて泊まってみたかった新越山荘は、あのとき感じた通りの山小屋でした。
新越山荘で夕食をご一緒した方、同じ北陸の人で、地元でいつも歩いている山の話で盛り上がりました。
北アルプスで、地元の話で盛り上がるとは、思いもよらなかった驚きと嬉しさがありました。
4日目、新越山荘からキレット小屋へ。
台風が近づき、緊張感が高まった一日。景色は白い世界で、時折「ライチョウ」が華を添えます。
キレット小屋では1人貸し切り状態でした。美味しい食事でゆっくりと体を休め、翌日の準備もできました。
5日目、キレット小屋から唐松岳頂上小屋へ。
キレット小屋で、十分な休養と下準備ができたおかげで、雲行きを気にかけ、緊張しながらも、難所らしきところもスイスイと行けました。
行く手を阻んだのは、風でも雨でもなく、ライチョウでした。
カメラのバッテリーが切れかかってしまい、「ライチョウはもう良いから歩かせてくれ」と思いながら歩きました。
富山側からの雲の動きを気にしながら歩いていると、知らぬ間に五竜岳山頂、そして唐松小屋。
小屋では、客室が一緒になった方々と山話に花が咲き、「小屋泊まり」らしい最終日を過ごせました。
6日目、唐松岳頂上小屋から祖母谷温泉・欅平へ。
「12年前に歩いた道をもう一度」でしたが、特に餓鬼岳の登りとその後の下り、祖母谷へのラストは「えーっ、こんなに辛かったっけ?」の連続。
つくづく記憶はあてにならないと思い知りました。
祖母谷温泉では、ほぼ1週間ぶりの風呂で、汗と垢をスッキリと流れ落として、トロッコ電車に乗ってからは、けたたましいはずの騒音も子守唄のようで、「ご褒美」に乗ったリラックス車両でウツラウツラ…。
その他、いろいろありました。
体はあちこち痛いですが、どんな天気であっても、歩き進めるうちに変わっていく景色を楽しめました。
自然の力の大きさ、美しさに触れた6日間でした。
コメント
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超大型台風接近下で大過なく歩けて良かったですね。後立山の風景はとても懐かしく拝見しました。キレット小屋は昔は崖っぷちに張り付くように建った小さな避難小屋で、天気が荒れたら動けないなと不安に思いながら眠った記憶です。
キレット小屋は、今では総2階建ての立派な建物ですが、鹿島槍からの岩稜の下りで突如その建物が現れたときは、「どうやって建てたのだろう」と感心しました。
以前の小屋をネットを調べて見てみると確かに不安になりますね。
それでも、あの場所にあるのはとてもありがたいです。
今回は、剱岳は雲の中でしたが、いつか見てみたいと思いました。
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