記録ID: 2065428
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
赤石山脈縦走(池口岳→北岳)
2019年10月13日(日) ~
2019年10月18日(金)
- GPS
- 128:00
- 距離
- 83.2km
- 登り
- 8,118m
- 下り
- 7,072m
コースタイム
10/13
池口岳登山口(12:40)ー黒薙(14:50-15:05)ーザラなぎ(16:05-16:10)ーJCT(17:15)ーC1(17:20)
10/14
C1(2:20)ー池口岳(2:30)ーJCT(2:40)ー水場(2:50-3:20)ー加加森JCT(4:20-4:30)ーテカリ石(6:55)ー光岳(7:05)ー光小屋(7:15-8:00)ー易労岳(9:15)ー仁田JCT(10:30)ー茶臼岳(11:00)ー茶臼小屋分岐(11:20)ー茶臼小屋=C2(11:25)
10/15
C2(1:30)ー茶臼小屋分岐(1:40)ー上河内分岐(2:35-2:50)ー南岳(3:10)ー聖平小屋分岐(4:00-4:10)ー小聖岳(5:15)ー聖岳(6:10-6:25)ー兎岳避難小屋(7:40-8:00)ー兎岳(8:05)ー中盛丸山(9:20-9:30)ー百間洞山の家(10:40-11:05)ー赤石岳避難小屋=C3(13:45)
10/16
C3(2:50)ー赤石岳(3:00)ー小赤石岳(3:20)ー大聖寺平(4:00)ー荒川小屋(4:30-5:00)ー中岳分岐(6:05)ー前岳(6:10)ー高山裏避難小屋(8:00-8:15)ー板屋岳(9:00)ー小河内岳(11:00)ー小河内岳避難小屋(11:05-11:35)ー烏帽子岳(12:40)ー三伏沢源頭(13:30-13:45)ー本谷山(14:25-14:30)ー塩見小屋(16:00)ーC4(16:05)
10/17
C4(1:30)ー塩見E峰(2:15-2:20)ー北俣分岐(2:45)ー北荒川岳(3:55)ー新蛇抜山(4:50)ー安倍荒倉岳(5:50)ー熊ノ平小屋(6:15-6:30)ー三峰岳(7:45-7:50)ー間ノ岳(8:25)ー北岳山荘(9:40-9:50)ー北岳(10:40-10:55)ー肩ノ小屋(11:10)ー小太郎山分岐(11:25)ー白根御池小屋=C5(12:25)
10/18
C5(8:15)ー広河原(9:30)
池口岳登山口(12:40)ー黒薙(14:50-15:05)ーザラなぎ(16:05-16:10)ーJCT(17:15)ーC1(17:20)
10/14
C1(2:20)ー池口岳(2:30)ーJCT(2:40)ー水場(2:50-3:20)ー加加森JCT(4:20-4:30)ーテカリ石(6:55)ー光岳(7:05)ー光小屋(7:15-8:00)ー易労岳(9:15)ー仁田JCT(10:30)ー茶臼岳(11:00)ー茶臼小屋分岐(11:20)ー茶臼小屋=C2(11:25)
10/15
C2(1:30)ー茶臼小屋分岐(1:40)ー上河内分岐(2:35-2:50)ー南岳(3:10)ー聖平小屋分岐(4:00-4:10)ー小聖岳(5:15)ー聖岳(6:10-6:25)ー兎岳避難小屋(7:40-8:00)ー兎岳(8:05)ー中盛丸山(9:20-9:30)ー百間洞山の家(10:40-11:05)ー赤石岳避難小屋=C3(13:45)
10/16
C3(2:50)ー赤石岳(3:00)ー小赤石岳(3:20)ー大聖寺平(4:00)ー荒川小屋(4:30-5:00)ー中岳分岐(6:05)ー前岳(6:10)ー高山裏避難小屋(8:00-8:15)ー板屋岳(9:00)ー小河内岳(11:00)ー小河内岳避難小屋(11:05-11:35)ー烏帽子岳(12:40)ー三伏沢源頭(13:30-13:45)ー本谷山(14:25-14:30)ー塩見小屋(16:00)ーC4(16:05)
10/17
C4(1:30)ー塩見E峰(2:15-2:20)ー北俣分岐(2:45)ー北荒川岳(3:55)ー新蛇抜山(4:50)ー安倍荒倉岳(5:50)ー熊ノ平小屋(6:15-6:30)ー三峰岳(7:45-7:50)ー間ノ岳(8:25)ー北岳山荘(9:40-9:50)ー北岳(10:40-10:55)ー肩ノ小屋(11:10)ー小太郎山分岐(11:25)ー白根御池小屋=C5(12:25)
10/18
C5(8:15)ー広河原(9:30)
天候 | 前半はおおむね高気圧の張り出し。ただし、東西に長く伸びて湿った空気が割り込みやすく、スッキリしない天気が多かった。後半は気圧の谷が接近し雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
・ハイウェイバスドットコム 名古屋→飯田駅前 ・信南交通 乗合バス「遠山郷線」 飯田駅前→大島 帰り ・山梨交通 広河原→甲府駅 ・山梨交通 甲府駅→新宿駅西口(台風被害による中央道通行止めにつき、臨時運航便) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<ルート> 2019年10月12日に上陸した台風19号の被害による真新しい倒木はいくつか見られたが、幸い(通ったルート上には)、その他大規模崩壊やドハデな倒木などによる夏道通過不可レベルの被害は無かった。南部〜中部は思ったより樹林内が多く体力ゲー、緊張する場面は主に中部〜北部だった。 10月13日:晴れ→夜から小雨 前日の12日夜は、台風の通過に伴って軒並みの公共交通機関が停止。やむなく13日を待って登山口に移動する。AM7:00に名古屋駅を出たので、池口岳登山口に到着したのは昼過ぎに。地図上の神社裏から続く夏道から入りたいなら一つ前の「観音前」で降りるが、ここの夏道は不明瞭で分からない。「大島」で降りてしばらく池口川沿いの道路を歩いて行くのが良い。登山口の近くにC0を予定していた避難小屋があるが未確認。さて、登山口はCo1061とあるので池口岳まで標高差1000m以上を駆け上がることになる。ルートは明瞭で、看板やデポ旗など多数。必要なのは体力のみ。重荷が肩に食い込む。途中でストックを1本ゲット。1983の手前にテント場の看板有。少し先に水場の看板もあるが水場は未確認。急登を越えるとJCT着。指定地ではないので良くないのだが、暗くなってきたところでJCT−池口岳間に平地を見つけ幕営。あしたから頑張ろう。 10月14日:小雨or曇→昼から雨 JCTを加加森方面へ。ここから先地図上には夏道が無いが、予想以上に明瞭な踏み跡が付いている。デポ旗や刈込跡もあるので、真っ暗でもたどれる。JCTから数分下ると水場の看板有。水場は尾根南側の微沢で、踏み跡&デポ旗が左岸沿いに左下へと続いている。2312鹿ノ平の付近は開けていて踏み跡が分かりづらい。倒木を迂回した先で一瞬ロスト。どこでも歩きやすいので構わずコンパスで尾根上を進むと再び合流。2381は北尾根に向かってデポ旗有との情報があったが、見た感じでは素直に光方面に続いている。光岳に近づくほど踏み跡&デポ旗は一層明瞭になり光石分岐へ出る。ここまでの登りもなかなかハード。光岳からは地図上にも夏道のある区間となり、もはや遊歩道かというレベルの道になる。天気はガスで時々小雨がぱらついていたが徐々に本降りに。気勢を削がれ、今日は茶臼小屋(冬季開放)まで。あしたから頑張ろう。 10月15日:晴れ→夕方からガス&小雨 はじめガスと思ったが稜線に出ると雲海の上に突き出る。星空と満月の下、黒々としてガスを纏った山並みは神々しく、気分も奮い立つ。今日の区間はコンタ差激しく、気にも留めていなかった中盛丸山さえも高々と立ちはだかる。展望良いのがせめてもの救い。荒川小屋まで行きたかったが力尽きて赤石小屋(冬季解放)に幕営。残り日数的に全山は微妙だが、通行止めで運休になっていた広河原−甲府が明日明後日にも開通するとの情報をゲット。計画を変更し、北岳を乗越してエスケープすることにする。 10月16日:小雨時々曇→昼頃から晴れ 朝から風やや強くガスガスで視界×。何も見えず悪沢はカット。またこんど来よう。小河内岳くらいから徐々に晴れ間が見え、予想外に高度感のある所を歩いていたことにビビる。はるか谷底を白い糸のような水流がうねる。知らないだけで面白い沢がいっぱいあるんだろうなあ。三伏沢源頭の水場は9月末で撤去済みで、少し下る必要あり。源頭から2498へトラバリ上がる道はなぜか荒れ放題でデポ旗も全て回収されており、いわゆる廃道状態である。ここに夏道が付いていて池口−光に無いのは不思議だ。塩見小屋直前で人とすれ違い、小屋じまいで忙しく幕営拒否されたとのこと。ダメもとで行ってみるがあえなく敗退。小屋の敷地内は幕営禁止と厳しかったが敷地外はしらないと濁す。小屋近くにテン場適地があるのを知って言ってくれているのだろう。案の定、小屋先に適地がありひそかに幕営。 10月17日:晴れ→昼前から雨 ラジオ概況では夕方から荒れる、ということは昼までに北岳を乗越したいところだ。塩見岳の登りはこれまでとは違う、エクササイズな感じの岩場。下りはザレの急斜で、どっちも落ちたらアウトっぽい感じで少し緊張。北荒川岳の南コル周辺は、開けているうえ鹿道と錯綜しており、ここで二度目の夏道ロストしてしまう。安倍荒倉で日の出を迎えしばしの秋晴れを楽しむが三峰上部でガスに巻かれる。三峰周辺からも岩場で、かつガスのため濡れて滑るので慎重に。北部エリアに入ってから、バスが開通したのもあり人とよくすれ違うようになる。旅の終わりを感じつつ北岳着。ピークで出会ったバットレスの2人組に、御池小屋がめちゃくちゃ良かったと聞かされ、ラスト頑張って下すことにする。行ってみるとたしかに良い小屋、というよりはもはや家で、肉が食べたいと言ったらハンバーグを出してくれた。うまし! 10月18日:朝から雨 豪華な食事をして漫画を読んで真っ白なシーツで眠る。久々の下界生活を満喫。明るくなってからのんびり下り広河原へ下山。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(50+10ℓ)
テント(1〜2用)
食料(5泊分+停滞2日分)
など
|
---|---|
備考 | ダブルストックは持つべきでした。 |
感想
全体を通して、肉体面、精神面の弱さが露呈した山行でした。初日に入山が遅れてしまったのは仕方がないとして、茶臼小屋では聖平小屋まで、赤石小屋では荒川小屋までという、ちょっとしたもう一手が出ず、それが積み重なってしまって計画が遅れ、結果的に貫徹はなりませんでした。強い人なら今回の条件でも達成できたはずで、体力不足を痛感しました。今の僕の実力では、もう1〜2泊必要な気がします。
ただ2回目の本州遠征としては、北海道では見られないような迫力満点の景色を堪能でき、充実した山行となりました。北海道はそろそろ冬シーズン。登山靴とはしばらくお別れです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2331人
コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖 [6日]
南アルプス7峰縦走(北岳-間ノ岳-塩見岳-悪沢岳-赤石岳-聖岳-光岳)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する