多くの人に助けられ、荒川・赤石・聖・上河内・茶臼岳へGO!!

2012年07月25日(水) ~ 2012年07月28日(土)

• GPS: 80:00
• 距離: 45.3km
• 登り: 4,665m
• 下り: 4,865m

コースタイム

25日　8:00東海フォレスト臨時駐車場-8:40椹島−12:40〜13:00清水平（昼食）−14:00見晴台−16:10千枚小屋
26日　5:20千枚小屋-5:55千枚岳-7:30荒川東岳-9:05荒川中岳-9:20荒川前岳-10:20〜11:20荒川小屋（昼食）-12:00大聖寺平-13:10小赤石岳-14:00赤石岳-14:10赤石岳避難小屋
27日　5:10赤石岳避難小屋-7:20百間洞山の家-8:40中盛丸山-9:20小兎岳-10:20〜10:30兎岳（昼食）-13:00聖岳-15:10聖平小屋
28日　4:50聖平小屋-6:30南岳-7:20上河内岳-9:00茶臼分岐-9:20茶臼岳-10:00茶臼小屋-12:00〜12:40横窪沢小屋（昼食）-13:40ウソッコ沢小屋-14:40ヤレヤレ峠-15:10畑薙大橋-16:30東海フォレスト臨時駐車場

天候

25日（水）晴れ後曇り、夜一時雨
26日（木）晴れ〜
27日（金）晴れ後曇り、夜一時雨
28日（土）晴れ〜

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き：島田金谷I.C〜国道473号線〜国道362号〜県道77号〜県道388号〜市道閑蔵線〜県道60号
帰り：県道60号〜県道27号〜新静岡I.C
市道閑蔵線は、平日は時間帯通行止めが有りますので注意してください。土日・祝日は規制はしていません。
規制は9月28日までです。通行止め時間は静岡市道路保全課のHPを見てください。
行きと帰りを違うルートでアクセスしてみましたが、島田金谷からの方のルートの方が遥かに運転が楽です。

コース状況／危険箇所等

・全コース危険な箇所はありません。普通に慎重に行けば大丈夫です。
・始発が8時ですので、椹島からのスタートが9時近くになります。どんどん気温が高くなる時間帯に登るので、体調管理を万全にして登ってください。
（自分は失敗してえらい目に遭いました)
・椹島行きのバスは乗り心地が非常によろしくないのでお尻が痛くなります。お尻や腰に不具合のある方は気をつけてください。
・赤石岳避難小屋は赤石岳山頂のすぐそばにあるので360度の大展望があります。小屋の作りもお洒落で超お勧めの小屋です。避難小屋のご主人も凄く気さくで優しい方です。
・赤石岳〜聖岳の区間は、かなりのアップダウンがあり気力・体力がかなりいります。時間と体力に余裕をもっての出発するといいと思います。
・聖平小屋のビールは350なら2本で500円です。（かなり安いです。）
・畑薙大橋から東海フォレスト臨時駐車場まで、普通の道路をかなり歩くことになります。折りたたみ自転車等がある方は持っていくといいと思います。
・登山後は赤石温泉白樺荘があります。入湯量500円です。非常に気持ちのいい湯加減でした。

写真

安全祈願して出発です。

見晴らし台にて。残念ながら眺望は・・・

ガスってきました。

オオサクラソウ？

シナノキンバイ

ヘロヘロで小屋に到着です。

千枚小屋からの御来光です。

ツマトリソウ？

ハクサンチドリ

赤石岳〜

胃の不調を我慢して何とか登ってきました。

千枚岳から悪沢岳を望む

タカネツメクサ

ミネウスユキソウ

イブキジャコウソウ？

ミヤマムラサキ

イワオウギ

ハクサンイチゲ

到着〜

中央アルプス・御嶽方面

乗鞍・北アルプス方面

甲斐駒・北岳方面

八ヶ岳方面

笊ヶ岳方面

赤石・兎岳方面

中央アルプス方面ズームアップ

乗鞍・北アルプス方面ズームアップ

気持ちの良い稜線歩きが始まります。

ミヤマシオガマ

イワベンケイ

ミヤマオダマキ

中岳方面から悪沢岳を望む

富士山が噴火？？してます。

イワウメ

シャクナゲ

真っ青な空の下に映える中岳避難小屋

クロユリ

噴火が続いてます

イワツメクサ

中岳と悪沢岳

お花畑

お花畑（その2）

キバナコマノツメ？

コイワカガミ

荒川小屋が見えました

景色に映える荒川小屋

赤石岳に向かいます。

気持ちのいい道です。

チシマギキョウ

だいぶ登って来ました。

中盛丸山・兎岳方面

も少しで小赤石岳

オヤマノエンドウ

到着〜

頂上すぐ下に避難小屋

ブロッケン現象

綺麗な夕日です

最高の1日でした。

夜明け〜

朝焼けに染まる空

御来光〜

朝焼けの空と中央アルプス方面

朝焼けの空と北アルプス方面

朝焼けの空と恵那山方面

仙丈ケ岳〜悪沢岳方面

今日の目的地聖岳方面

お世話になりました〜

どっしりとした感じの聖岳

この稜線を歩いて百間洞へ

緑の絨毯

チングルマ

ナナカマド

この山々を越えて聖へ・・・遠い

ハクサンフウロ

タカネニガナ？

ウサギギク

百間洞下降点より

中盛丸山山頂到着

赤石岳

今日も富士山は噴火してます

今シーズン初めてみた雷鳥

小兎岳山頂到着

ガスがかかってきました。

兎岳避難小屋

ミヤママンネングサ

活動限界間近で到着。

翌日登る予定の上河内岳方面

胃腸も随分と良くなりました。

最終日〜

樹林帯で御来光

さよなら聖岳

南岳より上河内岳を望む

ミヤマトリカブト

？？？

聖岳と南岳

聖平小屋

ミツバオウレン

聖・赤石・悪沢勢揃い〜

今日は噴火してないみたい

最高の眺望です。

茶臼岳に向かいます

茶臼方面より上河内岳を望む

今日も良い天気です

茶臼分岐まで来ました

目の前に茶臼岳

登頂〜。でもガスが

あらら・・・ガスってきました

首から先をバケツの中に突っ込みました。気持ち良かった。

ウソッコ沢小屋のお手洗い。

ウソッコ沢小屋

中も綺麗です。

しっかり整備された吊橋を複数渡ります

ゴール

アマゾンで2000円で購入した軽サンダル。非常に役に立ちました。

感想

つかぽん56

・随分前から計画していた今回の南アルプス縦走、当初予定では24日予定だったが、当日準備をしていたらエアーマットを何処かで無くしたことに気づき、急遽予定を1日ずらして買いに行くことに。これがケチのつき始め。
・25日午前0時に自宅を出て一路静岡方面へ。ところが浜松辺りから胃の調子が悪くムカムカしてくる。途中車を降りてゲ○ッパ・・・おかしいなと感じなら午前5時に臨時駐車場に到着。
・午前8時、胃の調子がおかしいまま始発のバスに乗り込み椹島へ。最初は調子が良かったが、だんだん胃がきりきり痛み出す。歩けば歩くほど気分が悪くなってくる。清水平に到着するころは最悪で、ふらつきながら歩いていた。
・清水平で軽めの昼食を取り持って来た胃薬を飲む。すると初日の行程の半分を過ぎて精神的に楽になったのか、薬が効いたのか知らないが胃が痛くなくなってきた。しかし、2時間後再び胃が痛み出し、気持ち悪くて仕方なくなってきた。オェ〜。16時過ぎ何とか千枚小屋に到着するも、あまりの気分の悪さにテント泊を諦め、小屋の素泊まりに変更。
・小屋の中に入ると胃痛に加え寒気も出てきた。急いで着替えて体を温める。夕食は摂りたくないが体が持たないので、無理矢理うどんを作って食べて横になる。持参した薬だけでは駄目だと思い、小屋の受付のお兄さんに薬を貰い両方の薬を飲み就寝。しかし、胃が痛くて眠れない・・・23時を過ぎても眠れず、翌日は引き返すしかないかなと思い悶々としながら、一晩を過ごすことに。
・翌朝、昨日とさほど変わらない体調で起床。目の前の富士山の景色が最高。やっぱり駄目元で千枚岳を目指すことに。天気は最高。薬を飲み騙し騙し登る。千枚岳まで登ると痛みが吹っ飛ぶような景色が・・・来て良かった〜としばし感動。ここで昨日途中一緒だった、水戸から来た夫婦の方と一緒に記念撮影。
・頭の構造が単純な自分はこれで気を良くして、荒川岳に向かう。しかし胃の調子が悪いまま。この辺りで、福島から来た6人組みのリーダーの人が自分の体調気遣ってくれて、正露丸を分けてくれた。すごく助かりました。ありがとうございます。
・そして無事荒川岳到着。360°の大展望。北アルプスとはまた違った感じの魅力が。
・荒川岳を見終わった後、赤石岳を目指す。中岳避難小屋に行くと、千枚岳で一緒に記念撮影した夫婦の方から、胃の消毒に良いと梅干を分けて貰う。凄く嬉しかった〜。お陰でこの頃から、正露丸と梅干のパワーで徐々にお腹が回復。
・その後、荒川岳を下山して荒川小屋に到着。赤石岳までは一気に登り返すのでここで、無謀にもラーメンを食べてみる。すると胃の調子が戻ってきたみたいで胃痛も起こらず小赤石岳に到着。ここでも埼玉から来た夫婦の方が、自分の体調を気遣ってくれて梅干を分けてくれた。凄く嬉しかったです。そして無事赤石岳避難小屋に到着。
・赤石岳避難小屋は、赤石岳山頂のすぐそばに有り展望は最高。日没のブロッケンを見にいったり、ご来光を見に行ったりして非常に楽しい時間を過ごすことができた。そしてここのご主人が非常に気さくで良い人で、ウイスキーを一緒に飲もうと誘ってくれたのに胃の調子が悪く断ってしまったのが心残り。
・翌朝、山頂からのご来光を眺めた後、聖岳に向かう。この日、この避難小屋から聖岳方面に向かうのは自分一人で手持ちの水が少ないなと思っていたら、他の下山予定の宿泊客の方たちが水を分けてくれた。凄く助かりました。ありがとうございました。
・赤石岳避難小屋から、聖岳までは複数回のアップダウンを繰り返す行程で聖岳に登頂できた頃にはヘロヘロに。聖岳は残念ながら自分が登頂した時間はガスガスで展望は無〜し。
・15時過ぎに聖平小屋に到着すると、水戸の夫婦の方と再会。この方たちは前日は百間洞山の家まで宿泊されていた。胃痛も大分完治し、ビールを飲みながら山の話をしながら楽しく過ごせた。
・翌朝、水戸の夫婦の方は下山するので、挨拶とお礼をして今日の目的地の上河内岳を目指す。7時20分上河内岳登頂。ここからの眺望は荒川・赤石・聖が横一直線に並ぶのが見ることができ、絶景〜。
・この後、茶臼岳を見て仁田岳まで足を伸ばそうかと思ったが、ガスが出てきたので断念。やることも無くなったので茶臼小屋に行きテントを張り一晩過ごそうかと思ったが、夜までやることもないし、当初登頂予定の山は仁田岳以外は全て見たので、宿泊を止め下山することに。
・15時過ぎに畑薙大橋到着。ここから長〜い車道をひたすら歩くことに。車道を歩いていると、登山指導センターに停められていた北九州から来た人が、臨時駐車場まで乗せていってくれると言うので好意の甘えて乗せていってもらう。お陰で白樺荘の温泉にゆっくり入ることができました。ありがとうございます。

・今回の山行は、多くの人に助けられました。正露丸をくれた福島の方、梅干を分けてくれた水戸・埼玉のご夫妻、赤石避難小屋で水を分けてくださった皆さん、駐車場まで送ってくれた方、本当にありがとうございました。

コメント

pore-pore

人とのつながり
tsuka-ponさん、おはようございます。

多くの人の優しさに触れた充実した山行になりましたね。
単独だからこそ、人とふれあいやすいのでしょうね。

私は、小聖岳から見た上河内岳の登りを見て撃沈、予定変更で聖平から下山しました。
4日目の記録にきょうみシンシンです。

つかぽん56

上河内岳オススメです。
pore-poreさん、上河内岳は是非行ってください。
聖・赤石・悪沢が横一直線に並び爽快な景色です。
200名山にしとくのが勿体無い山ですよ。

bekopapa

大変な南ア南部縦走だったのですね
tuka-pon「さんこんばんは
行きましたね。南ア南部の3000m峰に

でも体調不良でずいぶん苦しまれたようですね。
しかしその分、皆さんの善意に助けられ・・・人の心の温かさをつくづく感じたとはまたそれも貴重な経験だったのでしょう。

良いレコでした。素晴らしい景色と花の写真も良かったです。

今年はきっと3000m峰のフィニッシュに聖岳に登る予定なので、聖〜上河内非常に参考になりました。

これからも素晴らしいレコ期待してます

つかぽん56

ありがとうございます。
bekopapaさんへ。
自己管理がなってませんでした。普段からの酒の飲みすぎで胃が荒れたのが原因かと・・・・アンポンチンです。
でも、いろんな人の優しさを受けれたのは貴重な体験であり、大変嬉しくありがたかったです。やはり山に来る人は良い人ばかりです。
上河内岳は是非行って下さい。素晴らしい山です。
それと、自分は食べれなかった聖平小屋の無料で振舞われるというフルーツポンチ食べて下さい。

ayabon

やっと見れました〜
写真めっちゃきれい！めっちゃええ天気〜☆
すごいな〜ええな〜ってだんなと見てたら、後の文章にびっくりΣ(￣□￣;)
食あたりか胃腸風邪だったのでしょうか？
無事下山されて良かったです。
南アルプス方面は行ったことが無いのですが、人も少なそうだし、気持ち良い縦走が出来そうなので気になりました☆
また次回も楽しみにしてまーす♪

つかぽん56

ayabonさんへ。
南アルプスは、北アルプスとは違った魅力が有ります。
１つ１つの山がどっしりとしています。
結構時間がかかるルートが多いですが、その分の価値は十分有りますよ。
胃の調子が悪かったのは、普段の不摂生です。単に酒の飲みすぎです・・・・今回の件で大分反省しました。

villa

やっほ
つかぽんいつの間にお花めちゃくちゃ知ってる

南アルプスの南は憧れるなぁ〜
写真見てますます行きたくなった！
景色も空もお花もめ〜っちゃ綺麗だね

つかぽん56

ｖｉｌｌａさんへ。
南アルプスは北アルプスとは全然違う魅力があるよ。
聖平小屋のフルーツポンチも美味しいらしいから是非行ってみて。自分は到着が遅くてありつけませんでした・・・

たい

あらためて
つかぽん大佐、こんにちわ

あらためてつかぽん大佐の南アルプス山行を拝見させていただきました
やっぱりこの山域はいいですね♪
私的には北アルプスよりも好きかも(*^^*)

ちょうど天気も良かったんですねぇ
去年の山行をまた思い出しちゃいました(⌒^⌒)ｂ

それにしてもこの時は上から下からと大変だったんですね(ﾟoﾟ;;
まるで縦走の如くですね(o´艸`)


また違う過去レポも読ませていただきますね♪