裏銀座(笠ヶ岳〜黒部五郎岳〜槍ヶ岳)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 53.1km
- 登り
- 4,057m
- 下り
- 3,492m
コースタイム
秋葉原 22:00(前日) ≫ 5:40 新穂高温泉 6:00 → 抜戸岳 → 13:30 笠ヶ岳山荘 (泊) ⇔ 14:30 笠ヶ岳 15:00
8/1
笠ヶ岳山荘 4:40 → 4:50 笠ヶ岳 5:10 → 笠ヶ岳山荘 5:30 → 6:20 抜戸岳 6:30 → 弓折岳 8:30 → 双六小屋 10:00 → 双六岳 10:30 → 12:10 三俣蓮華岳 12:30 → 14:30 黒部五郎小屋 (泊) 14:50 → 黒部五郎岳 → 18:10 黒部五郎小屋 (泊)
8/2
黒部五郎小屋 5:00 → 6:20 三俣蓮華岳 6:40 → 双六小屋 → 8:10 双六岳 8:30 → 双六岳小屋 9:40 → 縦沢岳 10:30 → 千丈沢乗越 13:00 → 15:00 槍ヶ岳山荘(泊) ⇔ 槍ヶ岳
8/3
槍ヶ岳山荘 5:20 → 6:20 天狗原分岐 → 6:40 天狗原 7:10 → 水俣乗越分岐 7:30 → 槍沢ロッジ 8:40 → 横尾 10:10 → 徳沢 11:10 → 明神 12:10 → 13:00 上高地 BT 14:00 ≫ 18:50 新宿
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:上高地 |
写真
感想
裏銀座(笠ヶ岳〜黒部五郎岳〜槍ヶ岳)
連日晴天に恵まれ、例年より雪渓が多くお花畑もまだ充分満喫できる状況に恵まれた素晴らしい山行でした。
ヽ泪岳
・ 久々(19年ぶり)に、縦走コースから離れているために、登頂機会のない百名山、“笠ヶ岳”と、“黒部五郎岳”山行。 ルートの関係で“槍ヶ岳”経由で上高地への下山ルート山行としました。
・ 秋葉原からシャトルバスで、竹橋の毎日新聞社での集合、受付を済ませ、22時30分に出発。 途中、八ヶ岳、上高地経由で、早朝新穂高温泉に到着。
・ 晴天に恵まれ、“笠ヶ岳”目指して、笠新道を登る。
・ 笠新道の取り付きは樹林に覆われた急斜面でつづら折れが続く。
・ 第1ベンチを過ぎると、薄ピンク色のヒメサユリや、ニッコウキスゲが見られる。
・ 高度1800mを示す指導標を通過し、岩屋風の第2ベンチを通過。標高1920mの指導標を通過。杓子平までの約中間地点と書かれている。
・ やがて標高2100mの指導標まで来ると、槍・穂高、焼岳、乗鞍など一望できるようになる。
・ ニッコウキスゲやハクサンフウロウなどが咲いてる杓子平を進む。
・ 杓子平からは、目の前に笠ヶ岳の山容が一望できる。分岐点で、リュックをデボし、5分程先の抜戸岳へ立ち寄る。(標識なし)
・ 登山道は、次第に大岩が増え、ガンバとペンキで描かれているのを発見。
・ しっかり残っている雪渓を渡り、ひと踏ん張りで、笠ヶ岳山荘に到着する。
・ ようやく、笠ヶ岳山荘に到着。受付を済ませ、空身のため10分ほどで“笠ヶ岳”に登頂。
・ 頂上からの大展望を満喫。富士山、南・中央アルプスから立山まで素晴らしい景色をみることができました。
・ 17時からの夕食後、18時ごろになって夕焼けが空を染めました。
・ カメラの電池充電のため、小屋の管理人にお願いしたところ、自家発で電圧不安定、充電器等が故障してもかまわなければどうぞとのことで、コンセントを使わせてもらいました。〜正常に充電できました)
・ 3時過ぎ、目が覚めトイレの後に外に出て空を見上げると、空一面にぎっしりと星が、手が届きそうな近く迫り、頭上に覆いかぶさるように瞬いていたるのを息を止めて見入って、灌漑無量になりました。 天の川、ミルキーウエイを実感しました。
・ 翌朝も快晴でしたので、日の出の写真を撮りに、再度登頂、眩しい素晴らしい光景に出合え、感動しました。
・ 笠ヶ岳から、双六岳、三俣蓮華岳経由で黒部五郎岳迄の行程を、楽しみながらこなしました。
◆々部五郎岳
・ 前日、“笠ヶ岳”登頂後、「笠ヶ岳山荘」で泊まり、翌朝も快晴でしたので、日の出の写真を撮りに、再度早く目が覚めたので、再度笠ヶ岳へ登り、日の出の光景を撮影。
・ 登頂、眩しい素晴らしい光景に出合え、感動しました。
・ 笠ヶ岳山頂での日の出を迎えた後、黒部五郎岳へ向けて出発。
・ 笠ヶ岳から弓折岳への稜線付近は、雪渓沿いに、チングルマ・白山イチゲ・深山キンバイなどの大群落が断続的に現れ見事でした。
・ 双六小屋に到着、雪渓の飲み水を美味しく頂、休憩。
・ 今年は、雪渓が豊富で、高山植物お花畑が豊かなようで、満開時期が遅れているようで丁度見頃でした。
・ 休憩後、すぐ目の前に見える双六岳を登頂。
・ 双六岳は、お椀を伏せたような緩やかな山体で、山頂は砂礫の台地となっており、槍ヶ岳・穂高岳や笠ヶ岳・黒部五郎岳などの山々の好展望地。
・ 一旦下ってすぐに登り返した先に、三俣蓮華岳と黒部五郎岳の分岐があり、ほんの10m程先の三俣蓮華岳山頂に到着。
・ 『 三俣蓮華岳は、文字通り三つの俣の頂点に位置する山。 長野、富山、岐阜三県の境にある山。
・ 南の双六岳にかけても丸味を帯びた高原状の起伏をなし、裏銀座中でも極めて心なごむやさしさを感じる山。
・ 山頂からは、雲ノ平の眺望が圧倒的で、黒部川源流域の山々の展望台となっている。山頂北面に二つ、双六岳へかけて二つの大小の顕著なカール地形もこの山の魅力。 』
・ ここでもパノラマを満喫。 小休憩後、いよいよ本日の目的地“黒部五郎岳”へ向けて出発。
・ 遥か彼方に見える“黒部五郎岳”まで標準時間で5時間の行程、登山道脇に咲いてる花を眺めながら、撮影しながらの登山が続く。
・ 昨日と同様、午後になってもほぼ快晴微風の天候に恵まれ、優雅な山旅を味わいながらの山行が続く。
・ かなり下って、樹林帯に入ると、開花している“キヌガサソウ”の群落を見つけ撮影、すぐ先の“黒部五郎山荘”に到着。
・ 受付を済ませ、水と雨具、ライト等をサブザックに入れ、“黒部五郎岳”へ向けて出発。
・ 往路は「稜線コース」、帰路は「カール・コース」で、登山開始。
・ キャンプ場の手前右側から登り始め、やがて岩場や雪渓が現れる。この時期、雪渓がだいぶ後退しており、2ヶ所雪渓を迂回・ルートハンティグが必要でした。
・ 慎重に確認しながら進んだので、予定以上に時間がかかり、誰もいない山頂に到着。
・ 遅くなった17時に下山開始、カールコースは、比較的歩き易く、約1時間で小屋に到着。
・ 指定されてた夕食の時間が過ぎましたが、支障なく頂けました。
・ 平日の裏銀座外れの小屋なので、比較的空いてました。
・ 今朝から延13時間の行動で、爆睡。朝3時半にスッキリと起床、出発の準備に取り掛かる。
・ 朝日の当たり始めた黒部五郎岳を振り返りながら、ゴロゴロした大岩の沢道を登る。
・ 三俣蓮華岳巻き道分岐点までは、やや急登、途中3ヶ所、展望の利いた脇道を登る。
・ 三俣蓮華岳に到着。パノラマをゆっくりと味わう。遥か彼方に、優雅に聳える、“笠ヶ岳”が望めました。
・ 昨日と同じ道を戻りましたが、午前と午後の相違で、光の向きが逆のため、順向の北西側の景色を主に撮影しました。
・ 双六小屋から先は、西鎌尾根ルートで槍ヶ岳へ向けて出発。
・ 縦沢岳山頂から先は、意外と多くの高山の花が咲いており、やや逆行気味ながら槍ヶ岳を背景に撮影に勤しみました。
・ 西鎌尾根は、さほどのアップダウンもなく、悪天候でなければ、特に危険な個所もなく、気持ちの良い山行が楽しめます。
※ 黒部五郎岳への稜線コースは、雪渓個所のルートハンティングに注意。
※ 抜戸岳から先の西鎌尾根は、部分的に多少のザラバやクサリ場がありましたが、降雪や悪天候でなければ、特に危険な個所は見受けられませんでした。
槍ヶ岳
・ 日本アルプスを代表する山“槍ヶ岳”山行。今回で一昨年に続いて6回目ですが、何度登っても満足しています。
・ 昨日黒部五郎登頂後、最後の山で、今年は遅れて咲いていた花々の最盛期と、多くの雪渓のなかでの山行となり、更に連日ほぼ快晴に恵まれ充実した、素晴らしい山行となり、感謝です。
・ 双六小屋から、西鎌尾根稜線を進むと、縦沢岳に到着。 この付近から先は前方に見える槍ヶ岳を眺めながらの登山を味わえました。
・ 縦沢岳山頂付近から千丈沢乗越まで、多くの高山植物が咲いており、楽しみながらの登山が出来ました。
・ 西鎌尾根は悪天候でなければ、特別危険な個所もなく、アップダウンも比較的少なく、さほど疲れずに千丈沢乗越に到着。
・ ここから槍までは、やや急登ジグザグの登山道を適度に小休止しながら、槍の穂先や下界を眺めながらモクモクと登っているうちに小屋前に到着。
・ 受付を済ませてから、空身で“槍の穂先”へ約10分ほどで登る。
・ 山頂で記念撮影後、大パノラマを満喫後、下山。
・ シーズン中とあって、裏銀座と違って、若者や山ガール、韓国人登山者が非常に多かったのが印象的でした。
・ マンモス山小屋ですが、食事、トイレ等支障なく過ごせました。
・ カメラの電池の充電は、30分100円、携帯充電は20分100円で行いました。
・ お湯0.5リットル100円で購入、談話室で持参した粉沫レモンテーを飲みながら、ロンドンオリンピックハイライトを観戦。(お茶1?300円)。
・ 通常6人部屋の所で5人で就寝。(最混雑時は12人)。
・ 翌朝、3時半に起床、4時過ぎの黎明の槍を入れた空を撮影。日の出まで身支度をしながら待つ。
・ 日の出の4時35分頃、まばゆい太陽が瞬間的に輝き現れ急いでシャッターを切る。
・ 荘厳な日の出に感謝した後、遥か南東方向に見える富士山と南アルプスの景色を撮影。
・ 天狗原〜上高地へ向けて、早立ち。
・ 天狗原分岐で、リュックをデボし、天狗原へ向かう。
・ すぐに大雪渓があり、本日誰も歩いた跡のないやや固くなった雪渓の登り斜面を慎重に横断、チングルマやハクサンイチゲなどが咲きそろう天狗原に到着。
・ 大きな平の岩に寝ころんで、吸い込まれそうな真っ青な空と、雪渓と槍ヶ岳を夢心地で眺めながら、まるで天国にいる錯覚を覚えながら、しばし寛ぎました。
・ バスの時間があるので、引き返す。(次回、紅葉のシーズンに天狗池を訪問)
・ 倉沢 → 横尾 途中に、ミニ水力発電機がありました。
・ 横尾から先、徳沢、明神へ行くに従って、ハイキング風の観光客が増えてきました。
・ 明神池は5月に行ったばかりなのでパス。
・ 上高地で、新宿までの直通バスに乗る前に、4日間の汗を流すべくコインシャワーがあると聞いていたのですが、現在はなく残念、時間の余裕もなく、着替えだけ済ませ集合時間ん〃13時半にターミナルに集合、すぐにバスに乗車。
・ 途中、多少の渋滞がありましたが、19時前に無事新宿に到着、3泊4日の笠ヶ岳・裏銀座コースの山旅を、有意義に過ごせました。
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