室堂〜上高地テント泊縦走(4泊5日)

2020年07月30日(木) ~ 2020年08月03日(月)

• GPS: 37:29
• 距離: 73.6km
• 登り: 6,088m
• 下り: 6,826m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:21
• 休憩: 0:08
• 合計: 3:29

距離 6.2km 登り 672m 下り 710m

9:07 スタート地点
9:35 室堂山展望台
10:04 10:04 浄土山
10:12 10:15 浄土山南峰
10:44 10:44 鬼岳東面
11:21 11:26 獅子岳
12:08 12:08 ザラ峠
12:37 五色ヶ原キャンプ場

2日目

• 山行: 8:34
• 休憩: 0:18
• 合計: 8:52

距離 14.1km 登り 1,471m 下り 1,443m

12:37 五色ヶ原キャンプ場
5:50 5:50 五色ヶ原山荘
6:17 6:18 鳶山
7:41 7:41 越中沢岳
9:14 9:14 スゴ乗越
10:10 10:17 スゴ乗越小屋
11:11 11:11 間山
12:39 12:39 北薬師岳
13:20 13:31 薬師岳
13:40 13:40 薬師岳避難小屋跡
13:56 13:56 薬師岳山荘
14:16 14:16 薬師平
14:33 薬師峠

3日目

• 山行: 11:21
• 休憩: 0:59
• 合計: 12:20

距離 19.7km 登り 1,799m 下り 1,557m

14:33 薬師峠
5:34 5:36 太郎平小屋
5:42 太郎山
6:42 6:42 神岡新道分岐
6:47 6:48 北ノ俣岳
7:07 7:07 赤木岳
7:30 7:30 中俣乗越
8:32 8:32 黒部五郎の肩
8:38 8:44 黒部五郎岳
8:49 8:49 黒部五郎の肩
10:00 10:02 黒部五郎小舎
10:53 10:53 三俣蓮華岳巻道分岐
11:39 11:40 三俣山荘
16:21 16:36 鷲羽岳
17:09 17:39 三俣山荘
17:41 宿泊地

4日目

• 山行: 7:43
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:56

距離 14.7km 登り 1,620m 下り 1,203m

4:36 宿泊地
5:03 5:03 三俣峠
5:16 5:24 三俣蓮華岳
5:39 5:40 丸山
5:57 5:57 中道分岐
6:14 6:26 双六岳
6:52 6:53 双六岳中道分岐
6:56 6:59 双六岳巻道分岐
7:10 7:30 双六小屋
7:56 7:56 樅沢岳
8:23 8:23 硫黄乗越
8:59 8:59 左俣乗越
10:04 10:04 千丈乗越
10:59 11:21 槍ヶ岳山荘
11:31 11:31 飛騨乗越
11:49 11:49 大喰岳
12:23 12:24 中岳
13:08 13:13 天狗原分岐
13:30 13:30 南岳
13:36 南岳小屋

5日目

• 山行: 6:28
• 休憩: 0:31
• 合計: 6:59

距離 19.0km 登り 539m 下り 1,998m

13:36 南岳小屋
7:20 7:34 長谷川ピーク
8:32 北穂高小屋
8:42 8:43 北穂高岳北峰
8:54 8:54 北穂高岳・天場
9:56 9:56 涸沢小屋
10:03 10:16 涸沢ヒュッテ
10:33 10:33 Sガレ
10:42 10:42 大崩落地
11:05 11:05 本谷橋
11:29 11:29 横尾岩小屋跡
11:44 11:48 横尾
12:22 12:23 新村橋
12:32 12:33 徳澤園
13:05 13:05 徳本口
13:09 明神館
13:34 13:34 小梨平
13:40 河童橋
13:41 ゴール地点

天候

7/30:雨ときどき曇り。
7/31:夜明け前に大雨強風。午前は霧と風。午後から徐々に晴れ。
8/1:早朝は霧。日中は梅雨明けの快晴。
8/2:午前は快晴。午後の槍〜穂高は霧。
8/3:朝の稜線は霧。日中は曇り時々雨。

コース状況／危険箇所等

五色ヶ原までは雪渓を何度か通過するがロープやステップがあり歩行に支障はない。

三俣蓮華岳の巻道に50mほどの雪渓を三俣山荘側に下る箇所があるが、傾斜があるためアイゼン等かストックがないと転ぶと思われる。転んで滑落するわけではないけども。

大キレットは地震の影響を感じなかった。

その他周辺情報

小梨平の外来入浴、上高地インフォメーションセンターの外来シャワーは閉鎖中。上高地温泉ホテルのみが外来入浴を行っている。15:00までの受付。長い縦走の疲れと汚れを流せました。

写真

7/30 8:33

7月30日、室堂を出発。早朝かつ小雨が降っていたのもあるでしょうが、驚くほど人が少なかったです

7/30 10:15

浄土山。悪天候のおかげで雷鳥がたくさんいました。

7/30 10:58

足場が切られており問題なく通過できます。下に雪渓が続いており滑ると危険な場所でした。

7/30 12:37

五色ヶ原キャンプ場。この日は一番乗りでした。テント場にトイレと水場があります。トイレは洋式でペーパーも備えられていました。受付は10分ほど離れた小屋で行います。

7/30 13:46

沢水が気になる人は浄水器があると便利。新しいソイヤーを買っており活躍してくれました。

7/30 15:55

しばらく散策していると、針ノ木岳方面の視界が広がりました。チングルマなど花は咲いておりましたが、長梅雨にやられたのか痛んでいるものが多かったです。

7/30 16:37

とはいえ、またすぐ霧に覆われ雨が降り始めました。テントはNemoのホーネットストーム。日中は無風でしたが、夜から明け方にかけて吹き下ろしてくる強風と大雨をモロに受けました。設営場所をもう少し景色から安全に振るべきだったと反省。

7/31 5:40

7月31日、朝の五色ヶ原テント場。相変わらずの風と霧雨でしたが、薬師岳に向かいます。

7/31 7:45

この日も雷鳥にはたくさん会いました。

7/31 10:27

湿地帯のイワイチョウが綺麗

7/31 10:32

ハクサンフウロがよく咲いていました。

7/31 11:44

ハクサンイチゲ。濡れた花弁が透き通っており、墨色にも見えてびっくりするほど美しい株でした。

7/31 13:09

スゴ乗越を過ぎてから雲の切れ目が見えてきました。歩いてみて、薬師岳はとにかくでかいのを実感します。なかなか辿りつきません。

7/31 13:30

薬師岳山頂。ここに来るまでほとんど人に会いませんでしたが、折立方面からの登山者が目立つようになりました。

7/31 13:53

薬師岳山荘。トイレを我慢しつつ薬師峠テント場に急ぎます。

8/1 5:26

トイレを我慢しすぎて薬師峠テント場の写真は撮り忘れていましたが、水も豊富でトイレの綺麗な良いテント場でした。写真は早朝、太郎平に登って振り返った薬師峠。

8/1 5:34

太郎平小屋前にニッコウキスゲがたくさん咲いています。

8/1 6:26

黒部五郎岳に向かう稜線を歩く。ついに雲が取れてきました。8月1日、梅雨明け。

8/1 6:35

一帯がアオノツガザクラとイワカガミの花畑に。

8/1 6:53

すっかりいい天気になり、半袖短パンで歩き始めます。

8/1 9:09

黒部五郎岳のカールから見上げる。

8/1 9:57

黒部五郎岳小舎が見えてきます。水場と外来トイレをお借りしました。

8/1 11:20

巻道を通って三俣山荘へ。雪渓の下りになっており、ストックを使ってスキーのようにおりました。

8/1 13:22

三俣山荘のテント場にて。ヘリノックスっぽいパチモノのイスを持ってきてみました。この日は寛げましたが、まあ、なくてもよかったですね。
リラックスしすぎたのか、翌朝ペグ袋を忘れていくという大失態に。別の袋にチタンピンペグを入れており難を逃れました。

8/1 13:31

水が豊富で鷲羽岳の眺めもよく、実に心地よいテント場です。

8/1 16:20

鷲羽岳より鷲羽池と槍ヶ岳。なぜか山頂はdocomo4Gが繋がります。

8/1 18:42

夕方の鷲羽岳。

8/2 5:01

8月2日、朝日を浴びる三俣蓮華岳

8/2 5:17

双六岳、槍ヶ岳方面

8/2 5:59

三俣蓮華岳のお花畑。稜線を歩きましたが、巻いていく道の花もきっと綺麗だったんでしょうね。

8/2 6:35

双六岳から槍ヶ岳に向かう

8/2 7:34

朝7時頃の双六小屋とテント場。

8/2 8:56

西鎌尾根をゆく。この先に水場がないので双六小屋で3Lの水を汲んだのですが、登りが予想外にしんどく辞めとけばよかったと思いながら歩いてました。Miniの適性荷重を越えてるのでバランスが崩れたよう。

8/2 10:53

大槍と小槍。小槍にはリードクライミングをしている人々の姿が。

8/2 13:46

記憶ではすぐ着くはずの南岳がこの日は遠かったです。南岳小屋テント場に到着。意外と土でしっとりしており、岩組みのある場所は風も気になりません。

8/3 6:38

8月3日。大キレットへ。せっかくの南岳小屋テント場でしたがガスで視界不良。

8/3 7:13

短い時間でしたが、ガスが晴れます。北穂高小屋もよく見えます。

8/3 7:15

綺麗なブロッケン現象

8/3 7:30

またすぐにガスに覆われていきます。遠くから見ると厳しい道に見えますが、足場がしっかりしており登りはスムーズです。

8/3 9:00

8/3 9:01

北穂から涸沢に降りる登山道上で雷鳥が砂浴びをしていました。

8/3 9:58

涸沢着

8/3 13:40

縦走もついに終わり、上高地に到着。人も少ないですが、休止している施設も多く、お風呂を求めて彷徨うことに。上高地温泉ホテルだけ外来入浴をしていました。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

感想

きょんしー

ちょうど休みが取れたので立山室堂から上高地のテント泊縦走に行ってきました。五色ヶ原・薬師峠・三俣山荘・南岳小屋と魅力的なテント場を歩くプランに。予想外に梅雨が長引いたのもあり晴天の日は少なかったですが、長めの縦走ならではの充実感がありました。来年は南アルプスか栂海新道を目指したいです。


軽量化は突き詰めすぎずなんとなく800gの椅子を入れてみたりしましたが、振り返るとソロなら要らなかったなーという感想。ベースウェイトは5kg強。
食糧はカレーメシをジップロックに移したものやお菓子、コストコのビーフジャーキー等に水とビールを加えて6kg近く。
パックウェイトは11kgほどで明らかに山と道Miniの適性荷重を超えておりましたが、歩いてるうちにちょうどよくなると思って決行。

背負ってみると9kgぐらいからは具合が良くなる感じに。Gregoryパラゴン58も持っているのですが、今回のままの装備ならパラゴンの方が良かったかなあ。それか、もう少し軽量化してMiniにするかした方がよかったですね。

計画では前穂高までいって岳沢に降りる予定でしたが、天候の心配に加え、携帯電話のバッテリーが少なかったのもあり北穂高で下山。横尾から上高地までの長さを久しぶりに体感しました。三俣で会ったお兄さんが上高地より新穂高への下山を激しく推していたのを後になって共感することに……。