記録ID: 2800677
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ハイキング
丹沢
バリラーズ/失われたルート!(^^)!
2020年12月13日(日) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 10:22
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,681m
- 下り
- 1,743m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【往路】 自宅〜横浜市内※1※2〜保土ケ谷BP〜R246〜神奈川県道76〜箒杉駐車場※3〜西丹沢VC※4 【駐車場】 ※3:箒杉駐車場(ゴール地点) (10台くらい・無料・トイレ有) ※4:西丹沢VC(スタート地点) (正規以外を含めて30台くらい・無料・トイレ有=今は仮設) 【復路】 箒杉駐車場※3〜西丹沢VC※4〜神奈川県道76〜JR山北駅前※5〜R246〜西湘BP〜R134〜自宅 ※1:整骨院立寄り ※2:銭湯(久々の喜久ノ湯) ※3:車中泊・朝kokemaru27車をデポ ※4:oobantou車をデポ ※5:温泉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西丹沢VC〜下棚〜本棚〜下棚入口】 河内川の吊り橋を渡っての西沢ルートは昨秋の台風で渓相が変わったままで春に来たときと変わりはない。 流された木橋の徒渉地点やバリ尾根への取付きはガラ・倒木・流木が重なったり抉れたり。 ボランティア募集があれば即応します! Kokemaru27さんが本ルート初めてなので、下棚・本棚を見物して、今回のVR取付きの下棚左岸尾根が西沢に落ちるところまで戻る。 【下棚沢左岸尾根(VR)〜△畦ヶ丸〜畦ヶ丸避難小屋】 取付きは鹿の壺足跡くらいだが分かりやすい。最初はザレボロの頼りない尾根を細いブナを頼りに登り、谷の浸食が及ばない尾根上へ。 下棚の上段の滝(ゴルジュ)を見下ろし、残置ザイルで脆い尾根を登ったら、冬のほっこりする尾根が、ブナ等の広葉樹、樅、馬酔木が次々に森の様相を変えて、痩せた急登になったら、その上で畦ヶ丸主尾根の一般ルートに合流する。 少し登って山頂。ちょい下って、ちょっと登って新築の避難小屋。 【〜大滝峠上〜旧東海自然歩道分岐点】 下りが弾む整備された一般道。 大滝峠上の分岐点は、東海自然報道の山肌下りが明瞭過ぎ、尾根ルートの屏風岩方面はあからさまに踏み跡が薄く、その方面を少し降りて旧東海自然歩道の分岐点。「廃道の経緯説明」「ルート図・登攀経験者限定」の看板は4年くらい前にはあったが、今は完全廃道(詳細図も省略)なので外されている。 【旧東海自然歩道=奧野歩道(廃道)〜水晶沢左岸尾根】 このルートは3年半振り。 出水や崩落で平成4年に廃道となったトラバースルートは、風雨で削られて単なる斜面なる運命だが、当然に前回よりも斜面化が進んでおり、セギノ沢の源頭部に掛かる木橋の傾斜は直角近くになっている。 薄い跡が続く。V字谷は斜面から切れ込んで落ちるザレ道。尾根を巻く箇所は崩落で道が消えているので高巻き。埋まった木段、朽ち果てそうな木橋をクリアしながらザレザレの斜面を歩き続けるので、足首が右に曲がってしまった感覚になる(^^; 大きなV字谷を4つ渡り、その先の張り出した太い尾根を巻いて、そのリッジトップまで。 【水晶佐沢左岸尾根(VR)〜セギノ沢(廃道)〜地蔵平】 広葉樹の太めのゆったりした尾根は冬色のスケルトン。 踏み跡は無く、地蔵平側からの植林帯との界尾根となってもフカフカな落ち葉の上に鹿のトレース。そこをぐんぐん下がって地蔵林道と出会い、汚れのわりにはしっかりしたカーブミラーが立っている。 使われなくなって久しい林道のはずだが、ここらは荒れや浸食は目立たない。 ショートカットのため尾根の続きを進むが、ここから両面が植林なのに間伐が行き届かずにやや荒れた感じ。尾根の下降点は左側にゆがみ、真下にセギノ沢が見える。左の派生尾根を下るが、そのままだと小さな堰堤下となるので、20mくらい?上で左側の斜面の獣筋をトレースしてジグザグトラバースするが、末端がグズグズに緩くて脆いのでブナさんにお世話になろう。 セギノ沢の流れは細いので岩のステップで簡単に渡れる。右岸のすぐ上に林道が走っているが、荒れは酷く、ブロック法面の先は丹沢名物の崩落で道の体を為していない。そのゴロゴロ帯のトラバース(100mちょっと)を越えると雑草帯の林道となり、ちょっと進むと、なぜか雑草が低い地蔵平に到着する。 昭和の中期まで、集落と小学校や林業鉄道もあった山間の平地は、往時を偲ばせるものは何も無く、お地蔵さまと神さまをだけが佇むだけの空間となっている。 【屏風岩山西尾根(VR)〜△屏風岩山】 地蔵平から急勾配の植林帯を一気に登る。ルート外の植林帯にありがちな、薄い作業道・獣道がいくつも交差する斜面でリッジトップを特定しにくい丸みなので、地形をよくみながら行こう。 植林帯が切れると傾斜も緩くなり、広葉樹の冬の森には時々ポッカリ空間もある。比較的緩斜面のスケルトンな森を詰めて、鍋割主尾根のルートに合流するが、そっちも薄いので明瞭な交差にはなっていない。 樹林に囲まれた屏風岩山ピークは、何年か前まで山頂標があったが、今は三角点で確認するのみ。 【屏風岩山東尾根(VR)〜大滝林道】 東尾根の登り返し以外は一方的な下り。 途中の石柱がある尾根分岐でテープと踏み跡に惑わされて左側へは行きそうになるので注意。 (我々は行ってしまった(^^;) 下山路は複数に分岐するが、今回(ココは3回目だけど)は水源地看板から左尾根へトラバースした後に急降下するルートを選択。路面は木材等で補強された立派な作業道だけど、間伐枝のトラップがあったり、リッジトップは落ち葉のズルズルとザレザレ土壌だったり、片側は切れ込んだV字谷等々、危ない箇所も多数なので要注意! ここは、本来は林業道なので、自己責任で歩けるノウハウを身につけてからこよう。 【大滝橋バス停〜箒杉】 大滝沢沿いの林道を下り、県道に合流して暮れなずむ道を少しだけトボトボ。 箒杉の水がゴール直前の癒やし。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 丹沢湖・西畔の岡部商店がラストだが、営業時間は昼間〜夕刻。 ラストコンビニははるか手前の国道246号線・山北あたりのファミマ。 【温泉】 JR山北駅前・町営さくらの湯 (400円・アメニティ有) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ザック:チャチャ35
靴:ツォロミー1
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感想
『バリラーズ/失われたルート』
12/13(日)、アラフィフ・ラストの山行はホームマウンテンの丹沢でシメました!
記念は西丹沢のバリエーションルート。
行きたい!!と、予てより手を挙げまくっていたヘンタイさんと訪ねたのは、
詳細図も白地図な尾根、
忘れ去られた廃道、
跡形も無くなった林道、
とかとか。
ザレザレのトラバースの先に朽ち果てた木橋や道標…気分は丹沢のインディージョーンズ( ・∀・)ノ
【山行記】
遙かな滝頭からシャバシャバシャバ
ヤセボロ尾根をワナワナ登れば
いつの間にやら谷底は遙かに下
忘れられた道はジャリジャリジャリ
埋まった斜面をザレザレ歩けば
足許には朽ちた木段が忘却の中
名無し尾根の落葉はシャクシャクシャク
獣の踏み跡をザクザク下れば
透き通った林は温もりの陽射しの上
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