赤木沢・薬師岳 〜薬師峠をベースに黒部の宝石・赤木沢遡行と薬師岳ピストン
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- GPS
- 48:53
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 2,623m
- 下り
- 2,617m
コースタイム
8/17 薬師峠5:13-6:56薬師沢小屋7:08-8:30赤木沢出合-9:12四段の滝(ウマ沢出合)9:50-10:50大滝上11:13-12:00中俣乗越12:15-12:55赤木岳13:08-13:40北ノ俣岳13:58-15:06太郎平小屋15:35-15:50薬師峠
8/18 薬師峠5:13-6:08薬師岳山荘6:18-6:55薬師岳7:25-8:55薬師峠9:00-
11:48折立
天候 | 3日間とも晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 折立より登山バスにて富山駅前へ(夏季限定) |
コース状況/ 危険箇所等 |
(登山計画書の提出場所) 折立ヒュッテにはポストがなく1泊目の宿泊先で提出してくださいと案内がありました。 (薬師沢小屋-赤木沢出合) バリエーションルートです。渓流シューズ必携。 赤木沢出合までの黒部川は水量によりますが、股下ぐらいまでの渡渉がありました。2か所のゴルジュでは左岸に巻道があります。 (赤木沢出合-中俣乗越) ほとんどの滝は直登が容易に可能。直登が困難なところは左岸に巻道があります。 大滝30mも左岸の尾根沿いに巻道があります。 |
写真
装備
個人装備 |
カッパ 1
長袖シャツ 1
ズボン 1
セーター 1 (防水)
靴下 2 (予備防水1)
登山靴 1 (靴紐)
ザック 1
防水袋 2
食料 1 各自持参
水筒・コップ 1
非常食・予備食 1
ヘッドランプ 1 (予備電池・豆球)
日焼け止め 1
腕時計 1
コンパス・地図・ペン 1 防水袋
携帯電話・財布 1 防水袋
カメラ 1
ロールペーパー 1
救急用具 1
ビニール袋 1
保険証コピー 1
(炊事用)
食器 1
箸・スプーン 1
ライター 1
軍手 1
ゴミ袋 1
ファーストエイドキット 1
シュラフ 1
マット 1
渓流シューズ 1
タビックス 1
ハーネス 1
カラビナ 1
サブザック 1
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共同装備 |
テント 1
コンロ 1
コッフェル 1
ラジオ 1
ザイル 1
食料 1
|
感想
今回の山行は、dusterさんからの1本のメールから始まった。
「家庭第一の我々ですが『大人の夏休み』として心の洗濯に行きませんか?」
今年の夏休みは家庭第一の私としては、家族と共に過ごす予定をしていたが、このメールが私と私の嫁はんのも心を動かすこととなった。まして行き先が私が数年来温めていた赤木沢。まして沢ならdusterさんをおいて他になし。
ということで、dusterさんのお誘いに見事乗ることとなったのでした。
今回の山行は、私にとっては20年ぶりの北アルプス&テン泊でした。でもdusterさん同行のおかげでまさに大名旅行。
まずは食事。食当もdusterさんにかかれば、これでもかと思うほどの内容でした。
当初計画書には食当計画の記載がなく、聞くとサプライズですよとのこと。
こりゃー楽しみだということで山行スタート。
1日目夜は、もやしと春雨の中華風炒め物。そしてフリーズドライの豚汁。
(これがまたうまかったです。)ご飯の上にはさんま?の甘煮。
2日目夜は、かた焼きそばの上に中華丼のあんかけのせ。
朝食も具だくさんラーメンなど、普段素ラーメンに慣れた私の食事とは大違いでした。
行動食も赤木沢での流しソーメン、型崩れしないように梱包されたバームクーヘン、濃縮アイスコーヒー液など、普段カンパン、ソーセージ、アメ、ジュースと20数年前から進歩のない私とは大違いでした。
きっと普段から奥さんの買い物に付き合ってるからやないかな
そして、実は出発前のパッキングの際に見つけ、気になっていたのが渓流シューズのフェルト部分のはがれ。まあ何とか1日くらい持つだろうと安易に考えていたら、遡行開始して1時間くらいで右足の約8割くらいの接着面が剥がれてしまいました。
dusterさんは落ち着き払い「細引きで固定させましょう」とのこと。dusterさんの細引きやらコンパス用の細引きなどかき集め、何とか固定させられました。
赤木沢遡行は、薬師沢小屋からの奥の廊下の渡渉から少しビビってしまったが、
水中にある石を含めて石飛の要領で進むのがいいとのdusterさんからのアドバイス通り行くと確かに流圧をほとんど受けずに安定して渡渉できました。
赤木沢出合は山渓7月号に北アルプス絶景10選に選ばれていた通り、感動的な光景です。(私が撮ったら、雑誌の写真のように水面がきらめいてなかったですが)
赤木沢は本当に素晴らしかった。黒部の宝石箱の名に偽りなしです。
今回薬師峠をベースに行動したので大半がサブザックで行動できたので長かった行程も楽に歩けました。
また充実した食事と沢での的確なアドバイスを得ることができ、本当にdusterさん有難うございました。
これからもお互い家庭優先ポイントを貯めまくり、来年の夏もまた同行お願いしますね。
今回の山行のきっかけは、ある意味mets氏の記載するとおりですが、まさか奥さんにまでメールを見せて、それに奥さんが心を動かされて山行が実現したとは知らなかったです。
(実はmets氏が、個人的に山に行きたいと申し出た際は、奥さんにあえなく却下されたそうです。。。)
さて、私にとっては20年近く前に遡行して以来の赤木沢だったわけですが、昔と変わらない美渓に改めて感動しました。
開けた渓相、明るい沢床、陽光煌めくエメラルドグリーンの水、白い滝の流れ、草付の緑、青い空などなど全てが美しかったです。
個人的にはnekoba氏と食した「赤木沢名物・流しそうめん」を再現すべく、昨年雨の中「関西の赤木沢=鈴鹿・元越谷」を遡行したmets氏を誘ったわけですが、食生活も含め大いにご満足いただけたようで、企画者として大変うれしく思いました。
(食事のベタ褒めは、かえって怖いですが。。。)
しかし、渓流タビの剥がれを放置して沢に臨む姿勢はいただけませんなぁ〜。
装備の事前チェックは、学生時代からの基本ですよね、metsさん!?
ちゃんとビニール、プラスチック系用の接着剤で修理してくださいね!
それとお盆の時期の入山者の多さには、大変驚くとともに、赤木沢の人気のすごさを思い知りました。
metsさん、dusterさん、お疲れ様でしたぁ〜
美しい赤木沢・・・レコから、十分伝わってきましたよ。
そして何より、心と体は十分洗濯出来たことでしょう。
川の水は冷たくソーメンには最適かと思いますが、
渡渉では足冷えませんでした?
お腹も下しそうで、変に心配気になるところです。
metsさん、ダメですよ!。タビのはがれ放置・・・
毎晩お仕事遅いのわかりますが、準備は睡眠時間削ってでも行いましょう!
20年ぶりの北アルプスはやっぱりよかったです。
やはり森林限界を超えると気分はいいですよね。
眺望は槍穂や剱のようなインパクトには欠けますが、
それでも黒部源流を囲むようにそびえる山々は壮観の一言でした。
沢は日中20度以上あったので水につかったりかぶると
めっちゃ気持ちよかったですよ。
装備の準備不足は、反省です。
シューズの底がはがれてくるとは、またまた予想外のサプライズでしたね。
それでも、持っている装備でなんとかできるのはベテランお二人のなせる業ですね。
3日間共に天気がよくて、dusterさんの食事も豪華で幸せでしたね。
そうですよね。我々にとって、北アルプスなんて、1年に1度くらいの贅沢ですよね。
いつか、「読売新道」も歩いてみたいルートですね。
metsさん、dusterさん、こんばんは。
大人の“極上の”夏休みを過ごされたようですね。
晴れ続きの気持ちの良い渓流、水しぶき、見晴らしのいい稜線、遠くの山々、お花畑、そして美味しい食事。
心から楽しんでいるのがとても伝わってくる画像と文章でした。
バテ気味のmetsさん(珍しい!)も、渓流でしっかり復活したようですね!
流さないそうめんもその他の食事も美味しそうで、dusterさんが普段の買い物から山での食事を考えているとはさすがだと思いました
白い花はハクサンイチゲではないのかなと思います。
それにしてもチングルマの「残骸」とはほんとに失礼な!
この辺りは、北アルプスの中でも、非常に雄大で岩岩してなく、orisさんにとっても最も魅力的な地域では
読売新道、雲ノ平、高天ヶ原温泉、黒部五郎のカールなど行ってみたいところだらけですね
渓流シューズのフェルト剥がれ、飯豊でのアイゼンの破損など、出発前のチェックを怠るとだめですよね。
残骸と呼んですいません 失礼しました
我々の楽しみをお伝えすることができたなら本望です。
初日の折立から太郎平までの急登でバテたぶん、太郎小屋前からの大展望をつまみに飲んだ缶ビールは最高のビールでしたね。これ病み付きになりますよ
すてきな料理人さんとの 山歩き いいですねー
至れり尽くせり 大名気分だったでしょー
私も 次回から 誰かにお願いしようかな??
赤木沢は、知る人ぞ知る渓谷です。
本当最高でした。
そもそも北アルプス自体20年ぶりだったわけですが、NANIWANさんにも一度掟破りして行って頂きたいです
同時期に山登りを始めヤマレコ登録をされた方々も3度目の夏を迎え北アルプス、立山、剣、中央、南アルプスとスケールの大きな「山」へステップアップしたり「沢登」を始めたりと皆さん前進しておられるようです。
何かと遅れを感じてしまいますが、今回のmetsさんのレコを拝見してまた一つどうしても訪れたい山が増えました。
鈴鹿とはスケール感が違いますね!「赤木沢」これは行かない訳にはいかんです。バテて無口になっても、ソールが剥がれても(細引きはナイス!)! でも2人前×3日分の食料を担いで来られたdusterさんは偉い!
尊敬します。
metsさん、dusterさん おはようございます。
ええ夏休みでしたね!
せっかく誘ってもらったのに、参加できなくて残念です・・・
家族サービスポイントが不足してました・・・
次回はポイントを貯めて参加します!!!
中俣乗越からのロケーション・・・もちろん覚えてますよ!・・・あの時は雪で真っ白でしたが・・・
稜線での雉撃ちを快適にするため、イグルー型雉撃ち場を作ったことを懐かしく思い出しました。
赤木沢は最高です。難易度的にも、ザイルも必要なく鈴鹿の亀蕕梁瑤登れれば問題ないと思います。沢は経験者同行の元はじめたいですね。
ステップアップという観点からいうと、御池での経験はすごいんやないでしょうか。ヤマケイの特集も熟読しましたし、以前slowlifeさんの日記に書いてあった装備へのアドバイスはいまだに読み返してます。
北アも鈴鹿も私は大好きです。
実は今回の山行目的の一つは青春プレイバックでした。
中でも中俣乗越は私の薄れゆく記憶の中でもインパクトのあるところの一つです。
ここに行けてよかった
来年夏は裏剱はどうですか?
「宴会やステーキとビール」???
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