赤谷山〜猫又山〜大猫平 残念無念の剱岳大展望
- GPS
- 31:40
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 2,196m
- 下り
- 2,187m
コースタイム
08:05ゲート前駐車場所
08:40取水口
12:05ブナクラ峠12:35
13:10テン場13:30
14:55赤谷山15:20
16:30テン場
【第2日目】
06:05テン場
06:40ブナクラ峠06:45
09:20猫又山09:35
12:25大猫平13:00
15:10取水口
15:45ゲート前駐車場所
天候 | 第1日目 晴れ後曇り 第2日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
公共駐車場前で道が二股に分かれていて、左側に進みます 間もなくゲートがあり、その先は工事関係者しか通行できません 駐車スペースがゲート前の両脇にあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
・取水口〜ブナクラ峠 ブナクラ谷を流れる川を右に見ながら緩やかに歩きます 左側から流れ込む川を三回渡渉しますが、 三回目の渡渉が、一番水量が多く激流で難儀しました。 雨後は特に要注意かと思います 踏み跡はしっかりしていますが、大分両脇の藪がうるさくなっています また、川か道か判別しにくい箇所も歩きます(赤テープが付いています) 滑りやすい苔むした石に気を付けてください 稜線上に水場がありませんから、 判別の付かない道で適当に汲んで行くことをお薦めします 赤谷山、猫又山でテント泊の方は、近くに豊富な残雪があります 水音が耳から遠ざかると急な登りになり大岩のガレ場を通過すると峠 ガレ場の赤ペンキの目印ははっきりしません ・ブナクラ峠〜赤谷山 峠からは笹藪がひどいです 朝は雨具着用が良いと思います(朝露でびしょ濡れになります) 地塘のある草地でテントが張れますが、蚊の襲撃が凄かったです ザックをテントに置き、身軽になって赤谷山を往復しました 赤谷山山頂まで大石の積み重なる場所や崩壊地の真上の通過もあり 転倒、滑落に注意です ・ブナクラ峠〜猫又山 峠から最初の取り付きが激登りですが時間的には僅かです 尾根に出てからも、登り返しを幾度かしながら登ります 右側に崩壊地を見ながら縁を通過する際、滑落注意です 雪渓の横を通る時、大岩に付けられた赤ペンキの矢印以降、踏み跡を見失いました 草地を適当に登り、分岐近くの道に出ました この辺り道を見失いやすいかと思いますが、方向はとにかく真上です 分岐から緩やかな湿原の続く道を僅かに辿ると猫又山山頂です ・猫又山〜取水口 分岐からのトラバース道は細く傾いていて歩きにくいですが 有難いことに、最近藪を刈っていただいてありました 激下りの後、次第に緩やかな下りの尾根道になり、お花畑も見られます 晴れていれば、ずっと剣岳の大展望と一緒に歩けるとのことですが 本当に今回は残念ながら展望なしでした 大猫平へは分岐を左に行きます 右に向かうと2055mピークに到達するのではないかと思います 激下りを笹に掴まりながら下ると大猫平で、 地塘を見ながら休憩するには良い場所 休憩後、再び悪夢のような激下りがこれでもかと待ち受けています 疲労もたまってきますので、転倒・滑落にくれぐれも注意です 熊の出没する山、熊鈴をお忘れなく! |
写真
感想
「猫又山」も夏休みのやり残した宿題の一つでした。
それも、調べてみたら、なんと五年も前の夏からの…
「毛勝三山」という北陸の雪深い山の連なりを初めて知った年でした。
徒然草の「奥山に猫又といふものありて人を喰らふなる」の冒頭が思い浮かび、
すぐに覚えた名前の山です。
猫又が出没した伝説のある山なのでしょうか?
やり残した宿題シリーズ第三弾は、テント泊で赤谷山にも登る計画です。
携帯電話のベルで目を覚ますと、なんともあろうことか寝坊しておりました。
皆さんを散々お待たせしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
予定より三十分以上も遅れ、馬場島に到着したのは八時近く。
馬場島と言えば、早月尾根から剣岳に至る登山口、ここも憧れの地です。
昨年、黒戸尾根、西黒尾根と三大急登と言われる尾根を二つ歩き、
一つ残した三大急登の最後の宿題があるのです。
もうすぐ九月、この宿題を今年中に片付けられるかどうか微妙な季節に。
今回の山行のおかげでICからの道順や、駐車場の状況が下見出来、
随分早月尾根の実現が近づいてきた感じがするのですが。
テントを背負って重いザックの登山にもだいぶ慣れ、
荷物を極力少なくする習慣も身に付けるべく、考えるようになりました。
ただ、水だけはどの位確保すべきか、これからの課題かもしれません。
今回稜線上に水がない不安から2.5ℓの水を背負い、1ℓ以上残しました。
疲労を軽減する為にも、最低限必要な水の量を即判断できるようにしなければ。
今年は剱岳にかなり嫌われてしまったようです。
剱岳大展望の山(竜王岳、剱御前)で悉く期待を打ち砕かれました。
そして勇んで出かけた今回、赤谷山の山頂でも、猫又山の山頂でも剱岳どころか
周辺の山さえ眺望がままならない天候でした(予報は晴れでしたのに)。
これには相当意気消沈し、足取りも重くなりました。
けれども、その分時期を過ぎたお花もまだ咲き残っていたりして、
数多くの花々に慰められ、勇気づけられて歩いたように思います。
登山者の少ない山域だからこそ、こんなに花が多いのでしょうか?
与えられた束の間の命を懸命に生きる健気な姿に、いつもながら感動します。
次回の訪問ではどうでしょうか?
四度目の正直でにっこりほほ笑む剱岳に会えるかどうか?
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