立山〜奥大日岳

2021年08月28日(土) ~ 2021年08月29日(日)

• GPS: 09:56
• 距離: 14.5km
• 登り: 1,481m
• 下り: 1,205m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:23
• 休憩: 0:48
• 合計: 5:11

9:41 室堂
9:52 9:55 立山室堂山荘
10:33 10:35 一の越山荘
11:31 11:47 雄山
12:02 12:15 立山
12:16 12:17 大汝休憩所
12:29 12:33 富士ノ折立
13:12 13:13 真砂岳
13:56 14:00 別山南峰
14:32 14:36 剱御前小舎
14:52 宿泊地

2日目

• 山行: 4:17
• 休憩: 0:25
• 合計: 4:42

3:50 雷鳥沢ヒュッテ
4:00 4:10 雷鳥沢キャンプ場
4:17 4:18 浄土橋
4:47 4:50 新室堂乗越
5:03 5:04 室堂乗越
5:34 5:35 室堂乗越
5:53 5:54 新室堂乗越
6:33 6:39 浄土橋
6:52 6:52 雷鳥沢ヒュッテ
7:01 7:02 雷鳥荘
7:52 7:52 みくりが池温泉
7:59 8:00 みくりが池
8:32 室堂

天候

8月28日（土）　晴れのち雨
気温は稜線で15度ぐらい。稜線は風が強く午後からは雨も強くなった。

8月29日（日）　快晴
気温は早朝の稜線で8度ぐらい。午前中の室堂で18度ぐらい。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【行き】
大阪阪急三番街21:50発の高速バス大阪・京都ー富山線に乗り、5:35JR富山駅着。運賃は6,500円。要予約。

電鉄富山駅6:03発の富山地方鉄道立山線に乗り、7:14立山駅着。運賃は1,230円。

立山駅8:20発の立山ケーブルカーに乗り、8:27美女平着。立山駅〜室堂往復チケットをWEB予約で購入。運賃は往復で6,320円。

美女平8:35発の立山高原バスに乗り、9:30室堂着。

【帰り】
室堂10:40発の立山高原バスに乗り、11:25美女平着。往路で発券したチケットを使用し乗車。

美女平11:40発の立山ケーブルカーに乗り、11:47立山駅着。往路で発券したチケットを使用し乗車。

立山駅12:38発の富山地方鉄道立山線に乗り、13:46電鉄富山駅着。運賃は1,230円。

JR富山駅16:30発の高速バス大阪・京都ー富山線に乗り、22:26大阪阪急三番街着。運賃は6,000円。要予約。

コース状況／危険箇所等

※スマホを雨で濡らしてしまった為、雷鳥坂下山途中から雷鳥沢ヒュッテまでのログが飛びました。

写真

8/28 7:21

今日は富山県の立山駅にやって参りました。切符売り場には長い行列が出来てます。

8/28 8:17

私はWEB予約で購入済なのですが8:20のチケットしか取れず1時間待ってやっと乗車。

8/28 9:31

高速バス、鉄道、ケーブルカー、高原バスを乗り継いで遂に室堂ターミナルに到着。ここまで長かった…

8/28 9:37

外に出るとこの絶景。もう最高の青空ですよ。

8/28 9:41

室堂ターミナルとホテル立山。石碑や湧水は前回雪に埋もれて見れなかったので今回初です。

8/28 9:47

少し進むと立山室堂山荘が近づいて来ました。

8/28 9:52

こちらが国の重要文化財で日本最古の山小屋、室堂小屋。北室と南室があり北室は展示スペースとなっています。

8/28 9:54

振り向くとこれから進む道が全部見えます。一ノ越山荘までは割と平坦ですがそこから先はキツそう。

8/28 10:03

剱御前上空に何やら不穏な雲が見えます。先を急ぎましょう。

8/28 10:14

完璧に整備された遊歩道。これなら観光客でも登れますね。

8/28 10:28

一ノ越山荘に到着。なんか既に曇って来ました。

8/28 10:28

山頂を見上げます。ここから見ると意外となだらかに見えますね。

8/28 10:29

南東のほうを見るとなんと槍穂が見えてますよ。

8/28 10:29

槍穂をアップで。先月はあそこに居たんだねえ…

8/28 10:34

みくりが池とみどりが池も見えます。綺麗ですねー

8/28 10:55

中腹のなだらかな所まで来ました。三ノ越っていうのかな。あともう少しです。

8/28 11:12

社務所に到着。お守りや御朱印はもちろんお土産やカップ麺まであります。

8/28 11:16

本日の戦利品。バッヂは1つに絞り切れなかったので2つ購入。

8/28 11:18

鳥居をくぐって山頂の雄山神社峰本社に参拝します。

8/28 11:19

登拝料は700円。ご祈祷は午前8時から午後3時まで。

8/28 11:22

3003mの頂きへ。一度に20人ほどがご祈祷を受けます。

8/28 11:25

いよいよご祈祷が始まります。頭を下げて静かに聞き入ります。

8/28 11:32

ご祈祷が終わって山頂から鳥居や社務所を眺めます。

8/28 11:32

室堂平と大日連峰。こうして見ると如何にも火山といった地形で迫力ありますね。

8/28 11:33

峰本社。手前の大きな石が山の一部で周りの小石は参拝者が河原の石などを持って来たものだそうです。

8/28 11:49

天気が悪くなって来ましたが先へ進みます。

8/28 12:05

大汝山山頂に到着。標高3015m。雄山よりも高い。

8/28 12:16

大汝休憩所。特に疲れてないので先へ進みます。強風で雨も降って来ました。

8/28 12:27

富士ノ折立らしきもの。誰かがザックを置いて登頂中らしい。私は今回は止めときます…

8/28 13:13

真砂岳に到着。特に何も見えないので素通り。

8/28 13:13

風雨が強くなって来ました。もはやすれ違う人もいません。

8/28 13:15

と、そこへ雷鳥の群れが！　登山道を普通に歩いています。

8/28 13:15

夏羽の雷鳥は初めて見たので感動です。しかもこの数。

8/28 13:16

アップで。焦って上手く撮れず。連写モードにしていれば…

8/28 13:55

別山南峰に到着。祠があるので参拝します。北峰は時間が惜しいのでスルー。

8/28 14:24

ガスの中から忽然と姿を現す剱御前小舎。トイレをお借りしました。

8/28 15:31

雷鳥坂をひたすら下ります。ガレてて歩きにくいですね。

8/28 15:45

目の前に凄い数のテントが。遂に雷鳥沢キャンプ場に到着です。

8/28 15:53

と思ったら沢まで降りて登り返さなきゃいけなかった…

8/28 15:54

ドボンしたら胸まで浸かりそうな深さ。今日一番緊張したかも。

8/28 15:59

雨で静まり返ったキャンプ場。三途の川を渡ってあの世へ来てしまったかのような感覚…

8/28 16:10

そして今宵の宿、雷鳥沢ヒュッテ…廃墟なのか？（超失礼）

8/28 16:12

入り口はここらしい。

8/28 16:29

中は普通で一安心。受付を済ませて濡れたウェアを乾燥室へ。乾燥室は雨天時のみ稼働だそうです。

8/28 16:32

館内はこんな感じ。建物は老朽化しててお洒落感ゼロだけど昭和レトロな雰囲気はある。

8/28 16:33

コロナ対策で1人客でも個室で広々。その代わり料金は15,000円と高い。

8/28 16:34

照明も点くしトイレは水洗、洗面所では歯磨き粉OK。しかし壁は薄く隣りの部屋の話し声が筒抜け。

8/28 17:28

夕食は結構豪華で美味しい。生野菜や昆布締めまであります。

8/28 18:05

そして何と言っても温泉です。山小屋で温泉に入れるなんて最高ですね。

8/28 18:06

誰もいなかったので中も撮影。内風呂がめちゃ広い〜　石鹸やシャンプーも常備で24時間利用可。

8/28 18:38

そして外湯もあるんです。

8/28 18:35

外湯はちょっと狭いけどにごり湯の源泉かけ流しで最高です。

8/29 3:40

ヒュッテ前で星空撮影。テントの明かりがとても幻想的です。

8/29 4:16

これから奥大日岳に登って剱岳を眺めたいと思います。

8/29 4:49

たいぶ登って来ました。立山と浄土山の稜線が綺麗に見えてます。

8/29 4:49

右に目を向けると地獄谷。一晩中聞こえてたゴーッという音の正体はこれか。凄い迫力です。

8/29 5:00

目指す奥大日岳。

8/29 5:19

ところが西から一気に雲がなだれ込んで来ました。昨日みたいに雨になるのか？

8/29 5:20

その前に何とかいい感じの剱岳を拝みたいと前進。雲海に聳え立つ剱岳を捉えました。

8/29 5:20

この険しさ、ギザギザの稜線、圧倒的なラスボス感。かっこいい…

8/29 5:32

雲が室堂にも押し寄せ奥大日岳は全く見えなくなりました。こりゃ行っても無駄かとここで引き返すことに。

8/29 5:52

20分後、雲は流れ去りドピーカンの青空に…

8/29 5:57

あー白山まで見えてますよ。さっきの雲は一体…

8/29 5:57

御前峰、剣ヶ峰、大汝峰がクッキリ見えてます。向こうからもこっちを見てる人がいるんだろうなあ。

8/29 6:19

今から登り返して帰りのバスに間に合わなかったら困るのでこのまま下山します。

8/29 6:39

雷鳥沢キャンプ場を通過。もうすぐ朝日が差し込んで来そうです。

8/29 6:47

真砂岳辺りからご来光。場所は雷鳥沢ヒュッテ近くの階段を登ってる辺り。

8/29 6:48

日が当たると一気に色彩溢れる世界に。しかしこの階段結構キツいですね。

8/29 7:00

階段を登り切ると雷鳥荘に到着。

8/29 7:03

地獄谷にも日が当たって先程とはまた違った雰囲気です。

8/29 7:05

キャンプ場を眺めながら朝食にします。

8/29 7:08

朝食は弁当にして貰いました。この豚の角煮がめちゃ美味しい。

8/29 7:15

稜線に剱御前小舎。そこから昨日歩いた雷鳥坂が全部見えてます。晴れてれば眺めのいいルートだったんだろうなあ。

8/29 7:30

左へ目を向けると今朝歩いた道も全部見え。

8/29 7:40

朝食を終えて出発すると程なく血の池。

8/29 7:47

エンマ台から見る地獄谷と大日連峰。青空綺麗過ぎ。登っておけばよかった…

8/29 7:51

みくりが池温泉に到着。ソフトクリームの看板がそそるけどカフェはまだやってないのでスルー。

8/29 7:55

そしてみくりが池へ。いい感じの展望スペースがあるので行ってみます。

8/29 7:58

みくりが池に映る逆さ立山連峰。無風なので鏡のように映り込んでます。なんという美しさ…

8/29 8:03

少し登ってチラ見えする剱岳と剱御前、別山、真砂岳と続く稜線。

8/29 8:20

室堂から眺める大日連峰。手前の草原の黄色は花じゃなくてイワイチョウ（岩銀杏）の葉です。

8/29 8:23

イワイチョウの黄色い草紅葉をアップで。眩しいぐらい一面の黄色。室堂はもう秋の気配です。

8/29 9:40

室堂から見る立山連峰と行き交う人々。今日登る人は最高でしょうね。

8/29 10:07

室堂ターミナルに入ると星空ソフトクリームなるものが。50周年記念商品とあっては買うしか。

8/29 10:10

星型のチョコチップが散りばめられていてとても美味しいです。これはいい感じに映えますねー　

8/29 10:34

帰りにどれぐらい待ち時間が発生するのか分からないのでちょっと早めに帰路に就きます。

8/29 10:47

高原バスの車窓からみる弥陀ヶ原。左奥の鍬崎山には佐々成政の埋蔵金伝説があるそうです。

8/29 12:33

立山駅で50分待ちして電車に乗ります。何せ電車は1時間に1本しか無いので…

8/29 14:09

富山駅で富山湾の幸を頂きます。白エビにホタルイカ、カニなど11貫盛りで1,980円。

8/29 18:03

帰りのバスの車窓から日本海に沈む夕日。昨日は夕日見れなかったのでここで堪能します。

今回見た花々。チングルマ（稚児車）は殆ど綿毛になっていましたが…

遠くのほうに僅かに咲いているものもありました。

ミヤマガラシ（深山芥子）

ヤマハハコ（山母子）

クロトウヒレン（黒唐飛廉）

ヨツバシオガマ（四葉塩釜）

ウサギギク（兎菊）

イワツメクサ（岩爪草）

イワキキョウ（岩桔梗）

トウヤクリンドウ（当薬竜胆）　初めて見る花なのにピンボケしてしまった…

オヤマリンドウ（御山竜胆）　花弁は僅かに開くだけらしい。

タテヤマアザミ（立山薊）

イワイチョウ（岩銀杏）

ハクサントリカブト（白山鳥兜）

イワオトギリ（岩弟切）

ハクサンボウフウ（白山防風）

ミヤマリンドウ（深山竜胆）

ミヤマアキノキリンソウ（深山秋の麒麟草）

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

感想

tomozo113

立山連峰と行き交う人々のタイムラプス動画（10秒）




早朝の立山、地獄谷、剱岳（42秒）



今回は立山に行って参りました。

日本三大霊山の富士山、白山を踏破し残るは立山のみとなっていたのですが、これで3つ全て踏破することが出来ました。

2019年4月に観光で来た時は完全に雪山でしたが、その時とは全く違う色彩鮮やかな風景に感動しました。

雨でスマホやカメラを濡らしてしまったり反省点も色々ありましたが、見たかったものはほぼ見れたし概ね良い山行でした。