蝶が岳・大滝山 ライチョウ&ホシガラス 夜景&ご来光 大満足。
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- GPS
- 16:42
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,039m
- 下り
- 2,044m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 7:50
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 8:40
天候 | 1日目晴れのち曇り。2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行き届いた階段整備。ただただ感謝です。大滝山方面も間違えそうな場所は無し |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
シェラフ
ヘルメット
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感想
<感慨深くこれまでの山行で5本の指に入るものでしたので、長文です。暇があったら見てください>
信州百名山追加を目論み、何度か計画したものの計画倒れだった「蝶が岳・大滝山」山行をしてきました。当初の計画は三股発着で大滝山荘に宿泊して蝶が岳から常念岳を周回するコースでしたが、大滝山荘の予約が取れず、蝶が岳ヒュッテ泊のピストンです。
緊急事態宣言やら蔓延防止の宣告が出されたので、幾分山行者は少ないかな?と高をくくって登山口に行ったらとんでもないくらいの人出です。楽しみにしたお盆の休日が連日の雨でこの晴れの週末まで待っていたのでしょう。駐車スペースを確保するのが至難の業のようです。(まぁ軽トラ一台ですので・・・。)
最初はすれ違いの際にはマスクをして、感染対策をしていくのですが、息苦しくなり所々マスクをするのが遅れます。まぁワクチンを2度接種済みですし換気は十分ですのでリスクは少ないかな?ゴジラのような木がある直前の手すりのある階段では、極力手すりを握らないように登るのが大変でした。
まめうち平の休憩場所は混んでいたので、ザックを背負ったまま小休憩でスルー、中嶋豊氏の「信州山歩き地図」のコピーを片手に蝶沢へ進み大休憩と思ったのですが、満員でその上の広い場所で休憩です。サルオガセがたくさんあるのですが青空と常念岳バックでは爽やかすぎて似合いません。休憩中追い抜かれたり、他の場所で追い抜いたりを繰り返すパーティーがあったり、抜かれたまま、抜いたままの人がいたりしながらヒュッテを目指します。やや気温が上がる中、延々と続く階段を上り後○○Kmと、歩測で距離を考えながら登っていき、第2ベンチはスルー、第3ベンチでようやく座れそうなので小休憩。休み始めると根が生えたように動きづらくなるので要注意ですね。先日の立山で、11:00過ぎると雲がわき、視界が悪くなったので、気をぬかずできるだけ早く稜線出られるよう、最終ベンチもスルーします。大滝山分岐近くのお花畑は既に花は少なく、一気に蝶が岳山頂まで足を進めようと頑張ると、長かった階段も終わり、ハイマツの先に槍ヶ岳の矛先が見られるようになってきました。はやる気持ちを抑えながらテント場の標識に到着。いやはやすごい賑わいで、既に7割方埋まっていたのでは?カラフルなテントを横目に蝶が岳山頂表示で撮影を楽しみました。御嶽山から乗鞍・霞沢岳は意外に低く見えました。焼岳そして穂高岳から槍ヶ岳へ続く稜線がそれはそれは見事です。更に燕岳から常念岳へ、遠くには四阿山・浅間山・八ヶ岳・南ア北部の峰峰がそれぞれの趣で顔を出していました。なんといっても穂高連峰が間近に見られ、ただただぼ〜としたくなります。持ってきたパンや大福でエネルギー補給をしながら山頂での時間を楽しみます。「山が好き、酒が好き」の五竜岳山荘のTシャツがピッタリの場所。到着祝いにビールを飲みたいところですが、先に山頂に着てしまったので祝宴は先延ばしです。11:40頃には槍の穂先に雲がまとい、あっという間に稜線は雲隠れしてしまいました。汗びっしょりの服装では風も冷たく、視界が悪くなってきたのを機にヒュッテにチェックインの手続きに伺いました。早付きだったおかげか?1Fこけももの場所2番の窓付きの特等席をあてがわれ、荷物をまとめたり着替えをしたりして蝶槍への準備を進めます。
ウエストポーチとカメラとストックといった軽装ですので、この稜線は歩きやすいですね。結構近くに見えた蝶槍も歩いてみると片道1.6Kmもあったようです。穂高から槍の稜線は雲隠れし、梓川が見える感じでした。ハイマツの稜線は天候が悪くなるとライチョウさんが出る確率も上がるので期待しながら足を進めました。横尾への分岐場所でハイマツ方面を撮影しているご夫婦がおり、ライチョウ発見です。最初は雌の親ライチョウが一羽。そうこうしているうちに2羽の雛が現れ、母鳥から砂浴びの仕草を学んでいました。通り掛かりの方々が増え、ライチョウの撮影会が始まります。登山道で砂浴びをするのでしばらく通行止めかな?でもみなさん大喜びでした。続いてこんもりしたピークを通過。東側の最高部に三角点がありますが、何の表示もなく多くの方は気づかずにスルーしてしまいそうでした。蝶槍・常念岳をバックに三角点を撮影し今日の目的の一座へ向かいます。
先ほどまでにぎやかだった蝶槍も私がつく頃にはどなたもおらず、自撮りで証拠写真の撮影をして戻ります。山頂滞在より、近くを飛び回っているホシガラスの撮影に力が入ります。ホバリングしてマツボックリを探したり、ハイマツにしがみついて食したりする姿を連写で撮影。偶然飛んでいる姿も収めるのですがぶれぶれですかね。まぁ十分満足して帰路でもライチョウ撮影をしようと進みました。先ほどの場所で3羽、更に進んで5羽と合計8羽のライチョウを撮影できました。展望が少なくなった中でも蝶槍目指して正解でした。。
それでも、蝶が岳ヒュッテに戻ったのは14:00。この時間なら祝宴を上げ始めてもいいかな?と自販で500mlのビールを購入し、東側のベンチで相席を願って男性の方と山行情報のやりとりをしました。県外だけれど、安曇野ICは短時間で、三股まで2時間で到着だそうで、昨日仕事終わりに来て、これから降りるということでした。新潟焼山の情報やら白馬方面お話を聞かせていただき参考になりました。こういった山話が聞ける時間は楽しいものです。よくよく考えると、無理すれば日帰りで来られるコースですが、山頂でのお泊まりは他にも、もっと楽しい時間が過ごせるので、ゆっくり過ごしたいと思うようになりました。(まぁ年齢的に段々と無理が利かなくなっているのも現状です。)
ビールが終わり、更に追加のウイスキーへと談話室に入って自由帳を読んだり、記入したりして時間を過ごします。こちらもコロナの関係で本の閲覧ができず、暇をもてあまし自由帳1ページにうだうだと稚拙な文を書き残してきました。そうこうしていると女性の単独行の方が壁に掛けられた中嶋豊氏の信州山歩き地図に興味を示し見入っていました。地図の作者のお話や私もご一緒したことがあり、掲載されています。と話が弾みます。
○○アルペン号を利用して燕岳登山での感激ではまってしまったようです。今日は蝶が岳の稜線歩きをゆっくり楽しみ、明日は涸沢デビューと目を輝かせていました。遠距離からでもこういう交通手段があると北アルプスのメインルートは身近なコースになるのでしょうね。まだSNSを利用した投稿はしていないそうでしたので、こちらのユーザー名だけ伝えて、山行の楽しみを更に増やしてもらえたらと思っています。5:00からの夕食も、偶然単独行同士が向き合い、その後も夕日が見えるかと期待しながら外に出ると、ブロッケンもどきを見ることができました。雲量が谷側は少なく、お日様側は多くてはっきりしませんでしたし夕焼けも見られなかったのでここでの感激は今一つです。
20:00消灯まで時間はありましたが、やることもなく個室で疲れた体を癒します。室内の照明が消えるころ、夜空が気になったので夜空撮影,鮖呂瓩泙后テントの明かりも見られ、テント場の皆さんも星空を眺めて感激に浸っていました。北斗七星が輝き写真に収め床にはいりました。
24:00を過ぎ2日目を向かいます。下弦の月が輝き星の見える量は減りましたが、穂高方面の稜線は月明かりに照らされて幻想的な姿を見せていました。避雷針のある場所で夜空撮影◆すでに先客があり槍の穂先だけは雲に覆われたままと残念がっていました。山泊りだから見られる景色は格別です。
4:20起床。瞑想の丘に進み避雷針の場所からご来光や穂高のモルゲンロートを撮影しようと粘ります。テント場の向こうには富士山も顔を出し、今日一日が始まるのを一緒に待っているようです。ご来光が先かモルゲンが先か?などと思いながら東を見たり、西を見たりして待つ時間も楽しいのですがやはり寒い。夏でもダウンは必携です。歓声とともに現れるご来光を眺め、不思議で当たり前な毎日を新鮮な気持ちで迎え、今日も無事な山行を願う瞬間は、山で泊まる価値を再認識するものです。日帰り登山もいいけど、やっぱり山泊はもっといいですね。
5:30の朝食をいただき、エネルギーを蓄え6:20には予定通り出発です。この山行で一番お話しした女性とあいさつをして心置きなく2日目のスタートができました。小屋の方に大滝山ピストンをお話しし、ザックデポができるか尋ねたのですが、大滝山分岐から戻るのも大変でしょうからデポしないほうが楽です。とアドバイスをいただきました。ハイドロの水補給をしているので、確かにそうか?と思いザックを背負って出かけます。
分岐からは人通りの少ない静かなコースをそれなりに下ります。上り返しがあり更に下ると池塘がありました。ここまですれ違った方は2名のみ。大滝山荘は満員で泊まれなかった話をすると、えっ宿泊者3名でしたよとのこと。まぁコロナ禍では仕方ありませんね。
大滝山北峰まで1000mの表示を見るころから斜度はそれなりになり、稜線歩きを楽しめる雰囲気で進めました。高度が高まると蝶が岳の奥に槍ヶ岳が見えてきます。手前のピークあたりから八ヶ岳や富士山が見られるようになり、鍋分岐を過ぎるとすぐに北峰です。
誰もいない静かな山域から穂高&槍の見事なパノラマ。更にはここまでくると中央アルプスが見られ、南ア・富士山・八ヶ岳・美ヶ原・浅間山の峰々へと眺望が広がりました。
北峰直下が大滝山荘。あまりにも静かで立ち寄るのも控え、南峰を目指します。池塘のわきを通りさらに奥の池塘へ行く分岐を右に分け、南峰に到着です。こちらはハイマツが高く眺望はありません。少し南に進みハイマツの根本に立って振り返って写真撮影をしました。
長居するには不似合いなところで、徳本峠方面を確認して戻ります。池塘との分岐点でこのコースで6人目となる方々とすれ違いをしました。あとは来た道を戻るだけ蝶が岳ヒュッテまでの道標を何度か見て分岐に戻りました。
大滝山分岐に戻り、このまま下山するのももったいなく結局、山頂に行き、ヒュッテで冷たいポカリを購入して汗を冷やしました。やはり、ザックデポの方がよかったかな。テント場はほとんどいなくなり、何か違う場所のようでした。最高地点タッチをしてあとは一気に下るだけ。日曜日のこの時間になると、すれ違う人数もだいぶ少なくなったのでしょう。ベンチや蝶沢で休む人も少なくなりました。蝶沢ではアサギマダラを撮影することもできました。天候に恵まれ充実したコースを満喫しながら三股を目指します。三股登山口到着時には蝶が岳ヒュッテの関係の方が飲み物を冷やして販売してくれていました。先の力水で十分でしたが、前常念から降りてくる人たちには最高のおもてなしでしょう。コーラを購入し喉を潤わせ、販売している方と雑談をしていると、以前松本で働いていたころの知り合いとも面識もあるようで、話がはずみます。世の中、不思議な縁を感ずるものです。
やはり北アルプスのスケールは壮大で、2日間ではほんの一部しか知ることができません。圧倒的で雄大な自然に包まれ、いつもとは違う心持で、偶然な人との出会い、楽しみにしていた生き物との再会は、何もかもを忘れて充足感ばかりがわき上がってきます。ちょっとハードだったけど、やっぱり行けてよかったな!次はどこへ行こう?徳本峠から霞沢岳が、お出でお出でをしているようで、妙にその山容が脳裏にこびりついています。
良い天気!抜群の眺望!
すごい星!朝の景色も素晴らしい!
これを見せられてしまったら、
やっばり泊まりですね〜♪(*´∀`)♪
延び延びになってる弾丸日帰り蝶ヶ岳計画、
練り直しだわ!
そして今年行きたいなぁ。♪( ´▽`)
アオヌマさん、素敵な景色をありがとうございます♡
天気予報見て、この日は逃すまいと出かけてきました。
眺望は期待した以上のもの、更にライチョウ&ホシガラス撮影が
出来て言うことなしです。
夜景撮影は、宿泊したもののみの特典ですのでやめられません。
とはいえ、何の工夫もせず、明るいコンデジまかせです。
夕日やご来光はその時の運ですかね。
弾丸もいいけど、ゆとりある山行の方が安心安全ですね。
無理も利かなくなっていくので、山小屋泊ばかりです。
テンパクだと飲み過ぎの方が恐ろしいので…。
狙いの蝶ケ岳絶好の天気で良かったですね、山頂の景色はいう事なしですね。石の上でウイスキーを飲んで穂高をみながら昼寝したのを思い出します。夜景もすごいですねー、結構寒かったでしょう。ホシガラスとライチョウを思う存分見られましたね。2座軽く行ってきてしまうのはaoさんやっぱりすごいなー。
私は7日から入院です、もうやめる事のない治療に入ります、只7日間注射して3週間休みのサイクルらしいです。多分
多少は副作用が出ると思うのでもう大きい山は無理だと思います。今までいっぱい一緒に思いで登山が出来て良かったです、本当にお世話になりありがとうございました。
まだまだ裏妙義位は行けると思います。
hagure様の山やめます…。ではありませんが、
yumeさんもそんな弱気にならず、頑張ってくださいよ!
来年の夏コラボは時間がかかっても白山ですよ。
まだ、燧ケ岳に三人で登る約束も果たしていませんし、
お二方にはまだまだ頑張っていただかないと。
まずは、体調整え、裏妙義&今年の納会登山(地蔵&鍋:さくら公園?)
は、できるようお待ちしています。
Yumeさんとも話したけど、高い山はムリみたいかな。
まあ、私もまだやれるだけ頑張りますよ。でも良い風景眺められてよかっやですね。ビールが美味しかったでしょう。羨ましい!
ホシガラス、いい場面にであえましたね。小屋泊まりも楽しいですよね。
信州百名山、これで70座クリアです。
残り30座中20座は結構ハードで完登できるか分かりません。
まぁ、気長にチャレンジしていきます。
アルプス山行は天気のいい時のみ。
休日と天候のタイミングを見計らっているので、
なかなか数が稼げません。
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