ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3576677
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

35年ぶりの後立縦走。相変わらず気持ちよい尾根だ

2021年09月27日(月) ~ 2021年09月29日(水)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
26:55
距離
37.1km
登り
3,985m
下り
4,350m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:01
休憩
0:30
合計
5:31
10:28
20
10:48
10:49
6
10:55
6
11:01
8
11:09
11:11
2
11:13
70
12:23
12:25
45
13:10
13:13
15
13:28
13:30
11
13:41
13:52
13
14:05
14:13
51
15:04
15:05
51
15:56
3
15:59
2日目
山行
10:01
休憩
1:03
合計
11:04
4:13
75
5:28
5:34
98
7:12
7:14
78
8:32
8:46
5
8:51
11
9:02
9:04
14
9:18
9:24
66
10:30
10:36
30
11:06
55
12:01
12:02
30
12:32
12:33
4
12:37
12:58
14
13:12
13:13
35
13:48
13:49
38
14:27
14:28
16
14:44
14:45
32
15:17
3日目
山行
11:40
休憩
0:36
合計
12:16
3:08
87
4:35
35
5:10
62
6:12
52
7:04
7:06
126
9:12
9:22
5
9:27
62
10:29
10:32
29
11:01
11:14
47
12:01
12:02
39
12:41
12:48
111
14:39
45
15:24
0
15:24
ゴール地点
天候 9月27日(月):ほぼガス、のち晴れ
9月28日(火):晴れ/曇り
9月29日(水):晴れ/高曇り
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
<往路>
東京6:16発北陸新幹線 → 長野7:32着、7810円
もう一本後の8:05着でもバスに間に合う

長野8:20発アルピコ特急バス → 八方BT9:35着、2200円
https://www.alpico.co.jp/traffic/express/nagano_hakuba/

八方BT → ゴンドラ乗り場、徒歩約10分

アルペンライン利用:ゴンドラ「アダム」+ リフト2本、約30分、片道1700円
https://www.happo-one.jp/trekking/alpenline/

以上のアクセスで、10:30登山開始可能

<帰路>
扇沢15:40発アルピコ特急バス → 長野17:35着、3100円(国道19号線工事のため到着が遅れる。長野での乗り継ぎに要注意)
https://www.alpico.co.jp/traffic/express/nagano_omachi/

長野行き最終バスは17:00発
新宿行き高速バスは16:10発(さわやか信州号)
https://www.alpico.co.jp/traffic/express/hakuba_shinjuku/
コース状況/
危険箇所等
八方池山荘から唐松岳:
よく整備されたポピュラーな道。標高差800m弱をひたすら登る。危険箇所なし

唐松岳から五竜山荘:
唐松岳頂上山荘からすぐに牛首の鎖場が始まる。ストックを片付けて3点支持で進むこと。それ以外は特に危険箇所なし

五竜山荘から五竜岳:
急登。暗いうちに頂上を目指す場合は矢印を外さないように。私は頂上直下でルートミスし、浮石だらけの岩場を攀じ登ってしまった

五竜岳から鹿島槍:
上級者向けコースの看板あり。鎖や梯子は整備されている。難所の通行は譲り合う

鹿島槍から爺ヶ岳経由、種池山荘:
平和な登山道が続く。剱岳、立山や深奥部の山々を見ながらアップダウンを繰り返す

種池山荘から針ノ木サーキット:
スバリからの下り、針ノ木への登りは注意。その他は普通の尾根の縦走
針ノ木小屋から扇沢への下りは、高巻きと渡渉を繰り返すので、リボン、矢印を追うこと。私は雪渓のあたりで濃いガスに見舞われ道を見失い、雪渓のすぐ横を沢沿いに進んでしまった

なお、早朝に種池山荘から針ノ木へ向かう場合、ハイマツやシャクナゲが夜露やガスで濡れていて、腿から下がずぶ濡れになる。レインパンツ着用推奨。それでも雫が靴に入り込み、靴の中がグショグショになる
その他周辺情報 <コース上の小屋>
唐松岳頂上山荘は今年休業
新越山荘、針ノ木小屋は営業終了

五竜山荘:WEB予約
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/goryusanso.html
ビニールカーテンで仕切り
食堂は仕切りはないが、グループ毎の着席
ソロは4人テーブルに一人づつ着席
アルコールは館内OK、夕食時もOK
乾燥室は原則雨天時のみ。当日はお願いしたらストーブ1台点けてくれた

種池山荘:電話予約
https://www.kasimayari.jp/annai.htm
ビニールカーテンで仕切り
食堂は仕切りはないが、教室のように一方向を向いて着席
アルコールは館内OK、夕食時は不可
乾燥室はコロナ対策で使用できない

<コンビニ>
八方BTからゴンドラ駅と反対方向に歩いて1-2分

<日帰り入浴>
扇沢駅周辺にはない。入浴なしで帰宅
大町温泉郷までバスで行き、徒歩数分の「薬師の湯」などを利用して、後続バスに途中乗車したグループがいた。上手い方法で次回の参考になった
https://www.omachionsen.jp/shops/2012/03/post-7.php
https://o-yakushinoyu.com/
ゴンドラ「アダム」から撮影。この後、雲の中へと突入
2021年09月27日 10:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/27 10:04
ゴンドラ「アダム」から撮影。この後、雲の中へと突入
リフトに乗り継ぐと青空。低い雲を抜けたか?
2021年09月27日 10:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/27 10:22
リフトに乗り継ぐと青空。低い雲を抜けたか?
残念ながら逆さ白馬三山は見えない。ガスが取れる一瞬を待つ時間的余裕がないので先に進む
2021年09月27日 11:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/27 11:09
残念ながら逆さ白馬三山は見えない。ガスが取れる一瞬を待つ時間的余裕がないので先に進む
紅葉もいい感じ
2021年09月27日 11:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/27 11:40
紅葉もいい感じ
標高を上げると唐松岳がクッキリ。山頂からの眺望が期待できそう
2021年09月27日 13:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/27 13:00
標高を上げると唐松岳がクッキリ。山頂からの眺望が期待できそう
甘かった。山頂に着く頃には再びガスで覆われてしまった。先を急ぐので山頂からの眺望は潔く諦める
2021年09月27日 13:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/27 13:28
甘かった。山頂に着く頃には再びガスで覆われてしまった。先を急ぐので山頂からの眺望は潔く諦める
牛首の鎖場を進む
2021年09月27日 14:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/27 14:06
牛首の鎖場を進む
同じく牛首の鎖場
2021年09月27日 14:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/27 14:21
同じく牛首の鎖場
ヘトヘトになりながら五竜山荘。何とか16時に着いた
2021年09月27日 16:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/27 16:23
ヘトヘトになりながら五竜山荘。何とか16時に着いた
缶ビール2本をもって屋外に出ると、7回目のブロッケンとの遭遇
2021年09月27日 16:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/27 16:27
缶ビール2本をもって屋外に出ると、7回目のブロッケンとの遭遇
アップで。手足の長い宇宙人みたい
2021年09月27日 16:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/27 16:25
アップで。手足の長い宇宙人みたい
五竜岳への尾根。明日はご来光を山頂で拝むべく早立ち
2021年09月27日 16:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/27 16:28
五竜岳への尾根。明日はご来光を山頂で拝むべく早立ち
夕飯後に夜景。どこの街だろう
2021年09月27日 18:48撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/27 18:48
夕飯後に夜景。どこの街だろう
2日目の朝。五竜岳山頂へ向かう途中で遠く浅間山方面を望む
2021年09月28日 04:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/28 4:58
2日目の朝。五竜岳山頂へ向かう途中で遠く浅間山方面を望む
薄暗い中、ルートミスして強引に岩を攀じ登り無事登頂。背後は剱岳
2021年09月28日 05:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
4
9/28 5:28
薄暗い中、ルートミスして強引に岩を攀じ登り無事登頂。背後は剱岳
富士山も見える
2021年09月28日 05:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/28 5:22
富士山も見える
もうすぐご来光。上空の雲が赤く染まる
2021年09月28日 05:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/28 5:31
もうすぐご来光。上空の雲が赤く染まる
四阿山の少し左から昇るようだ
2021年09月28日 05:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5
9/28 5:31
四阿山の少し左から昇るようだ
合掌
2021年09月28日 05:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
4
9/28 5:39
合掌
これから向かう尾根。右奥に双耳の鹿島槍ヶ岳
2021年09月28日 05:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/28 5:45
これから向かう尾根。右奥に双耳の鹿島槍ヶ岳
五竜岳からの鎖場の下り
2021年09月28日 05:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/28 5:59
五竜岳からの鎖場の下り
五竜岳からやってきた尾根を振り返って
2021年09月28日 07:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/28 7:12
五竜岳からやってきた尾根を振り返って
キレット小屋に到達。いつ来ても絵になる小屋だ
2021年09月28日 08:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
7
9/28 8:27
キレット小屋に到達。いつ来ても絵になる小屋だ
キレット小屋のテラスの正面には剱岳
2021年09月28日 08:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/28 8:34
キレット小屋のテラスの正面には剱岳
八方キレットを通過して左のピークの横腹を進む
2021年09月28日 09:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/28 9:16
八方キレットを通過して左のピークの横腹を進む
鹿島槍ヶ岳北峰から南峰を望む
2021年09月28日 10:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/28 10:32
鹿島槍ヶ岳北峰から南峰を望む
鹿島槍ヶ岳の山頂(南峰)。バックは剱岳から立山連峰。猿倉から20キロのテン泊ザックを担いで縦走してきた若者と撮影し合う
2021年09月28日 11:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5
9/28 11:22
鹿島槍ヶ岳の山頂(南峰)。バックは剱岳から立山連峰。猿倉から20キロのテン泊ザックを担いで縦走してきた若者と撮影し合う
斜面の広葉樹が紅葉している。鹿島槍南峰から冷池山荘への下りで
2021年09月28日 11:37撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/28 11:37
斜面の広葉樹が紅葉している。鹿島槍南峰から冷池山荘への下りで
遠くに今宵の宿の種池山荘が見える。その前に爺ヶ岳三兄弟を越えて行く
2021年09月28日 13:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/28 13:58
遠くに今宵の宿の種池山荘が見える。その前に爺ヶ岳三兄弟を越えて行く
主峰の中峰山頂。多くの方が直下の巻道を進む。鹿島槍がお目当てのようで、爺ヶ岳はお呼びでない?
2021年09月28日 14:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/28 14:26
主峰の中峰山頂。多くの方が直下の巻道を進む。鹿島槍がお目当てのようで、爺ヶ岳はお呼びでない?
爺ヶ岳南峰へ登り返すコルから信濃大町の街を見下ろす
2021年09月28日 14:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/28 14:36
爺ヶ岳南峰へ登り返すコルから信濃大町の街を見下ろす
種池山荘へ下る途中でナナカマド
2021年09月28日 15:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
4
9/28 15:10
種池山荘へ下る途中でナナカマド
種池山荘と爺ケ岳
2021年09月28日 15:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/28 15:17
種池山荘と爺ケ岳
3日目は行程が長い。小屋を3時に出る。岩小屋沢山頂はまだ真っ暗
2021年09月29日 04:35撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/29 4:35
3日目は行程が長い。小屋を3時に出る。岩小屋沢山頂はまだ真っ暗
鳴沢岳山頂へ向かう途中の黎明。雲海がすごい
2021年09月29日 05:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/29 5:00
鳴沢岳山頂へ向かう途中の黎明。雲海がすごい
本日も富士山がくっきり
2021年09月29日 05:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/29 5:14
本日も富士山がくっきり
低層の雲は雲海となり、夜明けが高層の雲との境をなす
1
低層の雲は雲海となり、夜明けが高層の雲との境をなす
四阿山の上空が染まる
2021年09月29日 05:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/29 5:38
四阿山の上空が染まる
四阿山からご来光。右は浅間山
2021年09月29日 05:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5
9/29 5:39
四阿山からご来光。右は浅間山
手前が岩小屋沢岳、右奥が爺ケ岳
2021年09月29日 05:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
4
9/29 5:41
手前が岩小屋沢岳、右奥が爺ケ岳
これから進むスバリ岳と針ノ木岳がモルゲンロートに耀く
2021年09月29日 05:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5
9/29 5:44
これから進むスバリ岳と針ノ木岳がモルゲンロートに耀く
やっとこさ鳴沢岳山頂に到着。背後は剱岳と立山連山
2021年09月29日 06:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/29 6:11
やっとこさ鳴沢岳山頂に到着。背後は剱岳と立山連山
右手前が赤沢岳、左奥がスバリと針ノ木。背後に裏銀座の山並み。針ノ木の左奥に槍が見える
2021年09月29日 06:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/29 6:13
右手前が赤沢岳、左奥がスバリと針ノ木。背後に裏銀座の山並み。針ノ木の左奥に槍が見える
赤沢岳山頂。夜露やガスで濡れたハイマツやシャクナゲで、ここに到達するまでに腿から下はズブ濡れになり靴もグショグショ
2021年09月29日 07:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/29 7:00
赤沢岳山頂。夜露やガスで濡れたハイマツやシャクナゲで、ここに到達するまでに腿から下はズブ濡れになり靴もグショグショ
黒部湖が眼下に見える
2021年09月29日 07:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/29 7:00
黒部湖が眼下に見える
ここの下りの通過は気持ち悪かった。完全崩落は時間の問題
2021年09月29日 07:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/29 7:50
ここの下りの通過は気持ち悪かった。完全崩落は時間の問題
白馬岳からの後立が一望できる。今回縦走してきた尾根は中央奥のやや左の唐松岳から右へ五竜、鹿島槍、爺ヶ岳、そこから左へ岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、さらに右手前へスバリへの尾根
2021年09月29日 09:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/29 9:01
白馬岳からの後立が一望できる。今回縦走してきた尾根は中央奥のやや左の唐松岳から右へ五竜、鹿島槍、爺ヶ岳、そこから左へ岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、さらに右手前へスバリへの尾根
スバリ岳。山頂標の右奥は立山三山。左奥は五色ヶ原
2021年09月29日 09:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/29 9:14
スバリ岳。山頂標の右奥は立山三山。左奥は五色ヶ原
五色ヶ原から左へ越中沢岳、さらに左が北薬師と薬師岳。2週間前に縦走した尾根だ
2021年09月29日 09:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/29 9:14
五色ヶ原から左へ越中沢岳、さらに左が北薬師と薬師岳。2週間前に縦走した尾根だ
剱岳アップ
2021年09月29日 09:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/29 9:18
剱岳アップ
立山。中腹にケーブルカーの黒部平と大観峰の駅が見える
2021年09月29日 09:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/29 9:18
立山。中腹にケーブルカーの黒部平と大観峰の駅が見える
やれやれ、針ノ木岳に到着
2021年09月29日 10:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/29 10:25
やれやれ、針ノ木岳に到着
さてと、縦走仕上げのピーク、蓮華岳へ向かおう
さてと、縦走仕上げのピーク、蓮華岳へ向かおう
針ノ木小屋に荷物をデポして、蓮華岳へ向かう。急登を終えて、蓮華への気持ちの良いロード
2021年09月29日 11:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/29 11:45
針ノ木小屋に荷物をデポして、蓮華岳へ向かう。急登を終えて、蓮華への気持ちの良いロード
蓮華岳山頂。百高山96座目。バスが気になりタッチ&ゴー
2021年09月29日 12:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
9/29 12:01
蓮華岳山頂。百高山96座目。バスが気になりタッチ&ゴー
蓮華岳から針ノ木とスバリ
2021年09月29日 12:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/29 12:06
蓮華岳から針ノ木とスバリ
針ノ木小屋から下る。扇沢は低い雲に覆われている
2021年09月29日 12:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/29 12:49
針ノ木小屋から下る。扇沢は低い雲に覆われている
中腹の紅葉もきれいだ
2021年09月29日 12:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/29 12:56
中腹の紅葉もきれいだ
案の定、ガスガス。雪渓のあたりで印を見失って道迷い。それでも最終一本前の長野行きバスにギリ間に合った。あぁ〜きつかった。今回の縦走はちょっと無理しすぎたな・・
2021年09月29日 13:29撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/29 13:29
案の定、ガスガス。雪渓のあたりで印を見失って道迷い。それでも最終一本前の長野行きバスにギリ間に合った。あぁ〜きつかった。今回の縦走はちょっと無理しすぎたな・・
撮影機器:

感想

29歳だった。独身最後の夏の縦走。日本三大雪渓の一つである針ノ木雪渓を上がり、針ノ木岳から白馬岳を目指して4泊5日で北上した。後立山連峰、通称後立と呼ばれる尾根だ。針ノ木岳をはじめ、爺ケ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳などの名峰が並ぶ

結果的には、白馬三山に向かうすぐ手前で、白馬鑓温泉へ下って縦走を終えた。若い頃に山をやっていた親父の古いモノクロ写真に、鑓温泉に気持ち良さそうに浸かっている親父の写真があり、いつか自分も入ってみたいという想いがあった。ゴールの白馬岳を目の前にして鑓温泉への分岐の看板を見た途端、何の迷いもなく計画を変更して鑓温泉へと下っていた

本格的に山を再開して8年目。いつか同じコースを辿りたいと思っていた。今回は満を持して臨むつもりだったが、台風16号の接近もあり、途中の唐松岳をゴールとして3泊4日の計画を立てた

出発2日前に計画を完成させて、1泊目の針ノ木小屋に予約の電話を入れると、何とその日が営業最終日とのことで、初っ端から再訪の夢は頓挫した。やむなく計画を2泊3日に縮小して計画を組み直すも、どうにも諦めきれない。あれこれ思案して、逆回りにしたら無理をすれば2泊3日でもオリジナルの計画を歩けるのではないかと気づく

という訳で、年も顧みず、2泊3日で38kmのハードな縦走に出かけることに。八方尾根をゴンドラとリフト2本を乗り継いで八方池山荘に上がり、そこから標高差約800mを上がり唐松岳に登頂する。そして後立の尾根を五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ケ岳、針ノ木岳と南下し、最後に蓮華岳で締めくくる

途中、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間には、一般登山道としては北アルプスの難所の一つ、八方キレットなどの岩場の通過がある。岩稜帯はさほど苦にならないので、技術的には問題ないのだが、体力的にできるかどうか・・。29歳の時より一日当たりの歩行距離が長いハードな計画だ。年寄りにありがちな、「今でもできるはず」という根拠の乏しい思い込みだけで出かけた

歩行距離は、1日目が8.5辧2日目が12.5辧3日目は17.5辧F増しに距離が長くなる。2週間前の室堂から上高地への大縦走で、足はガクガク。1日目の唐松への登りがきつかった。どうなることかと思ったが、2日目、3日目と足が次第に動くようになって、無事に歩き通すことができた

それにしても針ノ木小屋の9月25日営業終了が誤算だった。迂闊にも小屋に確かめることもせず、9月末までの営業だと思い込んでいた。返す返す3泊4日のゆったりペースで35年ぶりの後立縦走を味わいたかった。二度と今回のような無理な計画はやるまい

今はただ、無事に歩き通して帰ってこられたことに感謝感謝である

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:723人

コメント

無事に帰ってきたこと、そして天候に恵まれたことに、ただただ感謝ですね。

私も同様な想いがあり、10年後白馬を目指しています。写真から素晴らしい景色を見させて頂き、気持ちを再確認することが出来ました。ありがとうございました。
2021/10/1 12:26
sting2さん、レコをご覧いただきありがとうございました。

35年ぶりに縦走してみて、当時を思い出せたこと、さっぱり思い出せないこと、色々でした。
仔細な記憶はともかく、全体の印象は当時と変わらぬものがありました。

10年後白馬を目指しておられるとのこと、楽しみですね。
私の拙いレコがsting2さんの想いを再喚起することになったのであれば嬉しい限りです。
これからも山を楽しんでください。
2021/10/1 17:19
2泊3日のロングルート、お疲れさまでした。
3日目はバスの時間も気にしながらの、なかなかハードな山歩きだったようですが、写真を見るとやっぱり素晴らしいルートのようですね。
キレットや針ノ木サーキットは、そのうち行きたいなと思っていたルートでした。

種池山荘から針ノ木・蓮華あたりは、少し踏み跡薄めなのかなと想像していましたが、どうでしょうか。
足元が濡れるとのことですが、少し自然ぽさが残った登山道でしょうか?
日帰りで針ノ木サーキットを回るのは厳しいし、テント場も限られるし、いつ、どうやって歩くか全く未定ですが、百高山も含めて今年か来年には行きたいなと思っています。
2021/10/1 18:48
針ノ木サーキットは北アのメジャーなルートなので踏み跡はしっかりしていますし、よく整備されています
eurekapapaさんの脚力なら、蓮華温泉のような時間にスタートすれば日帰りは十分に可能です
早朝はハイマツやシャクナゲの夜露に気を付けてください(藪漕ぎのようなことは全くありません)

テン泊で行くなら、eurekapapaさんが以前テントを張った種池山荘を利用するか、針ノ木のテン場を利用することになると思います。針ノ木小屋はすでに営業終了していますので、テン場を利用してよいのかどうかわかりませんが、私が扇沢に下るときにテン泊の3組が上がってきていました

針ノ木サーキットはどちら周りでも素晴らしい尾根歩きです。ぜひお出かけください
ただ、当日の朝に日帰りで針ノ木に登ってきた人によれば、雪渓の残骸の下あたりで熊がいたそうです。なかなか動かなくて緊張したようです。今年このあたりに出没するクマは、熊除け鈴を気にしないそうですから(種池山荘のスタッフによれば)、念のためお気を付けください
2021/10/1 21:04
早速の返信ありがとうございます!
安心しました。針ノ木サーキット、クマに注意して出向きます!
コースタイムを見ると日帰りをする自信はないので、テン泊ですかね。
最近、登山自体はいいのですが、登山口までの移動がどうにも億劫になっており、以前のように毎週出かける元気がなくなっています。
気力・体力を見て、出かけたいと思います。
2021/10/1 23:00
以前テン泊されたのは種池ではなく冷池でしたっけ?コンロトラブルに見舞われたのは
どうも認知機能が衰えて定かではありません

種池の幕営場は小屋のすぐ先で樹林に囲まれているので、冷池のように風に悩まされることはないと思います
10月16日までの営業期間中なら、針ノ木よりも断然水が調達しやすいです
楽しんできてください
2021/10/2 11:30
そうですね、前回テン泊したのは冷池でした。
コンロトラブルで雪を解かせずフルグラをかじるようなひもじいテン泊でしたが、鹿島槍や爺ヶ岳からの素晴らしい景色を覚えています。

針ノ木サーキットですが、確かに水の確保が大切ですね。
2日目より初日がしんどいほうがいいので、初日に種池から針ノ木小屋まで歩こうかと思っていましたが、それでは水が調達できないですね。
初日に蓮華も寄って種池山荘まで歩くのは厳しそうですし、難しいですねぇ。
初日は針ノ木まで上がって蓮華に寄っておき、2日目に稜線縦走するのがコースタイムとしてはよさそうです。水を最終水場で汲んで担ぎ上げる必要があるようですが。
10/16までにいけるかどうか不透明ですが、楽しく悩みたいと思います。
2021/10/2 23:41
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら