ツエルト泊での前線通過は恐かった(戸倉三山〜御前山〜鋸山)/馬頭刈尾根/戸倉三山
- GPS
- 110:30
- 距離
- 98.9km
- 登り
- 7,586m
- 下り
- 7,667m
コースタイム
27日(水)
11:20 武蔵五日市
12:30 新多摩変電所
13:30 今熊山山頂
15:00 刈寄山
15:20 ビバーク
28日(木)
7:00 出発
9:00 市道山
10:20 臼杵山
14:00 小沢集落
15:20 ビバーク
29日(金)
7:00 出発
9:00 御前山
11:00 鋸山
13:00 奥多摩駅
12月4日〜5日 御前山〜馬頭刈尾根〜城山
4日(水)
11:20 境橋出発
12:20 御前山登山口(体験の森)
14:10 御前山
14:30 御前山避難小屋(泊)
5日(木)
6:00 小屋出発
7:20 大ダワ
9:00 大岳山
10:40 つづら岩
12:10 馬頭刈山
14:10 瀬音の湯
14:50 城山
15:30 光厳寺
16:20 武蔵五日市駅
12月12日〜13日 戸倉三山〜生藤山〜高尾山
12日(木)
7:00 武蔵五日市発
8:00 今熊神社登山口
11:20 市道山分岐
12:50 醍醐丸
14:20 生藤山
15:00 ビバーク
13日(金)
7:20 出発
9:00 和田峠
9:30 陣馬山
11:30 景信山
12:20 城山
13:20 高尾山
15:00 高尾駅
天候 | 11月27日〜29日 戸倉三山〜御前山 27日(水) 晴れ 28日(木) 晴れ 29日(金) 晴れ 12月4日〜5日 御前山〜馬頭刈尾根〜城山 4日(水) 晴れ→曇り 5日(木) 快晴 12月12日〜13日 戸倉三山〜生藤山〜高尾山 12日(木) 快晴 13日(金) 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
往路 JR東 立川→武蔵五日市 復路 JR東 奥多摩→立川 12月4日〜5日 御前山〜馬頭刈尾根〜城山 往路 JR東 立川→奥多摩 西東京バス 奥多摩→境橋 復路 JR東 武蔵五日市→立川 12月12日〜13日 戸倉三山〜生藤山〜高尾山 往路 JR東 立川→武蔵五日市 復路 JR東 高尾→立川 |
コース状況/ 危険箇所等 |
11月27日〜29日 戸倉三山〜御前山 特に問題個所はなかった、と思う 個人的には何か所か道間違えしたが・・・(笑) 12月4日〜5日 御前山〜馬頭刈尾根〜城山 ★体験の森、御前山登山道、栃寄ノ滝経由崩落により通行止め ★御前山水場は渇水なく通常使用可 ★「山と高原地図」には赤線、黒点線の表記ないが、馬頭刈山から高名山通って瀬音の湯まで直接下れる登山道あり。 12月12日〜13日 戸倉三山〜生藤山〜高尾山 メジャー登山道。特記すべき危険個所もなし。 |
写真
感想
★11月27日(水)〜29日(金)武蔵五日市〜戸倉三山〜御前山〜鋸山〜奥多摩
先週に引き続き今週も天気よさそうだったのでトレーニングついでに奥多摩を歩いてきた。
事前の天気予報で水曜日の夜に前線通過の天気図だったが、雨マークもなくなんとかなるだろう、とお気楽な気持ちで出発。
一日目(27日水曜)
武蔵五日市の駅に11:00過ぎ到着。
天気は上々、気分も上々。
五日市市内を広徳寺を目指して歩く。
途中なんとバナナの木を発見!こんな山間部で越冬できるのか?根性あるバナナだなぁ、と感心してしまった。
広徳寺はけっこう有名なお寺のようで小春日和に誘われておじいさんおばあさんのグループが参拝に来ていた。
広徳寺から今熊神社までどうも分かりづらかったのであきる野市のマップとハセツネのマップを慎重に見比べて広徳寺から新多摩変電所、今熊神社と歩く。
なんせ、自分の使っている「08年版山と高原地図」には広徳寺から変電所までは赤線どころか黒点線も引かれていなかった。
案の定一度間違えた。(笑)
なんとか神社へ辿りつき珍しく安全祈願をお賽銭をあげてお祈りしてしまった。
神社脇の階段を登ってようやく山道へ入る。
今熊山手前の見晴らしで今週も東京がバッチリ見えた。先週よりはっきり新宿ビル群が見えた。
山頂を超えるとほどなく「日本山岳耐久レース5km地点」の道標。
「そうなんだよな、このコースがハセツネの初っ端なんだよな」とちと嬉しくなる。
自分が参加することはまだなさそうだが、そのコースを歩けただけでもうれしい気分になれた。
「みんなすごいよな」こんな登り下りを疾走するのだから・・・脱帽と尊敬
自分も先週までのトレーニングで少しは足も慣れてきたような気がした。
が、次の日に判明するのだがやっぱまだまだ気のせいだった。
15:00刈寄山到着。
適当なところでおなじみのツエルトを張る。
ちょっと余裕があったのでいつもより入念にペグダウンして張り綱も強めに張り、枯れ枝のインナーフレームも作ってセットして潜り込んで楽になる。
結果的にこれが功を奏した。
夜、突然風が強くなり、木々がざわめき空が唸りだす。
そう言えば前線の通過の予報があったな、と思いだした。
18:00過ぎから21:00,22:00とツエルトをバタバタと煽る煽る。
正直ビビった。ツエルトには軽量さを求めてたのでなるべく軽いアライのライペンを選んだのだが、そのペラペラの15dnの生地が破れるか?、とか、ピンペグが浮き上がって抜けちゃうんじゃないか?と心配した。
いつものようにズボズボの地面に適当に挿していただけだったら多分抜けていたかもしれなかった。
やはりペグはいつでもちゃんと硬い地面に突き刺す必要があるのを痛感。
夜半、風の峠は越えたが空はまだゴーっと時たま鳴っていた。
ただ、雨が降らなかったのが気分的にもだいぶ楽だった。
二日目(28日木曜)
明け方には風もほぼ治まってきた。天気もけっこう良さそうだった。
気温がツエルト内で10度もある暖かな朝だった。湿度もなくツエルト内も結露していなかったのがありがたかった。
コーヒー飲んで朝飯適当に食って荷物片付け、ツエルトたたんで元気よく出発。
しかし、この日は8時間以上の歩行で完全にバテてしまった。
少しは体力が戻ってきたかな?と昨日思ったのはやっぱ気のせいだった。
今夜の宿として目指したの御前山の避難小屋だったのだが、まったく辿りつけなかった。
戸倉三山を市道山、臼杵山と順調に周る。
天気がいい日、朝日を浴びながら冷たい空気の中をすがすがしい気分で歩くのは最高に楽しい。
ただ、下りがいつまでたっても苦手。臼杵山からの下りがコースタイムで50分となっているがまったくもって無理。1時間以上かかってしまった。
特に落ち葉が敷きつめられている急な下りは濡れてなくても滑る滑る。
ようやく街の道に降り檜原村役場なぞ覗いて観光ガイドを貰う。
払沢の滝?なんか有名なようだが、どうも先の予定がきつそうでパスる。
そのうちまた来ることもあるだろう。
浅間林道は「関東ふれあいの道」との道標あったが、なんか林道と登山道と村道が混じり合って分かりづらかった。
案の定最後の時坂峠の登りを間違えて林道で大周りをしてしまい増々時間をロスった。
浅間林道を途中で小沢村へ下りようやく御前山登山道入り口。
地図的には林道で1:30分、山道で同じ1:30分の選択肢があった。
ん〜ん、どっちにするか?何を勘違いしたのか林道の方が楽に思えそっちを選んでしまった。
舗装されたまったりした上り坂の道路を重登山靴で歩くのは意外とキツイのを改めて思い知った。時間的なこともあり気は焦るのだがなかなか進まず余計疲れただけだった。
そして、結果的に宮ヶ谷戸からの登山道の合流点までコースタイムを大幅に遅れる2時間以上もかかってしまった。ゲ〜!であった。
時刻はすでに15時を回っていて、この先避難小屋まで2時間、日暮れまでにはとても無理!とギブアップ。適当な林間部で荷物を下ろしビバーク。
大した休みは取らなかったとは言え8時間ぐらの歩行でへろへろ、ってなんか悲しい。以前、北アルプスを20kg前後担いで長期縦走した時の体力はどこへ行ってしまったのでしょう・・・?
まだまだ、トレーニングが必要、と言うことなんだな、としみじみ・・・
三日目(29日金曜)
それでも朝起きると足が筋肉痛になってることもなくまた元気が出てくれたのがまだ救い。
昨晩は前日と違って穏やかな夜だった。
ただ、気温は冬に戻って、ツエルト内で1℃、外は多分零下だったと思う。
前回も使ったタイベックのシュラフカバーはやはり効果が高いようでまったく寒さを感じなかった。けっこう利用価値あって使えるかも。
この日も結露がまったくなかった。気候さえ良ければゴアでなくても単なるナイロン生地のテントでも結露はしないんだ。
とても快適な一夜だった。
今朝も天気が良さそう。御前山を目指して歩く。
やはり予想通り2時間かかった。
昨日疲れた足で歩いていたら多分3時間近くかかっていて、完全にナイトハイクになってた。
夏場陽が長ければまだしも、今の時期では日の沈む前の途中ビバークで正解だったと思う。
3日目と言うことと帰ってからの片付け、明日の仕事のことなど思うとそんなに目一杯歩く気分でもないので、半日コースとして適当に鋸山を目指してそのまま奥多摩駅に下った。
この鋸尾根の下りも細かい起伏がけっこうあってやはりコースタイムの1:40分ではまったく降りれなかった。優に2時間かかった。ま、いつものこと、下りはコースタイムの1,2割+アルファが自分の標準タイムなんだろう。
無理に急いで膝に負担をかけ過ぎるのもヤバいし、これで十分。
帰ったら膝の養生のためにも今週も手羽元を一杯食べてコラーゲンの補充をしなくちゃ・・・なんて思いながら下ってきた。
山の上も下界も天気は最高によかった。
見慣れた奥多摩の駅舎についてほっとする。
入線してきた電車に乗り込む。平日の昼、車内はガラガラ。
CW−Xを脱ぎようやく山歩きの終わりを実感。
3日間、最初の夜の前線通過の嵐もどきは恐かったが昼間は3日とも天気がよく今週も最高の山歩きができた。
もう、お天道様に感謝しかないですね。
ありがとうございました。
しかし、自分にはとても無理だが、ハセツネのランナーはみんなこんな気分で走って行くのだろうな・・・
★12月4日〜5日 奥多摩〜御前山〜馬頭刈尾根〜城山〜武蔵五日市
先週、行きつけなかった御前山避難小屋へリベンジに。
その先、本当は浅間尾根を周ろう、と思っていたのだがなんかめんどくなって馬頭刈山に変更して、城山を通って武蔵五日市へ。
一日目(4日水曜)
天気予報は曇りではっきりとはしていないがどうやら雨にはならなそう。
久々、奥多摩駅から登山口までバスに乗った。車内にはおばちゃん3人。ばらばらに乗ってきたが顔見知りらしくよもやま話が始まる。ま、共通の話題なのだろう、健康と保険の話。そして病院前で一人、二人と降りて行った。
バス降りて歩き始めは穏やかに陽が射していてまずまずのコンディション。
「体験の森」?なんじゃそれ?どうやら三頭山一帯の「都民の森」と同じようなものなのだろう、適当に予想。
舗装された林道をだらだら登っていく。
先週もそうだったが、舗装された道を荷物背負って登山靴で歩くのはけっこう疲れる、早く登山道に入りたい、と思っていたのだが、手前側の登山道は崩落の為通行止めの札。が〜ん!
結局林道奥の登山道入り口まで大回りさせられる。それだけで疲れ倍増。
どうせ「体験の森」なんて親子で楽しむところだろうし、大したことはないだろう、と多寡を括ってたら意外にキツイ登り。またまた疲れてしまった。
2時間半かけてようやく御前山へ到着。それでも2時間ぐらいなら多少きつくてもなんとか持つようになってきた。
山頂はどんより雲が下がってきて眺望も楽しめず寒々としていたのでそそくさと下る
14:30 先週たどり着けなかった避難小屋に到着。
先客が一人。「寒い、寒い」とすでに酒盛りを始めていた。
久しぶりに他人と一緒に泊まる。いつもはツエルトだし、前回の一杯水避難小屋の時も一人だったし。
夕方、山ガールの二人組も到着。珍しく4人も同泊者が・・・
山ガールの二人は「新規購入のテントの試し張りに来た」とのこと。最初は玄関のコンクリートの土間でペグが打てず四苦八苦していたが、最終的にウッドデッキで完成させて外での宿泊していた。
テントは多分デンマークブランド「ノルディスク」のけっこう高いやつ。オシャレなデザイン。中を見せてもらったがけっこう広かった。
まだ、4:00前だが気温はすでに室内で3〜4度。外は0度ぐらいまで下がっている。それでもツエルト泊に比べると天国。
同室者とくっちゃべって、のんびり晩飯を作って、6:00には寝た。
が、夜中にいびきで起こされた。ま、山小屋ではこういうことも多々ある。
それからは寝たり起きたりしながら、朝までいびきと格闘。
二日目。(5日木曜)
結局朝の4:30頃には起きあがってしまった。
昨夜、何度か目が覚めた時、なんか急にかったるくなって今日のコースを浅間尾根から馬頭刈尾根に変更した。日程も二泊から一泊に縮め今日帰ることにした。
ガサゴソ、申し訳ないとは思ったが、朝飯を作って、荷物まとめて出発の準備。
6:00日の出はまだだがどうやら足元は明るくなったので早めに出発した。
天気は快晴無風の絶好。気温は多分零下だろうが、まだ手袋、帽子ぐらいの防寒で十分耐えられた。風がないとこうも違う。
鋸山分岐までは先週も歩いた道。途中クロノ尾山で雑木林の向こうに朝日が昇る。
朝焼けの登山道を気持ちよく大岳山へ向かう。
大岳山山頂は感動の景色。富士山、丹沢、奥多摩・・・ぜ〜んぶ見渡せた。風もなくいつまでもづっと見続けていたい雰囲気だった。素晴らしかった。
しばし、感動の余韻に浸りながらも馬頭刈尾根に向かう。
途中大岳山荘は立ち入り禁止の札があり営業はしていないようだった。
馬頭刈尾根の熊笹の登山道を軽快進む。
途中、何か所か富士山観賞ポイントにはベンチも据え付けられていた。
富士見台、つづら岩と順調に進み昼にようやく馬頭刈山到着。
馬頭刈山山頂からは地図に書かれているような富士山の展望は見れなかった。
後は下るだけ。地図のコースタイムでは1時間半ぐらいで瀬音の湯に着くようだが、やはりそんなに早くは着けなかった。
瀬音の湯到着は2時間かかってようやく14:00過ぎ。その30分ぐらい前からもうへろへろでよろよろ。疲れているのに気持ちも抜けているとロクでもない目に合う。と言うか超ヤバかった。
途中で一度なんでもない登山道の下りで落ちていた杉枝を片足で跳ねあげもう一方の足で跳ねあげた杉枝に躓き、もんどり打ってひっくり返り危うく登山道からはみ出て15mぐらいの崖を転がり落ちるところだった。
とっさに登山道脇に生えていた15cm径ぐらいの杉の木にがばっとしがみつき足ブラブラのクリフハンガー状態。なんとか宙ぶらりん状態で留まり登山道に這い上がってようやく助かった。
びっくりして抜けていた気合いが一発で注入された。事故などどこでも起こりえる、と言う教訓、骨身に染みた!
そして思ったのは、どうやら、自分の山行カラータイマーはまだ8時間が限度。それも7時間を過ぎるとピコピコ点滅状態になっているらしい。
このピコピコ状態になっている時は特に注意が必要ということ。
普通なら山から下りてきてそのまま温泉でひと風呂は一番極楽のコースなのだろう。
が、車ならまだしも温泉に浸かってからバス乗って、電車乗って帰るのはどうも逆にメンドクサイ。
ただ登山靴脱いだり荷物下ろしたりするのもめんどくさくて足湯にも浸からなかった。
温泉は諦めて、すでにカラータイマーは切れているのだが、時間的にまだ大丈夫だろうと、もう一山、城山を目指した。
ここへ登ったのは正解!めちゃくちゃ絶好の展望。五日市市内はもとより東京まで全部見渡せた。
多分江戸時代には江戸城の天守閣も見えたことだろう。
山頂で優雅にコーヒーを沸かして飲んでいるハイカーがいた。
自分もあのくらいゆとりのある山歩きをしたいもんだ・・・と思った。
下りを光厳寺側の点線の道を下る。ちと心配だったが、案の定途中で道間違い。間違いそうだ、と気を付けていてもやはり間違えた。
これもカラータイマーが切れていて注意力がなくなっているせいかもしれない。
道が途中で無くなったのだが雑木林の中へ踏み後は付いていて赤テープの目印はあった。半信半疑なが降りていくと赤テープと踏み後はあるのだが雑木が段々深くなって鬱蒼としてきた。3時過ぎたばかりなのに雑木の奥は薄暗くなってくる。
こりゃヤバいだろう、と方向転換して下ってきた踏み後を登り返す。
いやぁ〜まいった。時間にして10分〜15分くらいのもんだろうが、精神的には20〜30分彷徨った気分。
登山道まで戻ってなおも戻っていくとやはり途中で左に折れる正解の道があった。
7,8分も歩くと目的の光厳寺に着いた。
間違えないように確認して歩いてきた、と言う意識が強いと実際に間違えても、間違えたことを無意識に否定している自分がいて、増々間違いに気づくのが遅くなることがある。
自分にとって道間違いはこの先も何度も経験するテーマになるのだろうな、と思う。
しかし、赤テープと踏み後のあった多分バリエーションルートだろうがいったいどこへ行く道だったのだろうか?地図的には盆掘川の河原へ直接下っていく感じだが、その先がまったく不明。
バリエーションルートってやっぱ藪こぎや地図読みが大変そうでめんどくさそう。
自分の技量ではまだ当分一般道で十分かな。
街に降りて桧原街道を五日市に向かってとぼとぼ歩いているとやたら大きなダンプが行き来しているのが目に着く。そういえば山の中で何か所か山を削っているところがあった。奥多摩もそのうち秩父と同じように無残な山肌になっていってしまうのかも・・
16:20よたよたになりながらも無事武蔵五日市の駅に到着。
今回の山歩きで自分の山行カラータイマーの限度がまだ8時間程度しかないことはっきり分かった。
それと下りはいつも表示コースタイムの1〜2割は余計に時間がかかるのでその分時間の余裕を見ておく必要があるのも再確認。
途中で大コケをしたがなんとかねんざ打撲もせずすり傷程度で無事下山出来たことに感謝。
お疲れさん・・・
8時間カラータイマーはウルトラマンの3分よりはまだ長い・・・(笑)
12月12日〜13日 武蔵五日市〜戸倉三山〜生藤山〜陣馬山〜高尾山〜高尾
雪が降る前にもう一度でも二度でも行きたくて・・・
天気も幸い良さそうだったので。なんと4週も連続で天気に恵まれた。
コース取りの一つの目的はハセツネコースを赤線で結ぶこと。
初日
五日市線の始発で6:00ぐらいに着こうと意気込んでいたのだがやっぱ起きれなかった(泣)
一時間の遅刻で7:00に五日市に到着してそのまま歩き始める。
市道山までは先々週に行っているのでとりあえず記憶にある道。
途中、バナナの木が見事に枯れてたのが一番の印象。やはり氷点下まで下がる山間部での越冬はできなかった様子。
今熊山、刈寄山、市道山すべてパスって、市道山分岐から醍醐丸を目指す。
今日も天気は快晴で無風。ルンルン気分で歩ける楽しさに感謝。
醍醐丸に12:50着。ここからはまた知った道で気分もお気楽な山歩き。
生藤山を越えて笹尾根に入り適当なところで野宿の準備。
天気も良さそうだし、出発前の天気図だと明日も良さそう、と言うことで風は心配だったが富士山の見れる稜線にツエルトを張った。
ダイヤモンド富士は見れなかったがそれでも富士の裾野に落ちていく夕日は感動もん。
改めて思ったのは、写真が趣味の人たちはこの夕日の写真や朝日の写真を撮るために風の吹きすさぶ稜線の景色のいいところでシャッターチャンスを待つのだろうが、やっぱ寒い。明け方はもちろん、夕日の沈むころでもすでに氷点下の気温で、つくづく、写真を趣味にしている人たちの忍耐力、耐寒力に脱帽してしまう。
夜、ツエルトの中でもとうとう氷点下に下がる。といっても−1〜−2度ぐらい。
3シーズンのシュラフとタイベックのカバーではちと寒かった。すでにアンダー、ミドル、アウターとけっこう着込んでたのだがそれでも快眠はできなかった。
まだ、厚手のフリースが残っているのだが、あまり着こむとモコモコし過ぎて逆に寝苦しくなるのでちょっと我慢。
きっと、シュラフも洗濯してないので保温力が下がっているのだろうな・・・
二日目
心配していた風もそんなに強くは吹かず、ツエルト内の結露もまったくなくちと寒いというだけのまぁまぁの一夜が過ごせた。
ゴアテックでなくとも結露しない時はしないんだなぁ・・・
今日の仕事の一発目は日の出と赤富士の撮影。5時前に目覚めて外の様子窺う。なんか天気がよくわからないが寒いことは確か。
6:00過ぎ朝飯を食べる。フランスパンをかじって、コーンスープ沸かして、コーヒー沸かして・・・寒い時は暖かい飲み物が一番。
6:30表に出るが富士山は半分雲の中だった。寒くて5分も表で待ってられない。
それでもなんとかうっすらとではあるが赤富士が撮れた。
ツエルトをたたみながら、昨晩寝る前には、次の日の仕事のこともあるのでいつも通り半日程度の山歩きでサラッと下りてしまおうと思っていたのだが、あまりに天気が良すぎるのでこのまま下りてしまうのがもったいなくてつい予定変更してやっぱ歩くことにした。
一番手短に陣馬山から高尾へ抜けることにした。
数年前に何度か歩いているし、楽勝だろう、と思って歩き始めたが、起伏より思ってたより距離があってけっこう疲れてしまった。
それでも、新しい陣馬、高尾を発見したり、楽しんだり出来て良かった。
時たま冷たい風が吹いたが概ね歩きやすい天気にも恵まれた。
この縦走路で一番感じたのは、陣馬山から、明王、景信、城山・・・と高尾山に行くに従ってハイカーの平均年齢が若くなっていくこと。そして高尾山に来るとハイカーより観光客の方が多くなって、平均年齢も一気に20〜30歳ぐらい若くなってしまうこと。
山ガールがブームとは言ってもその実態は高尾から一丁平、城山ぐらいまででその先になるとガクッと減ってしまうのが実情の様子。
今や高尾山は立派なデートスポットなんだろう。
若いカップルが仲良くハイキングをしている姿と陽だまりでのんびり日向ぼっこをしている老夫婦の対照がとても印象に残った山歩きだった。
高尾駅にちょうど15:00に着いたが、改札口の電光掲示板に15:01発特快の表示。ホームに入った時に発車のベルが鳴った。ホームを20mぐらい走れば間に合いそうだったがすでにその元気は残っていなかった。
諦めて次の電車にした。
同じ290円区間でも武蔵五日市からだと乗換や本数の少なさで1時間近くかかるのに比べ、15分でわが町まで帰れる便利さに改めて感動してしまった。
立川に越して来て正解だった!
二日間とも8時間歩くとやっぱその次の日に足に筋肉痛を感じる。
まだまだ持久力も足らない・・・
二日目の高尾への縦走で途中から早く下りたい気持ちが強くなったのも持久力のなさの表れだろう・・
雪が降る前にあと何回行けるのだろうか・・・?
冷たい風が強い縦走路では陽だまりが恋しくなる季節になってきた・・・
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