八ヶ岳権現岳・観音平ルート敗退(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,460m
- 下り
- 1,459m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→中央自動車・小淵沢IC〜車で約10分(積雪期) ■駐車台数→積雪期→1〜2台、無雪期→3〜4台 ■トイレ→なし。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→なし ■24時間利用→可能。 ※駐車場は観音平口ゲート反対車線の路 肩です。 ※駐車場下部のゲート下も駐車は可能(02月28日現在は使用不可) ※除雪された雪捨て場となり駐車場が狭いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト 登山ポストは観音平口ゲートの入口の右側にあります。 登山計画書の用紙と筆記用具が設置されていないので事前に準備が必要です。 ■水場 地図では、観音平ルートに水場が富士見平〜観音平駐車場の中間点にある延命水(未確認)の1つしかありません。 また青年小屋から離れた場所に乙女の水(未確認)がありますが、冬季の観音平ルートに水場は原則ありません。 地図では八ヶ岳神社の手前の金明水は飲料水に適さないとあります。 出発時から必要な量を担ぐか、現地の雪で水作りをする方法があります。 日帰りでも2〜3Lあれば問題ありません。 ■観音平口ゲート前駐車場(無料・1,203m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 駐車場は県道11号線の路肩にあります。 到着→02月28日(月)→04時55分でしたが駐車台数は0台です。 ■観音平口ゲート(1,208m) 観音平駐車場から約1分で観音平口ゲートに到着です。 ゲートの左右どちらからも進入可能で、林業の伐採作業があるため標高1,300mまで車道は除雪されていますが、ゲート前は駐車禁止です。 ゲートから中央に観音平までの車道があり、左右に観音平へ繋がる牧草地があります。 それ以外に林業の作業道が複数あるので道迷いに注意が必要です。 ■■分岐点(1,268m) 観音平口ゲートから約15分で分岐点に到着です。 十字路の分岐点(左折→富士見平、右折→観音平)になり八ヶ岳牧場沿いを歩き、牧草地から観音平を目指します。 ■観音平(1,560m) 分岐点から約95分で観音平に到着です。 牧草地上部から標高差100mの樹林帯を登ると観音平に到着です。 牧草地から正面→権現岳、背後→南アルプス連峰が一望できます。 観音平から展望台・雲海展望台・八ヶ岳神社へルートが分かれるので道迷いに注意が必要です。 降雪後に足跡がない場合は、ルートファインディング能力が必要です。 ■雲海展望台(1,880m) 観音平から約80分で雲海展望台に到着です。 当日は古い1人の足跡がありラッセルを覚悟、押手川で足跡が無くなりました。 すね〜膝の柔らかい雪ラッセルが押手川まで続き、標高1,670mから正面奥に権現岳が見えます。 ■押手川(2,100m) 雲海展望台から約70分で押手川に到着です。 観音平で追い抜かれた単独男性は、わかんとアイゼンがなく腰ラッセルで下山しました。 押手川から足跡がなく02月10日以降の入山者の形跡がなく単独ラッセルが確定しました。 膝〜胸ラッセルが編笠山の山頂直下まで続き、無雪期のコースタイム85分に対して3.3倍の280分を費やしました。 特に2,369m〜編笠山の山頂直下まで急登になり、傾斜45度、柔らかく湿った崩れやすい雪、ハイマツとゴーロ帯の踏み抜き多数です。 この区間は100cmのストックが常に70〜90cm埋まり、積雪量は1mを超えています。 おそらく青年小屋〜押手川のルートも似た状況だと考えられます。 ■編笠山(2,524m) 横手川から約280分で編笠山に到着です。 森林限界を越えて山頂までわずか20mですが、編笠山はゴーロ帯になり山頂直下でも岩の隙間に腰〜胸の踏み抜きがあり注意が必要です。 富士見高原ルートは登山者が多く、登山道はよく踏まれていました。 14時を過ぎて権現岳の登頂は厳しいですが、西東ギボシを間近で見るために青年小屋へ向かいます。 ■2,476m敗退地点(2,476m) 編笠山から約9分で2,476m敗退地点に到着です。 権現岳まで残り1.6km・標高差240mは遥か遠く感じて、将基頭山から木曽駒ヶ岳の2kmの道のりと同じ絶望感です。 無雪期のコースタイム90分に対して、3倍の270分はかかり権現岳の登頂は日没になり、下山は23時〜24時と計算して進むか迷ったけれど力不足を実感して潔く下山します。 ■■マークの呼称は勝手に命名しています。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 観音平ルートは標高差→約1,512m、距離→往復16.41km、コースタイム→10時間50分になりますが日帰りが可能です(積雪期の好天時の場合・山滑走を除く) 公共交通機関を利用する場合は2つある山小屋は冬季閉鎖中で利用できず、原則テント泊になります。 核心部と呼べる危険な場所は西東ギボシのトラバース(状況により直登)、山頂直下のトラバースになります。 日帰りで登頂するには天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★観音平ルートについて 権現岳には観音平ルート以外に富士見高原・三ツ頭登山口・天女山・赤岳(縦走)ルートの5つがあります。 観音平ルートは長い林道歩きがあり登山者が少ないです。 また長い樹林帯の登山道になり当日の山行では、晴天でも牧草地と編笠山の山頂以外は陽の当たらない樹林帯になりとても寒いです。 また観音平口ゲート〜観音平まで積雪がない場合はアスファルトを長い距離歩くので、重い登山靴とは別にアプローチシューズや自転車(下り用)があると便利です。 特に登山より大変なのは、駐車場の確保が重要です。 また観音平・三ツ頭・天女山の駐車場の駐車台数は少なく週末にはなかなか駐車できません。 今季は雪が多く、雲海展望台から上部は深いラッセルがあるので相当な覚悟が必要です。 ★駐車場について 観音平ルートには1つの駐車場があります。 県道11号線の路肩にあり、無雪期では歩道の脇に3〜4台、ゲート下部(鉄パイプあり)の砂利部分には10台以上の駐車が可能です(駐車した場合は鉄パイプを戻す) しかし、02月に想定外の降雪があり駐車場が雪捨て場となり駐車台数は2台が限界です(写真添付) ★登山ポストについて 観音平の駐車場には登山ポスト(登山計画書と筆記用具あり)が設置されていますが林道が冬季閉鎖の為に利用できません。 観音平で登山届けを提出しても4月まで回収されず、事故の場合は対応が遅れるので登山届けは観音平口ゲート(登山計画書と筆記用具なし)で提出しましょう。 ★山小屋の営業について 観音平ルートには山小屋が2つあります。 青年小屋と権現小屋がありますが、どちらも冬季閉鎖中で利用できません。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★落雪・落氷・落枝について 観音平〜編笠山の山頂直下の区間は樹林帯が続き、日の出の後もほとんど陽が当たりません。 今季は雪が多く押手川から上部は落雪・落氷・落枝が発生するのでヘルメットが必須です。 風がない場合でも日の出から雪が緩み始めて落雪が多発します。 降雪直後に入山する場合の先行者は、大量の雪を被り濡れるので防水・防寒対策が特に必要です。 また、登山道の幅は約40〜50cmと狭く、踏み外すと膝〜腰まで踏み抜きます。 観音平口ゲート〜編笠山の登山道は、日没1時間前の17時でとても暗いです。 ★天候や服装について 冬季は降雪による交通規制や登山口までのルート・登山ルートに注意が必要です。 同時に大雨注意報・雷注意報・土砂災害警報にも注意が必要です。 観音平ルートでは冬山装備が必要になり防水・防寒対策をしてザックカバー・ゲイターがあると快適です。 当日は気温-4℃〜1℃あり、稜線では風速13〜15mありました。 観音平ルートの6〜7割が樹林帯で、冬季は日の出が遅く日の入りが早くとても暗く寒いです。 装備や服装に注意して登山の変更や中止を検討して下さい。 ★マーキングについて 積雪期でも観音平ルートには看板・道標・ピンクテープが多くありますが、今季は積雪が多く雪に埋まりルートファインディング能力が必要です。 ★狩猟期間について 毎年11/15〜02/15まで狩猟期間になります。 また銃猟とは別にわな猟が12/15〜03/15まであり、山の中には罠が仕掛けられています(罠の近くに警告文の添付あり) 明るい服装をして、トイレや道迷いで無闇に山の中に入ると危険です。 ★積雪量 観音平口ゲート→0cm 分岐点〜観音平→10〜20cm 観音平〜雲海展望台→30〜60cm 横手川〜編笠山→70〜90cm ※冬季の積雪量は、常に大きく状況が変化します。 ★積雪量について 2022年02月10日(木)から標高1,000mで5〜30cmの降雪が5回あり、今年の八ヶ岳は雪が多く膝〜腰ラッセルも珍しくありません。 翌日も降雪予報なので、観音平ルートの踏み跡はさらに薄くなります(03/01(火)の正午から降雪) また除雪された雪が氷化して残り、一般道路が狭くなっているので車の運転には注意が必要です。 ★観音平口ゲート前駐車場まで県道484号線と県道11号線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また大雨による林道の崩落・通行止め・雨量規制・台風による交通規制に注意しましょう。 ★観音平口ゲート前駐車場〜権現岳では、スマートフォンの電波が常に入りました(時期・天候・機種による) 寒さや高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です。 ★観音平口ゲート前駐車場〜権現岳では当日の登山者は2名になり、富士見高原の西岳〜編笠山ルートや天女山〜権現岳ルートに比べて登山者が極めて少ないです。 観音平〜三ツ頭周回ルートは16.41kmと長く、日照時間が短くなり日帰りでは装備と服装が重要です。 特に単独登山者の場合はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメットとストックは全行程の往復で使用しました。 自作わかんは分岐点〜編笠山の往復で使用しました。 ピッケル・12本爪アイゼン・チェーンスパイクは携帯しましたが全行程で使用しませんでした。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★積雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。 また登山道や踏み跡が降雪や風の影響で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープや赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・気温・天候・風速・積雪量・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルートや歩行時間は参考程度にして下さい。 ★コロナ禍なので、登山の前後には店舗に原則立ち寄らず、食事もテイクアウトや車内で済ませ限りなく人との接触を避けましょう。 マスク・除菌シート・除菌スプレーを携帯して健康第一に努めましょう。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。 こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★コロナ禍で多くの山小屋が閉鎖しています。 登頂できても山バッジの購入ができず困ります。山バッジの購入は春まで待ちましょう。 ★冬季の観音平ルートではトイレが1つもありません。 積雪期には原則トイレはないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★緊急時の連絡先 〜難の場合→北杜警察署→0551-32-0110(代表) ★積雪量が多いので強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下(雪目)による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグルがあると便利です。 ★観音平口ゲート前駐車場→04時55分に気温-4℃、編笠山→14時14分に気温-2℃、最低気温→04時55分に気温-4℃、観音平口ゲート前駐車場→19時33分に気温1℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→06時10分、ご来光→06時30分、日の入り→17時50分と活動時間は短くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドライトが必要です(観音平ルートは樹林帯が長く日陰が多いため) ■観音平ルートには西東ギボシと呼ばれる鎖場の岩場があり落石・雪崩エリアです。 核心部になり状況によってトラバースと直登を選択します。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・雪を踏む音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★今回の山行の危険箇所 \哨ボシのトラバース 東ギボシのトラバース 山頂直下の西斜面トラバース ※上記3ヶ所には到達していません。 ★今回の山行の誤算 2月初旬に観音平まで下見で歩きましたが、その後に何度も降雪があり大きく状況が変わりました。 天女山ルートの記録では膝〜腰ラッセルがあるらしく、登山者が限りなく少ない観音平ルートは単独ラッセルを覚悟していましたが想像を超えるラッセルを経験しました。 押手川〜編笠山は膝〜胸ラッセルが続き、ハイマツとゴーロ帯の踏み抜き地獄で時間と体力を削られます。 ラッセルも無雪期の2倍と考えていましたが、実際には3倍以上かかり今季の八ヶ岳を甘く考えていました。 ★自作わかんについて 今季は4〜5年ぶりに平地でも雪が多く、どの山域でも登頂するにはわかんとラッセルが重要になります。 以前からわかんの浮力不足に悩み色々と自作を試す中でイタリア製のSnowFootを見つけました。 わかんより小さく浮力と前爪がある商品ですが31,000円と高額です。 そこで左官職人が使うプラシューズ(土間スリッパ)と12本爪アイゼンを合わせて自作のわかんを作成します。 針金で5ヶ所を留めるだけで完成です。 2〜3時間の雪かきで使用した感想は十分に登山で使えると実感しました。雪団子が付きやすい欠点はわかんの裏側にシリコンスプレーを塗布する事で解決します。 今回はシリコンスプレーが無くKURE556で代用しましたが雪団子の付着は解消されました。 登山で使用した感想はスノーシューより小さく小回りが効き登り斜面でもアイゼンの前爪があり雪面に蹴り込めます。 浮力はスノーシューとワカンの中間、登山靴の固定はプラシューズの前後2本のゴムバンドを留め、その上からアイゼンのナイロンバンドできっちり留まり下山するまで締め直しなしです。 下山では夜間歩行になり岩が見えず右足後方部分が欠けてしまい強度不足です。これはアルミや強度の強い素材の土間スリッパで改良できますが、重さと価格が上がります。 また、傾斜45度の登り斜面ではキックステップで登れますが、下山では4〜5回転び危険を感じました。改善点はわかんのような大きい爪やチェーンアイゼンを固定する事で解決できそうです。 湿った雪では雪団子の付着がそれなりにあり、登山開始5時間後にKURE556を再び塗布しました。雪団子よりわかんの格子に雪が乗る状況が気になりました(膝〜胸ラッセルのため仕方がない) 今回の山行を通じて日中や雪上の使用には問題ありませんでしたが、木の根やゴーロ帯では滑りやすいです。 プラシューズの裏側には0.5〜1cmのアイゼンの爪が飛び出ているので、使用する時にはアスファルトは歩けますがアイゼンの爪が丸くなります。 またアイゼンの爪が危険なので持ち運びは特に注意が必要です。 登山道具(特に雪山道具)の自作は耐久性と安全性が特に重要になり、100円ショップの材料は避けた方が良いでしょう。 【自作わかんの概要】 サイズ→縦35cm、横20cm 重さ→プラシューズ(片足)325g、アイゼン(片足)413g 素材→FRP樹脂製 商品名→プラシューズ 販売先→石井超硬工具製作所 価格→2,000〜3,000円 ★観音平口ゲート前駐車場(路肩)の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがあり、とても便利なエリアです(車中泊の場合は道の駅のこぶちさわが便利) しかし、場所によって車中泊の禁止や火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で八ヶ岳・権現岳を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■延命の湯・スパティオ小淵沢 ■営業時間→12:00〜22:00(最終受付21:30) ■休館日→2月は1日・2日 HPで要確認 ■料金→大人(市民)→460円 市民以外→830円 小学生(市民)→210円 市民以外→420円 幼児(6歳未満)→0円 ■マスクの着用義務あり。 |
写真
装備
個人装備 |
ダウンジャケット(上)
12本爪アイゼン
ピッケル
ヘルメット
バラクラバ
毛帽子
ゴーグル
ストック
LED投光器(1000ルーメン)
チェーンスパイク
わかん
ハードシェル(上下)
ゲイター
サングラス
ツェルト
温度計
ホットコーヒー0.5L(水筒)
三脚
日焼け止めクリーム
リップクリーム
ラジオ
手ぬぐい
モバイルバッテリー10000mAh2ケ
乾電池
風速計
救急セット
インナーグローブ
オーバーグローブ
手袋(予備)
タイツ
長袖シャツ
インナーシャツ
インナーソックス
ちり紙
熊鈴
携帯トイレ
腕時計
常備薬
地図
コンパス
ヘッドランプ2ケ
塩あめ5ケ
干し芋80g
ドライフルーツ50gらソーセージ(小)1本
ゼリー飲料1ケ
チョコバー1本
粉末アミノ酸1本
パン2ケ
ザック30L
ウエストポーチ
スマートフォン2台
ゴミ袋
マスク
筆記用具
現金
腰コルセット
ペットボトル(お茶1.1L)
登山靴(冬用)
わらび餅50g1ケ
靴下(冬用)
スコップ(スタック脱出用)
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感想
【2022年/八ヶ岳権現岳・観音平口〜周回ルート(日帰り)】
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■2022年02月28日(月) はれ
※八ヶ岳権現岳・観音平口ルート 登り
実家 04:30 -4℃ 1,000m
観音平口駐車場 04:55 0℃ 1,203m
着替え・荷作り 04:55〜05:20
観音平口ゲート前駐車場 05:20 0℃ 1,203m
観音平口ゲート 05:20 0℃ 1,208m
分岐点 05:33〜41 -2℃ 1,268m
牧草地下部 05:56 -4℃ 1,278m
牧草地上部 06:42 -1℃ 1,487m
1,500m地点 06:52 -2℃ 1,500m
観音平 07:07 -1℃ 1,560m
雲海展望台 08:29 -1℃ 1,880m
押手川 09:37 -2℃ 2,100m
編笠山 14:14〜29 -2℃ 2,524m
2,476m敗退地点 14:38 -2℃ 2,476m
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■2022年02月07日(月) はれ
※八ヶ岳権現岳・観音平口ルート 下り
2,476m敗退地点 14:38 -2℃ 2,476m
編笠山 15:03 -2℃ 2,524m
押手川 16:35 -3℃ 2,100m
雲海展望台 17:22 -1℃ 1,880m
観音平 18:16 0℃ 1,560m
1,500m地点 18:25 -2℃ 1,500m
牧草地上部 18:30 1℃ 1,487m
牧草地下部 19:01 1℃ 1,278m
分岐点 19:16〜20 1℃ 1,268m
観音平口ゲート前駐車場 19:32 1℃ 1,203m
観音平口ゲート 19:33 1℃ 1,203m
着替え 19:33〜19:39
実家 19:39〜19:58 3℃ 1,000m
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■2月は雪かきと悪天候で初の登山となる。
観音平から9年ぶりに権現岳を目指す。
今回は登山者が多い天女山ルートは見送り
ギボシ目当てで山頂は重要ではない。
単独ラッセルを覚悟していたが厳しかった。
観音平から積雪量が増えラッセルが始まり
押手川から足跡は消えラッセル地獄へ突入。
単独男性は腰ラッセルで即座に離脱した。
この時点で編笠山まで厳しいと判断したが
八ヶ岳で深いラッセルは最大のチャンス。
膝〜胸の深いラッセルで全く進まない。
傾斜45度で1歩進んで2歩下がるラッセル。
雪山の寒さや痛みや空腹は耐えられるが
登頂できない悔しさは未だに耐えられない。
荷物を軽量化しても以前より早く歩けない。
早く歩けないから長い時間を歩くしかない。
下山もラッセルで両足が痙攣して進まない。
下山時に自分の不甲斐なさに悔し涙が出た。
今回は全身ずぶ濡れの惨めな山行から
自然の偉大さと人間の小ささを再確認した。
とうとう、厳しい厳冬期が終わった。
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■体重→64.0kg 荷物→8.85kg
日の出→06:10 日の入り→17:50
移動距離→13.51km(登り7km 下り6.51km)
移動時間→13時間46分(合計)
(登り→08時間55分、下り→04時間51分)
休憩時間→00時間27分
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