瑞牆山・不動滝〜周回ルート(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 877m
- 下り
- 874m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 7:37
天候 | 06/20(月)→くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→中央自動車道須玉IC〜車で約60分。 ■駐車台数→100台(無雪期) ■トイレ→あり。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→なし(瑞牆山荘で提出) ■24時間利用→可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■みすがき山自然公園駐車場(1,473m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 06月20(月)の06時34分に到着して駐車台数は5台です。 駐車場からみずがき山自然公園・管理棟前のみずがき林道を北側へ進みます。 不動滝コースで登り、瑞牆山荘コースで下る周回ルートです。 みずがき山自然公園は下段にキャンプ場・中段に駐車場・上段に芝生広場(別称→芝生公園)があります。 ■小川山林道芝生広場分岐(1,663m) みずがき山自然公園駐車場から約15分で小川山林道芝生広場分岐に到着です。 みずがき林道から右折して土の登山道を歩いて、2つの分岐点(写真添付)を通過して小川山林道終点へ向かいます。 みずがき林道ゲート閉鎖期間→12/10〜04/25 ■小川山林道終点(1,548m) 小川山林道芝生広場分岐から約25分で小川山林道終点に到着です。 コンクリート橋を渡ると林道終点になり、約15台の駐車場があります。不動滝コースを往復する登山者はここに駐車すればみずがき山自然公園から距離3.4km・約60分の短縮が可能です。 ここから本格的な登山道になり、岩場までクライマーが使うショートカット(S字カーブ含む)が複数出てくるので道迷いに注意が必要です。 小川山林道終点〜ししくい坂まで不動沢沿いの登山道を歩きます。 別称→不動滝口駐車場と呼ばれています。 小川山林道ゲート閉鎖期間→02/10〜04/25 ■屏風岩(1,658m) 小川山林道終点から約25分で屏風岩に到着です。 小川山林道終点から60分と近い岩場になり、岩肌には残置された無数のハーケンが確認できます。 標高1,628m地点(写真20枚目)に屏風岩に続くと思われる踏み跡にクライマーが消えましたが、自信の無い人は通行を避けましょう。 また緊急時には岩の基部にビバーク適地があり、瑞牆山の周回ルートには多く点在しています。 ここから不動沢沿いの登山道になり、登山道に水が流れていたり約10ケの丸太橋の通過(濡れて滑る・痛みが激しい橋が多い)があります。 悪天候・梅雨・降雨直後は増水するので引き返す場合の最終判断のポイントです。 ■不動滝(1,957m) 屏風岩から約55分で不動滝に到着です。 落差約20mの水流が岩肌を流れるナメ滝になり、滝壺まで近寄る事ができます。 不動滝に迫力はありませんが、人が少なくシャクナゲの群生地の沢沿い歩きが不動滝コースの醍醐味です。 木製ベンチがあり休憩適地になります。 ■夫婦岩((1,824m) 不動滝から約30分で夫婦岩に到着です。 100m手前に丸太橋が崩落していて迂回路で渡渉する場所(写真51枚目)があります。 夫婦岩の岩肌は濡れていてあまり登られた形跡がありません。 標高1,800m〜山頂直下までアズマシャクナゲの群生地になり、見頃は終わりを迎えています(花期→5〜6月) ■ししくい坂(1,875m) 夫婦岩から約15分でししくい坂に到着です。 ここから登山道は山頂直下まで木の根・鎖場・岩登りが続き、ししくい坂の急登を登り切ると不動沢から離れて瑞牆山に向かいます。 2つの分岐点(標高1,887m・1,898m)があり不動滝側に明確な踏み跡があり道迷いに注意が必要です。 アズマシャクナゲの開花した時(花期→5〜6月)にはピンクの花のトンネルが山頂直下まで続きます。 ■王冠岩(1,941m) ししくい坂から約20分で王冠岩の分岐点に到着です。 登山道から左側へ渡渉して約50mで王冠岩の基部です。 登山道からロープが見えたので基部まで見に行きましたがクライマーは確認できませんでした。 登山道に戻り標高1,946mに分岐点(写真69枚目)があり、右側が瑞牆山へ続きます。 左側は明確な踏み跡があり、魔天岩や小川山方面に続くと思われるます。 ■弁天岩(1,989m) 王冠岩から約15分で弁天岩に到着です。 岩肌がコケで覆われていてクライマーの対象外の岩場に感じました。 ここから登山道が狭くなり手足を使って巨岩を乗り越えていきます。 ■クーラー岩(2,114m) 弁天岩から約25分でクーラー岩に到着です。 巨岩の下部から冷風が出ていて、周辺より気温が2℃低く涼しいです。 ここから巨岩は減り木の根が多い登山道が弘法岩黒森分岐まで続き、弘法岩黒森分岐の直下にある甲武信ユネスコパークの看板付近(2,180m)で山頂にいる登山者の声が聞こえてきます。 ■弘法岩黒森分岐(2,203m) クーラー岩から約15分で弘法岩黒森分岐に到着です。 左→瑞牆山、右→富士見平小屋へ続く分岐点になり瑞牆山荘コースと合流します。 ザックをデポする場合は急激に登山者が増えるので、盗難に注意が必要です。 山頂までは鎖場と迂回路の2通り(写真81枚目)があり、どちらも通行可能で山頂直下のはしごを登った先が山頂です。 コケの生えた濡れた岩場になり、転倒に注意が必要です。 ■瑞牆山(2,230m) 弘法岩黒森分岐から約10分で瑞牆山に到着です。 山頂には3つの山頂柱と山座同定方位盤が設置されて、40〜50人は滞在できます。 好天時には、弘法岩側の樹林帯で直射日光を避けて休憩ができます。 山頂は滑りやすく西〜北側は50m以上切れ落ちた岩場になり、大ヤスリ岩や弘法岩を覗き込んで滑落する登山者がいるので注意が必要です。 また写真100枚目の山頂柱(山梨百名山)の裏側の岩場で写真撮影する登山者が多く、写真に気を取られて岩場から滑落する場合があります。 山頂では登頂時に7人、下山時に25人の登山者がいました。 ■弘法岩黒森分岐(2,203m) 瑞牆山から約10分で弘法岩黒森分岐に到着です。 瑞牆山荘コースで下山しますが、ここから桃太郎岩まで岩場・鎖場・倒木・崩落地があり登山者の9割が利用するので渋滞が発生します。 手足を使って巨岩・ザレ場・ガレ場を下るので小川山・瑞牆山分岐までストックは不要(瑞牆山・周回ルートはストック不要)です。 山頂〜富士見平小屋まで下山時に30人の登山者とすれ違い、登山者に落石を落とさないように特に注意が必要です。 ■大ヤスリ岩の基部(2,098m) 弘法岩黒森分岐から約15分で大ヤスリ岩の基部に到着です。 瑞牆山荘コースは沢山のケルンがあるように落石(落とさない・落とされない)に注意が必要です。 団体の登山者も多く、桃太郎岩〜山頂まで90分の急登になり多くの登山者が苦しむ区間で渋滞が発生します。 渋滞を避けて下れる鎖場もあるので臨機応変に対応します。 標高2,000mから巨岩は減り、1,900m〜桃太郎岩の上部まで倒木・ガレ場・ザレ場・鎖場・階段・崩落地があるV字谷を下降します(登山道の整備は最低限) この区間が1番荒れていて、沢水も流れていて悪天候時には濁流が流れます。何度も増水や台風で崩落した後があり通行するには天気に大きく左右される場所です。 ■桃太郎岩(1,818m) 大ヤスリ岩の基部から約25分で桃太郎岩に到着です。 高さ約10mある真っ二つに割れた岩になり、瑞牆山荘コースのシンボルです。 多くの登山者の写真スポットになり、岩の割れ目に入る人がいますが万が一の状況を考えると危険です。 ■天鳥川出合(1,799m) 桃太郎岩から約5分で天鳥川出合に到着です。 飛び石で渡れる渡渉地点になり、沢水の補給が可能です。 ここから小川山・瑞牆山分岐まで最後の登り返しがあります。 天鳥川(あまどりがわ)は他に雨鳥川と表記される場合があります。 ■小川山・瑞牆山分岐(1,852m) 天鳥川出合から約10分で小川山・瑞牆山分岐に到着です。 左→小川山、右→富士見平小屋へ向かいます。 小川山には飯森山の北側を八丁平(登山者が少ないルート)まで進み、4時間の破線ルートになります。 ここから富士見平小屋まで快適な一般登山道になります。 ■富士見平小屋(1,816m) 小川山・瑞牆山分岐から約20分で富士見平小屋に到着です。 富士見平林道終点から富士見平小屋が近く、荷上げに苦労しないので食事メニューが豊富で独特です。 瑞牆山・金峰山・小川山で小屋泊する場所になり、金峰山と瑞牆山の山バッジ(500円)が販売しています。 ■富士見平湧水(1,782m) 富士見平小屋から約5分で富士見平湧水に到着です。 小屋から水場までショートカットと登山道があり、平成の名水百選に選ばれた水量が豊富な水場です。 ■富士見平分岐(1,764m) 富士見平湧水から約5分で富士見平分岐に到着です。 直進→瑞牆山荘、右→富士見平林道終点になります。 間違えて瑞牆山荘へ下っても、みずがき山自然公園へ行けるので問題ありません。 周回ルートは地図にない分岐点や踏み跡が多くあり、ルートファインディングに自信の無い人は瑞牆山荘コースを下ると安心・安全です。 ■富士見平林道終点(1,755m) 富士見平湧水から約2分で富士見平林道終点に到着です。 おそらく小屋番さんの車が駐車されています。 ここから北〜西側へ新緑の樹林帯をみずがき林道口駐車場まで2.1kmを歩きます。 周回ルートではこの区間と不動滝の沢沿いがとても気持ち良く歩けます。 歩く登山者は少なく岩場も無いので登山道は荒れていませんが、樹木には熊の爪痕が沢山あるので通行には注意が必要です。 ■分岐点(1,725m) 富士見平林道終点から約10分で分岐点に到着です。 崩落地から2分のカーブにある分岐点になり、看板や道標がありますが木々が邪魔をしてとても見落としやすいです。 ここからみずがき林道口駐車場まで1.7kmの気持ちの良い樹林帯を歩きます。 ■1,583mピーク(1,583m) 分岐点から約20分で1,583mピークに到着です。 おそらく稜線のピークと気付かずに通過する場所になります。 ここからみずがき林道口駐車場まで地図にない分岐点や踏み跡が多くなり道迷いしやすくなります。 天鳥川の手前にある2つの分岐点は右折、天鳥川を渡った2つの分岐点は左折します。 天鳥川を渡り左側に車道(みずがき林道)が見え始めたらみずがき山自然公園まで残り600mです。 天鳥川を渡ってから踏み跡が沢山あるので、迷ったら強引に左側に見える車道を目指しましょう。 ■みずがき林道口駐車場(上部・1,470m) 1,583mピークから約35分でみずがき林道口駐車場に到着です。 左→クリスタルライン、右→みずがき山自然公園へ向かいます。 みずがき大橋の上部と下部の路肩にそれぞれ約15台の駐車場があります。 約50m先にはカンマンボロンの登山口(廃道のパノラマコース)があります。 ■みずがき山自然公園駐車場(1,473m) みずがき林道口駐車場から約20分でみずがき山自然公園駐車場に到着です。 ここで今回の山行は無事に終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 瑞牆山・不動滝〜周回ルートは標高差→約757m、距離→8.9km(山行→岩場の下見で10.1kmあり)、コースタイム→05時間50分で日帰りが可能です(無雪期・好天時の場合) 山小屋を利用する場合は瑞牆山荘と富士見平小屋があります。 不動滝〜周回ルートを日帰りで登頂するには天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★登山ポスト 瑞牆山には4つの登山口(駐車場)がありますが、みずがき山自然公園・管理棟に登山ポストがありません。 瑞牆山荘で登山届けを出すようになっていて(下山後に知る)、今回は登山届けを未提出での山行です。 瑞牆山は登山者がとても多いので、早急に改善して欲しいです。 ★水場 地図では、富士見平湧水の1ヶ所に水場があります。 不動滝コースではししくい坂の下部のロープ場まで沢水の補給が可能になり、沢水に抵抗がなければ水切れの心配はありません。 瑞牆山荘コースでは天鳥川出合と富士見平湧水で補給が可能、富士見平分岐〜瑞牆山荘までは歩いていないので不明です。 富士見平林道終点〜みずがき山自然公園駐車場コースでは、富士見平林道終点からすぐの水場(上部に富士見平湧水あり)と天鳥川で補給が可能です。 無雪期・好天時には500mlのペットボトルで補給しながら周回ルートを登れますので、日帰りならば大量に水を担ぐ必要はありません。 これ以外にも沢水の補給地点があるので、時系列に写真を添付しています。 ★不動滝コースについて(登り) みずがき山自然公園駐車場〜弘法岩黒森分岐までのコースです。 登山者が少なく(当日→4人・クライマー2人含む)・シャクナゲの群生地・静かな不動沢沿いを歩きたい登山者向けのコースです。 不動滝コースをピストンする場合は小川山林道終点の駐車場を利用すれば、みずがき山自然公園駐車場から距離3.4km・60分の短縮が可能です。 不動滝は高さ約20mの水流が岩肌を流れる迫力がないナメ滝なので、不動滝だけを目当てにすると物足りないです。 北側にある不動沢沿いの登山道で水を含んだコケや多くの丸太橋や渡渉地点があります。丸太橋や岩肌が湿っていたり、コケやロープも濡れているので手袋・ゲイター・タオルがあると快適です。 瑞牆山荘コースに比べて荒れておらず気持ち良い沢沿いを歩けますが、増水時には注意が必要になり天気に左右されるコースです。 また瑞牆山はクライミングエリアになり、地図にない分岐点・登山道・踏み跡が多く道迷いしやすいので特に注意が必要です。 別称→黒森コース・不動沢コース・自然公園コースと呼ばれます。 ★瑞牆山荘コースについて(下り) 弘法岩黒森分岐〜富士見平分岐までのコースです。 瑞牆山荘コースは距離6km・5時間と短距離で登頂できるので、登山者の9割が利用します。 短時間で登頂できるので正午過ぎから登る登山者もいます。 不動滝コースに比べて岩場・鎖場・ガレ場・ザレ場・倒木・崩落地が多く桃太郎岩〜弘法岩黒森分岐の区間が1番苦しい急登です。 60代以上の登山者や団代の登山者が多く、すれ違いが困難です。特に週末・連休・紅葉の時期は大渋滞が発生して静かな登山は期待できません。 瑞牆山荘コースはケルンが多くあり落石に注意して、落石を落とさない・落とされないように注意が必要です。 下山時に30人の登山者とすれ違いましたが、ヘルメット着用者は2〜3人と少なく鎖場や手足で登る岩場をストックで登る登山者が多くいます。 自分の身は自分で守りましょう。 ★分岐点〜みずがき林道口駐車場コースについて(下り) 富士見平林道終点〜みずがき林道口駐車場へ東から西へトラバースするコースです。 この区間は周回ルート以外で歩く登山者が少ないですが、荒れておらずとても気持ちの良い稜線歩きができます。 しかしこのコースは地図にない分岐点・登山道・踏み跡が多く道迷いしやすいので特に注意が必要です。 また樹木には熊の爪痕が多くあるので注意が必要です。 登山道を間違った場合は瑞牆山荘まで下り、道に迷った場合は天鳥川を目指して強引にみすがき林道の車道を目指しましょう。 ★パノラマコースについて みずがき林道口駐車場からカンマンボロンに登るコースです。 更にカンマンボロン〜大ヤスリ岩を経由して、瑞牆山荘コースで瑞牆山まで登れますが現在は廃道とされています。 道標やロープなどがあり瑞牆山まで登る登山者もいますが、高いルートファインディング能力が必要です。 ★駐車場について 瑞牆山には4つの無料駐車場があります。 ,澆困き山自然公園駐車場(約100台) ⊃鞐山富士見平駐車場(約100台・瑞牆山荘近く) I堝安豸駐車場(15台・小川山林道終点の路肩) い澆困き林道口駐車場(各15台・みずがき大橋の上部と下部) ★山小屋の営業について 瑞牆山には山小屋が2つあります。 富士見平小屋→営業04/01(金)〜11/30(水) 瑞牆山荘→営業03/10(木)〜11月末、12月→土日祝日、12/28〜01/03 日帰りでも緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★落石・倒木について 登山者が少ない不動滝コースは荒れておらず崩落地やガレ場はほとんど無く、登山者が多い瑞牆山荘コースは荒れていてガレ場・倒木・崩落地があります。 瑞牆山荘コースから短時間・短距離で登頂できるのでヘルメットの着用率はとても低いです。 手足で登る岩場をストックを持って登る年配の登山者が多いので、すれ違いや落石に注意が必要です。 ★天候や服装について 梅雨の時期は交通規制や登山口までのルート・登山ルートに注意が必要です。 同時に大雨注意報・雷注意報・土砂災害警報にも注意が必要です。 当日は気温15℃〜25℃あり、平均気温は18〜19℃で半袖で問題ありません。 しかし、周回ルートの9割は樹林帯や岩に囲まれた登山道・沢沿い・梅雨の時期になり長袖が1枚あると重宝します。 登山前に数日の雨が降り続いた場合は不動沢の増水・瑞牆山荘コースの崩落・岩場の落石や転倒が危険なので装備や服装に注意して登山の変更や中止を検討して下さい。 ★降雨・梅雨・地震について 梅雨の時期は天候が変化しやすく、雷注意報や大雨注意報が多く発令されます。 不動滝コースは増水、瑞牆山荘コースは崩落と滑落に注意が必要です。 瑞牆山は岩場が多いので地震による落石には特に注意が必要です。 ★マーキングについて 不動滝コースと瑞牆山荘コースには看板・道標・ピンクテープが多くありますが、瑞牆山はクライミングエリアが多く地図に無い登山道・踏み跡・分岐点・ショートカットがあり道迷いしやすい状況です。 富士見平分岐〜みずがき林道口駐車場コースは道迷いしやすいので注意が必要です。 ★みずがき山自然公園駐車場まで県道23号線と610号線の自動車の運転は動物の飛び出し・落石・土砂崩落に注意が必要です。 また大雨による林道の崩落・通行止め・雨量規制・台風・地震による交通規制に注意しましょう。 梅雨の時期は雷注意報や増水に注意が必要です。 ★不動滝コースでは、スマートフォンの電波が小川山林道終点〜山頂まで入りませんでした。 瑞牆山荘コースでは、山頂〜桃太郎岩まで電波は入らず、天鳥川出合〜富士見平分岐まで電波が入りました 富士見平林道終点〜みずがき山自然公園駐車場コースでは電波があまり入りませんでした。 (時期・天候・機種による) 暑さや高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です。 ★不動滝コースでは当日の登山者(クライマー含む)は4人、瑞牆山荘コースは山頂に25人、下山では30人とすれ違いました。 日照時間が長くなりましたが、装備と服装が重要です。 特に単独登山者の場合はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメットは全行程の往復で使用しました。 ストックはみずがき山自然公園駐車場〜不動滝の登りのみ使用しました(岩登りがある瑞牆山にストックは不要) ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点・核心部など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★無雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。 また瑞牆山はクライミングエリアが多く、地図に無い登山道・踏み跡・分岐点・ショートカットがあり道迷いしやすい状況です。 ピンクテープや赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルートや歩行時間は参考程度にして下さい。 ★コロナ禍なので、登山の前後には店舗に原則立ち寄らず、食事もテイクアウトや車内で済ませ限りなく人との接触を避けましょう。 マスク・除菌シート・除菌スプレーを携帯して健康第一に努めましょう。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。 こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 特に瑞牆山荘コースでは岩場が多く、ザックに外付けした荷物を落とす登山者が多いです。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落など危険回避に神経を使いましょう。 ★コロナ禍で多くの山小屋が閉鎖しています。 登頂できても山バッジの購入ができず困りますが、富士見平小屋で瑞牆山と金峰山の山バッジ(2種・500円)が販売されています。 ★みずがき山自然公園駐車場〜不動滝〜富士見平小屋の周回ルートではトイレが2つあります。 みずがき山自然公園(芝生広場)と富士見平小屋のトイレを過ぎると原則トイレはないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★緊急時の連絡先 〜難の場合→北杜警察署→0551-32-0110 富士見平小屋→090-7254-5698(直通) 瑞牆山荘→0551-45-0521 ★好天時には強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラスがあると便利です。 ★みずがき山自然公園駐車場→06時34分に気温19℃、瑞牆山→10時43分に気温17℃、みずがき山自然公園駐車場→14時17分に気温24℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→04時20分、日の入り→19時15分と活動時間は長くなりましたが、緊急時に備えてヘッドライトが必要です。 ★不動滝コースの落石は考えにくいですが、クライマーが登る巨岩・奇岩からの落石は注意が必要です。 瑞牆山荘コースはガレ場が多いので落石を落とさない・落とされないように注意が必要です。 単独行なので風の音・水が流れる音・荒い呼吸しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★今回の山行の危険箇所 ‥軋析佐筺噌伊ヾ箙森分岐の岩場の落石と滑落。 ∋劃困らの滑落。 ★今回の山行 7年前は夕方から瑞牆山荘コースで登り、山頂の樹林帯でテント泊をしました。 ピストンでは味気ないので不動滝から周回ルートで山頂を目指します。 今回は登山者が少ない不動滝と富士見平林道終点からのトラバース道が素晴らしく、秋や冬に再び歩きたいと思えるルートです。 7年前と同様に瑞牆山荘コースの登山者の多さは、ハイシーズンの上高地や富士山を思い出して急いで下降しました。 また山頂には写真95枚目の7年前からある落書き以外に新しく2ヶ所で岩が削られていていました。写真96枚目の中山俊雄は同じ名前として恥ずかしいです。 大ヤスリ岩と弘法岩を登攀する馬目弘仁クライマーを見れたのも嬉しく、次回は廃道のパノラマコースからも瑞牆山に登りたいです。 ★みずがき山自然公園駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 瑞牆山自体は短時間で登れますが、須玉市内からのアクセスは遠く交通事故・急病・怪我をした場合は救助に時間が掛かります。 また、場所によって車中泊の禁止や火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で瑞牆山を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■増富の湯 ■営業時間→(平日・日曜日)10:00〜17:00 →(土曜日・祝日)10:00〜18:00 ■休館日→火曜日・水曜日 ■料金→大人(中学生以上)830円、小人(4歳以上)510円、4歳未満→0円。 ■マスクの着用義務あり。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ストック
温度計
モバイルバッテリー10
000mAh2ケ
風速計
手袋
半袖シャツ
インナーシャツ
靴下
ちり紙
携帯トイレ
地図
登山計画書(控)
ヘッドランプ
ザック18L
スマートフォン2台
筆記用具
プラティパス(水1L)
トレランシューズ
マスク
ゴミ袋
現金
腰コルセット
ココヘリGPS端末
帽子
熊除け銃(火薬)
おにぎり1ケ
ゼリー飲料
ドライフルーツ50g
熊鈴
腕時計
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備考 | 、不動滝コースと瑞牆山荘コースのどちらも岩登りがありストック不要。 □登山者9割は瑞牆山荘コースを利用、登山者8割が60代以上なので週末・連休・紅葉シーズンでは岩場で渋滞あり。 瑞牆山はクライミングエリアが多く登山道以外に踏み跡・分岐点・ショートカットがあり道迷いしやすい。 あ不動滝コースは人が少なく、登山道がコケや土で歩きやすい。瑞牆山荘コースは人が多く、登山路がガレ場・ザレ場・倒木が多く歩きづらい。 |
感想
【2022年/瑞牆山・不動滝〜周回ルート(日帰り)】
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■2022年06月20(月) くもり
※瑞牆山・不動滝ルート(登り)
実家 05:10 19℃ 1,000m
みずがき山自然公園 06:34 19℃ 1,482m
着替え・荷作り 06:34〜06:40
みずがき山自然公園 06:40 19℃ 1,482m
小川山林道芝生広場分岐 06:57 20℃ 1,493m
小川山林道終点 07:13 15℃ 1,548m
屏風岩 07:38 17℃ 1,658m
不動滝 08:33 17℃ 1,769m
ししくい坂 09:19 16℃ 1,875m
王冠岩 09:38 16℃ 1,941m
弁天岩 09:53 17℃ 1,989m
クーラー岩 10:17 15℃ 2,114m
弘法岩黒森分岐 10:32 15℃ 2,203m
瑞牆山 10:43〜11:00 17℃ 2,230m
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■2022年06月20(月) くもり
※瑞牆山・瑞牆山荘ルート(下り)
瑞牆山 11:00 17℃ 2,230m
弘法岩黒森分岐 11:09 16℃ 2,203m
大ヤスリ岩基部 11:24 17℃ 2,098m
桃太郎岩 12:00 19℃ 1,818m
天鳥川出合 12:05 19℃ 1,799m
小川山・瑞牆山分岐 12:17 19℃ 1,852m
富士見平小屋 12:34 20℃ 1,816m
富士見平湧水 12:40 20℃ 1,782m
富士見平分岐 12:46 20℃ 1,764m
富士見平林道終点 12:48 20℃ 1,755m
分岐点 13:00 20℃ 1,725m
1,583mピーク 13:21 21℃ 1,583m
分岐点 13:31 21℃ 1,534m
分岐点 13:41 21℃ 1,482m
分岐点 13:50 22℃ 1,481m
車道脇の駐車場 13:57 23℃ 1,470m
芝生広場 14:12 25℃ 1,479m
みずがき山自然公園 14:17 24℃ 1,473m
着替え 14:17〜14:20
実家 14:20〜16:03 26℃ 1,000m
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■梅雨で天候が不安定で山選びが難しい。
3週間ぶりの登山で山歩きを楽しみたい。
百名山で瑞牆山を書ける人は非常に少なく
不動滝から7年ぶりに瑞牆山を目指す。
巨岩・奇岩が多いクライミングエリアで
登山口で馬目弘仁クライマーに出会う。
大ヤスリ岩と弘法岩に挑戦するらしい。
不動滝コースは山頂まで最短距離なのに
山小屋が無いので登山者はとても少ない。
登山者の9割は瑞牆山荘コースを選ぶので
平日でも岩場や鎖場の渋滞が激しい。
瑞牆山は距離6km・5時間で登頂できるので
60〜80代以上の登山者が多いのも特徴的。
手足を使って登る山で自然のアスレチック。
静かな沢沿いと尾根歩きが満喫できた。
この山域は小川山・金峰山・茅ヶ岳もあり
紅葉の秋と雪化粧の冬にも再び訪れたい。
キャンプだけでも十分に満喫できる瑞牆山。
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■体重→61.0kg 荷物→4.5kg
日の出→04:20 日の入り→19:15
移動距離→10.1km
(登り→5.2km・下り→4.9km)
移動時間→07時間20(合計)
(登り→04時間03分・下り→03時間17分)
休憩時間→00時間17分
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