逆回り白根三山、農鳥オヤジ、百花繚乱、キタダケソウ。

2022年06月30日(木) ~ 2022年07月01日(金)

• GPS: 17:55
• 距離: 25.7km
• 登り: 3,338m
• 下り: 2,302m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:31
• 休憩: 0:21
• 合計: 8:52

距離 14.7km 登り 2,555m 下り 594m

3:59 奈良田バス停
4:08 奈良田駐車場
4:23 4:24 奈良田第一発電所
4:53 森山橋
5:09 5:12 早川水系発電所取水口
7:01 7:08 大門沢小屋
10:32 10:41 大門沢下降点
11:36 11:38 農鳥岳
12:16 西農鳥岳
12:53 農鳥小屋

2日目

• 山行: 7:28
• 休憩: 1:08
• 合計: 8:36

距離 11.0km 登り 800m 下り 1,723m

12:53 農鳥小屋
4:55 4:59 間ノ岳
5:47 中白根山
6:11 6:37 北岳山荘
7:04 7:05 トラバースルート分岐
7:41 7:43 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
7:56 8:03 吊尾根分岐
8:22 8:27 北岳
8:40 8:46 両俣分岐
8:49 8:55 北岳肩ノ小屋
9:17 小太郎尾根分岐
10:28 10:35 白根御池小屋
11:09 第二ベンチ(2059ｍ)
11:25 第一ベンチ(1880ｍ)
11:47 11:52 白根御池分岐
12:04 12:05 広河原山荘
12:07 広河原・吊り橋分岐
12:10 ゴール地点

天候

両日とも、文句無しの快晴。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田バス停前駐車場、20台ぐらい。
帰りのバスに乗っていた方達は、もっと手前にある新たな駐車場まで。未確認。

広河原→奈良田、1400円。
山梨交通、
http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/

コース状況／危険箇所等

大変良く整備された登山道。
大門沢の丸太橋も今のところ問題なしです、感謝。
二俣から大樺沢経由のルートは通行不可、下部の橋がかけられていない。

その他周辺情報

広河原山荘、オープン。食事メニュー「北岳カレー」など。酒類、おつまみメニュー多し。
シャワー有り(ボディーシャンプー有り)。

写真

6/30 3:57

思い出深い白根館。一度目は登山を始める少し前に温泉目当て。二度目は、南ア全山縦走の敗退時。
農鳥小屋で敗退、下山、14年前だ。

6/30 4:39

天気良さそう、大籠岳あたりの稜線と思う。今日は頑張って飛ばしてます。農鳥小屋だものねぇ。

6/30 4:40

タニウツギ、だと思います。今回の山行、まさに「百花繚乱」。
私の花キャパをはるかに超えてます、皆様のご協力、書き込みをお願い致します。

6/30 4:42

おう、まだあるのね。以前はここまでタクシーが入ってました。

6/30 4:49

この橋ができた時に、下った記憶ありですが、いつの事だったかしら？

6/30 5:01

この橋はその時なかった。

6/30 5:07

傾いてるよ、広河内沢発電所上。

6/30 5:08

ヤマアジサイ、出番が、あっという間に終わったねぇ。

6/30 5:16

お気に入りのトレランシューズ、雪なし時期のお決まり。

6/30 5:34

大門沢らしい丸太橋。^_^

6/30 6:37

見事な造形の五葉の葉、なんでしょね��

6/30 6:39

カラマツソウ。

6/30 6:42

折れてるよ！

6/30 6:54

ロープに捕まると、かえって落ちちゃう。

6/30 7:00

大門沢小屋からの富士山。テント場からも見えます。

6/30 7:01

お水頂きます〜。大変貴重な立地の小屋。

6/30 7:21

遥か彼方の稜線。左手のラインが下降点だと思う、それにしても心が折れそうな遠さ。

6/30 8:02

アマナのようですが、何でしょかね��

6/30 8:03

本当に美しいシルエット。

6/30 8:07

少しは近くなった。大門沢小屋から1時間強。

6/30 9:38

ゴゼンタチバナ、白山の御前峰からの命名らしい。

6/30 9:55

色の濃い、コイワカガミ。

6/30 9:55

ほんのりとクリーム色のキバナシャクナゲ。

6/30 9:56

満開です〜。

6/30 9:59

大唐松尾根のスカイライン。

6/30 10:09

ミネザクラ。

6/30 10:18

ショウジョウバカマ。

6/30 10:33

やっとの事で、大門沢下降点。
軽量化30lのザック。小屋から3時間半かかってます。

6/30 10:35

山岳部気合のポーズ。オジン、富士山映ってないよ！

6/30 10:38

飛行機雲跡が美しい青空。

6/30 10:40

ミヤマキンバイ。

6/30 10:43

塩見、蝙蝠尾根の絶景に、悪沢、荒川、赤石を遠望。

6/30 10:53

ハクサンイチゲ。

6/30 10:58

多分ワチガイソウ。

6/30 10:59

クモマナズナ。

6/30 11:02

コイワカガミ。

6/30 11:16

中央の雪渓の無いコルが雪投沢ルートだと思う、行きたかった。左の蝙蝠岳らしい突起が綺麗。

6/30 11:22

イワウメ。

6/30 11:25

アオノツガザクラ。

6/30 11:32

最初の3000m峰、農鳥岳。

6/30 11:33

とんがりお山の北岳、八本歯のコル。

6/30 11:33

比べてどかっと大きい間ノ岳。

6/30 11:35

ハクサンイチゲとイワベンケイと、南ア南部の主峰たち。

6/30 11:40

農鳥、西農鳥の南斜面はとんでもない大お花畑でした。
驚きです。

6/30 11:46

ちょっとわからなくなった。
イワツメグサ、チシマアマナ？

6/30 11:48

ハイマツの実。

6/30 12:14

イチゲ、キンバイ、にオヤマノエンドウ、農鳥岳。

6/30 12:15

北岳、間ノ岳、そして農鳥小屋を鳥瞰する。

6/30 12:18

西農鳥岳、二つ目の3000m峰。

6/30 12:18

白と黄色と紫と。

6/30 12:24

白と黄色と紫と2。

6/30 12:49

農鳥小屋、間ノ岳小屋でも良いような？

6/30 12:55

農鳥小屋の深沢さん、お元気です。１時前の到着ですから何の御咎めも有りません。
20年前から、超有名人。今や南アルプス天然記念物、絶滅危惧種(^ ^)。
「農鳥オヤジ」(失礼！)
我が家の家訓の一つは
「早出、早着！」。

6/30 13:33

水場に向かいます。往復20分。
シナノキンバイ。

6/30 13:34

ハクサンチドリ。

6/30 13:38

ミヤマキンポウゲ(ウマノアシガタ)。

6/30 13:44

じゃぶじゃぶ出てます。冷たいし美味しい。

6/30 14:12

眺望抜群のテント場。風も避けられる。

6/30 14:27

この時間ですとさすがにガスってきました。

6/30 14:28

いつもの定番メスティン炊飯チーズリゾット生ハム。

6/30 14:45

富士山方向を向いて食事、美味いよ。

6/30 15:25

本日は3張りでした、1000円。

6/30 15:32

さてここからは、オヤジさんとの独占インタビューです。
「全くの説明なしの「山の正論」に批判を浴びたこともあるようですが。」
「自分で考えれば分かる事、説明されなければわからないようではどうにもならん。」

6/30 15:32

「今はヘリで上がってきてる(ちょっとしんみり)が、これる限りくる。」
お歳は(お互いに)とりましたが、是非、オヤジさんの山の正論、山談義を聞きに農鳥小屋に行ってみるべし。

6/30 15:36

オヤジさんは、いつもこのドラムカンに座って、間ノ岳方面を眺める。
遅いなぁ、
事故ってないかなぁ、
道迷ってないかなぁ、
甲斐犬と様子を見に行った方が良いかなぁ。

6/30 15:57

シェルター内は殺伐としてますね(^ ^)。

6/30 18:48

日没直前に富士山現れる。明日も良い天気でありますように。

7/1 3:08

はい、早起きです。というか、結露が凄く、風邪でシェルターが揺れるたびに、顔に、ピチャ。拷問ですわ。

7/1 4:00

無茶苦茶綺麗な富士山シルエット。

7/1 4:07

農鳥岳と富士山。

7/1 4:07

素晴らしいマジックタイム。

7/1 4:32

モルゲンロートに染まる大鷲、農鳥岳と西農鳥岳。
農鳥岳を右翼、西農鳥岳を左翼、中央の無名峰を頭になぞらえると、大鷲が翼を広げた形に見えるんです。

7/1 4:32

モルゲンロートの南南アの主峰たち。

7/1 4:43

眩しい！

7/1 4:44

キバナシャクナゲの群落と自分の影を撮る。

7/1 4:46

北岳、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳。

7/1 4:46

北岳を中心に右赤岳、左蓼科山。

7/1 4:47

甲斐駒ケ岳。

7/1 4:53

登頂。動画をご覧ください、360度の大絶景です。

7/1 4:53

仙丈ヶ岳と北アルプス。

7/1 4:53

中央アルプスと、被った御嶽山。

7/1 4:54

富士山。

7/1 4:54

農鳥岳。

7/1 4:57

浮かぶ富士山。

7/1 5:55

テクさんとご対面！一昨年は白山で。
山の趣味が被るんですよね(^_^)。

7/1 6:10

北岳山荘、改修中で今年はテントのみ。昨年キャンセル料支払いました、というか、クレジット先払い。

7/1 6:16

ここのテント場も良いんです。

7/1 6:48

花のトラバース道に突入です。まずは、ヨツバシオガマのブーケ。

7/1 6:59

ハクサンイチゲと浮かぶ富士、手前のスカイラインは櫛形山。

7/1 7:02

ハクサンイチゲ全開！

7/1 7:15

ミヤマキンバイ、全開！

7/1 7:16

不明、何ですかね③

7/1 7:17

シナノキンバイ、光ってる。間違いかも。

7/1 7:17

ミヤマガラシ、、、、うーん④

7/1 7:17

イワオウギ。

7/1 7:21

何と、キタダケソウにシナノキンバイのコラボ、ふつう同時期には咲きません。

7/1 7:22

まだ残ってましたね。3年振りですね。

7/1 7:24

ミヤマムラサキ。

7/1 7:26

キタダケソウの大株。
遥かガラパゴス諸島からやってきたここの石灰岩にしか咲かない。氷河期に大陸からやって来て取り残されたキタダケソウ。ロマンを感じる。

7/1 7:26

ため息。

7/1 7:27

トラバース道からの間ノ岳、その後ろに翼を広げた鷲のような農鳥。

7/1 7:28

チシマアマナだと思う。

7/1 7:30

ヤマオダマキ。

7/1 7:32

素晴らしいお花畑、感無量。

7/1 7:33

チョウノスケソウ、見っけ！^_^

7/1 7:35

咲きかけが可愛い。

7/1 7:39

イワウメ。

7/1 7:47

オダマキの蕾とイワベンケイ、もう一つの黄色いのは何かしら？画像が悪い？

7/1 7:51

悠大。小さな北岳山荘。

7/1 8:17

賑わう北岳。

7/1 8:17

大好きな池山吊尾根、一昨年の残雪期の感動を思い出す。

7/1 8:18

キタダケじゃ無いよ(^_^)。11回目かなぁ、登頂じゃなく撤退、トレーニングを含めたらもっとかなぁ。

7/1 8:36

甲斐駒ヶ岳に向かうような稜線。

7/1 8:42

両俣小屋への通行禁止がなくなってるね。奥が喜ぶだろうね。

7/1 8:53

増築中の肩ノ小屋。

7/1 8:58

ここのテント場最高です。池山吊尾根、ボーコン沢の頭越し、右に北岳バットレス。
残念ながら今は富士山雲の中。

7/1 9:04

ミヤマキンバイのブーケを女王に捧げる。

7/1 9:04

ミヤマキンバイのブーケを貴公子に捧げる。

7/1 9:17

小太郎山と甲斐駒ろ。

7/1 9:20

地蔵岳と観音岳。

7/1 9:26

草すべり、シナノキンバイの大お花畑。

7/1 9:31

植生保護中。

7/1 9:33

イチリンソウですかね、⑤。サンリンソウ。

7/1 12:01

旧広河原山荘。3年前に一度テントのみ。

7/1 12:03

北岳は雲の中。

7/1 12:15

バスは14:30。ここで食べたいベジカレー。

7/1 12:16

残念ながら、北岳カレーしかメニュー無し。ラーメンを頂きます。一昨日牧之原サービスエリアでカツカレーは食べたばかりです〜。

7/1 12:52

30lのザック、マット外付け。無雪期の単独テント泊の定番装備になって来ました。

撮影機器：

TG-1 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 11 Apple

装備

個人装備

ツインポールシェルター。

感想

リカロJP🐶

白根三山逆回り。
昨年の同時期の計画は台風接近で尾瀬に転身。先週は天候悪し強風で断念。
今回は滅多に恵まれない好天と、一斉に咲き誇る百花繚乱のお花たち、そして、なんと言っても壮健な「農鳥オヤジ」(失礼！)にお会いでき、忘れられない山行となりました。
1日目は、年甲斐も無く頑張って飛ばします。標高差2200m。農鳥のオヤジさんが待ってるんだから、何としても意地でも3時ではなく２時までに(^_^)。
しかし、農鳥岳の南斜面のお花畑の素晴らしさって、「何なのよ。」
2日目も、驚きの眺望。そして、バスの時間に余裕が有るので、できる限り時間をかけてお花鑑賞です。種類といい量といい、まったく呆れてしまいます。
「何なのよ。これって！」

間ノ岳山頂からの大眺望。



何なのよ。これって！」

注)白根三山逆回りは、hiromi121さんのレコにインスパイアされました、ありがとう。

追加)この場を借りて、農鳥のオヤジさん(深沢さん)に14年前のお礼を申し上げます。14年前の9月下旬、南アルプス全山縦走(南下)を目論みました。3日目、農鳥小屋でテント泊中に暴風雪に見舞われ、翌朝の稜線は降雪、エビの尻尾など氷結。北アなら、ピッケル&アイゼンも必要な時期。しかしながら、9月下旬の南アで必要になるとの認識はありませんでした。塩見に向かうかどうか、、、。
「ピッケル、アイゼン持ってない奴には、絶対塩見には行かせん！奈良田に降りろ。」
農鳥のオヤジさんの、この何の説明もない怒鳴った一言が決定打となりました。
ありがとうございました。

コメント

tekutekugo

お疲れさまでした。
本当にいい天気でしたよね
暑すぎて死ぬかと思いましたけど
お花最高でした。
農鳥の花がすごかったと聞かされて、行きたかったけどちょっと無理っぽかったんであきらめた次第です。体力落ちたわ。isodaさんすごすぎますよ
またお会いできるのを楽しみにしてます
いつかゆっくりお話ししたいなあ

リカロJP🐶

tekutekugoさん、次はテント場で、合流ですね！