This is 王道！裏銀座縦走！

2022年07月29日(金) ~ 2022年08月01日(月)

• GPS: 34:56
• 距離: 54.3km
• 登り: 4,320m
• 下り: 4,111m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 1:37
• 合計: 7:37

距離 7.7km 登り 1,591m 下り 342m

6:48 高瀬ダム濁沢登山口
7:02 7:03 高瀬ダム テント場
7:20 7:22 ブナ立尾根取付
7:55 8:03 権太落し
9:53 10:00 三角点
11:36 12:25 烏帽子小屋
12:42 12:48 前烏帽子岳
12:54 烏帽子岳山頂分岐
13:22 13:41 烏帽子岳
13:52 13:53 烏帽子岳山頂分岐
14:03 前烏帽子岳
14:15 14:19 烏帽子小屋
14:25 烏帽子ひょうたん池

2日目

• 山行: 9:22
• 休憩: 5:50
• 合計: 15:12

距離 16.4km 登り 1,265m 下り 1,249m

3:12 烏帽子ひょうたん池
6:13 6:37 野口五郎小屋
6:52 7:04 野口五郎岳
7:26 7:27 真砂岳
7:36 7:37 真砂岳分岐
8:34 8:51 東沢乗越
9:28 9:44 水晶小屋
10:14 10:21 水晶岳
10:50 11:55 水晶小屋
12:21 ワリモ北分岐
12:39 12:52 ワリモ岳
13:21 鷲羽岳
14:09 17:23 三俣山荘
17:52 黒部川水源地標
18:18 三俣山荘
18:24 宿泊地

3日目

• 山行: 8:34
• 休憩: 1:53
• 合計: 10:27

距離 11.1km 登り 1,429m 下り 912m

4:01 宿泊地
4:40 三俣峠
4:53 5:21 三俣蓮華岳
5:40 丸山
5:57 中道分岐
6:14 6:24 双六岳
6:54 6:55 双六岳中道分岐
6:56 6:57 双六岳巻道分岐
7:09 7:37 双六小屋
8:03 8:04 樅沢岳
8:44 8:45 硫黄乗越
9:29 9:49 左俣乗越
10:55 10:56 千丈乗越
11:50 槍ヶ岳山荘
14:02 14:24 槍ヶ岳
14:28 槍ヶ岳山荘

4日目

• 山行: 5:35
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:21

距離 19.1km 登り 75m 下り 1,642m

4:16 槍ヶ岳山荘
4:52 4:53 播隆窟
4:58 4:59 坊主岩屋下
5:30 槍沢・天狗原分岐
5:49 5:50 槍沢大曲り
6:10 6:11 ババ平
6:28 6:41 槍沢ロッヂ
6:57 二ノ俣
7:02 7:03 一ノ俣
7:08 7:09 槍見河原
7:38 7:55 横尾
8:30 新村橋
8:53 徳澤園
8:55 徳沢公衆トイレ
9:27 徳本口
9:45 9:53 明神館
10:23 10:24 小梨平
10:30 10:31 河童橋
10:37 上高地バスターミナル

天候

全日とも晴れ→ガス→夕立
朝はピーカンでもガスが湧き、午後には夕立がくる、という具合です。そのため早くから行動し、昼くらいにはテント場に着き、設営し終わっているのがベストだと感じました

アクセス

利用交通機関：

自家用車

七倉山荘駐車場（IN)
沢渡(0UT)
前年度の表銀座縦走と同様に安曇観光タクシーのマイカー陸送サービスを使用しました
https://www.azumikanko-taxi.co.jp/2011/04/040-11.html

コース状況／危険箇所等

ところどころルートが細くなっており滑落注意箇所もありますが、おおむね普通の登山道です。三俣山荘、双六小屋では無料で水を汲むことができます。

写真

7/29 6:16

七倉山荘駐車場着。待機しているタクシーで高瀬ダムまで向かいます

7/29 6:37

高瀬ダム。タクシーで入れるのはここまでだそうです

7/29 6:49

いざ出発！

7/29 7:12

しばらく歩いていくと北アルプス裏銀座登山口（ブナ立尾根）の登山口に着きます。小屋まで12から0でカウントダウン標識があります

7/29 7:24

日本三大急登、北アルプス三大急登のブナ立尾根。さっそくハシゴで一気に高度を上げます

7/29 7:33

でも正直そこまでじゃないかな。こんな感じの登りがずっと続きます

7/29 11:35

烏帽子小屋着！初日のテン場です

7/29 11:30

小屋の前はイワギキョウのお花畑

7/29 12:24

三ツ岳の目の前にテン場はあります。平日なので比較的余裕はありました

7/29 12:51

さて烏帽子岳へ向かいます。ガスが出てきています。天気がもつか微妙なところ

7/29 13:17

ピーク着。帰りに雨に降られました。自分はカッパとウィンドシェルを間違って持ってきてビショビショに！

7/30 4:31

二日目の朝。三ツ岳を登っていると雲海から立山、後立山が顔を出していました

7/30 4:59

明るくなるにつれ野口五郎岳が近づきます。そして向こうに槍が！存在感がさすがです

7/30 5:02

反対側の赤牛岳。こっちもカッコイイ！

7/30 5:52

だんだんと近づきます

7/30 6:06

われらが隊列のシルエット。けっこう好き

7/30 6:09

野口五郎小屋着。少し休んですぐそこのピークへ

7/30 6:42

振り返ると立山

7/30 6:53

ピーク着！青がキレイです

7/30 6:54

ちょっと待ってくれ！右を向けば水晶が！美しすぎる

7/30 6:55

そして長く伸びる西鎌尾根。あそこを歩くんだなー。右に少し顔を出しているのは笠ヶ岳

7/30 6:57

さてさて。縦走路を行きます。向かいには鷲羽岳！

7/30 7:19

奥には薬師

7/30 7:37

そして槍アゲイン！

7/30 7:37

なんていう美しい稜線！そして人もいない。最高だ！

7/30 8:03

意外とガレている。なかなか体力を使います

7/30 8:28

でも右手には水晶。

7/30 8:28

そりゃこんな笑顔にもなります

7/30 8:46

東沢乗越でしばし休憩

7/30 9:03

わかりやすいV字谷。奥には黒部ダム

7/30 9:09

小屋が見えます。でもこの登りがイヤだ

7/30 9:22

赤岳みたいだねーなんて登ってました

7/30 9:45

なんとか力を振り絞って小屋へ。ザックをデポして水晶へ向かいます

7/30 9:46

左を見ると、く、く、く雲の平。まったく縁のないところだと思っていたぜ。そして向こうには黒部五郎

7/30 9:46

読売新道を行きます

7/30 10:17

水晶着！向こうにはこれから向かう鷲羽への稜線。

7/30 11:07

とその前に水晶小屋で腹ごしらえ。力汁。めちゃくちゃ美味い！そいてお座敷に上がって食べられるという超ありがたい待遇

7/30 12:27

さて鷲羽へ。なーんかガス沸いてきた。鷲羽の向こうは三俣小屋。なんとかもってくれ

7/30 12:50

と、途中で雨

7/30 13:22

雨、ガスのなか鷲羽着！そうそうに後にします。このあとの下りがツラかった。大雨でビショビショです

7/30 14:54

なんとか小屋に着いてしばらく雨が止むのを待ちます。呑むのにサイコーな場所です

7/30 17:47

テントを立ててサンダルで黒部川源流地へお散歩

7/30 18:47

こんな感じでテント場にも水場があります

7/30 18:20

戻ってくるとうってかわって落ち着いた鷲羽が目の前に。ほんとにワシが羽ばたいているみたい。

7/30 19:06

テン場の横には沢が流れていて自分は鷲羽を目の前に体を手ぬぐいで拭きまた。サイコー！

7/30 19:07

遠くには積乱雲が。光ってました

7/31 4:24

さて三日目。槍のシルエットを見ながらスタート。三俣蓮華でのご来光を目指します

7/31 4:35

意外と遠く感じました

7/31 4:54

なんとか間に合った！

7/31 4:54

槍穂のカッコイイシルエット

7/31 5:00

赤くなってきた双六

7/31 5:21

表銀座の山並み

7/31 5:21

今日のルートは明瞭だ！目指すはあそこ、槍！

7/31 5:24

黒部五郎が目の前です

7/31 5:24

笠ヶ岳も見えました

7/31 5:36

何度も槍を見ます。やっぱり別格だね、みんな言ってました

7/31 5:39

大キレットもくっきりです

7/31 6:16

双六岳着。裏銀座とは別の雰囲気でかなり混んでいました

7/31 6:15

双六岳からの槍

7/31 6:22

双六平と槍。ガスが滝のように流れている

7/31 6:29

双六平を歩いていると後ろを歩いていた方が「いい写真撮れました！」とこの写真をくださいました。マジでいい写真！（ヤラセではございません）

7/31 6:42

振り返ると歩いてきた稜線。遠くに水晶が見えます

7/31 6:56

双六岳を一気に降ります

7/31 7:08

双六小屋。水が無料なのがありがたい。さてここから槍へ向かいます

7/31 8:08

トリカブト

7/31 8:36

ガスがかかってきました

7/31 8:58

と樅沢岳付近で雷鳥の親子発見！初の雷鳥です。少しあとにはまた別の親子もいました。これまで一度も遭遇しませんでしたが一日に二度も。ツイてる！

7/31 8:29

安達太良山みたいなの見えました

7/31 8:52

ニッコウキスゲ

7/31 10:02

タテヤマリンドウ

7/31 10:26

西鎌尾根の取り付き。ガスがかかってます。槍が見えないのがいいのか悪いのか。見えたら見えたで絶望しそうだし、なんて話してました

7/31 11:38

西鎌尾根。想像していたよりも険しいです！心を無にして登ります

7/31 11:47

見えた！ようやく着くぞ！

7/31 12:10

一年ぶりの槍ヶ岳山荘。テン場をどこにするか悩みましたが、けっきょくここに

7/31 12:30

常念がよく見えています。あれが大天井で、あれが蝶で、あれが西岳ヒュッテでー、なんてみんなで確認。やっぱり常念が目立ちます

7/31 13:54

雨の心配もあり先にテントを立ててから登頂！この時間は晴れ間も見えました

7/31 15:15

夕方にはまだ終わっていないけどお疲れ様会

8/1 4:10

最終日。風呂や帰りのこともあり明るくならないうちに降ります

8/1 4:46

さよなら槍さん。また来年も会えるかな

8/1 6:55

梓川がキレイです

8/1 8:39

徳沢園手前にはたくさん猿がいました

8/1 10:31

これぞ上高地

8/1 10:32

最後は焼岳とともに。おつかれさまでした！終了後はすぐさまみんなでお風呂へゴー！

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

iPhone 12 Pro Apple

iPhone 12 Apple

iPhone 13 Pro Apple

感想

phantomthief

　昨年の表銀座縦走時より温めていた裏銀座縦走。ルート、日程ともに王道を行くプランになりました。少し余裕があるかなーという日もありましたが、全行程を振り返ると、ちょうどよかった気もします。個人的には三泊の山行自体人生初でした。不安もありましたが、なんとか成し遂げられました。日数を削るのであれは三俣山荘に小屋泊で一泊二日なら可能かな、とも道中話題になりました。でも、一泊二日じゃもったいない景色です。そして日数をかけた縦走じゃないと味わえない「なにか」に触れた気がします。
　これまで北アルプス最深部はあまり縁もなく、地味な印象でしたが、行ってみて一気に魅了されてしまいました。多くの人を惹きつけるのも納得です。美しい山々が連なり下界とは別の世界があります。夜空を見上げれば数分に一度流れ星が流れていました。
　裏銀座を歩きながら、去年表銀座から見た景色を歩いているという感慨深い気持ちがありました。去年は縦走初日でヘロヘロになっていたのに、今年は少し余裕を持っている自分もいました。また去年歩いた表銀座の山々も把握できました。もう一度表銀座を歩いて裏銀座の景色を見たらまた違って見えるのでしょう。来年もまた夏に縦走できたら、と考えています。そのとき槍を見ながらどんな仲間と自分がいるのでしょう。でも未来のことはわかりません。いずれにせよ、これにてこの夏一番のメイン行事「真夏の大冒険」終了です。おつかれさまでした。

コメント

josyu

こんばんは、仲間と歩く裏銀座いいですね！双六から北はまだ歩いたこと無いのでいつか歩いてみたいです。
またまた動画楽しみにしてますよー！

phantomthief

josyuさんこんにちは。北アルプス最深部は行くのも容易じゃないですがその価値がありました！ぜひ動画でお楽しみください！いつもありがとうございます。