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Yamareco

記録ID: 4597153
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

20080802-04農鳥岳→塩見岳→荒川岳→赤石岳

2008年08月02日(土) ~ 2008年08月04日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
53.8km
登り
5,659m
下り
5,397m

コースタイム

1日目
山行
6:43
休憩
1:24
合計
8:07
7:45
7:46
3
休憩所
7:49
0:00
3
登山道入口
7:52
7:53
90
新しい吊橋
9:23
9:39
32
10:11
10:17
3
docomo通話可能地点
10:20
0:00
1
最終水場
10:21
10:23
97
docomo通話可能地点
12:00
12:05
31
12:36
12:55
24
13:19
13:23
19
13:42
13:55
8
14:03
0:00
17
間ノ岳分岐
14:20
14:21
8
尾根を越す
14:29
14:33
9
水場
14:42
14:53
25
大井川源流の沢
15:18
15:19
15
2日目
山行
12:08
休憩
3:01
合計
15:09
1:05
26
1:31
1:32
29
2:01
2:03
59
3:02
3:09
21
4:33
0:00
19
4:52
4:57
6
御来光タイム
5:03
5:27
2
5:29
5:31
32
6:03
6:24
41
7:05
7:06
18
2608mP
7:24
7:26
34
8:00
8:08
4
8:12
0:00
4
三伏峠分岐
8:16
0:00
4
水場分岐
8:20
8:51
33
水場
9:24
9:31
28
9:59
10:00
23
10:23
10:31
78
11:49
0:00
29
12:18
12:33
18
12:51
13:11
56
14:07
14:09
36
道標
14:45
14:47
18
尾根に乗る
15:05
15:08
3
15:11
0:00
5
分岐
15:16
15:33
3
15:36
0:00
26
分岐
16:02
0:00
12
道標「あと700m」
16:14
3日目
山行
4:40
休憩
1:40
合計
6:20
2:45
32
3:17
0:00
49
4:06
0:00
14
4:20
4:33
8
4:54
5:30
7
5:57
6:10
34
6:44
6:59
14
7:13
7:34
28
8:02
0:00
21
「2300m」
8:23
0:00
21
旧林道 Α1900m」
8:44
0:00
10
「1500m」
8:54
0:00
5
「1300m」
8:59
9:01
4
登山口
9:05
椹島ロッジ
北荒川岳三角点2697.6mと北荒川岳キャンプ地跡の間で、コースミスあり。
過去天気図(気象庁) 2008年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
新大阪2023−ヒカリ432−2302品川−新宿2354−ムーンライト信州81−221甲府400=バス=611広河原640=バス=730第一発電所
椹島959=臨時送迎バス=1057白樺荘1150=バス=1242井川1312=1504千頭1523=1646金谷1701−1742浜松1757−コダマ569−1953新大阪

感想

20080802-04南アルプス:奈良田→農鳥→塩見→荒川→赤石→椹島
 2008年の夏山山行の第3弾=最終回は8月最初の週末に南アルプスに行ってきました!奈良田の奥の第一発電所バス停から入山、農鳥、西農鳥、塩見、荒川前、荒川中、小赤石、赤石と3000m峰7座を縦走して椹島に下山というコースでした!
 以前にも計画してたんですが、梅雨明け間際の豪雨で結局実行に移せずじまいでした。でも、今年は天気にも恵まれ、かなりヘロヘロになって当初の計画(荒川中岳から悪沢岳を越えて千枚小屋・二軒小屋・椹島という計画)を短縮はしましたが、苦しくも楽しく南アルプスの中央部を縦走することができました\(^o^)/
 今回も格好だけは半袖Tシャツ、ランニングタイツ、トレールランニング用シューズ、ダブルストック、ランナーズのLSDザックとランニング登山スタイルでしたが、やっぱりいつもの如くせいぜい速歩き、バテテきたら普通の歩き(^_^;)という状況でした(^_^ゞ最近は南アルプス南部でも食事付きで宿泊できるので、こういう軽装での縦走も可能になって、以前に比べて短期間で行くことができるようになって私的には結構嬉しいです(^_^)
 下山後は、椹島ロッジでシャワーを浴び(\500)、赤石温泉白樺荘で無料の温泉につかり、汗を流しました!来年には畑薙ロッジと白樺荘を廃止統合しては、畑薙ロッジの少し下流側に新たな静岡市営の温泉宿泊施設を作るとのこと、白樺荘の無料の温泉は今年が最後になるとのことです!
 白樺荘から井川駅までは井川地区自主運行バス(といっても定員9人のワンボックスカーでした。)で出て、南アルプスあぷとラインで千頭駅まで行き、大井川鉄道大井川鐵道のSL急行に乗って金谷駅まで出て、東海道線で浜松に行って、こだまでやっとこさ新大阪まで帰ってきました!椹島で送迎バスに乗ってから、新大阪に着くまで10時間弱!!!やっぱ南アルプス南部は深くて遠いでした!!!

8月1(金)、2日(土)
 金曜日の仕事をとっとと終えて、一度帰宅、20:23の東京行きひかりに乗り込み、品川から山手線に乗って、新宿へ!ここから指定席を取っていたムーンライト信州81号に乗り、甲府駅に2:21に到着!駅のベンチで仮眠して、4:00のバスで広河原に向かいました(\1900+100)!さすがに多くの登山者がいて、バスは何台か用意されてました!
 バスの中でうとうとしてる内にいつの間にか芦安、夜叉神峠口を越えていて、広河原に到着!あふれんばかりの多くの登山者がバス乗降所の広場にいましたが、奈良田方面行きバスに乗ったのは私一人だけ!!!大門沢道の登山口となる第一発電所バス停で降りて(\900+100)、そこにいた係員に登山届を提出して、7時半頃に行動開始!
 まずは舗装道をゆるゆるとジョギングモードで登って行きます。途中の休憩所には昨年来た時には書いてあったけど水が引かれていました。が、今年は無くなっていました・・・林道の終点の手前から樹林の中の登山道に入り、新しい吊り橋で右岸に渡り、砂防ダムを越えて山に入って行きます。
 樹林の中の道をゆるゆる登っていくと、大門沢小屋からの登山者とポツポツすれ違いました。吊り橋や木橋で沢を何回か渡り、第一発電所から約2時間で去年泊まった大門沢小屋に到着!さすがに登山者は誰もいず、小屋の人だけでした!この日は好天でテント場から富士山をはっきり見ることができました(^_^)
 水を補給し、しばし休憩して、出発!樹林の中に延々続く道を登ります。「docomo通話可能地点」というのが2箇所あって試してみましたが(私の携帯もdocomoのFOMA)、去年同様全然通じず・・・沢筋から離れてなおも樹林の中の急な登り、ポツポツと農鳥小屋から下ってくるパーティとすれ違いました。閉鎖された旧道の分岐付近でそろそろ森林限界、展望が開けます!その付近には、残雪が少し残っていました!
 旧道分岐から30分弱でようやく「大門沢下降点」、白根山脈の稜線に登りつきました!ここにはたくさんの登山者が休んでいました!農鳥岳まではまだ時間がかかります!!岩礫の尾根を30分チョイでようやく最初の3000m峰の農鳥岳頂上に到着しました\(^o^)/まだ12時台でしたが、既に雲が増えていて、あまり展望は良くありませんでしたが、風が涼しくて心地よかったぁ(^_^)
 西農鳥岳へは、約3010mPを越えて行きます。西農鳥岳本峰は直下を巻き、西峰に到着!ここで、私同様の軽い荷物の若そうな男性単独行者が追いついてきました!彼は農鳥小屋に泊まるようで、しばらくそこで休憩するみたいでした!
 まだ先は長いので、まずは農鳥小屋に向けて駆け下ります。西農鳥岳西峰から20分弱で農鳥小屋、まだ登山者は少ないようで、のどかな雰囲気でした。しばし、休憩して水分とカロリーの補給です。
 農鳥小屋から8分で間ノ岳との分岐、今回は大井川源流を通る巻き道を歩きました。しばらくは下り、沢を越えると尾根を越すまで登り、そのあとはほぼ平坦な感じで進みます。大井川源流の手前に水場、その10分弱先で大井川源流の沢を渡ります。この沢の水で、抹茶ミルクを作ってのんびりと本日最後の休憩(^_^)
 この沢から三国平まではあまりアップダウンはなかったけど、まだ25分かかりました!三国平から熊ノ平までは下り、途中から樹林帯に入ります!熊ノ平に向けて稜線から離れる付近の右側は大きな崩壊地となっていました!
 テント場を通り抜けていくと、今宵の宿の熊ノ平小屋にやっとこさ到着です!一泊夕食弁当付で\8000でした。夕食は17時半からとのことで、少しの間昼寝(-_-)zzz寝床は上の段、明日は暗い内から歩き始めるつもりだったので、すぐ出発できるように夕食後に荷物を整えて、早々に眠りにつきましたぁ(-o-)zzz

2008002(土)所要時間8h07m、実働時間6h43m、コースタイム13h10m
第一発電所バス停(875とする)727→745休憩所(1020)746→749登山道入口(1040)→752新しい吊橋(1050)753→923大門沢小屋(1690)939→1011docomo通話可能地点(1980)1017→1020最終水場(2005)→1021docomo通話可能地点(2020)1023→1200大門沢下降点(2745-50)1205→1236農鳥岳(2925)(3025とする)1255→1319西農鳥岳西峰(3055-50)1323→1342農鳥小屋(2825)1355→1403間ノ岳分岐(2840)→1420尾根を越す(2820)1421→1429水場(2810)1433→1442大井川源流の沢(2775)1453→1518三国平(2785)1519→1534熊ノ平小屋(2615)(泊)

8月3日(日)
 当初の計画では、熊ノ平から塩見岳、荒川三山を越えて千枚小屋までのコースタイム21h30mの行程!15時間位掛かる事を考え、到着を16時とすると(食事付き宿泊の場合は16時までに到着してくれとのことです。)、夜中の1時に出発ということになり、真夜中12時に起床、周りに迷惑をかけないように、静かに小屋を出て、小屋の前のテラスで弁当の朝食!同じように小屋前のテラスで出発の準備をしている単独行の男性がいたが、山行中に親が亡くなったとのことで、暗い内に三峰岳を越えて両股から林道経由で広河原に下山する予定とのこと、私よりも先に出発して行きました!
 私も午前1時過ぎに真っ暗の中を出発!見上げると満天の星空、秋の星座を中心に夏の大三角形、ぎょしゃ座やおうし座など素晴らしい星空でした!樹林帯の緩やかなアップダウンのある縦走路を黙々と歩きますが、やはり暗いのでそんなにスピードは出せません!分岐から樹林の中に三角点のある安倍荒倉岳へは片道1分でした。「竜尾見晴」と名付けられた岩峰、昼間なら展望が開ける所、今回は星空をいっぱい見ることができました!北荒川岳は崩壊地の縁の砂礫の頂上、ここからの下りでコースを外れて薮に入ってしまいタイムロス(>_<)どうにか元の道に戻り、正規のルートを下ると北荒川岳のキャンプ地跡、古い小屋が残っていたたけど、これは管理小屋?
 ここからは樹林帯の道に戻りゆるゆる進みました。樹林が切れると塩見岳のシルエットが大きく望まれます。塩見岳の右方にライトが見えましたが、おそらく塩見小屋のライトでしょう!
 雪投沢源頭のキャンプ地跡への分岐を過ぎて、グイグイ登っていくと北俣岳への分岐に登りつきました!この頃には周囲はすっかり明るくなっていました。分岐から約20分登ると、東方の雲海からの御来光タイム\(^o^)/今日も天気は良さそう(^_^)振り返って見上げると、塩見岳東峰頂上に登山者の姿を見ることができました。おそらく塩見小屋に宿泊の人達でしょう。
 御来光を見た所から数分で、塩見岳東峰に到着!まさに360°のパノラマが広がります!昨日登った西農鳥と農鳥、これから行く荒川三山方面、その奥には赤石岳!!南アルプスだけでなくて、富士山、中央アルプス、御岳、北アルプスもよく見えました(^o^)私より後にポツポツと登山者が登ってきます!名残惜しいけど、まだまだ先は長い!!というか予定より1時間位遅い・・・(>_<)ということで、出発!
 塩見小屋までの間にちょっとした岩場があるが、たいしたことはない!塩見小屋からの登山者とすれ違いつつ、塩見小屋に下り着きました。
 登山者の割りに小屋が小さいせいか、二棟の小屋以外に三角形の掘っ立て小屋が二つありました!昨日塩見岳に登ったのであろう登山者が結構まだ小屋に残っていました!ここで、フルーツゼリーを買って食べました(\200)。結局20分程休憩して先に進みました!
 樹林帯に入り、塩見新道を分け、沢筋に一度下って2608mP、本谷山2657.9mP、を越えて行きます!三伏小屋跡への道は閉鎖されており、三伏峠の水場までは三伏峠近くまで行って、2回左折して行くようになってました。ということで、今回は三伏峠には寄らず!
 三伏峠の水場はタンクに水を集めるようになっていて、蛇口から水を出すようになってました。ここで、約30分程のんびり休憩(~O~)ここで予定より1時間半以上の遅れ・・・結局この遅れがそのまま荒川中岳まで持ち越されちゃいました・・・
 稜線に戻り、烏帽子岳、前小河内岳、小河内岳と越えて行きます!このあたりは森林限界を超えていて見晴らしが良いでした。前小河内岳からの下りで小学生位の男の子が一人待っていたけど、保護者らしき人には会わず!いったい何だったんだろう???
 小河内岳から下るとまた樹林帯の道、大きなアップダウンは無いけど、なかなか足が進まなくなってきていました・・・時々崩壊地の縁に出て展望が開けますが、徐々に雲が増えてきていました。「板屋岳」の道標は頂上直下の縦走路にありました。
 「板屋岳」から30分弱の下りでようやく高山裏避難小屋に到着!三伏峠〜荒川岳の稜線を縦走するのは大学生の時以来23年ぶりでしたが、高山裏避難小屋の雑記帳にぬわんと23年前の私の書き込みが残っていてビックリ!!!で、いきなり暗がりから小屋のオヤジさんの声がしてまたビックリ!!!とりあえず23年前の書き込みの余白に今回また書き込んでおきました!!!小屋に「荒川岳方面に20〜30分行った所に水場あり」との表示があり、とりあえず、その水場まで進みました!確かに登山道の傍らのパイプから水が流れており、ここでも20分の大休止(^_^)
 水場から更に20分程山腹の道を進むと荒川岳北面のカールに出て、そこからはジグザグにカールの中を標高差500m余をひたすら登ります!1日の行程の後半でこの登りはつらい所!更に風が無く結構暑いので、かなりバテてペースダウンしちゃいました(;o;)
 カール内から尾根に乗ると荒川前岳がかなり近い!背後には歩いてきた山々や北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳などがうっすらと見えすも、そろそろ雲に隠れそう!
 カールを登り始めてから1時間半、高山裏から2時間半、ようやく荒川前岳に到着\(^o^)/すでに時刻は午後3時を過ぎ、当初の予定より1時間半の遅れ、ここから千枚小屋までは計画通り行けても2時間以上かかるし、到底無理!ということで、荒川中岳を往復してこの日は荒川小屋に泊まることに計画を変更です。しかし、この日はほんまに天気が良く、今日最後のピーク荒川中岳からも360°の展望を望むことができました(^O^)/写真や動画を撮るのに思わず時間がかかってしまった・・・
 稜線の分岐から荒川岳に下る斜面は大きなお花畑!シナノキンバイやハクサンイチゲを中心にた〜くさんのお花が咲き乱れて、また時間がかかってしまう(^_^;)結局、荒川小屋到着は16時を過ぎてしまい、夕食の準備に忙しくて、小屋の方々も余裕の無い状況みたいでした・・・ここも一泊夕食弁当付で\8000でした。
 この日も寝床は二段ベッドの二階、その端っこでした。夕食はゆっくりする間もなく、16時半から、大皿から各自の分を取る形式で、メインはカレーでした。熊ノ平から来たと言うと、結構ビックリされました。食堂の窓から富士山が眺められるいい感じ!夕食が終わってもまだ17時前だったし、この日はすぐには寝ず、小屋のまわりをプラプラしたりしてのどかに時間を過ごしました!18時前に寝床に戻ると、既に明日朝の弁当を置いてくれてました。ということで、明日暗い内に外に出れるように荷物をまとめて、その後すぐに眠っちゃいましたぁ(-_-)zzzz

2008003(日)所要時間15h09m、実働時間12h06m、コースタイム19h00m
熊ノ平小屋(2620)105→130分岐(2675)・安倍荒倉岳(2685)133→201小岩峰・竜尾見晴(2630)203→302北荒川岳三角点2697.6m(2695)309→(コースミス)→330北荒川岳キャンプ地跡(2640)332→402雪投沢分岐(2705)→433北俣岳分岐(2910)→452御来光タイム(2970)457→503塩見岳東峰3052m(3025)(3050とする)527→529塩見岳西峰3046.9m△(3045)531→603塩見小屋(2770)624→632塩見新道分岐(2690)→705 2608mP(2620-15)706→724本谷山2657.9m△(2675)726→800三伏山(2635)808→812三伏峠分岐(2590)→816水場分岐(2570)→820水場(2535-30)851→924烏帽子岳(2740-35)931→959前小河内岳(2780-85)1000→1023小河内岳(2785)1031→1149「板屋岳」(2660)→1218高山裏避難小屋(2440)1233→1251水場(2500)1311→1335カール登り始め(2545)→1407道標(2765-60)1409→1445尾根に乗る(2990)1447→1505荒川前岳3068mP(3060-55)1508→1511分岐(3035)→1516荒川中岳3082mP(3070-80)1533→1536分岐(3035)→1614荒川小屋(2645)(泊)

8月4日(月)
 この日は、御来光を赤石岳で拝もう、という感じで朝2時起き、うるさくないように玄関の外に出て、弁当の朝食をそそくさと食べて、2:45に真っ暗の中、出発しました!
 この日は前日よりも雲は多いみたいやったけど、やはり星空がきれいでした(^_^)大聖寺平までの山腹の道には少しやけど残雪がありました!稜線に出た所、広い鞍部が大聖寺平、東海パルプの道標があります。数分程登った所が小渋川コースの合流点、ここにも大聖寺平を示す道標があります!渡渉が連続する沢沿いの小渋川ルート、暑い時期に是非一度辿ってみたいものです!
 小渋川コース分岐からは、小赤石岳への登り、登るにつれガスの中に入って行き、モチベーション↓・・・傾斜が緩む小赤石岳の肩からは西風(右からの風)が強くなりました。結局、荒川小屋から1時間半以上かかってやっとこさ小赤石岳山頂に到着することができました。周囲は明るくなってきてましたが、ガスで展望皆無(-_-)
 少し下ると椹島への分岐、そこから10分余、荒川小屋からは2時間以上かかって、今回の山行の最後のピークかつ最高点である赤石岳山頂に到着(^O^)/が、周囲は360°白いガス・・・ガスは稜線付近を覆っているだけみたいで、時々太陽が見えたり、周囲の山が見えたりしたけど、すっきりとは晴れず・・・(>_<)それに西風は依然強く、寒い!30分以上粘ったけど、晴れそうで晴れない感じ・・・赤石岳東尾根の下山路も長いので5時半に下山開始!
 分岐から少し下ると風が止んで暖かくなり、登山道の右側に北沢源頭の水流が出てきた辺りで休憩!抹茶ミルクを作り、雨具を脱ぎました!赤石岳避難小屋に泊まったと思しきパーティを抜きつつ下っていきます。赤石小屋から登ってきたらしきパーティとすれ違い始めもしました!沢沿いの道からトラバース道に入ると、所々桟道が出てきます。赤石岳東尾根に戻った所が積雪期ルートの「ラクダの背」への分岐でしょうか!尾根上を見てみましたが、パッと見た所尾根上に踏み後ははっきりしない感じでした!
 尾根道を約5分登り返すと富士見平に到着!ここはわずかに森林限界を越えていてすこぶる展望が良いです!赤石岳にかかっていたガスもそろそろ晴れようという所でした!名前の通り、富士山も綺麗に見えていました(^_^)ここでもパチパチ写真や動画を撮って15分程休憩(^_^)
 名残惜しいけど、展望に別れを告げて樹林帯の道を下って行きます!赤石小屋でトイレを借りて、又、抹茶ミルクを作って、スタンプを押して、最後の休憩。ここからは南方に聖岳、西方に赤石岳が立派に望めました!
 赤石小屋で後ろ髪引かれつつ20分程休憩、以後は樹林帯の下りを一気に駆け下ります!途中古い林道を2回横切りますが、うっかりしてると林道と気が付かないくらいに荒れていました!
 登山口まで赤石小屋から1時間半かからずに下りつきました。そこからもう少し下って、東海フォレストの送迎バス乗場の椹島ロッジに到着、今回の山行は終了とあいなりました!
 しかし、ここから家に帰り着くまでの遠かったこと・・・本来なら送迎バスの時間は10:30やけど、この日は登山者が多く、臨時バスが出るとのことでした!でも、まだ、時間があるとのことで、椹島ロッジでシャワーを浴び(\500)、レストランでアイスクリームを食べて、まったりです(~o~)臨時バスは10時前に出発、畑薙第一ダムの下流の駐車場まで行きました!今年は土砂崩れの影響で静岡駅行きの登山バスが運休とのことで、送迎バスの運転手の方に相談した結果、井川地区自主運行バスが出る白樺荘まで送ってもらえることとなりました(^o^)/白樺荘でも少し時間があったので、無料の温泉に浸かり、11:50の井川地区自主運行バス(といっても9人乗りのワンボックスカーでした!)に乗りこみ、井川駅に到着!運転手の話によると、畑薙ロッジと白樺荘は今シーズン限りで廃止となり、新たな温泉宿泊施設ができるとのことです。それに伴い、井川地区自主運行バスも来年から形態が変わるかも、とのことでした!
 伊川駅からは南アルプスあぷとらいん、大井川鉄道のSL急行を乗り継ぎ、JR金谷駅に到着、浜松まで行って、こだまに乗って20時前に(椹島から10時間!)ようやく新大阪に帰りつきましたぁ(^_^;)

 今回は、天候にも恵まれ、当初の計画とコースを変更したものの、通常なら4泊5日位で計画する行程を2泊3日で踏破することができました\(^o^)/農鳥、西農鳥、塩見東峰、塩見西峰、荒川前、荒川中、小赤石、赤石と3000m超のピークを8座踏むコース、しんどかったけど、堪能することができて良かったです!
 これで、2000年、2001年、2005年、2007年、2008年の5回の早歩き山行で、北岳から光岳までを繋ぐことができました(^o^)来年以後、残っている仙塩尾根、仙丈、甲斐駒、早川尾根、鳳凰三山を速攻で歩いてみたいもんです(^_^)

20080804(月)所要時間6h20m、実働時間4h40m、コースタイム8h40m
荒川小屋(2640)245→311「大聖寺平」(2715)→317「大聖寺平」・広河原分岐(2740)→406小赤石岳の肩(3030)→420小赤石岳(3080)433→441分岐(3040)→454赤石岳(3120-15)530→537分岐(3035)→557北沢源頭の水場(2795-90)610→639ラクダの背分岐(2715)→644富士見平(2740)659→713赤石小屋(2560-65)734→747道標「赤石小屋まで30分」(2490)→823旧林道 Α1900m」(1920)→832旧林道(1795)→859登山口(1265)901→905椹島(1220)

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