八峰キレット・好天リベンジへ
- GPS
- 22:36
- 距離
- 28.9km
- 登り
- 3,085m
- 下り
- 3,467m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:54
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 10:41
天候 | 色々 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
牛首付近に猿の家族が住み着いています |
写真
感想
今年の夏は恒例のアルプス遠征が出来なかったので、9月早々に計画。当初は小屋が満室で別ルートを、と思っていましたが直前になり長雨の影響か予約可能になったので、以前悪天で余裕なく歩いた八峰キレットをリベンジしようと逆の北からのコースで歩きました。
土曜日に大町で前泊し、日曜日朝の電車で白馬へ。バスで八方へ移動すると何やらトレランの大会が行われていて、登山の装いの方が圧倒的少数派。かなりの賑わいです。
ゴンドラ乗り場迄は青空が広がりましたが、兎平ではもうinザガス。登山口の八方池山荘は気温も低く、登山客以外の方もたくさん。あまり日曜日登山をしないのでやや興奮気味にスタートしました。
三度目の八方池は相変わらず霧の中、まだ白馬三山を見たことがありません。基本的にずーっと曇天靄の中をじわじわ、小屋手前でようやく稜線西側に多少眺望があり唐松岳が見えました。小屋で昼食を取りつつお隣のご夫婦と話すと、奥様の足がつってしまい五竜山荘まで行けるか心配されていたので毎回持参の68番を差し上げておきました(^^;
時間の関係で唐松岳には寄らずに出発します。
この先五竜への牛首は10年ぶり、すっかり忘れておりましたがまあ険しい。楽しみつつ越えたあたりで先行する女性お二人から悲鳴があがり、黒い影が見えたので「熊!?」と緊張が走ります。その付近に動かない人影があるので、進めないでいるのだろうと近づいてみるとそれが岩の上に座っている猿でした。「うおっ!」と驚くと、猿はしずしずと移動しましたがこの先には猿ファミリーか黙々とハイマツの実を食しておりました。そして逃げない。高度順応できたのでしょうがこの先何かしらの被害が出なければいいのですが。
白岳もパスして五竜山荘へ。予約時に「15時には着くように」と言われていたのでギリギリでした。元々満室でしたので多少の混雑は覚悟してましたが、部屋は蚕棚の下段で広いスペースに2名の個室状態。コロナで詰め込まないにしても・・・と思いましたが、やはり台風もありまあまあ予約キャンセル出たようです。外に出てカフェ!とやりましたがやはり物足りなく、チューハイで乾杯してますと先ほどのご夫婦が。無事68番が効いたようで、お礼にと700円もするビールをいただきました。その後はいつもの山談義、楽しく過ごせました。ありがとうございました。
翌朝は五竜岳登頂して遠見尾根を下るご夫婦とお別れして、4:45出発。小屋付近はガスガスでしたが徐々に抜けてきて、東側に素晴らしい雲海とご来光。思わず手を合わせ「な〜む〜」と。この後久しぶりの山頂を踏んだ後、分岐に戻り朝食。気合いをいれて、この旅の核心に挑みます。天気がいいので先々のコースが一望できますが、いやはやカッコいい・・・
五竜の激下りを経て楽しい岩稜を行きます。ずーっと最高の景色が、ただ八峰キレット辺りだけガスが。そこのリベンジなのに、と考えつつキレット小屋へ。ここで山荘のお弁当を頂きます。先行されていた2名の女性(同年代〜ちょい先輩かな?)も休憩中でしたので色々お話します。同ルートですので合流させてもらうことにして、最後尾を歩きますがお早い!八峰キレットもあっという間に通過、想いを馳せる暇もなく鹿島槍への急登へ。北峰、南峰と一気に陥落させました(^-^)
鹿島槍では若い女性が一人でサクサク、聞くと唐松のスタッフで休みをもらったので、とのことですがわざわざ難所を越えて扇沢までテン泊しつつの下山とは・・・この旅通じてですがとにかく女性が多いですね、単独のかたも多数。そういう時代です。
冷池山荘では当然そのお二人と乾杯。八王子の山の会のかたで、たくさんのネタをお持ちでした。すると後ろにいらした単独の女性(田部井さん似)が「見て!ブロッケンよ!」と。「ここではいつも見れるの」と、これまたかなりの達人のかたでした。
さて翌朝。久しぶりに小屋の朝食を頂きます。お二人は朝食取らずで早出されたのでもう追い付けないかと(^^;
出発前の予報では暴風雨天でしたが、ガスと風だけで降雨がない状況。これ幸いと下山開始します。この状況なので爺が岳も登るかどうか、でしたがもしかして稜線東側は眺望あるのでは?と登るとやはりガス。撮影だけしようとすると サーッと 突然視界が広がり青空が。そして反対を見ると、劔岳がぽっかり、下方のガスに激美しいブロッケン!「ブロッケン祭りや!」
一気にテンションあげあげに、後から来た若者と共に喜びます\(^-^)/
その後は視界が広がったままで最高の稜線歩き、種池で我慢できずTシャツ購入して柏原新道をゆっくりおりまして、結局雨には降られずにすみました。
ただ登山口から扇沢のバス停までがしんどい(;´Д`)ハァハァ なぜ停まらないのか・・・
大町で車を回収して、蕎麦食べて入浴して終了。今回も天候と出会いに恵まれた素敵な山行となりました。皆様ありがとうございました(^o^)
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