白馬岳(大雪渓コース)---花に囲まれた雲上の楽園で過ごす優雅な夏休み
- GPS
- 35:00
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,794m
- 下り
- 1,770m
コースタイム
5:45猿倉荘駐車場-6:30御殿場-6:45白馬尻小屋7:00-8:05大雪渓9:00-9:30岩室跡-(途中昼食)-11:00避難小屋-12:20村営白馬岳頂上宿舎(宿泊受付・昼寝)13:10-13:30白馬山荘-13:50白馬岳山頂-14:25スカイプラザ白馬(休憩)15:00-(丸山等周辺散策)-16:00村営白馬岳頂上宿舎(泊)
(2日目)
6:30村営白馬岳頂上宿舎-7:15避難小屋-8:05大雪渓8:40-9:35白馬尻小屋-10:35猿倉荘駐車場
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬尻までは、林道歩きを含む快適なハイキングコース。 白馬尻からの大雪渓は前後がだいぶ短くなっていて秋道になっています。大雪渓下部の秋道は割れた岩石混じりのザリザリの崩れやすい道で歩きにくい。上部の秋道は、斜面につけられた急な道で岩場・雪解けで増水している沢渡り・落石危険地帯などがあり、慎重に足を運ぶ必要あり。大雪渓本体は割と短く、登り1時間ほど。小雪渓はありません。 葱平から上部はお花畑に囲まれた登山道。岩ゴロゴロのところもあったり、それなりに急な登りですが、花に癒されながら一歩一歩進めば、いつしか山頂へと誘われます。特に危険な箇所はありません。 |
写真
感想
今年の夏休みの山小屋泊の登山計画が台風などの影響で延び延びになっていたので、最後のチャンス・8月末に念願の白馬岳登山を決行することにした。ウルップソウやツクモグサはとうに終わっていて、お花畑のシーズンは過ぎているのか?大雪渓も秋道に変わってきているらしいとか、天候も雨模様だとか、いろいろ今回も悩みの種はあるのだが、ともかく行ってみようということで、木曜日午後4時過ぎに家を出た。途中、いつもの恵那峡サービスエリアで持参の弁当で夕食。10時過ぎには猿倉荘の駐車場に着いた。運よく猿倉荘直下のバス停近くの駐車場が1台空いていて、停めることができた。
なれない車中泊、熟睡はできないが、ともかく朝5時には起きて、朝食を用意して身支度。5:45登山口に立つ。歩いていくうちに展望が拓け、小蓮華への稜線、そして大雪渓から白馬岳らしき姿が目に飛び込んできた。天気もなかなか良さそうだ。相棒の妻いつになく張り切ってぐんぐん登っていく。1時間で白馬尻小屋に着いてしまった。
小休止後、いよいよ大雪渓へ。といっても雪渓は短くなっているようで、秋道が続く。秋道はなかなかハード。崩れやすい石ザレ道が多く難儀した。久しぶりの軽アイゼン。大雪渓に入ると、空気もひんやりして気持ち良い。アイゼンが雪によく食い込んで気持よく歩ける。しかも直登なので高度が稼げる。初めての白馬大雪渓だったが、なかなか楽しいものだなと思った。しかし落石も多いようなので気は抜けない。1時間ほどの雪渓歩きで、葱平の下に着いた。ここからまた秋道。横に溶けつつある雪渓を見ながらスリルのある山道が続く。
そしていよいよお花畑の広がる登山道へ。シーズンが過ぎているとは思えないほどの見事なお花畑。稜線もくっきり見え始め、青空に映えて、まことに美しい。自然の造形美。様々な色のコントラスト。どの一つを切り取ってもため息が出るようだ。とりわけこの時期ならではか、トリカブトのブルーが目を引く。クルマユリのオレンジも強いアクセント。まさに百花繚乱。
歩きはじめてから6時間半ほどで本日の宿泊地、村営白馬岳頂上宿舎に着いた。標高差1000m以上は未体験ゾーン。今回ここまで約1500mの標高差。人気の白馬山荘までは、あと100mの標高差を登らなければならない。これが疲れた体には意外ときつい。今回はそれも考えてここを宿泊地にした。受付を済ませ、個室に荷物を置いて軽く昼寝をしてから、白馬山荘、さらにもう標高100m上の白馬岳頂上まで空身で行ってみる。
軽快に頂上を踏んで(ガスで展望はなかったが....)、おしゃれな白馬山荘のスカイプラザでカフェ。ケーキを選んでコーヒーを頂く、800円也の至福の時間。夕食までは、それぞれ散策したり、花の写真を撮ったり、ゆったり過ごして、4時からは村営白馬岳頂上宿舎のレストランで生ビールセット。高地仕様生ビールサーバーでのビールと枝豆・唐揚げ。う・ま・い!5時からのバイキング形式の夕食(朝食も)は、なかなか合理的、エコ。しかも美味しい。外で夕焼けを見て、談話室でしばらく山の本を読んだりした後、7時半頃には個室にて就寝。朝4時半頃までぐっすり寝た。
5時の朝食後、すぐに10分程で登れる丸山に登ってみる。前日の天気予報では、朝から雨、午後には本格的になるということであったが、なんと!快晴。雲海が広がっていて、朝日が雲間から顔を出してきた。丸山の先には杓子岳・鑓ヶ岳に続く縦走路。振り返ると白馬岳、隣には旭岳、遠く雲の上に顔を出す剣岳そして立山。胸のすくような大展望だ。まさしく夏休み最後のプレゼントをもらったようだ。
8080です。
まいりました2週連続百名山登頂おめでとうございます。
好天、景色、雪、花、おいしいもの、ユーモア(写真39番、定番になりましたね)あり、そして御夫婦の温かさが前面に出ています、最高ですね。
晴れをひきつける方法も御伝授お願いします。
では良い山い行を
天気予報がずっと芳しくなかった(今回も、その前も)ので、まあ、行けるだけ行って後は様子見位の気持ちでしたが、2回とも好天に恵まれてホント、ラッキーでした
8080さんたちのご活躍(!)も日記を含めて毎回楽しみにしています。特に、いつも立派なお弁当 には脱帽です
また集まって山の話で盛り上がりましょう
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