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Yamareco

記録ID: 501950
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳(大雪渓コース)---花に囲まれた雲上の楽園で過ごす優雅な夏休み

2014年08月29日(金) ~ 2014年08月30日(土)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
35:00
距離
14.3km
登り
1,794m
下り
1,770m

コースタイム

(1日目)
5:45猿倉荘駐車場-6:30御殿場-6:45白馬尻小屋7:00-8:05大雪渓9:00-9:30岩室跡-(途中昼食)-11:00避難小屋-12:20村営白馬岳頂上宿舎(宿泊受付・昼寝)13:10-13:30白馬山荘-13:50白馬岳山頂-14:25スカイプラザ白馬(休憩)15:00-(丸山等周辺散策)-16:00村営白馬岳頂上宿舎(泊)
(2日目)
6:30村営白馬岳頂上宿舎-7:15避難小屋-8:05大雪渓8:40-9:35白馬尻小屋-10:35猿倉荘駐車場
天候 晴れたり曇ったり
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
猿倉荘の登山者用無料駐車場で車中泊。シーズンはここは狭いので、ハイシーズンは白馬駅近くの駐車場に停めて、バスかタクシーを利用するのが良いと思われます。
コース状況/
危険箇所等
白馬尻までは、林道歩きを含む快適なハイキングコース。
白馬尻からの大雪渓は前後がだいぶ短くなっていて秋道になっています。大雪渓下部の秋道は割れた岩石混じりのザリザリの崩れやすい道で歩きにくい。上部の秋道は、斜面につけられた急な道で岩場・雪解けで増水している沢渡り・落石危険地帯などがあり、慎重に足を運ぶ必要あり。大雪渓本体は割と短く、登り1時間ほど。小雪渓はありません。
葱平から上部はお花畑に囲まれた登山道。岩ゴロゴロのところもあったり、それなりに急な登りですが、花に癒されながら一歩一歩進めば、いつしか山頂へと誘われます。特に危険な箇所はありません。
5:45 猿倉荘の駐車場で車中泊・朝食した後、登山届を出して出発
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5:45 猿倉荘の駐車場で車中泊・朝食した後、登山届を出して出発
コース案内です
5:54 猿倉荘左手の登山口から林の中を登っていくと、すぐに林道に出ました
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5:54 猿倉荘左手の登山口から林の中を登っていくと、すぐに林道に出ました
5:59 鑓温泉への分岐
5:59 鑓温泉への分岐
天気は上々、目指す山並みも見えています。テンション・アップ!
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天気は上々、目指す山並みも見えています。テンション・アップ!
6:30 御殿場、林道はここまで。ここから登山道が始まります
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6:30 御殿場、林道はここまで。ここから登山道が始まります
6:34 木道の階段道、秋の花トリカブトが早速お出迎え
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6:34 木道の階段道、秋の花トリカブトが早速お出迎え
サラシナショウマ
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サラシナショウマ
ツルニンジン
登りやすい道です
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登りやすい道です
6:47 ぐんぐん登って白馬尻小屋に着きました!早い!
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6:47 ぐんぐん登って白馬尻小屋に着きました!早い!
小屋を背景にトリカブト、花の模様が何か妖しい
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小屋を背景にトリカブト、花の模様が何か妖しい
ぶどうを食べて小休止。大雪渓が見えてきました
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ぶどうを食べて小休止。大雪渓が見えてきました
ミソガワソウ
オオレイジンソウ
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オオレイジンソウ
オオヒョウタンボクの実
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オオヒョウタンボクの実
クロバナヒキオコシ
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クロバナヒキオコシ
タマガワホトトギス
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タマガワホトトギス
オニシモツケ
7:22 大雪渓取り付きはまだ先になります。秋道でしばらく行きます
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7:22 大雪渓取り付きはまだ先になります。秋道でしばらく行きます
落石監視カメラ
7:40 ちょっぴり雪渓を踏んだかと思ったら
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7:40 ちょっぴり雪渓を踏んだかと思ったら
また歩きにくい秋道です
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また歩きにくい秋道です
8:05 軽アイゼンをつけて、さあ、いよいよ大雪渓を登ります
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8:05 軽アイゼンをつけて、さあ、いよいよ大雪渓を登ります
落石に注意しながら一歩一歩確実に、でも何だか楽しい!
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落石に注意しながら一歩一歩確実に、でも何だか楽しい!
こまめに水分補給
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こまめに水分補給
落石に腰掛けてエネルギー補給!上をちゃんと見てないと危ないよ...って
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落石に腰掛けてエネルギー補給!上をちゃんと見てないと危ないよ...って
9:00 大雪渓の雪上歩き終了、葱平まではまた秋道です
9:00 大雪渓の雪上歩き終了、葱平まではまた秋道です
ハクサンフウロ
クロクモソウ
秋道は結構スリリング
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秋道は結構スリリング
沢を渡ったり
一寸難儀な岩場を登ったり
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一寸難儀な岩場を登ったり
イワオウギ
タカネヨモギ
9:30 落石危険地帯の沢渡り
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9:30 落石危険地帯の沢渡り
シロウマアサツキ、葱平の地名の由来だとか....
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シロウマアサツキ、葱平の地名の由来だとか....
9:50 一寸お疲れ模様
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9:50 一寸お疲れ模様
タカネナデシコ
キバナノカワラマツバ
キバナノカワラマツバ
エゾシオガマ
イワベンケイ
10:20 疲れてシャリバテ気味。昼食にします
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10:20 疲れてシャリバテ気味。昼食にします
クルマユリ
ヨツバシオガマ
シロウマタンポポ
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シロウマタンポポ
ミヤマキンポウゲの群落
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ミヤマキンポウゲの群落
お花畑と青空と雲と
お花畑と青空と雲と
11:00 避難小屋
ミヤマダイコンソウはもう終わりかけています
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ミヤマダイコンソウはもう終わりかけています
一面のトリカブト
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一面のトリカブト
ハクサンフウロ
岩ゴロゴロの道、花たちが癒してくれます
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岩ゴロゴロの道、花たちが癒してくれます
上空は青空
ミヤマホツツジ
ウメバチソウ
11:33 さあ、最後の一登り
11:33 さあ、最後の一登り
クルマユリ3兄弟
マルバダケブキ
イワギキョウ
イブキジャコウソウ
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イブキジャコウソウ
オヤマリンドウ
12:17 頂上宿舎到着
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12:17 頂上宿舎到着
一番山頂側の個室をとってもらいました。窓からは白馬山荘や登山道がよく見えます
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一番山頂側の個室をとってもらいました。窓からは白馬山荘や登山道がよく見えます
13:10 昼寝をした後、山頂に向かいます
13:10 昼寝をした後、山頂に向かいます
チシマギキョウ
ウサギギク
ミヤマダイモンジソウ
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ミヤマダイモンジソウ
ウルップソウはもう終わっているようです
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ウルップソウはもう終わっているようです
まだ咲き残ってくれていたウルップソウ、会いたかった!!
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まだ咲き残ってくれていたウルップソウ、会いたかった!!
13:17 稜線に出ました。白馬山荘を目指します
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13:17 稜線に出ました。白馬山荘を目指します
左手に旭岳
13:30 白馬山荘より山頂に向かいます
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13:30 白馬山荘より山頂に向かいます
もうすぐ山頂だ
13:50 山頂記念撮影、撮っていただきました
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13:50 山頂記念撮影、撮っていただきました
長野県側、切れ落ちています。おー、こわっ
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長野県側、切れ落ちています。おー、こわっ
三角点タッチ
松沢貞逸氏のレリーフ
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松沢貞逸氏のレリーフ
14:22 レストランスカイプラザ白馬に寄ってみます
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14:22 レストランスカイプラザ白馬に寄ってみます
ケーキセットを頂きます。ケーキセットその1はチョコレートケーキ。ウーン、至福の時....
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ケーキセットを頂きます。ケーキセットその1はチョコレートケーキ。ウーン、至福の時....
私はケーキセットその2、ブルーベリーと苺の...だったかな?
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私はケーキセットその2、ブルーベリーと苺の...だったかな?
カンチコウゾリナ
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カンチコウゾリナ
ヤマハハコ
タテヤマリンドウ
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タテヤマリンドウ
チングルマの綿毛
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チングルマの綿毛
トウヤクリンドウ
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トウヤクリンドウ
ミヤマコゴメグサ
2
ミヤマコゴメグサ
テント場横も一面のお花畑
テント場横も一面のお花畑
頂上宿舎に戻って、夕食前に枝豆と唐揚げの付いた生ビールセットを頂いてしまいます
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頂上宿舎に戻って、夕食前に枝豆と唐揚げの付いた生ビールセットを頂いてしまいます
5時から夕食、バイキング形式。お腹いっぱい食べました。
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5時から夕食、バイキング形式。お腹いっぱい食べました。
18:24 稜線に上がって夕焼け!
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18:24 稜線に上がって夕焼け!
朝食もバイキングで、美味しい!
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朝食もバイキングで、美味しい!
食後丸山に登りました。雲海の上に日が上がってきました!
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食後丸山に登りました。雲海の上に日が上がってきました!
朝日を浴びる頂上宿舎・テント場そして上に白馬山荘と白馬岳
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朝日を浴びる頂上宿舎・テント場そして上に白馬山荘と白馬岳
杓子岳方向に縦走路が伸びています
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杓子岳方向に縦走路が伸びています
雲間に浮かぶ剣岳・立山
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雲間に浮かぶ剣岳・立山
イワツメクサ
タカネシオガマ
6:33 お世話になりました。さあ、出発です
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6:33 お世話になりました。さあ、出発です
頂上宿舎、お世話になりました
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頂上宿舎、お世話になりました
下からはガスが上がってきています
2
下からはガスが上がってきています
お花畑、今日も絶好調
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お花畑、今日も絶好調
いいですねえ!
上がってくるガスも風景の一部
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上がってくるガスも風景の一部
クリーム色のイワオウギ
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クリーム色のイワオウギ
紫と黄色の絶妙のコントラスト
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紫と黄色の絶妙のコントラスト
クロトウヒレン
オンタデ
ミヤマクワガタ
サラシナショウマ
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サラシナショウマ
オニシモツケ
大雪渓、だいぶ短くなっています
大雪渓、だいぶ短くなっています
落石危険地帯、急いで渡ります
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落石危険地帯、急いで渡ります
イワヒバリ
8:04 軽アイゼンをつけて大雪渓を下ります
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8:04 軽アイゼンをつけて大雪渓を下ります
9:35 白馬尻小屋
カライトソウ
オトギリソウ
カニコウモリ
10:35 猿倉荘の登山口に戻ってきました。お疲れ様
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10:35 猿倉荘の登山口に戻ってきました。お疲れ様
頂上宿舎で作ってもらった昼食の弁当と味噌汁、車の中で食べます。見た目地味ですが、手が込んでいてとても美味しかった。
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頂上宿舎で作ってもらった昼食の弁当と味噌汁、車の中で食べます。見た目地味ですが、手が込んでいてとても美味しかった。

感想

 今年の夏休みの山小屋泊の登山計画が台風などの影響で延び延びになっていたので、最後のチャンス・8月末に念願の白馬岳登山を決行することにした。ウルップソウやツクモグサはとうに終わっていて、お花畑のシーズンは過ぎているのか?大雪渓も秋道に変わってきているらしいとか、天候も雨模様だとか、いろいろ今回も悩みの種はあるのだが、ともかく行ってみようということで、木曜日午後4時過ぎに家を出た。途中、いつもの恵那峡サービスエリアで持参の弁当で夕食。10時過ぎには猿倉荘の駐車場に着いた。運よく猿倉荘直下のバス停近くの駐車場が1台空いていて、停めることができた。
 なれない車中泊、熟睡はできないが、ともかく朝5時には起きて、朝食を用意して身支度。5:45登山口に立つ。歩いていくうちに展望が拓け、小蓮華への稜線、そして大雪渓から白馬岳らしき姿が目に飛び込んできた。天気もなかなか良さそうだ。相棒の妻いつになく張り切ってぐんぐん登っていく。1時間で白馬尻小屋に着いてしまった。
 小休止後、いよいよ大雪渓へ。といっても雪渓は短くなっているようで、秋道が続く。秋道はなかなかハード。崩れやすい石ザレ道が多く難儀した。久しぶりの軽アイゼン。大雪渓に入ると、空気もひんやりして気持ち良い。アイゼンが雪によく食い込んで気持よく歩ける。しかも直登なので高度が稼げる。初めての白馬大雪渓だったが、なかなか楽しいものだなと思った。しかし落石も多いようなので気は抜けない。1時間ほどの雪渓歩きで、葱平の下に着いた。ここからまた秋道。横に溶けつつある雪渓を見ながらスリルのある山道が続く。
 そしていよいよお花畑の広がる登山道へ。シーズンが過ぎているとは思えないほどの見事なお花畑。稜線もくっきり見え始め、青空に映えて、まことに美しい。自然の造形美。様々な色のコントラスト。どの一つを切り取ってもため息が出るようだ。とりわけこの時期ならではか、トリカブトのブルーが目を引く。クルマユリのオレンジも強いアクセント。まさに百花繚乱。
 歩きはじめてから6時間半ほどで本日の宿泊地、村営白馬岳頂上宿舎に着いた。標高差1000m以上は未体験ゾーン。今回ここまで約1500mの標高差。人気の白馬山荘までは、あと100mの標高差を登らなければならない。これが疲れた体には意外ときつい。今回はそれも考えてここを宿泊地にした。受付を済ませ、個室に荷物を置いて軽く昼寝をしてから、白馬山荘、さらにもう標高100m上の白馬岳頂上まで空身で行ってみる。
 軽快に頂上を踏んで(ガスで展望はなかったが....)、おしゃれな白馬山荘のスカイプラザでカフェ。ケーキを選んでコーヒーを頂く、800円也の至福の時間。夕食までは、それぞれ散策したり、花の写真を撮ったり、ゆったり過ごして、4時からは村営白馬岳頂上宿舎のレストランで生ビールセット。高地仕様生ビールサーバーでのビールと枝豆・唐揚げ。う・ま・い!5時からのバイキング形式の夕食(朝食も)は、なかなか合理的、エコ。しかも美味しい。外で夕焼けを見て、談話室でしばらく山の本を読んだりした後、7時半頃には個室にて就寝。朝4時半頃までぐっすり寝た。
 5時の朝食後、すぐに10分程で登れる丸山に登ってみる。前日の天気予報では、朝から雨、午後には本格的になるということであったが、なんと!快晴。雲海が広がっていて、朝日が雲間から顔を出してきた。丸山の先には杓子岳・鑓ヶ岳に続く縦走路。振り返ると白馬岳、隣には旭岳、遠く雲の上に顔を出す剣岳そして立山。胸のすくような大展望だ。まさしく夏休み最後のプレゼントをもらったようだ。

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コメント

楽しさが伝わってきます 晴れ男、晴れ女さん
8080です。
まいりました2週連続百名山登頂おめでとうございます。
好天、景色、雪、花、おいしいもの、ユーモア(写真39番、定番になりましたね)あり、そして御夫婦の温かさが前面に出ています、最高ですね。
晴れをひきつける方法も御伝授お願いします。
では良い山い行を
2014/9/1 16:51
Re: 楽しさが伝わってきます 晴れ男、晴れ女さん
天気予報がずっと芳しくなかった(今回も、その前も)ので、まあ、行けるだけ行って後は様子見位の気持ちでしたが、2回とも好天に恵まれてホント、ラッキーでした
8080さんたちのご活躍(!)も日記を含めて毎回楽しみにしています。特に、いつも立派なお弁当 には脱帽です
また集まって山の話で盛り上がりましょう
2014/9/1 18:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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