丹沢主脈、主稜、西丹沢、甲相国境尾根縦走 焼山IN/須走OUT
- GPS
- 30:20
- 距離
- 62.8km
- 登り
- 5,345m
- 下り
- 4,843m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 10:29
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 11:43
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 9:22
天候 | 一日目曇り時々晴れ、二、三日目晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
道の駅すばしり前-御殿場駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蛭ヶ岳からの主稜の下りと、檜洞丸から大室山への下りに鎖場。 西丹沢は、それなりにやせ尾根、崩壊箇所有。 |
写真
装備
備考 | シェラフを包むビニールは、大きめのものでしっかりと。 |
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感想
丹沢の北から須走までを縦走しました。丹沢主脈で入って、丹沢主稜にスイッチ、西丹沢を駆け巡って、最後は富士さん入口までつないだという感じです。富士山と高尾山を赤線でつなぎたいと考えており、今回は真ん中の区間をまずは、やっつけます。コースは50kmオーバーで、水汲みのための上り下りも合わせれば、累積標高も5000mを越える山行となりました。結構きつかったです。一泊目は山小屋、二泊目は避難小屋利用です。
初日は、焼山登山口から入山。平日なのでバスが遅いんですよね。7:56着。8:00スタートです。休日なら7:16着なので、この時点で休日予定よりも40分遅延。初日は、檜洞丸の青ヶ岳山荘を目指します。コースタイムは10時間超え。バスの待合所(乗り換え)で一緒になったSさんと、この日は一日行動を一緒にさせていただきました。Sさんは、檜洞丸経由で、そのまま下山とのことで、体力が半端ない方でした。いや、私が遅くて申し訳なかった。12kgのザックを担いでは、さすがに登りがしんどかったです。曇りのなかでの山行でしたが、時々晴れ間も見えて、蛭が岳山頂はひょっとしたら雲が切れないか?とも思ったのですが、残念。雲の中でした。主脈は、危険個所もなく、焼山に登ってしまえば、基本水平移動。姫次から蛭が岳の間のみ下り、登り返しはありますが、道の整備が行き届いていますので、そんなにきつくはないです。問題は、主稜のほうでした。蛭が岳からは、劇下り。登りは、さぞかしきついでしょうね。いくつかのピークを越えて、水平移動ほぼ無し。何度かの登り返しに、私は最後の檜洞丸への登り初めの時点で、足を使い切ってしまいました。ここで、Sさんにお礼を言って、先に行っていただきました。青が岳山荘への標高差270mしかないにもかかわらず、約一時間かかってしまいました。ところが、青が岳山荘に到着したところ、Sさんがいるではありませんか。コーヒーを飲んで、待っててくれたようで....。本当に、ありがとうございました!いい出会いになりました。
青が岳山荘は、こじんまりとしていましたが、こたつでぬくぬくしながら、休ませていただきました。夕食は二色カレー。エネルギー補給を十分にして、20時には就寝しました。消灯は20:30だそうです。
翌朝は、5:00から朝食を出していただけます。今回はおでんでした。荷物を整理しなおして、出発したのは5:50ほど。ちょっとゆっくりになってしまいました。二日目は菰釣山避難小屋を目指します。コースタイムが、11時間オーバーなので、どうなるか。予想外だったのが、檜洞丸からの下りで、鎖場3か所ぐらいあり、岩あり、でスピードが出せません。岩場に入ると足も使ってしまうので、疲労もたまります。出だし早々につまずいた感じになってしまいました。大室山の登りも一苦労。なんかスピードが出ないので、疲労かなとも思ったのですが、畦ヶ丸に登る際に、荷物をデポして登ったところ、通常のスピードに戻りました。そうか、荷物が重いんだ.....やはり、私には12kgは重いようです。トホホ
二日目の課題は、水でした。菰釣山避難小屋には水場がないのです。このため、200mほど下にある沢まで下って、浄水器できれいにして担ぎ上げなければなりません。菰釣山避難小屋に荷物をデポして、水汲みに行ったのですが、疲れ切った足にはきつかったのでした。水汲みで一時間かかりました。浄水器を通すのにも、時間かかりますからね。避難小屋には、私を含めて4名が宿泊。楽しくお話をさせていただき、19:00には消灯でした。
3日目は、いよいよ須走まで行きます。重い足取りではありましたが、15:00には到着を目標に、頑張ります。富士山がだんだん大きくなります。西丹沢のきれいなブナ林は、ところどころ崩壊もしていて、主脈とは、大きく様相が変わります。逆に言うと、主脈が整備され過ぎの気もします。富士岬平の少し手前からでしょうか、地面の土質が砂に変わってきます。あ、丹沢が終わって、富士の範囲に入ってきたのだ、と実感する瞬間です。東側から富士山を見るのは、実は今回が初めてで、鉄砲木の頭(明神山)からの眺めは最高でした。三国峠からも、20分で上がれるとのことで、人が多かったですね。昼食を終えて、最後は、三国山から須走への稜線歩き。富士箱根トレイルの区間を歩きます。とにかく、稜線が広いのが特徴で、丹沢の山塊とは全く異なる山です。よく考えてみれば、当たり前で、砂でできているので山頂が尖れないんですよね。山の中を歩いているというよりは、森の中を歩いている感じですね。ですが、足はヘロヘロで、最後の絶景ポイントである立山展望台は、飛ばしてしまいました。やっぱり後で、後悔しています( ;∀;)
最後は須走に到着して終了。
いやー、歩きましたね。満足感あります。振り返ってみると、丹沢の山深さは、低山ながら、なかなかのもので、もっといろいろ歩いてみたいと思わされました。
とりあえず、これで、富士山と高尾山をつなぐ重要ロング区間は終了。今月中に、府相模湖駅と今回のルートは、接続してしまおうと考えていますが、須走口5合目と道の駅すばしりをいつつなぐかな?うーん、そこが問題だ。
コメント
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おはようございます。
やっぱり、買い被りでないですね。3日で60kmはアメージングです。
それも12kg背負って。
それにしても3日間、晴れてよかったですね。
甲相国境尾根はノーマークでしたが、いい景色に癒されました。
コメントありがとうございます。
いえいえ、三日で60kmでは、まだまだです。蛭ヶ岳山荘で、山荘のお姉さんに、「1泊2日ですか?すごいですね!」と言われ、「いえいえ、2泊です」と回答せざるを得ませんでした
健脚の方は、このコース1泊で行っちゃうんでしょうね。
二日目から天候に恵まれ、最高でした。丹沢は、もっと遊べるところが多いので、これからも、通いたいなと思って帰ってきましたよ。smiyabeさんも、甲相国境尾根行ってみてください。徐々に富士山が大きくなってきて、なかなか面白い山歩きが楽しめます。
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