この時期,今年も来ました谷川方面。毎度ありがたく土樽駅泊で出発。水場を過ぎて関越道高架下をくぐり登山口へ。青い空に月齢27の細い月が浮かんでいた。
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この時期,今年も来ました谷川方面。毎度ありがたく土樽駅泊で出発。水場を過ぎて関越道高架下をくぐり登山口へ。青い空に月齢27の細い月が浮かんでいた。
目の前に万太郎山〜オジカ沢ノ頭が出現。聳え立つ様はさすが谷川山系。登山口までの舗装路も長い。
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目の前に万太郎山〜オジカ沢ノ頭が出現。聳え立つ様はさすが谷川山系。登山口までの舗装路も長い。
登山口より樹林帯へ。日が差し始めると鳥の鳴き声がさらに大きくなり,暑さも厳しくなる。振り返ると反対側に尖った足拍子岳〜荒沢山。やぶの積雪期の山のようだ。
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登山口より樹林帯へ。日が差し始めると鳥の鳴き声がさらに大きくなり,暑さも厳しくなる。振り返ると反対側に尖った足拍子岳〜荒沢山。やぶの積雪期の山のようだ。
ツルアリドオシがいっぱい咲いた吾策新道で,ひっそり咲いたアリドオシランみっけ。ツルアリドオシの側に見られる小さく地味な花。
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ツルアリドオシがいっぱい咲いた吾策新道で,ひっそり咲いたアリドオシランみっけ。ツルアリドオシの側に見られる小さく地味な花。
スタートして2時間半。深い谷の反対側に去年上がった茂倉新道の尾根が見えるようになった。稜線に出ると首筋に太陽が当たり暑い。そして,泊装備の荷物が追い打ちをかける。吾策新道,上りはハード。
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スタートして2時間半。深い谷の反対側に去年上がった茂倉新道の尾根が見えるようになった。稜線に出ると首筋に太陽が当たり暑い。そして,泊装備の荷物が追い打ちをかける。吾策新道,上りはハード。
大ベタテノ頭手前から万ちゃん。巨大山体がどんどん近付く。クマちゃん出る出るエリアで隊長が以前遭遇したのもこの辺らしい。この登山道は基本尾根を巻かない。てっぺんの岩場,ゴジラは急なアップダウンが続く。
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大ベタテノ頭手前から万ちゃん。巨大山体がどんどん近付く。クマちゃん出る出るエリアで隊長が以前遭遇したのもこの辺らしい。この登山道は基本尾根を巻かない。てっぺんの岩場,ゴジラは急なアップダウンが続く。
今年,初キンコウカ。これから登山道の主役になる。ママコナも初見。万ちゃんの偽ピークをバックに,立派なジョウシュウオニアザミ。
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今年,初キンコウカ。これから登山道の主役になる。ママコナも初見。万ちゃんの偽ピークをバックに,立派なジョウシュウオニアザミ。
左から時計回り,ハクサンボウフウ,ギンリョウソウ,花弁の大きいタテヤマウツボグサ,オトギリソウ。花撮影でちんたら。
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左から時計回り,ハクサンボウフウ,ギンリョウソウ,花弁の大きいタテヤマウツボグサ,オトギリソウ。花撮影でちんたら。
井戸小屋沢ノ頭で小休止。西方向には巨大な浅間山。雲が多い夏の空,去年のガス山行を考えれば上出来だ。しかしホント暑い。
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井戸小屋沢ノ頭で小休止。西方向には巨大な浅間山。雲が多い夏の空,去年のガス山行を考えれば上出来だ。しかしホント暑い。
こんなときは花見てさらにちんたら歩きに限る。ゴゼンタチバナ,シロバナ,キバナのニガナ,ハクサンシャクナゲ,ミヤマカラマツソウと続く。
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こんなときは花見てさらにちんたら歩きに限る。ゴゼンタチバナ,シロバナ,キバナのニガナ,ハクサンシャクナゲ,ミヤマカラマツソウと続く。
今日のピーク,万太郎山1954.1mとうちゃこ。谷川三度目の正直,やっと見ることができた景色。エビス大黒ノ頭,仙ノ倉山,平標山と美しい稜線が続く。苗場山もすぐそこだ。
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今日のピーク,万太郎山1954.1mとうちゃこ。谷川三度目の正直,やっと見ることができた景色。エビス大黒ノ頭,仙ノ倉山,平標山と美しい稜線が続く。苗場山もすぐそこだ。
分岐付近に発見。オノエランありました。
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分岐付近に発見。オノエランありました。
そしてこれから歩く稜線。目の前に,大障子ノ頭,オジカ沢ノ頭,谷川岳トマノ耳,オキノ耳,一ノ倉岳,茂倉岳。どの山にも避難小屋があります。
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そしてこれから歩く稜線。目の前に,大障子ノ頭,オジカ沢ノ頭,谷川岳トマノ耳,オキノ耳,一ノ倉岳,茂倉岳。どの山にも避難小屋があります。
越後湯沢方面。遙か下には,朝見上げていた関越道の土樽PAが小さく見えた。
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越後湯沢方面。遙か下には,朝見上げていた関越道の土樽PAが小さく見えた。
タカネコンギクも主役。稜線歩きは上りより楽だが,上り返しはへろへろ。花が言い訳になります。
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タカネコンギクも主役。稜線歩きは上りより楽だが,上り返しはへろへろ。花が言い訳になります。
ウラジオヨウラクも多い。
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ウラジオヨウラクも多い。
葉茎の色味が紫っぽいジョウシュウキオン。谷川の固有種だそうです。
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葉茎の色味が紫っぽいジョウシュウキオン。谷川の固有種だそうです。
進行方向谷川岳方面。深い沢筋はところどころ雪渓が残る。オキ,トマの上は夏山の空になってきた。この辺り...。
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進行方向谷川岳方面。深い沢筋はところどころ雪渓が残る。オキ,トマの上は夏山の空になってきた。この辺り...。
ニッコウキスゲの群生が花盛り。
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ニッコウキスゲの群生が花盛り。
色の抜けた花が多かったウサギギク。岩陰にまだしゃんとしたピョンちゃんが残っていた。
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色の抜けた花が多かったウサギギク。岩陰にまだしゃんとしたピョンちゃんが残っていた。
タカネアオヤギソウは虫たちに大人気。今季初のミヤマダイモンジソウ。ヤマブキショウマはいたるところに。
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タカネアオヤギソウは虫たちに大人気。今季初のミヤマダイモンジソウ。ヤマブキショウマはいたるところに。
大障子ノ頭1800mに上り返し。しかし,とにかく暑い。熱中症一歩手前ではオジカ沢の頭を越えるのは危険と考え,今日の予定を変更。大障子避難小屋で途中下車。
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大障子ノ頭1800mに上り返し。しかし,とにかく暑い。熱中症一歩手前ではオジカ沢の頭を越えるのは危険と考え,今日の予定を変更。大障子避難小屋で途中下車。
道縁のコバイケイソウ。午前ストップでここで休むと思うと,あれが楽しみになる。
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道縁のコバイケイソウ。午前ストップでここで休むと思うと,あれが楽しみになる。
大障子避難小屋,カマボコ型の粋な別荘へチェックイン。下の水場は小屋から100m下る。ゲキ冷えの甘い水がたっぷりで,行水している間に🍺はキンキンになった。水場の正面に形のよい俎瑤猟望,イワイチョウを愛でながら至福の一献。
小屋ではテントの方々を含め同宿8人で楽しいひととき。焼酎爆弾で昇天。
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大障子避難小屋,カマボコ型の粋な別荘へチェックイン。下の水場は小屋から100m下る。ゲキ冷えの甘い水がたっぷりで,行水している間に🍺はキンキンになった。水場の正面に形のよい俎瑤猟望,イワイチョウを愛でながら至福の一献。
小屋ではテントの方々を含め同宿8人で楽しいひととき。焼酎爆弾で昇天。
2日目。夜中,雨の後は満天の星→雲海→ガスガスと目まぐるしく変わった。昨日と同じく4時に出発しオジカ沢ノ頭へは1時間ほどでとうちゃこ。
オジカ沢ノ頭避難小屋で空が明るくなり,太陽と雲のショータイムが始まった。
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2日目。夜中,雨の後は満天の星→雲海→ガスガスと目まぐるしく変わった。昨日と同じく4時に出発しオジカ沢ノ頭へは1時間ほどでとうちゃこ。
オジカ沢ノ頭避難小屋で空が明るくなり,太陽と雲のショータイムが始まった。
オキ,トマの上にご来光,雲の上から一ノ倉,茂倉がちらり。ちょっとだけブロッケンも見えた。
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オキ,トマの上にご来光,雲の上から一ノ倉,茂倉がちらり。ちょっとだけブロッケンも見えた。
西方面,シンボリックな八ヶ岳の姿。
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西方面,シンボリックな八ヶ岳の姿。
雲が流れる谷川稜線。道中,ガッスガスだったのが嘘のよう。
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雲が流れる谷川稜線。道中,ガッスガスだったのが嘘のよう。
肩の小屋までは峻険な痩せ尾根の道。そしてザ・谷川の花の稜線が再スタート。時計回りに,お久しぶりのツマトリソウ,ミヤマダイコンソウ,タカネオトギリソウ,タカネコンギクの花畑。
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肩の小屋までは峻険な痩せ尾根の道。そしてザ・谷川の花の稜線が再スタート。時計回りに,お久しぶりのツマトリソウ,ミヤマダイコンソウ,タカネオトギリソウ,タカネコンギクの花畑。
時計回りに,ニッコウキスゲ,ミヤマキンポウゲ,ミネウスユキソウ,今季初のワレモコウ。
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時計回りに,ニッコウキスゲ,ミヤマキンポウゲ,ミネウスユキソウ,今季初のワレモコウ。
細い尾根道,花に気を取られ落ちないように。シモツケソウが咲き始め。ハクサンオミナエシの黄色はガスに負けない上品な黄色。
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細い尾根道,花に気を取られ落ちないように。シモツケソウが咲き始め。ハクサンオミナエシの黄色はガスに負けない上品な黄色。
シックなホソバノキソチドリも多く見かけた。
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シックなホソバノキソチドリも多く見かけた。
ここにもオノエラン。さすが谷川。
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ここにもオノエラン。さすが谷川。
ハクサンフウロとタテヤマウツボグサの花畑。
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ハクサンフウロとタテヤマウツボグサの花畑。
花の稜線を辿り,最後は谷川の肩ノ小屋へ。ヨツバシオガマにコイワカガミ,延々と花のパラダイス。
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花の稜線を辿り,最後は谷川の肩ノ小屋へ。ヨツバシオガマにコイワカガミ,延々と花のパラダイス。
肩ノ小屋横西黒尾根の分岐にハクサンコザクラの群生。ここは7月始めまで雪渓が残っていたので,花たちが短い夏を謳歌するように咲き誇る。天神平方面からの人は多い。オキ,トマ待っていてもすぐガスは抜けそうになく,スルーする。
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肩ノ小屋横西黒尾根の分岐にハクサンコザクラの群生。ここは7月始めまで雪渓が残っていたので,花たちが短い夏を謳歌するように咲き誇る。天神平方面からの人は多い。オキ,トマ待っていてもすぐガスは抜けそうになく,スルーする。
ジョウシュウキバナコマノツメ,一つだけお利口さんが残っていました。イワヒバリがすぐそばまで来たのに撮れず(一眼を出してなかった)。
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ジョウシュウキバナコマノツメ,一つだけお利口さんが残っていました。イワヒバリがすぐそばまで来たのに撮れず(一眼を出してなかった)。
「西黒尾根ゲキ下りお花劇場」スタート。クガイソウの花畑の向こうは天神尾根。低いとこは天気良過ぎて,見るだけで暑そうな道💦。
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「西黒尾根ゲキ下りお花劇場」スタート。クガイソウの花畑の向こうは天神尾根。低いとこは天気良過ぎて,見るだけで暑そうな道💦。
「西黒尾根は下りに限る」とは隊長の言。今シーズンの新種!発見で余裕綽々。
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「西黒尾根は下りに限る」とは隊長の言。今シーズンの新種!発見で余裕綽々。
蛇紋岩の目印,イブキジャコウソウが出てくると花の相が一気に変化。時計回りにヤマトキソウ,イブキジャコウソウ,モミジカラマツソウ,モウセンゴケの小さな花たち。
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蛇紋岩の目印,イブキジャコウソウが出てくると花の相が一気に変化。時計回りにヤマトキソウ,イブキジャコウソウ,モミジカラマツソウ,モウセンゴケの小さな花たち。
上の方も少しずつ雲が抜けてきたか?青空をバックにザンゲ岩を振り返る。
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上の方も少しずつ雲が抜けてきたか?青空をバックにザンゲ岩を振り返る。
今季初のタテヤマリンドウ,コゴメグサ。もう終わってると思っていたら,こっちにはホソバヒナウスユキソウが残っていた。
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今季初のタテヤマリンドウ,コゴメグサ。もう終わってると思っていたら,こっちにはホソバヒナウスユキソウが残っていた。
西黒尾根より,マチガ沢の雪渓を見下ろす。馬蹄の反対側,白毛門,笠ヶ岳,朝日岳の雲が取れた。
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西黒尾根より,マチガ沢の雪渓を見下ろす。馬蹄の反対側,白毛門,笠ヶ岳,朝日岳の雲が取れた。
蛇紋岩大好きなシブツアサツキ。至仏山以来の再会です。
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蛇紋岩大好きなシブツアサツキ。至仏山以来の再会です。
今年お初のヒメシャジン。これも蛇紋岩帯大好きの花。厳しい岩場に元気に開く。
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今年お初のヒメシャジン。これも蛇紋岩帯大好きの花。厳しい岩場に元気に開く。
青空とクルマユリ。青空と花は絵になります。
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青空とクルマユリ。青空と花は絵になります。
ラクダのコルから西黒尾根を離れ厳剛新道へ。マチガ沢を間近に見る道は,足場の悪いゲキ下りが続いた。クガイソウの向こうに朝日岳。さっきまで同じ高さだったのに,山がずいぶん高くなった。そして下るほどに空気が熱くなるのが分かる。
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ラクダのコルから西黒尾根を離れ厳剛新道へ。マチガ沢を間近に見る道は,足場の悪いゲキ下りが続いた。クガイソウの向こうに朝日岳。さっきまで同じ高さだったのに,山がずいぶん高くなった。そして下るほどに空気が熱くなるのが分かる。
厳剛新道にところどころあるマチガ沢ビューポイント。トマ,オキ直下の荒々しい岩壁を見上げる。
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厳剛新道にところどころあるマチガ沢ビューポイント。トマ,オキ直下の荒々しい岩壁を見上げる。
雄大な雪渓が間近に迫る。谷川岳は完全に雲が取れ夏の空が広がった。次は上からの展望を是非見に行こう。登山口まであと少し。
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雄大な雪渓が間近に迫る。谷川岳は完全に雲が取れ夏の空が広がった。次は上からの展望を是非見に行こう。登山口まであと少し。
下りました。土合の谷川岳ベースプラザまで30分ほどの木陰さんぽ。
隊長からQ「土樽になくて,土合にあるものなーんだ?」
🍺!🍺!🍺!一献し今日の山締め。帰路,JR上越線の車窓からも双耳峰がよく見えた。しんどい山,谷川よいとこ♪。
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下りました。土合の谷川岳ベースプラザまで30分ほどの木陰さんぽ。
隊長からQ「土樽になくて,土合にあるものなーんだ?」
🍺!🍺!🍺!一献し今日の山締め。帰路,JR上越線の車窓からも双耳峰がよく見えた。しんどい山,谷川よいとこ♪。
私も無事に下山できました。
今度の谷川では茂倉避難小屋を覗いてみますね(笑)
どこかで会えたら面白いですね。
無事下山されて何よりでした。
私たちは厳剛新道を下ったのですが,滑りやすい足下にヒヤヒヤしながらの下山でした。この時期の花の谷川を心おきなく堪能できたのは大収穫でした。
今回は茂倉には全く届きませんでしたが,時期を変えてまたおじゃますると思います。よろしくお願いします。
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