初夏の恒例、南アルプス(上河内岳、茶臼岳、光岳、池口岳)の縦走ピストン
- GPS
- 39:24
- 距離
- 59.0km
- 登り
- 5,211m
- 下り
- 5,224m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:51
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:54
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 11:07
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:53
天候 | 15日 曇 茶臼岳小屋周辺はガス 16日 AM茶臼岳〜上河内岳はガスで強風、易老岳以降晴れ、15時以降快晴 17日 AM PM快晴EVガス 18日 終日快晴(真夏) |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは県道60号規制解除されていたが白樺荘休みの為接岨峡温泉に寄る為同じく国道362号→1号→新静岡インター |
写真
装備
MYアイテム |
ひげ仙人
重量:0.30kg
|
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感想
海の日連休の恒例は南アルプス。南アルプスといえば、ミナミの帝王こと、Zacky氏の神通力で好天の山行が期待できる。はずだったのだが、昨年は4日間とも雨予想のため断念した経緯があり、今年こそはの光岳(プラス)なのであった。
かくして、予報はまずまずという状況で揚々と出発したが、高速降りてすぐに道路規制で畑薙入りが丸々1時間遅れ、駐車場もギリギリ何とか。よせばいいのに前夜祭で睡眠時間は3時間もない有り様。
【1日目】南アルあるあるド急登(修行その1)
予定より少し遅く7時に茶臼小屋までの長い道のりがスタート。
のっけからミスコースで吊り橋上の尾根を登ってしまいZacky氏滑落未遂など、早くも暗雲?
ヤレヤレ峠は帰路でにヤレヤレいうはずが、往路ですでにヤレヤレとなる。
ウソッコ沢、横窪沢と徐々に高度を上げてはいたが、ここからが正念場1000m超えの急登がはじまる。
途中、何度か休憩を入れつつ茶臼小屋に何とかたどり着いた。
残念ながら視界はなく明日の天候回復を願いながらの宴会となる。
【2日目】雷鳥、ハナさんとの再会
日程としては本日が最も楽な稜線歩きだが、視界の回復はまだの中、登山開始。
稜線はやや風が強いが、すれ違った人が言うほど強くは感じなかったので荷物はデポして、まずは上河内岳を目指す。
山頂に至ってもガスと風は止まなかったのだが、一瞬ガスが晴れて明るくなる瞬間があり、ミナミの帝王の神通力を感じつつ下山。
途中、親子3羽の雷鳥と再会⁇できたのは収穫だった。
その後デポ回収して何も見えない茶臼岳を通過、希望峰でデポして仁田岳に向かう。
ここも視界は期待してなかったが、一瞬畑薙湖を見ることができ、この後の天候回復に期待が持てた。
その後も易老岳まではガスの中であったが、三吉平まで高度を落とした時に、夏が急にやってきた。
イザルヶ岳直下の静高平の冷たい水で喉を潤し、イザヶ岳に至った時、360度のパノラマが展開!
光岳とその奥、白山、中央アルプスその奥に御嶽山、そして北アルプス、塩見、聖、上河内などの南の面々が姿を表す。これが帝王力、流石である。
その後、光岳小屋へ至り、鳳凰小屋でバイトしていた時に知り合った小屋番の花さんと6年ぶり?に再会を果たした。
コロナに翻弄された苦難のスタートを経験され、すっかりやつれているかと思ったらあの時と同じく元気いっぱいの明るい笑顔でお出迎えいただきました。
この日はテン泊のため、早々に設営を終わらせて粉もんパーティー開始。
ビンテージビールが胃に染みる〜
【3日目】池口岳(修行その2)のピストン
本日は今回の山行中最も過酷な1日となる池口岳往復ピストン。警戒してブツギョウ3時過ぎにベースを出発、ほどなく光岳にて写真を撮っていざ、下降開始。
どんどん落ちていくので、炎天下これを上って帰ってくるのか・・・と想像しただけでもつらい下りであったが、とにかく標高300m程度落ちる。
その後加加守山など、3ピークを歩いてさらに下降。
水場分岐あたりでジャンクションピーク目指して登り返す。
8時過ぎだが既に暑い。やはり前日を境に夏になっている。
地味に危険な?せ尾根を切り抜けやっと池口岳北峰に至り、想像よりも時間が早いのでオプションの位置づけである南峰も目指す。
ヤマレコのコースタイムは往復1時間半、ヤマップは1時間と乖離があり、何となく不安なのだが、地味に降りて危険なトラバースを抜け登り何とか30分ほど、ヤマップタイムで到達した。
後はひたすら戻るだけ。もくもくと歩き恐れていたテカリ石分岐までの登りも想像したより時間をとることなく14時前には戻れた(予定では15時30分くらいだったので上出来)。
ゆっくりとテカリ石でくつろいだ後、予定より1時間早くテン場に戻ることができた。
この後テントを撤収し小屋に移動、夜はボッカしてきた大量の肉料理を花さん他にお裾分けしながらの宴会で盛り上がる。
【4日目】悪赤聖再会と下山
朝はできるだけ早く帰ろうということで3時に起床し食事後、花さんに別れを告げ、イザルヶ岳でご来光を迎えひたすら下山をめざした。
往路と異なり天気が良いため、景色も素晴らしい山行となった。
特に茶臼岳は2日目には視界皆無であったが、この日は荒川〜赤石〜聖〜上河内の一連の南南アルプスの主脈を凝縮してみることができ、見飽きない景色に後ろ髪惹かれながらの下降となる。
下降に従い気温がどんどん上昇し、つらい下山路ではあったが、水が補給できたのでさほど深刻ではなくどんどん下山、ヤレヤレ峠を越え畑薙大つり橋を渡りきりフィナーレを無事に迎えることができた。
4日間お疲れさまでした。
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