野口五郎岳 烏帽子岳 鷲羽岳 黒部五郎岳
- GPS
- 37:21
- 距離
- 40.9km
- 登り
- 3,375m
- 下り
- 3,562m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 10:33
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 11:18
- 山行
- 11:34
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 13:12
天候 | 1日目 11時〜2時くらいはガスガスも、それ以降は快晴 2日目 午前は快晴。3時くらいからガス。 3日目 10時くらいまで快晴。その後はガス。 4日目 下山まで快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
往路アルペン号は3時半頃には着。七入から高瀬ダムはタクシー第一陣を4人で乗合。1人あたり600円。 高瀬ダムまで歩いた方に聞いたら、トンネルが長く、不気味らしい。また、高瀬ダムの九十九折りの登りは、見るからに辛そう。ブナ立尾根の長さを考えたら、タクった方が正解な気がします。 お盆とは言え、並んでたのは40人くらい?第一陣に乗れなくても、そこまでは待たなくて良いのかと思われます。 復路は折立1145発。多分、薬師小屋から降る方も踏まえてのダイヤなのでしょうが、少し遅い。まぁ、その分、マッタリ下山しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
優良ではあるが、一部はなかなか危険で、歩き難い箇所もあり。 |
写真
感想
色々と反省の多い山行きだった。
最大の問題は、装備の準備の拙さ。前週末も仕事で、出発当日も、21時に出発なのに、7時半過ぎまでスプリントでガチ仕事。30分で風呂、1時間で準備して出発。荷物チェックが不十分。具体的には、
①登山用眼鏡。少し前の甲斐駒ヶ岳こもれび山荘で熟睡し、寝返りで破損しかけたが、新調する時間無し。
②プラティパスの水パック。まさかの水漏れ。このせいで、2日目に水不足からの熱中症に。着火剤代わりにライターに巻いていた手持ちの貴重なガムテープで補強したが、効果無し。
③ヘッデン
まさかの電池切れ。。。
④登山靴
ビブラムのソールの菱形?星形?ブロックの一部が激しく破損していた。前日に補修用のジェルをAmazonで入手し、盛って補強したが、正しい選択かは不明。
結局、2日目の水不足からの熱中症をその後も引きずる。特に3日目は足はフラつき、かつ、頭痛。さらには、途中から激しい胃痛。食事を摂れば胃痛は増し、嘔吐感が増し、消化できずに下すだけ。
道中のお昼寝タイムで胃痛を凌ぐが、こんなヨレヨレじゃ、そりゃ遅くなる。
まぁ、三俣から緊急で降りるにしても、小池新道だって長いし、それなら気力で乗り切るのみ!💪になったのだが、正解かは不明。
以下、ルート詳細感想。
濁沢〜烏帽子小屋
1,200登りだが、権太落しで約1/4、中休みで約半分とペースは掴みやすい。ひたすら樹林帯だが、急登と言いつつ、フラットな箇所もままあり、休める。道の整備もヨシ。グレードCとはいえ、危険ではない。
烏帽子小屋〜烏帽子岳
ニセ烏帽子界隈は砂礫地。ピーク過ぎだが、コマクサ多数。烏帽子岳山頂直下の岩場は、プチ縦這い、プチ横這いの如き。ただ、鎖はあるし、ステップも刻んであるので安心。
烏帽子小屋〜三ツ岳
砂礫の巻道と、やや岩岩しい道のコンビ。砂礫巻道エリアは少し怖いかしら。こちらも、砂礫地にはコマクサさん。
三ツ岳〜野口五郎岳〜竹村新道分岐
極めて快適。左手には槍の勇姿。右手は水晶、赤牛。ご機嫌。槍が近くなってくるのが、なんか嬉しい。野口五郎岳直下はゴロ岩。ただし、登り難いと言うほどではない。
竹村新道分岐〜東沢乗越〜水晶小屋
ここが歩き難い岩岩地帯が多い。両側が切れてる箇所も多い。東沢乗越からの登り返しは、たかだか170の登り返しかと思っていたら、実際にはギザギザあり。で、かつ、ここも切れてる箇所が多い。疲れるし、怖い。
水晶小屋〜ワリモ岳〜鷲羽岳〜三俣山荘
比較的平穏。ただし、水晶小屋からの降りと鷲羽岳からの降りはザレがち。気をつけても、1,2回はズルってしまう。
あと、ワリモ岳山頂辺りは切れてる。ただ、ロープか鎖かがあるので、まぁ、気をつけよう程度。
三俣山荘〜黒部五郎小舎
三俣蓮華岳の巻道は、意外と登り降りあり。途中、ゴロ岩地帯の降りを途中で左に曲がる箇所があり、先行の方は間違ってゴロ岩地帯を降ってしまって迷っていらした。(お声がけしました。)
尾根道と合流してからは、大半は極めて快適な尾根道。ざっくりだが、左手には笠ヶ岳、右手には雲ノ平、水晶岳、祖父岳等、正面には黒部五郎。
黒部五郎小舎手前で、やや岩岩道を急降下も、歩き難いと言うほどではない。
黒部五郎小舎〜黒部五郎岳
カール取付き手前までは、平穏でなだらかな道。沢沿いと言うか、水も豊富。途中で沢で頭を冷やす。花の百名山地帯らしいが、時期的にチングルマは花穂。カールの登りは核心部だと思っていたが、実際は九十九折りで危険さは感じない。木曽駒のカール登りみたい。ただ、下を見ると怖いです。登るほど斜度が上がっていくので。
黒部五郎山頂界隈は、やっぱりゴロ岩地帯。
黒部五郎岳〜北ノ俣岳
登り返し多数。分岐点から見ると、行き先の凸凹を見せつけられてゲンナリ。太郎平の方が標高は300以上は低いはずなのに、そう見えない。。。
黒部五郎の分岐からの降りは、150くらいはザレ地帯。その後の大半は歩きやすい道だが、いくつかの凸のピーク界隈は岩岩しく危険。特に、赤木岳手前の偽ピーク。ザレ場を降ったあたりは、トウヤクリンドウだらけ。彼方此方に咲いてました。
なお、北ノ俣岳への登り返し手前で、オコジョさんと遭遇。彼が岩の隙間から顔を出したところで、目が合ってしまった。。。写真を撮ろうとしたら、逃げていかれました。
このエリアは雷鳥さんも多いみたいだけど、見かけず。残念。😢
北ノ俣岳〜太郎平
大半は緩やかな降り。歩き易く、多分、快晴なら天国気分なエリアと思われ。途中からは木道も増える。
太郎平〜折立
割愛。登った時は、樹林帯を抜けてからが長く感じた。
降り時も同じ。樹林帯までが長い。ただ、景色は素晴らしいのでルンルン🎶。樹林帯に入ったら、後はひたすら降るのみ。
なお、下山日前日に熊がテン場に出たらしく、テン場は閉鎖。富山県警がスピーカーでやたらと注意喚起していた。
ただ、アルペン号の運ちゃんは、「昨日も子熊を見かけましたので、今日も見つけたらお知らせします😇」とのこと。😅
さすが、慣れていらっしゃる。
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