ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5829644
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳全山縦走(阿弥陀岳、茶臼岳除く)

2023年08月11日(金) ~ 2023年08月14日(月)
 - 拍手
kanayan7 その他5人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
33:47
距離
45.6km
登り
4,803m
下り
3,694m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:11
休憩
0:24
合計
3:35
9:02
0
スタート地点
9:02
9:02
0
9:03
9:03
48
9:50
9:51
36
10:27
10:37
80
11:57
12:11
27
12:38
2日目
山行
6:43
休憩
3:36
合計
10:19
12:38
28
4:53
4:54
26
5:19
5:20
14
5:33
5:39
3
5:43
5:43
6
5:49
5:58
2
5:59
6:00
27
6:26
6:29
23
6:53
6:54
23
7:16
7:19
66
8:25
8:30
23
8:54
8:56
6
9:02
9:03
4
9:07
9:12
1
9:13
9:19
2
9:21
10:11
26
10:37
10:37
4
10:41
10:41
10
10:51
10:57
10
11:07
11:21
2
11:23
11:30
6
11:36
11:42
6
11:48
11:48
10
11:58
11:59
8
12:07
12:13
19
12:32
12:33
21
12:54
13:21
24
13:45
14:44
3
14:47
宿泊地
3日目
山行
11:21
休憩
0:58
合計
12:19
3:09
26
3:36
3:42
32
4:14
4:16
5
4:21
4:22
9
4:32
4:37
9
4:47
4:47
33
5:20
5:20
13
5:34
5:38
20
5:58
5:59
2
6:01
6:08
4
6:11
6:12
37
6:50
6:50
3
6:54
6:55
6
7:00
7:01
12
7:13
7:13
5
7:18
7:21
48
8:09
8:22
17
8:39
8:44
26
9:10
9:10
55
10:05
10:05
3
10:08
10:09
5
10:14
10:14
10
10:24
10:24
12
10:37
10:37
47
11:25
11:25
15
11:40
11:40
9
11:49
11:49
27
12:16
12:16
5
12:20
12:20
20
12:40
12:44
27
13:10
13:11
7
13:17
13:18
11
13:29
13:29
4
13:33
13:38
68
14:46
14:46
40
15:26
15:26
9
15:35
4日目
山行
6:02
休憩
0:14
合計
6:16
15:35
0
5:10
5:10
40
5:50
5:51
19
6:11
6:11
8
6:19
6:19
55
7:14
7:14
11
7:25
7:25
9
7:35
7:40
36
8:15
8:16
3
8:19
8:22
4
8:26
8:27
39
9:05
9:05
1
9:07
9:07
60
10:08
10:08
76
11:24
11:29
1
11:30
ゴール地点
天候 晴れのち曇り ガス 雨
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
行き:小淵沢まで電車、駅から観音平までタクシー
帰り:竜源橋からケーブルカー駅まで歩き、そこから茅野駅までバス。茅野駅から電車。
コース状況/
危険箇所等
3日目の13時まで泥濘もなく良好、14時以降雨でぐちゃぐちゃ。
権現小屋までのコースと赤岳の登りは印を見失いそう。
また、落が起こりやすい。
梯子は、全部ある中の8割ほどどこか緩んでいる。
北横岳北峰から亀甲池までは段差高く狭いので注意。
亀甲池から双子池まで雨が降るとあっという間に水が上がるので、ピンクテープを見失いやすい。またストックが深く刺さりやすいので注意が必要。
その他周辺情報 茅野駅での峠の釜飯
青年小屋、双子池ヒュッテのカレー最高
オーレン小屋の桜鍋めちゃくちゃやわらかくて美味しい
ママコナかな?
時折見える富士山が良い
時折見える富士山が良い
南も苔が綺麗
わからない😅
ヤマハハコかな
2023年08月11日 11:53撮影 by  iPhone 12, Apple
8/11 11:53
ヤマハハコかな
編笠山から見えた茅野市辺り
編笠山から見えた茅野市辺り
青年小屋の信州牛カレー
2023年08月11日 13:47撮影 by  iPhone 12, Apple
2
8/11 13:47
青年小屋の信州牛カレー
ゴマダラカミキリムシ
2023年08月11日 14:34撮影 by  iPhone 12, Apple
8/11 14:34
ゴマダラカミキリムシ
テン場からの編笠山
テン場からの編笠山
夕日に映る権現岳
1
夕日に映る権現岳
夕日にが綺麗だった
1
夕日にが綺麗だった
夏雲も照らされて綺麗
夏雲も照らされて綺麗
青年小屋から権現岳の登り道で富士山
青年小屋から権現岳の登り道で富士山
これから登る権現岳
これから登る権現岳
低い木々の極は崖、気をつけよう
2023年08月12日 04:53撮影 by  iPhone 12, Apple
8/12 4:53
低い木々の極は崖、気をつけよう
鎖場からの富士山
2023年08月12日 05:28撮影 by  iPhone 12, Apple
1
8/12 5:28
鎖場からの富士山
南アルプスかな?
南アルプスかな?
富士山と南アルプス
富士山と南アルプス
中央かな?
威圧感あるなあ
赤岳、阿弥陀岳方面
1
赤岳、阿弥陀岳方面
槍が綺麗に見えた
1
槍が綺麗に見えた
権現岳登頂
2023年08月12日 05:53撮影 by  iPhone 12, Apple
8/12 5:53
権現岳登頂
あそこまで歩くんだ?
2023年08月12日 06:06撮影 by  iPhone 12, Apple
2
8/12 6:06
あそこまで歩くんだ?
チシマギキョウかな
チシマギキョウかな
これみて先輩に相談して阿弥陀岳は断念。
これみて先輩に相談して阿弥陀岳は断念。
登り切るまで、すれ違ったのは1人だけ。
脆いところもあるし怖かった。
2023年08月12日 07:50撮影 by  iPhone 12, Apple
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8/12 7:50
登り切るまで、すれ違ったのは1人だけ。
脆いところもあるし怖かった。
そんな中カモシカさん
1
そんな中カモシカさん
赤岳登頂!
2023年08月12日 09:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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8/12 9:18
赤岳登頂!
横岳方面はいろんな顔した岩が沢山
横岳方面はいろんな顔した岩が沢山
後ろから見た自分。確かにリュックデカすぎ🎒
2023年08月12日 11:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/12 11:45
後ろから見た自分。確かにリュックデカすぎ🎒
ボスか?
硫黄岳、爆裂火口
硫黄岳、爆裂火口
硫黄岳から歩いてきたルートを振り返る
硫黄岳から歩いてきたルートを振り返る
すごい絶壁
硫黄岳の端から
2023年08月12日 14:09撮影 by  iPhone 12, Apple
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8/12 14:09
硫黄岳の端から
根石岳山荘付近から
2023年08月13日 04:20撮影 by  iPhone 12, Apple
1
8/13 4:20
根石岳山荘付近から
その2 、月が良い
その2 、月が良い
天狗前、鬼ヶ島か?
天狗前、鬼ヶ島か?
東天狗橋渡った所からの朝日
東天狗橋渡った所からの朝日
西天狗岳からの赤岳方面
西天狗岳からの赤岳方面
下から仰ぎ見る東天狗
下から仰ぎ見る東天狗
振り返ると天狗の顔
2023年08月13日 06:12撮影 by  iPhone 12, Apple
1
8/13 6:12
振り返ると天狗の顔
麦草峠手前、まで気持ちよかった
2023年08月13日 09:19撮影 by  iPhone 12, Apple
1
8/13 9:19
麦草峠手前、まで気持ちよかった
茶臼山標識、奥の展望台がピークだった😣
2023年08月13日 11:09撮影 by  iPhone 12, Apple
8/13 11:09
茶臼山標識、奥の展望台がピークだった😣
縞枯山荘へ向かう木道
縞枯山荘へ向かう木道
亀甲池手前から降り出した
2023年08月13日 14:48撮影 by  iPhone 12, Apple
8/13 14:48
亀甲池手前から降り出した
小屋泊に変え、食堂で食べられる幸せ
2023年08月13日 16:58撮影 by  iPhone 12, Apple
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8/13 16:58
小屋泊に変え、食堂で食べられる幸せ
朝の雄池
2023年08月14日 05:12撮影 by  iPhone 12, Apple
8/14 5:12
朝の雄池
ガレガレだが苔が綺麗
ガレガレだが苔が綺麗
ずっと撮ってたかった
ずっと撮ってたかった
かわいい
水が滴ると綺麗
女の神氷水で疲れた身体を癒す
2023年08月14日 11:39撮影 by  iPhone 12, Apple
8/14 11:39
女の神氷水で疲れた身体を癒す
久々の釜飯
2023年08月14日 15:55撮影 by  iPhone 12, Apple
8/14 15:55
久々の釜飯
2023年08月14日 15:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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8/14 15:56
2023年08月14日 15:57撮影 by  iPhone 12, Apple
1
8/14 15:57

感想

八ヶ岳全山縦走(阿弥陀岳除く)3泊4日

初日
ようやく1年越しの縦走が始まります。
鈍行で小淵沢へ、特急が着く前にタクシーを予約し、混み合う前に観音平へ。
9時2分に最初の一座、編笠山へ。
台風7号が少し外れてくれたおかげでいい天気です。
久々に15キロ越えのリュックを背負ったので、足取りは重いです。

今回試したい事があり、朝:行動食 昼:行動食or小屋の食事 夜:アルファ化米と味噌汁
で行こうと実践してみました。
行動食は無印のバームクーヘン、煎餅、ミックスナッツなど。
でもこれが後々失敗でした。

気温がやや高い中雲海へ到着。
すでに汗だく。経口補水液の粉や塩タブやラムネをしっかりとる。
次の押手川で行動食など。
一人だとしっかり休憩も取らないまま行動するのが自分の悪いところ。
なんか焦るんだなあ。。
初日はテント泊なので速く行って建てなきゃってのがあるかもしれません。

さてここから岩だらけの道へ。去年はこの道中で蹴躓き母趾の爪わ剥がしてしまった経験があるので、
一歩一歩しっかり足場を確認しながら進みます。
ちょっとした足場のいいところでは、富士山と南アルプス?が元気をくれます。
しかしこの急登行きが切れまくりです。
しかもだんだん雲が出てきてしまった。

登頂したもののガスガス。。
少し待って諏訪方面の街並みが見えただけ。でも綺麗でした。
ごろごろ石を降って、今日のお宿青年小屋へ。
12時38分に予定より大分速く到着。
おかげでまだまだスペースが空いていたのでなるべく乾いているスペースを見つけて久々のテント張り。
張り終えて、乙女の水へ水汲みへ。豊富に出ておりかなり冷たい!手を10秒もつけてられません。
そのまま飲みたかったんですが、これからの縦走考えるとお腹が怖いので浄水器を通して頂きました。

14時を超えていたのですが、小屋でカレーをいただく事ができました。
美味しい!!

15時 雲が晴れ陽が出てきました。
あ、暑いテントの中は蒸し風呂。。休もうにも寝てられません。。
しかもちょっと頭痛が、、高山?脱水?どちらかと言うと脱水かなあ。
暑くて寝れないしボーっと座っているだけ。。
17時になり晩御飯を食べ、18時編笠山麓に落ちる夕日を見る事ができた。

夜は、星が満天!でも朝が早いので寝床へ。
と、間も無く小屋泊の子供達が観測にガヤガヤ。。隣のカップルがいちゃいちゃ夜中まで。。
寝れん。。頭痛いし。。

どうなることやら。。


2日目
今日は2時50分起床。
まずはテント撤収から、お約束の結露で全部ビチャビチャ。
これに手間取り出発が4時25分予定より大分遅れてしまった・・・
頭痛はなんとか落ち着いていいる。
樹林帯を抜けると、朝焼けに富士山のシルエット、そして南アルプス。
鎖場からも富士山!
やばい、今日最高だ。
しかし、岩場に苦戦!どこから行ったらいいのかわからん。。途中で振り返るともっと綺麗に富士山などが見えた。
この場所では3人の方に出会い、どういったらいいのかなどお互いに聞きながら過ぎた。

もう少し行くと、赤岳、中岳、阿弥陀岳、硫黄岳、蓼科山が一望。
これから全部行くんだ!急に不安に襲われる、本当に行けるのか。。

権現小屋を過ぎて、ようやく権現岳に登頂。登頂したが次々に人がやってきて早々に退散。
でも登ったぞ!さあ次は最高峰赤岳!

中央アルプス(多分)北アルプスも綺麗に見れた。

有名な梯子を降る。長いな、揺れるな、怖いなあと思いつつ降りれた。
旭岳、ツルネもなかなかスリルがありました。

キレット小屋で小休憩。
赤岳手前の樹林帯で雪虫っぽい虫が大量発生!
見る分にはかなり綺麗。。

そしていよいよ赤岳の岩場。
下から眺めるだけで怖い。ヘルメット被っていると上を見にくいので、印を見落として変なところを登っている。
あっちか、こっちか、右往左往、どこに足かけるんだ?
この場所は、早い時間なのか自分一人しかいないし、岩脆いし、めちゃくちゃ怖かった。

でもカモシカに出会えた。少しだけホッとする。

四苦八苦してようやく登り終えたら、阿弥陀岳かあ。
ちらっと阿弥陀岳が見え、ここまでの疲労と、この後の行程を考える。あれを行って戻るのか。。
幸い電波が入ったので、先輩に連絡。
ホッとする言葉をいただき、ここは次回としスルーしました。

少し気が楽になり、ついに赤岳登頂!阿弥陀の分岐から急に人が多くなった。
頂上の祠に、これまでの感謝をお祈りし、後で合流する仲間の無事安全を願ったら泣きそうになってきた。
嬉し涙をグッと堪え、赤岳頂上山荘へ到着すると、名前を呼ぶ声が!
仲間のS君がいた!流石に声が出た!S君も野辺山から小天狗、大天狗を登ってやってきた。
人が居なかったのでかなり不安だったようだ。
ここで二人になり昼食を食べた。

お腹に溜まるものを食べると元気が出てきた!

S君とオーレン小屋まで一緒に向かう。
次は横岳。

横岳、ガスガスになってきました。
しかも足場も少し悪く梯子も多い。
二人で見上げながら進むもあれかな、まだあるね、あれラスボス?いや裏ボスもいるぞ!
なんか、ゴジラみたいな岩だね、ゴリラ?あ、風穴がある!
なんてヒーヒー言いながら奥之院、台座の頭へ。駒草が綺麗に咲いていた。

二人になって気持ちも楽になり足取りも楽になっている。

さて最後は硫黄岳だ。
硫黄岳山荘までの稜線は気持ちが良く、山荘で休憩をとる。止まると風もあるので寒い。
アクエリアスを一気飲みし、山頂へ。
時間的に仲間の二人に会えるかなと話しながら山頂へ。

登頂し、爆裂火口に感動。そういえば山荘の方のTシャツ、エクスプロージョンて書いてあったな、、ふふ。

雲も晴れてきて、今まで歩いてきたルートが一望できた。あんなに歩いたんだと、ちょっとびっくり。
振り返るとこれから行く先々の山が見え、後こんなに歩けるのか、、担ぐリュックも汗を含みかなり重いしテントも水吸ってるしなあ・・・

と電波が通じるところで、後の二人が2〜30分で来ますよと。
あ!テント干せる!幸い人が少ないので標識からかなり離れたところで全部干した。(ダメだったのであれば申し訳ありません)

そして合流、本当に嬉しい!
お互いの健闘を讃えあう。

さてどうするか?二人は赤岩の頭方面から回ると言うので、一緒に向かう。
分岐に来て、赤岩の頭頭に登ろうとしたが、オーレン小屋でのお風呂に間に合わないかもしれないとのことでそのままオーレン小屋へ。

小屋でお風呂に入れるのは嬉しい。
交代浴もでき、足がかなり楽になった。

そして蓼科山から縦走してきた仲間二人とも合流。
っ全員揃った六人!
無事に全員集まれてよかった、嬉しい!

食事は名物桜鍋!肉が柔らかい!ご飯3杯も食べた。
食べたら眠い!

これから進むルートの情報交換をして、準備し就寝。
明日は早い、長い一日だ。

3日目
2時15分起床。3時9分出発。
5時間は寝れたのか?途中暑くて寝汗びっしょり。。
ガーミンの体力ゲージ昨日からずっと5のまんま。
0になったら死ぬんかな・・
テントじゃないので少し過ぎたがスムーズな方かと。
水は2・5ℓ足りなければ小屋で入れる。

ここで仲間とお別れ。
お見送りを受けて、蓼科山からきた二人と夏沢峠まで。
急かと思ったけど意外となだらか。30分弱で到着。
お互いの健闘を祈りつつ、お別れ。
ここからまた一人。
皆は今日で全部終わるが、自分は明日もある。こんなに山の中にいるのは初めて。
2泊3日もしてなくていきなり3泊4日は無謀なのか・・

真っ暗な樹林帯を黙々と進む。意外と怖くない。
ちらっと見える月がホッとさせてくれる。

40分ほどで根石岳山荘へ到着。コマクサの原生地、暗くてよく分からない。
ここの稜線では、なだらかで山荘の宿泊者が朝まずめから日の出を楽しんでいる。
稜線からの山々と月が綺麗に見える。

今日もいい天気だといいなあ・・

根石岳を登頂し、白砂新道入口へ。白砂の稜線は気持ちいい!

さあ天狗岳の東天狗へ、岩場気をつけてねと言われていたのに、登るルートを間違えて無理な登り方に・・・
こういうところ反省点。なんとかかんとか登り橋を渡り東天狗岳登頂!日の出は少し過ぎたがいい日の出を拝めた。
さて西天狗。周り見渡しても自分一人だしなあ。
降った稜線でリュックをデポし身軽に西天狗へ。
体が軽い、亀仙流の稽古をしていたかのようだ!
西天狗に登頂し、硫黄、根石を見渡す。朝日が綺麗に少しずつ変わっていく様子が堪りません。奥には中央アルプスかな?
デポした場所に降り、行動食を食べエネルギーチャージ。

さあ次は中山へ。
中山峠あたりから振り返ると天狗の鼻が綺麗に見える。天狗とはよく言ったものだ。

中山までは大きな石が多く地味に脚にくる。どうも息切れがひどい。パワー切れなのか。
途中ニュウ分岐を見逃してしまい焦ったが、ルート上だったので一安心。
中山頂上で一休み。

ここからの降りも石だらけ、シューズのソールが少し硬くても足の裏がジンジンしてくる。

高見石小屋への道中に、見知った顔が・・・
S君!登山者と談笑している。どうやら丹沢で出会った方々との事。
こんなこともあるんだね。

とはいえ自分もまた会えるとはびっくり。
西天狗に登頂した時に追い抜いたらしい。

ここからは麦草ヒュッテまで一緒に。

高見石小屋、揚げパン食べたかったが時間が合わず断念。
S君にコーヒーをご馳走になり少し元気が出た。

でも丸山までどうもペースが上がらない。
でも麦草山周辺の苔の森は素晴らしかった。
森を抜けると青空が綺麗に見えたが束の間、ヒュッテの東屋で二人でご飯食べていると曇りだした。
アルファ化米を食べるはいいがなかなか喉を通らない。胃も受け付けないのかな、でも全部味噌汁と一緒に飲み込んだ。
ヒュッテでポカリと水を1ℓを買い、S君とはお別れ。また会えて嬉しかった、心強かった。

ご飯食べたせいか、足取りが戻ってきた。

これは完全にシャリバテだな。この3日間これだったんだ。
食は難しいな。軽くしたいんだけど食べなきゃダメ。絶対。
次は気をつけよう。

道路を渡り、茶水の池から気合を入れ直す。
が、痛恨のミス。
茶臼山を踏んでない。
情報交換で展望台にとは言われていたが、古い標識を見てしまったため決めつけてしまった。1メートルの差だがこれはピークを踏んではいない。残念。
悔やまれるが、これはまたの機会に。
その時は踏んだと思い込んでるので、縞枯山へ。
その名の通り枯れた木々が沢山。蓼科山手前の将軍平に似ているかな。

山頂に着くと大きい荷物ですね!と親子に声をかけられた。やっぱり大きんだな、自分ではそこまで大きいかなと思うが。
ここからの降りはざれと岩が多くやや危険かな。
雨池峠に着くと急に開けて気持ちがいい。
縞枯山荘ではペットボトルはお持ち帰りとのこと。荷物増やしたくなかったのでスルー。

さあもう少しで坪庭だ。五月以来。
流石に疲労がピーク手前。ゆっくり登るが、双子池ヒュッテまで16時は無理か?微妙な時間、電波ギリギリ電話するも出る気配がないので北横岳まで待つ。
登る間、やはり大きい荷物なのかすれ違う方々にびっくりや声かけしていただく。なんだか嬉しくなる。

いよいよ北横岳南峰に到着。誰もいない、声出そうかと思ったがガスガスだし、なんか違うと思い北峰へ。
休憩せず着てるので、どうやらコースタイム通りに行けそうだ。

よしと気合を入れたら、七つ池方面へ歩いているのに気づきまた山頂へ。危ない・・
亀甲池へいざ。

ここで登山者とトレイルランナーに出会う。この急登をすごいなあ、と思ったら雨が降り出す。
予報と違う。。16時以降となっていたのに早い。土砂降り、ザックカバーと上だけカッパを着る。ズボンは既にびしょ濡れだからしょうがないやね。

亀甲池についてもガスと雨。
やみそうにない、道があっという間に川化。石も木も大きくなり滑る。
ピンクテープも見えづらくロスしては戻るを繰り返す。
そのうちストックを柔らかい木の根元に刺してバランスを崩し折ってしまった。
正直かなり萎えてしまった。
テントは張らない、小屋泊に切り替えよう。双子池についたら誰も張っていない。
あれ、みんな小屋泊になったのか?
と思ったら、ただ誰もいなかった。おかみさんに変えてもいいですかとお話ししたら快く受け入れてくれた。
ほんとに嬉しく助かった。

走行してたらお一人飛び込みでいらしゃった。テント泊ですと!?凄いこの雨と時折の雷、怖くはないのか、いや寒いでしょ。
そんな自分がヘタレに思えてきた。

着替え終わり、干せるものは干し、お願いしていた信州牛がゴロっと入った焼きチーズカレーをいただく。美味い、うますぎる。
結構量もあるのでお腹がいっぱいだ。
明日は午前中曇り予報だよと教えていただき。眠りについた。

4日目
4時起床、5時12分出発。
まだスタッフさんの姿が見えなかったので、小屋に一礼し出発。
テント泊の方とも挨拶を交わしいざ蓼科山へ、、、行けるか?

双子山へ行く途中からまた雨、降ったり止んだり、かなり不安定だ。
大河原ヒュッテまではスムーズに進む。
ちょっと休憩し蓼科山荘へ。五月はまだ雪があった分踏み抜きながらだったがもうちょっと楽だったような。。
意外と長い登りだ。

赤谷分岐で、ようやく食事と言ってもバームクーヘン。これでもいいエネルギーになる。

蓼科山荘に到着したがどうやらお休み?
ここで少し強く降ってきた。風も少しあるということは頂上は強いだろうなあ。
ルート変えようか、本来なら山頂から女神茶屋方面へ降りる予定だったが風向きからすると女神茶屋方面から噴き上げているので、蓼科山荘に降り天正寺原・竜源橋方面へ変更。
思った通り山頂は風が強い。ルート変更して正解。

遠くから祠へ感謝を述べ、今回の全山縦走(未完)は終了を迎える。

下山時、熊が出たとの事。
逃げたとの事だがいつ飛び出してくるかわからない。スマホにaikoのライブセトリがあったので鳴らしながら、歌いながら降りた。声を出す事で怖さは半減した。

が、最後がえげつないルートだった。なんだこの石、岩だらけのルート。最後に脚へのご褒美か!
岩ルートを越えると天気が良くなってきた。
そして一面の苔の森。

なんという最後に本当のプレゼントをいただいた。

無事竜源橋に到着し女の神氷水で喉を潤し、ロープウェイ駅まで、、、、、歩く。
どんだけ痛めつけるやら・・

駅に到着し着替え、しばしボーッとする。寒い。
バスは空いている、あずさのチケットも取れた。

安心して帰路に着いた。

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