北アルプス縦走(立山→槍ヶ岳)


- GPS
- 37:57
- 距離
- 93.8km
- 登り
- 7,677m
- 下り
- 6,488m
コースタイム
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 3:16
- 山行
- 12:07
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 13:41
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 10:48
- 山行
- 10:26
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 11:32
天候 | 1日目: 晴れ→ガス 2日目: 晴れ→ガス→雨 3日目: 曇り+霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り: バス(上高地乗車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況(距離100km, 累積標高8000m) 1日目 (累積標高4000m程度) ・立山駅~室堂 距離18Kmで累積標高は2000m。ほぼトレイル。美女平までは勾配が急で しんどい。以降は緩やか。標高2000m付近藪あり。 ・室堂~雄山~一の越山荘 累積標高は800m程度。真砂岳直下までは勾配が急でしんどい。岩場歩きもあり。 ・一の越山荘~五色ヶ原 累積標高は300m程度。MAX200m程度上り返す。 ・五色ヶ原~スゴ乗越 累積標高は700m程度。アップダウンが激しい。MAX250m程度登り返す。道も悪く、ザレ気味で滑りやすい。怪我をしないように慎重に歩いた。 2日目(累積標高2200m程度) ・スゴ乗越~薬師岳~薬師峠 累積標高は800m程度。間山までは勾配きつく直登。薬師岳直下になると岩場が出現。北薬師岳~薬師岳は岩稜帯歩きとなり歩きづらい。薬師峠への下りは岩場歩きも少なく、下りやすかった。 ・薬師峠~中俣乗越 累積標高は550m程度。北ノ俣岳までは勾配も緩く歩いやすい。以降は岩場歩き。 ・中俣乗越~黒部五郎岳~黒部五郎小屋 累積標高は400m程度。勾配は急だがつづらなので登りやすい。黒部五郎小屋への下りは岩場歩きとなり歩きづらかった。 ・黒部五郎小屋~三俣山荘 累積標高は380m程度。2661ピークまでの上りはかなり急でしんどい。それ以降の巻道も歩きづらく。登り返す所がありしんどい。 3日目(累積標高1800m程度) ・三俣山荘~双六岳~双六小屋 累積標高は500m程度。岩場も少なく歩きやすい。双六岳はだだっ広いので道迷いに注意。 ・双六小屋~槍ヶ岳 累積標高は1200m程度。千丈沢乗越までは細かいアップダウンが多い。西鎌尾根に入ると岩場歩きとなる。落石に注意。槍ヶ岳直下の上りは岩場+はしごがあるのである程度の技量は必要。 ・槍ヶ岳~上高地 距離が20kmありかなり長い。三俣乗越分岐までは岩場歩き+勾配も急でしんどい。以降は緩やかだが距離が長いので精神的にしんどかった。 |
その他周辺情報 | 補給した水場 ・スゴ乗越 スゴ沢から採取しており水量は豊富。蛇口をひねったら出てくる。 ・薬師峠 ・三俣山荘 テン場に水場あり。水量は豊富 テン場情報 ・スゴ乗越 幕営数は20張程度で予約不要。料金は1000円。ジュース、ビール、カップ麺、お菓子などあり。 ・三俣山荘 幕営数は80張程度で予約不要。料金は2000円。ジュース、ビール、カップ麺、お菓子あり。 |
予約できる山小屋 |
天狗平山荘
|
写真
感想
備忘録
1日目
20時半過ぎ立山駅出発。取り付きがわからず焦る。しかも勾配が急。この区間標高が低くかなりの量の汗をかいた。美女平以降は勾配が緩やかで、道が整備されていて歩きやすかった(標高2000m前後は藪こぎでずぶ濡れになる。思えばこれが足裏の豆の原因だったかもしれない。3日目に響く。)
2時半過ぎ。室堂到着。補給予定の玉殿の湧水がチョロチョロで幸先が不安になる(以降は特に問題ありませんでした)。
6時過ぎ。雄山登頂。立山の圧倒的火山感と北アルプスの広大さに驚く。富士山も見えていて条件はバッチリだった。この時点で累積標高は2800m近く。ナイトハイク+テント泊装備ということでスピードが失速。もうちょっと鍛えないと。
10時過ぎ。五色ヶ原到着。ここは前から来てみたかった所だ。あたり一面高山植物で美しく。楽園の様だった。五色ヶ原でコーラとおにぎりを補給。とても美味しかった。
14時スゴ乗越到着。越中沢~スゴ乗越までの区間はザレ+岩場の悪路でしんどかった。全区間の中でこの区間が最も危険だと感じた。14時時点でギリギリテントを貼れた。さすがはお盆といった所か。水は蛇口をひねったら出るシステムで水源はスゴ沢から来てるらしい。ここで1Lほど補充。消耗が激しかったので明日の薬師越えでの状態で有峰口に降りるかどうか判断することにした。
2日目
3時6分テン場出発。テント撤収もうちょっとスマートにできないかなぁ。体はなんだかんだ回復したようで薬師まで快調なペースで登ることができたので撤退はせず継続。睡眠と食事の重要性ですね。北薬師でご来光。薬師のカールが美しい。薬師峠で水を補給。水量豊富で水も冷たくてとてもおいしかった。水量激しすぎて体がずぶ濡れに。
8時30分北ノ俣岳登頂。薬師峠~北ノ俣岳の区間は登りやすく、景色がとても美しかった。全区間の中でこの区間が一番好きかもしれない。
12時黒部五郎登頂。ここまでの上りはとても急でしんどかった。ガスる前に登頂できて安堵。黒部五郎小屋までは稜線を歩くコースと斜面をトラバースしながら下るルートがあり、後者を選択。ものすごく歩きづらいのとハンガーノック気味になりとてもしんどかった。この小屋でコーラを補給。とてもおいしかった。
14時前三俣山荘到着。ここまでの登り返し+巻道はとてもしんどかった。夜ご飯は持参の物ではなく、小屋の食事を選択。ジビエシチューとてもおいしかったです。テン場の水は健在で、冷たくてとても美味しかった。
3日目
3時7分出発。前日からの雨が残ってて、ガスり気味。踏み跡と地図を頼りに慎重に歩く。
9時15分槍ヶ岳登頂。西鎌尾根と槍ヶ岳直下は岩岩してて楽しかった。終始ガスってたので山頂からの眺望は期待してなかったものの一瞬だけガスが取れて景色を見ることができた。下山後槍ヶ岳山荘で豚汁を摂取。北アルプスのホスピタリティはすごいなあ。
14時半上高地到着。足裏の豆が痛く悶絶しながら歩く。ただ、豆以外はコンディションは良く、最終日が一番元気だった。槍沢ロッジから上高地までの距離が長く絶望しかけた。総括すると色んな山、景色を見れてとても楽しかったです。
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