テン泊で試練と憧れ 劔岳と立山、大日も満喫
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- GPS
- 27:54
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 4,199m
- 下り
- 3,933m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:16
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 2:56
- 合計
- 8:21
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 8:50
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:38
天候 | 夏らしい、朝は快晴、昼頃からガスが湧き出してくるお天気でした。 夜は満天の星。 朝晩はダウンを着て、行動中は長袖一枚。 日差しが強くハットやサングラスは必須。 吹く風は涼しく気持ちよかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山口の称名滝からはバスで立山駅に。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されていて道標も安心 |
その他周辺情報 | 立山駅ではロコモーション コーヒー アンド ベッドさんに宿泊。新しくできたばかりの施設で大変綺麗でした。 https://www.lococab.com/ |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
劔岳にまだ行ったことがなく、劔岳点の記を何回も観ては、行きたいなぁ…と夢と憧れは膨らむばかり。
2、3年ほど計画を立ててはお天気が合わず流れていました。
入山前は午前中だけ晴れ、12時から毎日雷雨予報でしたが、天気図見るとそこまで荒れなさそう。
ということで1週間ほどの遅めのお盆休みを握りしめて行ってきました。
登るなら試練と憧れの岩のある早月尾根から。
馬場島〜早月小屋〜劔岳、剣沢までは水場がないので4.5ℓの水を担いでザックは13キロほど。
今回も装備を軽く意識しました。
【初日】早月小屋まで下部の森林、笹薮には熊の気配があり、平日で人気が少ないので鈴と声とストックを鳴らしながら。
笹薮が近い道では数回ほど濃い獣臭や何かの鳴き声などもありドキドキ。
早月小屋では水の販売がありますが1ℓ1000円とお高め…
初日に2.5ℓほど飲んでしまったので1ℓを追加購入しました。500mlを夜ご飯に、もう500mlは朝ごはん。担いできた2ℓは明日の行動用です。
砂地で平らでよくペグが効きました。
【2日目】朝4時に起きて5時に出発。
小屋泊の往復組は4時に出発していました。
昨日と同じ全装ですが水2.5が無いので楽!
ザックは10キロちょい。この重さがソロのテント泊では1番楽です。
真っ青な空にウキウキしながら登ります。
途中雷鳥の親子が登山道にいて、彼らがハイマツの茂みに消えるのを見送る。
カニのタテバイ、ヨコバイや鎖場のためにシットハーネス、セルフ用のビナ数枚を準備してきましたが全く不要でした。
山頂では10人ほどがいて、順番に写真を撮ったり。
感慨深くて30分以上座って休憩。
富士山、八ッ峰、唐松岳など北アルプス方面がくっきり。
山頂の祠には看板が10種類ほどあり、全部持って写真撮りたかったですが3枚ほどが限界でした。
ずーっと座っていられそう。
名残惜しくも剣沢に向けて降りました。
カニのヨコバイも晴れていたので安心して降りられました。数カ所梯子などがありますが、しっかりしていました。晴れてて本当に安心。
剣沢小屋まで降りたら水が豊富です。
砂地でよくペグが効きました。
夕方までよく晴れ、日没後も夜もきれいな劔岳だした。
【3日目】
4時に起きたものの疲れているのか二度寝…
お湯沸かさずに行動食を食べて5:40に出発
40分遅れてるけどいっか…
水は2ℓ
涼しい日陰のカールを稜線に向けて登り、剣御前小舎前にザックをデポして剣御前峰を往復。
劔岳は剣御前から見るのが1番美しいと聞いていた通り、大変素晴らしかった。
その後も稜線を降りたらすぐ立山室堂の魅力を振り払い、細かいアップダウンの続く稜線歩き。
途中からガスが湧いてきて、大汝山あたりでは真っ白に。
おじさんが毎日お米を炊いて、日替わりで作る小屋のカレーが絶品でした。春を背負っての菫小屋のロケ地だそうで、店内には映画の写真などがたくさん飾ってありました。
浄土山あたりでいよいよ雷の音が遠くから聞こえてきて、雷鳥3羽に見送られながら急いで下山。
途中パラパラと小雨も降り出してこれはいよいよ…!と恐怖。
立山室堂に着いて、雷鳥沢キャンプ場に泊まる予定でしたが疲れてたのもあり、雷鳥荘に電話したら相部屋の空きがあるそうで急遽泊めてもらうことに。
夜ご飯のおいしさ、お風呂、ふかふかのベッドでしっかり休めた。
【4日目】
4時に起きて5時に出発
水は2ℓ
日の出に照らされる立山室堂がきれい。
すっかり回復して元気です。
ありがとうお宿!
日陰で気持ちいい室堂乗越歩き、稜線はなだらかで穏やか、絵に描いたような丸い形の緑の奥大日岳と高山植物。癒しの山歩き。
途中の七福園がとっても良いところで、自然にできたとは思えないほど岩が調和した不思議な空間だった。振り返ると裏剣がどっしりと黒くみえる。
大日岳小屋にザックを置いて大日岳往復。
大日岳では凍ったチューペットが200円で、暑い夏には大変ありがたかった。山の上でこんな美味しいものが食べられるなんて!
その後の大日湿原へ降りる道は沢下降のような悪路で滑りやすい丸い湿気た沢沿いの岩で大変難儀した。
大日湿原は木道が整備されていたが寂しい印象の広いところだった。大日平山荘にはトイレは携帯のをそこで買って簡易テント内で足すシステム。自販機あり。
水場はなし。コロナ対策だそうで中には入れず売店もなし。
その後の牛首あたりでザッと一瞬の強い雨。
牛首からの急な下りが少し怖かった。
称名滝の音が聞こえる。
途中からまた晴れて、樹林歩きで無事に大日登山口へ。
汗と雨で濡れてしまったがまた乾くだろうとそのまま歩いて滝の展望台へ。
大日岳で会った親切なおじさんが車で立山駅まで乗せてくれた。
称名滝(飛竜橋)から立山駅までバスがあるのだけど1時間に1本なのでありがたかった。
長いような短いような3泊4日の山旅だった。
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