【電車・バスで百名山】光岳 静岡県から長野県へ(小屋泊縦走)
- GPS
- 31:51
- 距離
- 64.8km
- 登り
- 4,346m
- 下り
- 4,635m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:40
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:21
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:43
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 11:06
天候 | 1日目:晴 2日目:晴ときどき曇 3日目: 晴ときどき曇 4日目:晴ときどき曇 夜は雪や雨が降りましたが行動中は降られませんでした |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東京-静岡 6:30-7:47 こだま701号 乗車券3,410円+自由席特急券2,530円 静岡駅(のりば9)-六番 8:05-8:56 しずてつジャストライン 梅ヶ島温泉行き 750円 六番-横沢 9:10-9:35 570円 しずてつジャストライン 横沢行き(この便は平日のみ運行) しずてつバスは交通系ICカード使えます ※横沢に水洗トイレあり 横沢-田代 10:00-11:34 井川地区自主運行バス小河内行710円 ※ 井川地区自主運行バスは10人乗りワンボックス車で、座席範囲を越えるような荷物の持ち込みはできません。また、井川地区住民の乗車優先で予約はできません。ドライバーに訊いたところ、平日は空いているが連休等は混むこともあるようです。 ※小河内行きバスに乗って井川駅前~小河内の間(井川ビジターセンターが妥当)で降りて2時間少々の待ち合わせで白樺荘行きのバスに乗り継げます。 【帰り(10月30日)】 和田-飯田駅前 6:30-7:52 信南交通 700円 飯田駅前-バスタ新宿 9:00-13:15 京王バス/信南交通/伊那バス 4,440円 ハイウェイバス ドットコムで予約 しずてつジャストライン https://www.justline.co.jp/ 井川地区自主運行バス https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_004645.html 信南交通遠山郷線 https://www.shinnan.co.jp/sb/time_E1_02.html#link |
コース状況/ 危険箇所等 |
畑薙大吊橋まで: 舗装道路 畑薙大吊橋-茶臼小屋: 整備されていますが、一ヶ所道をロストしました。テープは豊富なので、テープが見えなくなったら道を間違えていると思った方がよいです。沢を渡る橋が何本かありますが、いずれもしっかりしています。この間すれ違った人は2人。 茶臼小屋-上河内岳-光岳小屋: 整備された登山道。10月末でも結構人が歩いています。山と高原地図のコースタイムはかなりキツめ。 光岳小屋-ジャンクションピーク: 光石からはバリエーションルート。概ね踏み跡はありますが薄いところもあり、数回見失いました。すれ違い2人。 池口岳-登山口: 一般ルートなのですが、ジャンクションピークを過ぎたところでまさかの道迷い。復帰するのに10分くらいロスしました。すれ違い1人。 池口岳登山口-: しばらく未舗装道路。やがて舗装道路になります。 |
その他周辺情報 | 赤石温泉白樺荘 夕食+おにぎり2個付き 6,330円 ・現金のみ(PayPayは使えるようですが要確認) ・ビール350ml370円/500ml550円 ・Wi-Fiはロビーのみ http://www.okushizuoka.jp/sp/100sen/spot/000132.html 茶臼小屋(営業終了:避難小屋として一部開放) ・水場あり ・トイレは紙持ち帰りです ・弱いけれどdocomoの電波入ります https://ikawa-kanko.com/ 光岳小屋 ・素泊まり9,000円(2階)シュラフ持参要(有料で貸出あり) ・暖房費 500円 ・最近始めた夕食1,800円 ・ビールは売り切れてます。日本酒と焼酎はあります。枡酒1合1,200円。 ・小屋で買った飲み物やトイレの紙を含めすべて持ち帰り ・弱いけれどdocomoの電波入ります https://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/soshiki/kankoshoko/kankokoryu/tekarigoya/12893.html ゲストハウス太陽堂 ・ドミトリー1泊4,000円 ・セルフ焼肉2人前1,980円(1人前1,200円で用意してくれました) ・近くの大島旅館のお風呂に入れます。300円でボディソープ・リンスインシャンプー付き(ただしいまは温泉ではなく沸かし湯 https://tohyamago-taiyodo.com/ |
写真
感想
今年最後のアルプス。10年ぶりの光岳に、電車・バスのみを使って登る計画です。
電車・バスだけを使って光岳はなかなか困難。光岳の一般的な登山口である芝沢ゲートまで、遠山郷から20kmも離れている上、遠山郷へ行くのがそもそも大変です。
遠山郷から池口岳を経由する行き方もあり、芝沢ゲート経由よりも距離が短いです。光岳-加加森山間は山と高原地図で破線ルート(加加森山-池口岳間はルート表記なし)、地理院地図にも登山道の表記がありませんけれど、危険箇所はないようです。
静岡県側は、畑薙第二ダム近くの赤石温泉白樺荘まで自主運行バスで行けます。そこで、静岡県側から光岳・池口岳を経て遠山郷まで、南アルプス深南部を歩く計画としました。北アルプス北部は10月初旬から何度も雪が降っているけれど、さすがに南アルプスの標高3000メートル以下の山は、降っても積もるほどではないでしょう。
1日目は静岡駅からしずてつバスを1回乗り継いで横沢へ。夏に通ったときは、ここでしぞーかおでんを売っていたのですが、土日のみの営業。
横沢から井川地区自主運行バスで田代へ。このバスは赤石温泉白樺荘に行きません。白樺荘へ行くには井川駅前~小河内の間でバスを降りて、2時間少々の待ち合わせで白樺荘行きのバスに乗り継げるのですが、コンビニエンスストアなどない地域なので、ただ「待つ」しかありません。わたしは赤線繋ぎの目的があるので、田代から白樺荘まで12kmを歩きます。白樺荘行きのバスを待つなら井川ビジターセンターが妥当でしょう。
自主運行バスのドライバーに、クマがいるしリニア工事の車両が通ると注意を受けたので熊鈴つけました。静岡県でもリニア工事始まってるんだ。数台だけど、たしかにダンプカーとすれ違いました。
2時半に赤石温泉白樺荘着。舗装道路歩きは結構足にきます。この日は温泉に入りゆっくり。
2日目、5時出発。畑薙大吊橋までは舗装道路歩き。朝早い時間に5台くらいのダンプカーが通り過ぎて行きました。畑薙大吊橋を渡って登山道へ。整備された道ですが、一ヶ所で道をロストしました。沢沿いに行かなければならないのに山側に行ってしまったのが原因。テープは豊富なので、見失ったら道を間違えていると思った方がよいです。
午後1時半に茶臼小屋着。冬期小屋は2階です。とてもきれいで水場もあります。トイレは紙持ち帰り。
3日目、雪が降ったようで、地面が薄っすらと白くなっています。まずは上河内岳へ。登山道から15分なので、たぶん10年前に行ったと思うのだけれど記憶が曖昧。今回でようやく、自信を持って「行った」と言えます。
光岳小屋までの間、もう来ることはないだろうから仁田岳とイザルガ岳にも立ち寄り。2時40分に小屋に着きました。ウェブサイトには午後3時までに到着してくださいとありますが、それ以降に着く人も結構います。中には日没後到着の人も。最近始めたという夕食を注文しました。この日は満室ではないようですが、15人くらいは泊まっていました。テント場は盛況だったようです。
4日目、月が出ていて明るい。光石からは、恵那山に沈む月が見えました。光石からバリエーションルート。なんと途中2人組の男性とすれ違いました。基本的に踏み跡はついているので、わかりにくい時はGPSを参照するようにアドバイスを受けました(その通りだった)。
ジャンクションピークに着いてほっと一息。池口岳を往復して、下山しようとしてまさかのロスト。ルートに戻るのに10分くらいロスしました。
今回の山行で、南アルプスは甲斐駒ヶ岳から池口岳まで、さらに山伏を通って七面山までの赤線が繋がりました。
日記:光岳(2023.10.30)
https://www.yamareco.com/modules/diary/96778-detail-313438
日記:赤石温泉白樺荘(2023.10.31)
https://www.yamareco.com/modules/diary/96778-detail-313526
日記: 茶臼小屋(冬期避難小屋)(2023.11.1)
https://www.yamareco.com/modules/diary/96778-detail-313607
日記:光岳小屋(2023.11.2)
https://www.yamareco.com/modules/diary/96778-detail-313687
日記:遠山郷のゲストハウス太陽堂(2023.11.3)
https://www.yamareco.com/modules/diary/96778-detail-313760
コメント
この記録に関連する登山ルート
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生半可ではないルートだけに、脚力の強さを感じます。
お疲れ様でした。
何かスゲェ〜しか言葉に出てこなぃレコ、流石です!
ご来光(?)に紅葉🍁に雪⛄に山小屋に…と詰め込まれてますねぇ〜。
山小屋に1度も泊ったことがない私には憧れです!
でも、1番は無事4日間を歩かれて良かったぁ〜。
お疲れ様でした。
ありがとうございます。今回の計画はずいぶん前からあたためていて、天候が安定しているときに実行しました。目論見通り、昼間は雨に降られませんでした。夜は降ったので、テントでなくて正解でした😃
深南部の素晴らしい縦走ですね。お疲れさまでした。
この山域は一つの山だけでも大変だと思いますが、それを繋いで縦走することは中々考えられないと思います。光岳の先は中々タフではなかったでしょうか。
池口岳日帰りのレコは時折見ますが、加加森山のレコは殆ど見ませんのでよほど奥深いのでしょう。
憧れの深南部ですが、行けるかどうか体力的に微妙になってきましたので、レコを読ませて頂き、行った気持ちになっています。ありがとうございました。
全ルート地図を見ていて光岳と池口岳の間が空いているのがどうにも気になって実行しました。この間はたしかに山と高原地図で破線ルート(加加森山〜池口岳は登山道表記なし)ですが、光岳小屋で訊いたら「一般ルートではないことに留意」ということでした。踏み跡もあり、少ないけれど道標やピンクテープもあります。
ただ、現在のところ強く推奨できるルートではありません。整備されれば芝沢ゲートからの道程度には歩きやすくなると思うのですが。
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