常念岳〜蝶ヶ岳(一ノ沢〜常念小屋泊・蝶ヶ岳ヒュッテ泊〜上高地)
- GPS
- 55:14
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,377m
- 下り
- 2,185m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 9:35
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:55
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:25
天候 | 4日(土) 大雨→くもり 5日(日) くもり 一時雨 6日(月) くもり 一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
竹橋2240(毎日アルペン号\7,800)0430一ノ沢林道終点・登山相談所前 out (6日(月)) 上高地1230(アルピコバス\1,160)1255平湯温泉 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
■アプローチ
長く計画を温めていた常念と蝶。
ただ、3日間の天気予報は、梅雨前線の影響でずっと雨。
前もって日程を決めて休暇を取るので、仕方がないところ。
往路は毎日アルペン号。
地下鉄東西線竹橋駅直結の毎日新聞社ビル1階で受け付け。
大雨の中、22時40分に出発します。
バスは中型。横2×2席の7列が満席でした。
一ノ沢と中房温泉だけに向かうとのこと。
調布インターチェンジから中央道に乗ります。
途中、談合坂と諏訪湖サービスエリアで休憩して時間調整します。
長い山道を上がりきると一ノ沢林道終点・登山相談所前。
4時30分に到着。下りたのは5人だけでした。
毎日アルペン号はUターンして中房温泉に向かっていきました。
燕の方が常念よりも人気のようです。
■1日目
登山相談所の前で準備して、5時に出発。
雲は厚く垂れ込めていますが、雨はまだ。
一ノ沢のトイレは工事中でしたが、仮設トイレがありました。ペーパーあり。
余裕ある行程を組んだので、今日は常念小屋まで上がるだけ。
森の中をゆっくり歩き、山ノ神あたりで雨が降り始めました。
レインウェアを着て、一ノ沢の左岸を進みます。
王滝ベンチ、エボシ沢と、ポイントが途中に多いルート。
支流を渡っていき、笠原で、一ノ沢の右岸に丸太橋で渡ります。
再び左岸に渡ったところが胸突八丁。
尾根に取り付き、雪渓を過ぎると最終水場に到着。
最後は強い雨に打たれながら。
第1から第3までのベンチを過ぎ、きつい登りをこなすと常念乗越。
常念小屋は、乗越を少し越えたところにありました。
■常念小屋
10時前でしたが、4畳ほどの部屋に案内されます。
非常に感じのいいスタッフさんに迎えられました。
最大12人収容の部屋ですが、予約が少ないので2人で使っていいとのこと。
40人の団体さんが午後に来る予定ということで、その前に濡れたウェアを乾燥室に干して、少し休憩しました。
■横通岳
12時ごろ、雨が上がりました。
小屋のスタッフさんから情報を仕入れて、空身で横通岳に向かいます。
常念乗越から300メートルほどの標高差。
コマクサの大群落を眺め、大天井への縦走路からピークを目指します。
標識やマーキングはなく、ガレ場の踏み跡を辿ります。
登りきったところに三角点と横通岳の山名板が置いてありました。
山頂付近で、雷鳥が1羽登場。
長く眺めていましたが、ずっと逃げなかったので、近くの茂みにヒナが休んでいたのかもしれません。
■夕食
常念小屋に戻って、スーパードライの350ml缶500円で乾杯。
時間はたっぷり。本を読みながらゆっくり過ごしました。
夕食は18時から。ハンバーグでした。
味噌汁は濃い目な味付けです。
40人の団体さんと一般客は12人でした。
消灯は21時。
■2日目
朝食は5時30分から。アマゴの甘露煮など。
準備して6時45分に出発。
ガスはかかっているものの雨はなし。
今日も行程が短く、ゆっくり進みます。
40人の団体さんと前後しながら常念岳へ。
一気に400メートルを上がります。
岩場が続き、変化が少なく単調な登りですが、途中、槍・穂高が見えました。
山頂は人がたくさん。
祠と山名標、展望指示盤がありました。
30分ほど待つと、ガスが晴れて、槍、穂高はもちろん、噴煙あがる御嶽山や乗鞍まで見えました。
■蝶槍
蝶ヶ岳を目指して下ります。
常念岳の先は、あまり人と会いませんでした。
最初はガレ場。
岩が大きくて歩きにくいのですが、マーキングはしっかりあって、道は明瞭でした。
アップダウンが続いて、2512メートルピークを過ぎると樹林帯となります。
2592メートルピークから蝶槍までは花が多く、楽しい道のり。
蝶槍からは再び岩場となります。
三角点ピークを過ぎて、下っていくと横尾分岐。
30分ほどなだらかに上がり、蝶ヶ岳ヒュッテに到着。
ヒュッテに入る前に、テント場の先、5分ほどの山頂を踏みました。
■蝶ヶ岳ヒュッテ
ヒュッテのランチは14時まで。
ぎりぎりでしたが、カレー800円と缶ビール350ml600円をいただきました。
カレーは普通の味。ビールは常念小屋よりも100円高くなりました。
夕食は17時30分から。
少人数だったので、食堂ではなくロビーのテーブルで。
品数が多く、いい意味で山小屋らしくないメニューでした。
寝室は、2人ずつの区画ごとにカーテンで仕切れます。
今夜の宿泊客は4人だけ。広いフロアにまばらに散らばります。
21時に消灯。
■3日目
朝食は遅めで6時から。
マリネやシーチキンの和え物など、手がかかっています。
美味しくいただきました。
今日も雨は降っていませんが、雲は厚目。
出かける直前にかすかに穂高が見えたので、眺望を期待して、長塀山経由で徳沢に下りるのではなく、横尾に向かいます。
しかし、横尾分岐まで雲は晴れず。
杉の植林帯を急角度で下りていきます。
登山道にはよく手が入っていて、歩きやすいです。
2つの槍見台(なんちゃってと本物)でも槍は見えず、沢音が大きくなると横尾に到着。
■上高地
横尾から梓川沿いに11キロの長い長い歩き。
徳沢園でソフトクリーム400円を食べたころから、少しずつ軽装の方が増えてきます。
明神から河童橋を渡って、バスターミナルに12時10分に到着。
12時30分のバスで平湯温泉へ。所要25分、1,160円。
温泉旅館に後泊して帰りました。
■まとめ
天気予報が悪く、覚悟して出掛けましたが、雨は初日の午前中だけ。
山小屋もルート上も空いていて、快適な山行となりました。
7月4日(土)の行程は、一ノ沢から常念小屋まで4時間50分。休憩はなし。
横道岳への往復は2時間20分。うち休憩が20分。12,000歩。
7月5日(日)の行程は、6時間20分。うち休憩35分。11,500歩。
7月6日(月)の行程は、5時間。うち休憩25分。30,000歩でした。
(4日と5日は歩数計でカウントしにくいコースでした。)
蝶ヶ岳ヒュッテでご一緒した者です。やっぱりヤマレコユーザーさんでしたか。
絶景は堪能できなかったけれどあまり雨に降られなかったのは幸いでしたよね。
お疲れ様でした。
stella2さま
蝶ヶ岳ヒュッテでは、食べる前にせっせとカメラを構えてましたから、ヤマレコユーザーっぽく見えましたでしょうか 。
横尾経由をお奨めしましたのに、晴れませんでした。
それでも大雨にならなくて良かったです 。
上高地で温泉 に入れたようで、何よりです。
stella2様
こんばんは。先日はヒュッテでお話できて楽しかったです 。真っ青な空に映える槍を見たかった気もしますが、一瞬でもメインどころの山々を眺められて、天気予報を考えればラッキーでした。
stella2様はこれから毎週末、連続山行ですね。熱中症にはお気をつけて、よい山旅を!またどこかの山で遭遇できる日を楽しみにしています。
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