北岳 池山吊尾根 鷲ノ住山〜広河原

2015年07月22日(水) [日帰り]

• GPS: 09:54
• 距離: 15.5km
• 登り: 2,676m
• 下り: 2,580m

コースタイム

鷲住山展望台バス停5:57 - あるき沢橋7:16 - 池山御池小屋9:02 -
ボーコン沢ノ頭10:46 - 八本歯ノコル11:37 - 12:17北岳12:45 -
14:16白根御池小屋14:35 - 広河原15:51
　　
行動時間　9時間54分（休憩含む）

天候

晴れのちガス、ときどき小雨
稜線はそこそこの風
ヤマテンの予報どおり

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

【駐車場】
　夜叉神峠登山口
【路線バス】
　夜叉神峠登山口〜鷲住山展望台（始発5時32分発）410円
　広河原〜夜叉神峠登山口（最終16時40分発）940円
※鷲ノ住山の登山口までバスに乗らず、林道を歩いて行くことも出来る。
　その場合、長い夜叉神トンネルなどいくつかのトンネルを
　歩くことになります。

コース状況／危険箇所等

★鷲住山展望台〜あるき沢橋
　バスを下車してしばらく林道を歩く。
　やがて左に道標が出てくる。
　ここで林道を離れて鷲ノ住山へ入る。
　ピークを越えてしばらく急下降していくと
　野呂川に出る。吊り橋を渡り、急登すると
　奈良田から通じている県道に出る。
　ちょうど野呂川トンネルの入口付近に出る。
　ここからトンネル3箇所を経てあるき沢橋に至る。
　バス停がありそこが池山吊尾根の登山口。
　なお、トンネル内は照明がないのでヘッデンを使用する。
　
★池山吊尾根（あるき沢橋〜吊尾根分岐）
　下部はひたすら樹林帯を行く。
　踏み跡はしっかりしている。
　目印のテープも多い。ただし、落ち葉が多いので
　道を見失わないこと。
　水場は池山御池の北側にあるらしいが未確認。
　夏場は飲料水は多めに用意したほうがよさそう。
　ボーコン沢ノ頭からは稜線歩きと展望が楽しめる。
　もちろんお天気次第ですが。
　八本歯ノ頭の下降はちょっとした岩場。
　慎重に下ると八本歯ノコル。
　ここで大樺沢からのルートに合流し、
　登山者が多くなる。
　あとは道標に導かれ北岳山頂へ至る。

その他周辺情報

★竜王食堂
　国道20号　竜王立体すぐそば
★石和健康ランド
　スパ　内湯・露天・サウナ
　仮眠室あり

写真

7/22 5:20

駐車場
夜叉神峠登山口
駐車スペース余裕あり
5時32分のバスを
待つ

7/22 5:53

バスに乗って
鷲住山展望台で
下車する

7/22 5:53

林道工事殉職者の
慰霊碑がある

7/22 6:00

ちょこっと
歩いて
左前方に
道標がある
ここを入る

7/22 6:00

鷲ノ住山を抜けて
あるき沢橋を目指す

7/22 6:23

朝はよく
晴れていた

7/22 6:39

野呂川吊橋を渡る

7/22 6:45

県道の
野呂川トンネル北口
ここに出てくる
ここを下る場合は
わかりにくいかも
目印は特にない

7/22 6:51

県道を広河原方面に進む

7/22 6:55

朝だけ
快晴だった

7/22 6:57

トンネルは
3か所通過する

7/22 7:07

このまま
お天気が
もってくれれば・・・

7/22 7:15

あるき沢橋と
バス停
ここが吊尾根登山口

7/22 7:21

錆びた看板が
時代を感じさせる
ここから
樹林帯へ突入

7/22 7:38

踏み跡あるが
落ち葉が邪魔を
している
目印を
見落とさないこと
特に下降時は注意したい

7/22 8:02

ひたすら樹林帯の登り

7/22 8:19

鳳凰が見えた
まだこの時間は
晴れていた

7/22 8:25

倒木多し

7/22 8:43

こりゃ酷い

7/22 8:56

ずっと急登ではなく
平坦地を行くことも
ある

7/22 9:00

池山御池
草原みたいだね

7/22 9:02

池山御池小屋
無人小屋ですが
鍵がかかってました

7/22 9:23

明るくて
開放的な樹林帯

7/22 10:23

我慢して
樹林帯を登ると
突然、視界が広がった
間ノ岳と奥が農鳥岳

7/22 10:26

雲海に浮かぶ
富士山

7/22 10:27

たぶん
ここが城峰
2372m

7/22 10:34

樹林帯を脱し
ハイマツ帯に出た

7/22 10:35

行く手に
ボーコン沢ノ頭が
近づいてきた

7/22 10:38

鳳凰が見えた

7/22 10:41

ハイマツ混じりの
岩道を登る

7/22 10:46

ボーコン沢ノ頭
広々とした山頂
バリエーションの
「嶺朋ルート」は
この奥に
上がってくるようだ

7/22 10:46

大きな
ケルンあり

7/22 10:47

東西南北の
方位が刻まれている

7/22 10:48

北岳はガスのなか
う〜ん、残念・・・
朝の快晴が嘘のようだ
まあ、ヤマテンの予報
どおりだね

7/22 10:54

ハイマツを縫うように
砂礫の道を行く

7/22 11:03

手前のピークを
越えると
八本歯ノ頭だ

7/22 11:19

もうすぐ
八本歯ノ頭

7/22 11:27

ケルンの遭難碑がある
昭和35年12月に遭難した
ようだ

7/22 11:29

八本歯ノ頭
ピークは狭い

7/22 11:31

この先
尾根が痩せて
岩場を行く

7/22 11:32

？

7/22 11:33

八本歯ノコルを
見下ろす
右に大樺沢からの
ルートが見えている

7/22 11:35

ハクサンイチゲか

7/22 11:35

？

7/22 11:35

八本歯ノコル
大樺沢のルートと
合流
ここから一般ルート

7/22 11:37

八本歯ノ頭からの下降
短いけど痩せ尾根の
ちょっとした岩場だった

7/22 11:37

八本歯ノコル

7/22 11:38

八本歯ノ頭

7/22 11:41

ガスへ突入

7/22 11:46

ガラ場の登り

7/22 11:53

北岳山荘への
トラバース道分岐

7/22 11:56

う〜ん
なんてお花だろう

7/22 11:57

この階段状が
嫌なんだよね

7/22 11:57

チシマギキョウ？
イワギキョウ？

7/22 11:58

何かわからないけど
初めて見たような気がする

7/22 12:03

お花畑
お花の宝庫
北岳だからね

7/22 12:03

お〜青空だ
消えないでおくれ〜

7/22 12:04

吊尾根分岐点
ということは
ここが
吊尾根の起点なのか
ここから
あるき沢橋までが
池山吊尾根なのか

7/22 12:09

ミヤマキンバイ？

7/22 12:12

もうすぐ山頂

7/22 12:17

着いた！

7/22 12:17

北岳
3193m

7/22 12:19

3年ぶりの北岳
展望なくとも
池山吊尾根完登で
大満足

7/22 12:25

甘酒とバナナ
冷やして飲むと
美味しいらしい
たぶん・・・

7/22 13:03

北岳肩ノ小屋

7/22 13:05

7/22 13:07

テン場

7/22 13:13

小太郎山と
小太郎尾根
奥に駒があるはず
残念

7/22 13:13

仙丈ヶ岳

7/22 13:15

稜線歩き
展望があればね・・・

7/22 13:24

お花畑

7/22 13:26

ハクサンイチゲでしょ

7/22 13:27

草スベリ
凄い数だ

7/22 13:30

ミヤマキンバイか
とにかくあたり一面に
たくさん咲いていた

7/22 13:39

鹿の食害から
守るために
植生保護柵があった

7/22 13:43

濡れたさまも
またいい

7/22 13:49

これ倒木です
倒れても
枯れてません
自然は凄いなぁ

7/22 13:51

？

7/22 14:02

ガスガスの
草スベリ
バスの時間を睨んで
急ぎ足で下りる

7/22 14:14

白根お池

7/22 14:15

ここで
テン泊してみたいなぁ
あれ、
3年前も同じこと
言ってたっけ

7/22 14:15

白根御池小屋

7/22 14:19

ソフトクリーム
これは外せないでしょ
実は、今回、これも
楽しみにしていた
3年前と同じく
桃にした

7/22 14:36

雨が降ってきた

7/22 15:36

沢の激流
こういう風景
好きです

7/22 15:47

吊橋
広河原は近い

7/22 15:49

北岳はダメか・・・
見えずとも
充実した山行だった

7/22 15:51

広河原に到着
終わった

7/22 17:24

帰還
次は白根三山縦走か・・・

7/22 19:03

おなか空いた〜
いつもの竜王食堂へ
ごはん、みそ汁
肉じゃが、玉子焼き
小松菜炒め煮、野菜サラダ

撮影機器：

TG-620 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

sirius

3年ぶりの北岳。
はじめての池山吊尾根。

当初は、白根三山縦走予定もヤマテンで
日中はガスで風も強いとの予報を受けて変更した。
でもこれが良かった。
ガスで展望が得られなかったのは残念だけど
十分に池山吊尾根の登高を楽しめた。
タイムにも大満足。
人が少ないので静かな山歩きが楽しめる。
というか、ほとんどいない。
ルートがしっかりしていて、目印が頻出するので
安心して歩ける。

次はお天気のいい日に来たいなぁ。
展望を楽しみたい。
あとは積雪期か。どんな感じになるのかな。　

コメント

pasocom

siriusさん/新鮮な景色です
おはようございます。

広河原までのバスに乗るのがなんとなくうっとおしく、地図を眺めていたら、林道の途中から北岳に向かう道を見つけました。「ここまで歩けばバスなしで登れるかも・・・」などと夢想。それが、このsiriusuさんの歩かれたルートでした。

数多い北岳レコでもなかなか見かけない景色を見せていただきました。
城峰からボーコン沢ノ頭、八本歯のコル。気持ちよさそうな稜線のようですね。
しかしsiriusさんをして登り6時間、全所要10時間・・・。
私だとやっぱり帰りのバスを逃してしまいそうです(^^)

sirius

ルートも景色も新鮮でした
pasocomさん、こんにちは。

下部の樹林帯は我慢の登高ですが森林限界を越えて
城峰付近から視界が一気に広がります。
特にボーコン沢ノ頭からの稜線歩きはお天気さえ良ければ
気持ちのいいものです。
今回はダメでしたが白根三山や鳳凰の展望が楽しめますよ。

通常、1泊のコースですね。
日帰りはちょっと大変かもしれません。
バスの時間を気にしながら歩くのもなんだし。
ゆっくり登って北岳の小屋で泊るのがいいと思います。
まったく人がいないので静かな山歩きが好きな人には
ぴったりのルートです。