記録ID: 685419
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
南八ヶ岳南部縦走/青年小屋・壮年一人幕営
2015年07月31日(金) ~
2015年08月02日(日)


体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 20:15
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,483m
- 下り
- 2,474m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 4:25
距離 5.9km
登り 878m
下り 68m
2日目
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 2:51
- 合計
- 10:43
距離 11.3km
登り 1,457m
下り 1,456m
16:47
天候 | 3日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なるべく、人と会話せずに3日間を過ごします。登山道で出会う人々には、「こんちわ~」のみでとおします?また、夜空が晴れれば、お月様を見ながら酒を呑みます。~と言うのが目標でした。実際は「山ガール」様に挨拶されれば、むげにもできません?「オジサマとして、アドバイスして進ぜよう」~と優越感を求めてしまう?「月を愛でる」なんて?たらふく食って飲んでさっさと寝てしまうですよ~毎度のことです。 ___【 車でのアクセス 】___ 能登から東海北陸道を南下、飛騨清見インターで料金精算後、高山清見道路(※建設中の中部縦貫自動車道の無料区間の一部)を走り、高山インターで降りる。国道41号線を2kmほど北上し交差点「下切町」で右折し県道89号線に入る。そのまま道なりに進むと、国道158号線に入り、安房峠道路(湯ノ平トンネル、安房トンネル)を経由して、道なりに行き、長野道松本インター(岡谷方面)に入る。長野道を上り(南下し)、岡谷JCTで中央道(東京方面)に入り、中央道を上り、小淵沢インターで降りる。県道11号北杜富士見線(八ヶ岳高原ライン)を北上(清里駅方面)、途中、八ヶ岳登山歴史館の手前にある観音平を示す標識のところで、左折、県道618号観音平下久保線に入る。県道618号を約4km進んだ行き止まりが観音平。 ※:中部縦貫自動車道は、松本市から福井市までを結ぶ高規格幹線道路。現在、建設中で、いくつか部分開通しています。最終的には、松本JCTから福井北JCTまで東西につながります。安房峠道路(安房トンネル、湯ノ平トンネル)、高山清見道路、(飛騨清見IC~白鳥ICまでは東海北陸道と重複)、油坂峠道路、永平寺大野道路などが開通しています。 ___【 登山口に近いコンビニ 】___ ● セブンイレブン 小淵沢インターを降り、約450m、進行方向右側。 ● ローソン 小淵沢インターを降り、約750m、進行方向左側。道の駅「こぶちさわ」やスパティオ小渕沢「延命の湯」から、こちらのローソンまで400~500mほどです。 ___【 道の駅 】___ ● 道の駅「こぶちさわ」 小渕沢ICインターを出て、県道11号線を約1km北上、交差点「馬術競技場入口」を過ぎてすぐの所。隣にスパティオ小淵沢がある。お隣の「延命の湯」に入って、車中泊。あるいは、アフターのお風呂にもどうぞ。 ___【 サービスエリア/パーキングエリア 】___ ● 諏訪湖サービスエリア(標高上り:約804m、下り:約815m) 中央道を西から来る場合に利用。こちらにある店舗のうち、フードコート1店舗、おみやげ店1店舗だけが、24時間営業です。ハイウェイ温泉諏訪湖(10時-22時)があり、お風呂には入って、車中泊するのも良いかも。諏訪湖や霧ヶ峰、八ヶ岳への眺望が良いです。 ● 中央道原パーキングエリア(標高上り:約919m、下り:約932m) 諏訪インターと諏訪南インターの間にあります。中央道のなかで最も標高の高い所にあるPA(SAも含めて)です。進入口手前に標高900mを示す看板があるが、期待はずれでした。エリア内は森林に囲まれていて、眺望なしです。 ● 八ヶ岳パーキングエリア(標高上り:約799m、下り:約803m) 長坂インターと小淵沢インターの間にあります。施設内のウッドデッキから、八ヶ岳と甲斐駒ヶ岳への眺望が良い。「八ヶ岳」の名を冠するエリアなので、さぞかし~お山がよく見える場所かも。甲府の方から中央道を下ってくると、ちょうど進行方向に八ヶ岳が見えてきます。運転中に、雄大な山体が目の前に迫ってくるのは、迫力ありますが、脇見運転しないように、運転に集中して通行しましょう。 ● 談合坂(だんごうざか)サービスエリア(標高上り:約410m、下り:約382m) 八王子JCTから20Km程、下った所にあります。中央道を東から来る場合に利用。こちらのSAは24時間営業の店舗(フードコート)が多い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
___【 山行の概要 】___ 普通なら、1日目にキレット小屋まで進み、1泊すれば、2日で赤岳までの縦走を往復することが可能です。しかし、私の場合、重装備で臨むため。出来るだけ、スタート地点から近い場所にベースキャンプ(BC)を構えます。2日目に、大遠征(キレット縦走を往復)を決行し、BCで2晩目はゆっくり休みます。3日目は、2日目の余韻(心地よい疲労感)を楽しみながら、女性的な山容の編笠山を周回して下山します。(当初は西岳も回るコースを計画していましたが、中止しました。) ___【 装備について 】___ 重装備になる内訳は、オプションバック付きで150Lの特大ザック(約5kg)、30Lアタックザック(1.1kg)、大きめで頑丈なテント(約4kg)、寝袋(0.9kg)、ワイドサイズシュラフカバー(0.5kg)、長さ約2mのフルサイズマット(1.4kg)、ロールアップクーラーバッグ (0.8kg)、肉と酒(多分3kgくらい)、食糧6食分、水3L、調理器具、ラジオやライト類、書籍類、防寒具、着替えなどで、トータル30kg位になります。つまり、「自分専用の別荘で呑んで食べて熟睡」を実現するためです。 ___【 コース 】___ ---< 1日目のコース >--- 片道約4km、累積標高差約+850m。荷物が重いので、ゆっくり登ります。(たぶん、編笠山頂上を経由して青年小屋をめざすルートをとられる方が多いでしょう) ● 観音平-雲海-押手川-編笠山の巻き道-青年小屋(野営地) ---< 2日目のコース >--- キレット縦走ルートを往復します。往路約4.5Km、累積標高差約+850m~復路約4.5Km、累積標高差約+350m。往復合計の累積標高差約+1200mになります。ちょっとした遠征なので、アタックザックに水と食糧(行動食)を多めに詰め込みます。 ● 青年小屋-ノロシバ-東ギボシ-権現小屋-権現岳-旭岳-ツルネ-キレット小屋-赤岳-(復路)-青年小屋 ---< 3日目のコース >--- 青年小屋から、編笠山を経由して帰ります。上に登るのは編笠山の部分だけです。 ● 青年小屋-編笠山-押手川-雲海-観音平 ___【 チェックポイント 】___ 名前の付いている場所(ポイント)を何気なく通りすぎるてしまい、記憶に残らないことがあります。事前に見所やポイントの名前を頭に入れておくようにします。 観音平(1560m)、グリーンロッジ跡地(臨時駐車所?)、延命水、観音平登山口(1574m)、雲海(休憩所、1880m)、押手川(おしてがわ、2100m)、小淵沢分岐点(2100m)、編笠山を巻く道、山頂を経由する道、編笠山(2524m)、青年小屋(2380m)、遠い飲み屋、乙女の水(源治新道を300mほど進んだところ)、ノロシバ(2530m)、西ギボシ、東ギボシ(2707m)、縦走路分岐点(権現岳頂上まで約1分の場所にある分岐を示す指導標、2704m)、権現岳(2715m)、(八ヶ岳のキレット縦走ルート)、ゲンジー梯子、旭岳(2672m)、ツルネ(2550m)、ツルネ東稜ルート(地図に記載されていない登山道)、キレット小屋(2450m)、天狗尾根分岐、天狗尾根ルート(地図に記載されていない登山道)、真教寺尾根分岐(2870m)、竜頭尾根分岐、赤岳(頂上2899m) ___【 ルート上の山小屋 】___ ● 青年小屋(2380m) 営業期間4月下旬〜11月上旬、収容人数150名、宿泊料金1泊2食7800/素泊まり4800円、テント場約20張強/1人600円、水場あり(乙女の水)。「ボトルキープ出来ます」という「遠い飲み屋」もやっています。 ● 権現小屋(2700m) 営業期間4月下旬~11月上旬、収容人数40人、宿泊料金1泊2食7800円/素泊まり4800円、電気なしの「ランプの山小屋」です。テント場なし、水場なし。 ● キレット小屋(2450m) 営業期間7月上旬~10月中旬、宿泊料金1泊2食7800円/素泊まり4700円、収容人数 35人(個室あり)、テント場10張/1人600円、水場(煮沸必要?)あり。2015年8月1日(土)★第7回キレット祭!だそうです。本沢温泉グループ4軒(本沢温泉、山びこ荘、赤岳頂上山荘、キレット小屋)の1軒。 ● 赤岳頂上山荘(2899m) 営業期間4月下旬~11月上旬、宿泊料金1泊2食8800円/素泊まり5300円、収容人数 200人(個室あり)、テント場なし、水場なし。本沢温泉グループ4軒の1軒。 ● 赤岳天望荘(2722m) (今回のルートにはありませんが、赤岳頂上山荘がら見えるところにある山荘です) 営業期間4月初旬~11月初旬・年末年始は12/25~1/10・2月上旬~3月下旬までの厳冬期営業あり、宿泊料金1泊2食9000円/素泊まり6500円、収容人数200人(個室あり)、お風呂(6月~10月上旬※宿泊者のみ)、テント場なし、水場なし。赤岳天望荘グループ(赤岳天望荘、ヒュッテ夏沢、美濃戸山荘、八ヶ岳山荘)4軒の1軒。 |
その他周辺情報 | ___【 温泉 】___ アフターの温泉入浴だけでなく、私など、遠方からのアクセスする方は、登山前日の宿をとるのではなく、日帰り温泉施設がある道の駅などで車中泊するのも選択肢の一つです。お風呂で温まれば、車の中でも熟睡出来るかも。 ● スパティオ小淵沢「延命の湯」 宿泊施設「スパティオ小渕沢」とは別にある、日帰り温泉。入浴料金市外820円、市民460円。営業時間10:00~24:00(休憩室は10:00~22:00まで)泉質:ナトリウム塩化物炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)、Ph7.2、塩味・微苦味・微硫化水素臭が有り。脱衣所のロッカーは、戻ってくるタイプの100円硬貨投入型です。 ● 温泉宿泊施設「スパティオ小渕沢」 料金:1泊2食付き 12570円~「延命の湯」とは別に宿泊者専用温泉「あかまつの湯」がある。 ● ハイウェイ温泉「諏訪湖」(諏訪湖サービスエリア上り・下り) 泉質:アルカリ性単純温泉、Ph8.56、無色透明、無臭、僅かに塩味。入浴料金(上り:大人610円 小人270円/下り:大人590円 小人270円)、営業時間:10:00~22:00(土日祝9:00~22:00)靴のロッカーと脱衣所のロッカーは、戻ってくるタイプの100円硬貨投入型です。 【 八ヶ岳リゾートアウトレット】 道の駅「こぶちさわ」から1kmちょっとの所です。時間があれば、寄ってみたくなるかもしれません。「標高1000mのエコロジカルモール」だそうです。 |
写真
< 観音平までのアクセス >
能登からは東海北陸道から高山市に入り安房峠道路を経由し、松本インターから長野道に入り、岡谷JCTで中央道(東京方面)に進み、小淵沢インターで降ります。県道11号を北上、途中で左折し県道618号に入り、突き進んだ先が観音平になります。東京方面からのアクセスの場合は中央道を下り、小淵沢インターで降りる事になるでしょう。
能登からは東海北陸道から高山市に入り安房峠道路を経由し、松本インターから長野道に入り、岡谷JCTで中央道(東京方面)に進み、小淵沢インターで降ります。県道11号を北上、途中で左折し県道618号に入り、突き進んだ先が観音平になります。東京方面からのアクセスの場合は中央道を下り、小淵沢インターで降りる事になるでしょう。
< 高山付近の移動経路 >
乗用車のナビに任せると、高山西インターで降ろされ、国道158号線に入り、高山市街を通過するコースになるかもしれませんが、高山清美道路終点の高山インターまで行き、高山市街を北に迂回してから、国道158号線に合流したほうが、楽だと思います。その後は、安房峠道路を経由で松本インターをめざします。
乗用車のナビに任せると、高山西インターで降ろされ、国道158号線に入り、高山市街を通過するコースになるかもしれませんが、高山清美道路終点の高山インターまで行き、高山市街を北に迂回してから、国道158号線に合流したほうが、楽だと思います。その後は、安房峠道路を経由で松本インターをめざします。
< 諏訪サービスエリアのマップ >
ハイウェイ温泉「諏訪湖」の大人の入浴料金が(上り・下り)で違います。上り:大人610円 、下り:大人590円(小人はどちらも270円)。全国の標準入湯税は150円とされていますが、自治体によって、実際の金額が違います。SAの真ん中を行政境界線が通っており、上りの温泉は諏訪市、下りの温泉は岡谷市で課税されているようです。諏訪市の入湯税が20円高いようです。ちなみに、下りSAの標高が少しだけ上りよりも高いので、20円安い下りの温泉の浴槽からの眺めのほうが、良いと思います。SAの眼下には諏訪湖、湖の向こうに霧ヶ峰、その後から右方向にかけて八ヶ岳の山並み~湯船から景観が楽しめます。
ハイウェイ温泉「諏訪湖」の大人の入浴料金が(上り・下り)で違います。上り:大人610円 、下り:大人590円(小人はどちらも270円)。全国の標準入湯税は150円とされていますが、自治体によって、実際の金額が違います。SAの真ん中を行政境界線が通っており、上りの温泉は諏訪市、下りの温泉は岡谷市で課税されているようです。諏訪市の入湯税が20円高いようです。ちなみに、下りSAの標高が少しだけ上りよりも高いので、20円安い下りの温泉の浴槽からの眺めのほうが、良いと思います。SAの眼下には諏訪湖、湖の向こうに霧ヶ峰、その後から右方向にかけて八ヶ岳の山並み~湯船から景観が楽しめます。
< 小淵沢インターから観音平まで >
小淵沢インターを降り、交差点「小渕沢IC入口」を右折、県道11号線を北上、八ヶ岳登山歴史館の手前約100mで左折(直進すれば、八ヶ岳高原ラインの清里方向へ)、県道618号観音平下久保線を進んだ突き当たりが、観音平。小淵沢インターから観音平まで約8.3km(車で20分位)です。
小淵沢インターを降り、交差点「小渕沢IC入口」を右折、県道11号線を北上、八ヶ岳登山歴史館の手前約100mで左折(直進すれば、八ヶ岳高原ラインの清里方向へ)、県道618号観音平下久保線を進んだ突き当たりが、観音平。小淵沢インターから観音平まで約8.3km(車で20分位)です。
< 道の駅「こぶちさわ」周辺 >
道の駅「こぶちさわ」とスパティオ小渕沢「延命の湯」は入口が敷地の西側と南側でそれぞれ別だが、駐車場が連絡している。ただし、敷地の長さが200m以上あるので、両方利用するときは車で移動しましょう。
道の駅「こぶちさわ」とスパティオ小渕沢「延命の湯」は入口が敷地の西側と南側でそれぞれ別だが、駐車場が連絡している。ただし、敷地の長さが200m以上あるので、両方利用するときは車で移動しましょう。
< 諏訪湖SA下り >
上りより下りのSAが好きです。「下り」なのにこちら「上り」より20mほど標高が上なんです。右端にある建物が温泉で、お風呂に入りながらの景観が楽しめます。※いつも、浴場のガラスが曇っているので、自分で拭いて下さい。
上りより下りのSAが好きです。「下り」なのにこちら「上り」より20mほど標高が上なんです。右端にある建物が温泉で、お風呂に入りながらの景観が楽しめます。※いつも、浴場のガラスが曇っているので、自分で拭いて下さい。
< 諏訪湖SA上りの温泉 >
温泉は、玄関で料金は払い、下駄箱に靴を入れ、狭い階段を上がります。小さな湯船ですが、混むことはないようなので、ゆったり入れます。※ロッカーには、100円玉が必要です(返金されます)。
温泉は、玄関で料金は払い、下駄箱に靴を入れ、狭い階段を上がります。小さな湯船ですが、混むことはないようなので、ゆったり入れます。※ロッカーには、100円玉が必要です(返金されます)。
< 諏訪湖SA上りからの眺望 >
空は青空、湖は緑です。アオコ(青粉、藻類のこと)が発生していました。霧ヶ峰の南の裾野が広がっています。右奥に八ヶ岳があるはずですが、見えませんでした。
空は青空、湖は緑です。アオコ(青粉、藻類のこと)が発生していました。霧ヶ峰の南の裾野が広がっています。右奥に八ヶ岳があるはずですが、見えませんでした。
< ヤツタカネアザミ(八高嶺薊) >
キク科アザミ属。名の由来は八ヶ岳の高山帯に生えることから。今回の山行で最初のお花です。この「八高嶺薊」は、「ヤツガタケアザミ(八ヶ岳嶺薊)」とよく混同されます。(八ヶ岳嶺薊)は、群馬・栃木・福島各県の県境に位置する三国山地を中心に分布するそうですが、八ヶ岳には見られないそうです。種が登録されるときに手違いがあったようです?
キク科アザミ属。名の由来は八ヶ岳の高山帯に生えることから。今回の山行で最初のお花です。この「八高嶺薊」は、「ヤツガタケアザミ(八ヶ岳嶺薊)」とよく混同されます。(八ヶ岳嶺薊)は、群馬・栃木・福島各県の県境に位置する三国山地を中心に分布するそうですが、八ヶ岳には見られないそうです。種が登録されるときに手違いがあったようです?
< 熊出没注意 >
展望図の橫に登山者名簿保管箱(登山届ポスト)があります。展望図の現在地の上に「グリーンロッジ」が記されていますが、5年前に閉鎖されています。臨時駐車場がグリーンロッジの跡地なのでしょう。
展望図の橫に登山者名簿保管箱(登山届ポスト)があります。展望図の現在地の上に「グリーンロッジ」が記されていますが、5年前に閉鎖されています。臨時駐車場がグリーンロッジの跡地なのでしょう。
< 登山届用マップ >
登山届に添付した地図です。1日目は午前中、車で観音平まで移動、午後から青年小屋まで登山。2日目はBC(青年小屋でテント泊)から赤岳まで往復登山。3日目は、西岳を往復してから、BCを撤収、編笠山を経由して観音平に下山。(※実際は、3日目の西岳往復はあきらめました)
登山届に添付した地図です。1日目は午前中、車で観音平まで移動、午後から青年小屋まで登山。2日目はBC(青年小屋でテント泊)から赤岳まで往復登山。3日目は、西岳を往復してから、BCを撤収、編笠山を経由して観音平に下山。(※実際は、3日目の西岳往復はあきらめました)
< 実行した山行ルート >
1日目は観音平から青年小屋まで、2日目は権現岳をへて赤岳まで往復、3日目は青年小屋から編笠山をへて観音台に下山。提出した登山届の地図には、西岳も周回するルートも記載してましたが、西岳には回りませんでした。
1日目は観音平から青年小屋まで、2日目は権現岳をへて赤岳まで往復、3日目は青年小屋から編笠山をへて観音台に下山。提出した登山届の地図には、西岳も周回するルートも記載してましたが、西岳には回りませんでした。
< 観音平の登山口(1560m) >
いよいよ、登山開始です。およそ30kgの特大ザック(オプションバック付きで150L)を青年小屋まで運びます。ザックの中味は2泊3日する別荘(テント)一式です?
いよいよ、登山開始です。およそ30kgの特大ザック(オプションバック付きで150L)を青年小屋まで運びます。ザックの中味は2泊3日する別荘(テント)一式です?
< ヒメシャジン(姫沙参) >
キキョウ科ツリガネニンジン属。今回は、同属のソバナ、ホタルブクロ属のチシマギキョウとイワギキョウが後で登場します。4種類が似ているので間違い易いです。
キキョウ科ツリガネニンジン属。今回は、同属のソバナ、ホタルブクロ属のチシマギキョウとイワギキョウが後で登場します。4種類が似ているので間違い易いです。
< ヤマホタルブクロ(蛍袋) >
キキョウ科ホタルブクロ属。同属のヤマホタルブクロ(山蛍袋)との区別は、「萼」が決め手です。ヤマホタルブクロの萼のつけ根が丸く膨らんでいるのに対して、ホタルブクロのほうはその部分がめくれて、反り返っていることで見分けます。
キキョウ科ホタルブクロ属。同属のヤマホタルブクロ(山蛍袋)との区別は、「萼」が決め手です。ヤマホタルブクロの萼のつけ根が丸く膨らんでいるのに対して、ホタルブクロのほうはその部分がめくれて、反り返っていることで見分けます。
< 押手川(2100m) >
ほとんど流れていない「川」でした。少し水が溜まっている箇所がありましたが、飲めるような水はありませんでした。
ここは「小淵沢分岐点」でもあり、左に登れば編笠山ですが、私は、右に進む巻く道を通ります。
ほとんど流れていない「川」でした。少し水が溜まっている箇所がありましたが、飲めるような水はありませんでした。
ここは「小淵沢分岐点」でもあり、左に登れば編笠山ですが、私は、右に進む巻く道を通ります。
< ゴゼンタチバナ(御前橘) >
ミズキ科ミズキ属。「御前」の名は白山御前峰(ごぜんがみね)に由来していますが、特別、白山に多く見られるわけではありません。白山では、今頃はこの花に時期が終わっているでしょう。
ミズキ科ミズキ属。「御前」の名は白山御前峰(ごぜんがみね)に由来していますが、特別、白山に多く見られるわけではありません。白山では、今頃はこの花に時期が終わっているでしょう。
< 金曜ですがテント場は空いてます >
「テントの設営は受付を済ませてから」ですが、夕方5時過ぎ、小屋の中は、宿泊客の夕食の準備で、忙しそうです。小屋の方が応対してくれなくて、なかなかテントの受付出来ませんでした。
「テントの設営は受付を済ませてから」ですが、夕方5時過ぎ、小屋の中は、宿泊客の夕食の準備で、忙しそうです。小屋の方が応対してくれなくて、なかなかテントの受付出来ませんでした。
< ミヤマゼンコ(深山前胡) >
セリ科エゾノシシウド属。テント場の入口に咲いていました。私が良く行く、夏場の白山や立山では、この花と同じ「セリ科」のミヤマシシウドやオオハナハナウドが、目に付くのですが、こちらではお目にかかれませんでした。
セリ科エゾノシシウド属。テント場の入口に咲いていました。私が良く行く、夏場の白山や立山では、この花と同じ「セリ科」のミヤマシシウドやオオハナハナウドが、目に付くのですが、こちらではお目にかかれませんでした。
< イワオトギリ(岩弟切) >
オトギリソウ科オトギリソウ属。オトギリソウの高山型。「弟切」の名の由来は、この花で作った秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説によるという。
オトギリソウ科オトギリソウ属。オトギリソウの高山型。「弟切」の名の由来は、この花で作った秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説によるという。
< 別荘(テント)はなるべく水平に建てたい >
ここにしました。土が水平に積もっているのは、雨が降ると水たまりになるからです。雨が降りそうな感じがなかったので、家屋浸水のリスクより、平らなベットで寝れることを優先しました。
ここにしました。土が水平に積もっているのは、雨が降ると水たまりになるからです。雨が降りそうな感じがなかったので、家屋浸水のリスクより、平らなベットで寝れることを優先しました。
< 乙女の水 >
冷たくて美味しい水がたくさん出ています。「乙女」さんが周りにいないことを確認して、私は、上半身裸になり、この清水で身(体)を清めました。2日目はここで、ぬるくなった缶ビールを冷やしました。下界では猛暑日なのに、たった5分でビールが冷たくなりました。
冷たくて美味しい水がたくさん出ています。「乙女」さんが周りにいないことを確認して、私は、上半身裸になり、この清水で身(体)を清めました。2日目はここで、ぬるくなった缶ビールを冷やしました。下界では猛暑日なのに、たった5分でビールが冷たくなりました。
< 3パック買ってきました >
「国産」と標示されていますが、産地(長野産とか)書いてありません。いつもは地元で仕入れるのですが、今回は、現地の肉を食べたかった。でも、食べたら、美味しい肉でしたので、不満はありません。
「国産」と標示されていますが、産地(長野産とか)書いてありません。いつもは地元で仕入れるのですが、今回は、現地の肉を食べたかった。でも、食べたら、美味しい肉でしたので、不満はありません。
< 2日目の朝食です >
アルファ米、フリーズドライの味噌汁にフリーズドライの野沢菜をプラス、焼き肉(1パック残してあった)。野沢菜の線維質がアクセントになり、美味しい朝ご飯でした。
アルファ米、フリーズドライの味噌汁にフリーズドライの野沢菜をプラス、焼き肉(1パック残してあった)。野沢菜の線維質がアクセントになり、美味しい朝ご飯でした。
< ロールアップ クーラーバッグ 10L >
いつもはソフトクーラーボックスを使うのですが、今回、新たに購入したアイテムを使いました。朝までは、十分保冷されていました。難点は、このバックの重量が810gと重いことです。重量を減らすならば、プチプチ(気泡入り緩衝材)と新聞紙で丸めて、簡易クーラーにすると良いです。
いつもはソフトクーラーボックスを使うのですが、今回、新たに購入したアイテムを使いました。朝までは、十分保冷されていました。難点は、このバックの重量が810gと重いことです。重量を減らすならば、プチプチ(気泡入り緩衝材)と新聞紙で丸めて、簡易クーラーにすると良いです。
< 知る人ぞ知るオトギリ4兄弟 >
このイワオトギリ(岩弟切)には、同属の弟切たちとの区別が難しいです。オトギリソウ(弟切草)、ハイオトギリ (這弟切)、シナノオトギリ(信濃弟切)たちです。
このイワオトギリ(岩弟切)には、同属の弟切たちとの区別が難しいです。オトギリソウ(弟切草)、ハイオトギリ (這弟切)、シナノオトギリ(信濃弟切)たちです。
< オヤマリンドウ(御山竜胆) >
リンドウ科リンドウ属。名の由来は、お山に生える(竜胆)の意味。同属のミヤマリンドウ(深山竜胆)の名前は、高山(深山)に生える(竜胆)を意味しています。(御山と深山)は紛らわしいです。
リンドウ科リンドウ属。名の由来は、お山に生える(竜胆)の意味。同属のミヤマリンドウ(深山竜胆)の名前は、高山(深山)に生える(竜胆)を意味しています。(御山と深山)は紛らわしいです。
< セリバシオガマ(芹葉塩竈) >
ハマウツボ科シオガマギク属。同属のエゾシオガマ(蝦夷塩釜)の花は、黄白色で、この白い花のセリバシオガマと色が近いので、似ています。また、トモエシオガマ(巴塩竃)の花は、ピンク色なのですが、花の付き方が、ねじれている所が、セリバシオガマと似ています。
ハマウツボ科シオガマギク属。同属のエゾシオガマ(蝦夷塩釜)の花は、黄白色で、この白い花のセリバシオガマと色が近いので、似ています。また、トモエシオガマ(巴塩竃)の花は、ピンク色なのですが、花の付き方が、ねじれている所が、セリバシオガマと似ています。
< イブキジャコウソウ(伊吹麝香草) >
シソ科イブキジャコウソウ属。名は、伊吹山に多く産し、芳香があることから付けられた。ちなみに、同じ「麝香」の名を持つ「ジャコウソウ(麝香草、シソ科ジャコウソウ属)」は大型の多年草で、全然似ていません。
シソ科イブキジャコウソウ属。名は、伊吹山に多く産し、芳香があることから付けられた。ちなみに、同じ「麝香」の名を持つ「ジャコウソウ(麝香草、シソ科ジャコウソウ属)」は大型の多年草で、全然似ていません。
< タカネナデシコ(高嶺撫子) >
ナデシコ科ナデシコ属。カワラナデシコ(河原撫子)の高山型の種である。(撫子)の語源は、子供を撫でてかわいがるようにこの花を愛でたので「撫でし子」から。
ナデシコ科ナデシコ属。カワラナデシコ(河原撫子)の高山型の種である。(撫子)の語源は、子供を撫でてかわいがるようにこの花を愛でたので「撫でし子」から。
< イワオウギ (岩黄蓍) >
マメ科イワオウギ属。別属だが、シロウマオウギ(白馬黄耆、マメ科ゲンゲ属)と似ています。マメ科の植物はあまり目立たないので、「マメ」に探さないと、見落としますね?
マメ科イワオウギ属。別属だが、シロウマオウギ(白馬黄耆、マメ科ゲンゲ属)と似ています。マメ科の植物はあまり目立たないので、「マメ」に探さないと、見落としますね?
< ミネウスユキソウ(峰薄雪草) >
キク科ウスユキソウ属。「エーデルワイス」と同属であるが、エーデルワイスは別名を、セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)といい、日本には自生していない。
キク科ウスユキソウ属。「エーデルワイス」と同属であるが、エーデルワイスは別名を、セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)といい、日本には自生していない。
< チシマギキョウ(千島桔梗)>
キキョウ科ホタルブクロ属。キキョウ科のなかでも、ツリガネニンジン属の「ソバナ」や「ヒメシャジン」の雌しべは長いが、ホタルブクロ属の「チシマギキョウ」や「イワギキョウ」の雌しべは短くて、花からは突出しない。
キキョウ科ホタルブクロ属。キキョウ科のなかでも、ツリガネニンジン属の「ソバナ」や「ヒメシャジン」の雌しべは長いが、ホタルブクロ属の「チシマギキョウ」や「イワギキョウ」の雌しべは短くて、花からは突出しない。
< ミヤママンネングサ(深山万年草) >
ベンケイソウ科マンネングサ属。マンネングサ(万年草)の仲間。多肉植物で葉や茎に水分を貯える為、岩の隙間等の水分の少ない所でも生きられ、常緑である事から、(万年草)とつけられた。
ベンケイソウ科マンネングサ属。マンネングサ(万年草)の仲間。多肉植物で葉や茎に水分を貯える為、岩の隙間等の水分の少ない所でも生きられ、常緑である事から、(万年草)とつけられた。
< タカネニガナ(高嶺苦菜) >
キク科ニガナ属。高山では、同属のクモマニガナ(雲間苦菜)とそっくりです。区別は花びらの数です。タカネニガナは9枚か10枚であるのに対して、クモマニガナは11枚です。
キク科ニガナ属。高山では、同属のクモマニガナ(雲間苦菜)とそっくりです。区別は花びらの数です。タカネニガナは9枚か10枚であるのに対して、クモマニガナは11枚です。
< 権現岳から北を望む >
左下に人が見えるのが「縦走路分岐点」、そこから、尾根を右に行くとゲンジー梯子のあるピーク、尾根ごしに少し頭を覗かせているが、旭岳(2672m)、奥に、赤岳-中岳-阿弥陀岳が仲良く並んでいます。赤岳の背後に、橫岳-硫黄岳、さらに左側の奥には、山容がドーム状の蓼科山まで見えてます。天狗岳は阿弥陀岳の影になっていて見えていません。
左下に人が見えるのが「縦走路分岐点」、そこから、尾根を右に行くとゲンジー梯子のあるピーク、尾根ごしに少し頭を覗かせているが、旭岳(2672m)、奥に、赤岳-中岳-阿弥陀岳が仲良く並んでいます。赤岳の背後に、橫岳-硫黄岳、さらに左側の奥には、山容がドーム状の蓼科山まで見えてます。天狗岳は阿弥陀岳の影になっていて見えていません。
< 権現岳から東を望む >
青年小屋から東ギボシまでの稜線が見えます。雲海の左側が、南アルプス(木曽駒ヶ岳など)、中央に御嶽山、右に、乗鞍岳、さらに右端に、穂高連峰と続いています。
青年小屋から東ギボシまでの稜線が見えます。雲海の左側が、南アルプス(木曽駒ヶ岳など)、中央に御嶽山、右に、乗鞍岳、さらに右端に、穂高連峰と続いています。
< 縦走路分岐点(2704m) >
権現岳頂上まで約1分の場所にある分岐を示す指導標です。傍らでがんばっているのは、ミヤマガマズミ(深山莢蒾)のようですが、2704mに生えているのは、珍しい?
権現岳頂上まで約1分の場所にある分岐を示す指導標です。傍らでがんばっているのは、ミヤマガマズミ(深山莢蒾)のようですが、2704mに生えているのは、珍しい?
< ミヤマガマズミ(深山莢蒾) >
スイカズラ科ガマズミ属。同属のガマズミ(莢蒾)と似ていますが、ミヤマガマズミは比較的高山に生育することと、葉に光沢感があり、鋸歯の数が多いことなどがポイントです。
スイカズラ科ガマズミ属。同属のガマズミ(莢蒾)と似ていますが、ミヤマガマズミは比較的高山に生育することと、葉に光沢感があり、鋸歯の数が多いことなどがポイントです。
< クロトウヒレン(黒唐飛廉) >
キク科トウヒレン属。名の由来は、この花に似たヒレアザミ(鰭薊)に対する慣用の日本漢字名の飛廉(ひれん)に、異国の花を思わせるとして唐をつけ、花の色が黒をおびていることから黒唐飛廉クロトウヒレンと名づけられたそうです。
キク科トウヒレン属。名の由来は、この花に似たヒレアザミ(鰭薊)に対する慣用の日本漢字名の飛廉(ひれん)に、異国の花を思わせるとして唐をつけ、花の色が黒をおびていることから黒唐飛廉クロトウヒレンと名づけられたそうです。
< ツルネです >
ツルネは「蔓の根っこ」→「蔓根」の事なのでしょうか?それとも、「連なる尾根」→「連根」なのか??まあどうでも良いか。ちょっとした広場になっていて、コマクサ(駒草)が群生していました。
ツルネは「蔓の根っこ」→「蔓根」の事なのでしょうか?それとも、「連なる尾根」→「連根」なのか??まあどうでも良いか。ちょっとした広場になっていて、コマクサ(駒草)が群生していました。
< コマクサ(駒草) >
ケシ科ケマンソウ亜科コマクサ属。なんだか花なのに「馬面」なのが、おかしい。北陸の山ばかり歩いている私にとっては、あまりなじみがありませんでした。これからは、「コマクサ」も愛します。
ケシ科ケマンソウ亜科コマクサ属。なんだか花なのに「馬面」なのが、おかしい。北陸の山ばかり歩いている私にとっては、あまりなじみがありませんでした。これからは、「コマクサ」も愛します。
< ミヤマバイケイソウ(深山梅蕙草) >
メランチウム科シュロソウ属。近縁種のバイケイソウ(梅蕙草)とはほとんど変わりませんが、バイケイソウの花は白いが、ミヤマバイケイソウの花は葉っぱと同じ緑色が特徴です。
メランチウム科シュロソウ属。近縁種のバイケイソウ(梅蕙草)とはほとんど変わりませんが、バイケイソウの花は白いが、ミヤマバイケイソウの花は葉っぱと同じ緑色が特徴です。
< 10張りのテント場 >
ほとんどが斜面になっていて、大きめのテントが張れるのは、真ん中の1ヵ所かも知れません。この下にも場所がありますが、2人用テント10張り位かな?水場は右手を下り(約20m下)、80m位歩いたのところにありました。
ほとんどが斜面になっていて、大きめのテントが張れるのは、真ん中の1ヵ所かも知れません。この下にも場所がありますが、2人用テント10張り位かな?水場は右手を下り(約20m下)、80m位歩いたのところにありました。
< 水量は少ないようです >
水場のチェックをしようと降りましたが、結構、距離があり、途中であきらめ、ズームで写真だけ撮りました。多分、十分煮沸する必要があります。後から来られた方が、上の小屋でテントの受付したときに、初めから水を購入されていました。
水場のチェックをしようと降りましたが、結構、距離があり、途中であきらめ、ズームで写真だけ撮りました。多分、十分煮沸する必要があります。後から来られた方が、上の小屋でテントの受付したときに、初めから水を購入されていました。
< タカネツメクサ(高嶺爪草) >
ナデシコ科タカネツメクサ属。この花もナデシコ科で、花ビラの先が少し裂けています。ナデシコ科ハコベ属のイワツメクサ(岩爪草)とよく似ています。イワツメクサの花ビラは5枚なのですが、かなり裂けていますので、10枚に見えます。
ナデシコ科タカネツメクサ属。この花もナデシコ科で、花ビラの先が少し裂けています。ナデシコ科ハコベ属のイワツメクサ(岩爪草)とよく似ています。イワツメクサの花ビラは5枚なのですが、かなり裂けていますので、10枚に見えます。
< 天狗尾根の西側 >
「○」の印がつけられています。印から、少し離れた所を歩いても、ほとんど変わらない状態です。ですが、重要な○印です。遠くから見ると、よく分かるルートでも、近づくに従って、方向が判らなくなることがあります。「山と高原地図」にも(迷)の印が入っています。
「○」の印がつけられています。印から、少し離れた所を歩いても、ほとんど変わらない状態です。ですが、重要な○印です。遠くから見ると、よく分かるルートでも、近づくに従って、方向が判らなくなることがあります。「山と高原地図」にも(迷)の印が入っています。
< タカネナデシコ(高嶺撫子) >
ナデシコ科ナデシコ属。ナデシコ科の花の花ビラは裂けている物が多いが、このタカネナデシコとカワラナデシコは、「裂け方が半端じゃない」。辛い登りの途中で、見つけると、少しい疲れが癒やされます。
ナデシコ科ナデシコ属。ナデシコ科の花の花ビラは裂けている物が多いが、このタカネナデシコとカワラナデシコは、「裂け方が半端じゃない」。辛い登りの途中で、見つけると、少しい疲れが癒やされます。
< 真教寺尾根分岐(2870m) >
ここの辿り着く前に、天狗尾根分岐があったハズなんすが、気がつきませんでした。標柱などないのかな?ここ真教寺尾根分岐では、標柱に、牛首山2時間、赤岳山頂15分と標示されています。「真教寺尾根」の名の由来は、昔、麓に真教寺というお寺があり、そこの修験僧が開いた登山道らしいです。
ここの辿り着く前に、天狗尾根分岐があったハズなんすが、気がつきませんでした。標柱などないのかな?ここ真教寺尾根分岐では、標柱に、牛首山2時間、赤岳山頂15分と標示されています。「真教寺尾根」の名の由来は、昔、麓に真教寺というお寺があり、そこの修験僧が開いた登山道らしいです。
< 文三郎道に降りる際の注意 >
赤岳山頂から西に降りるルートは通行出来ないようです。山頂から文三郎道(美濃戸)に降りるには、南の竜頭尾根分岐まで降りてから右(西)に曲がる必要があります。
赤岳山頂から西に降りるルートは通行出来ないようです。山頂から文三郎道(美濃戸)に降りるには、南の竜頭尾根分岐まで降りてから右(西)に曲がる必要があります。
< 橫を進むと「県界尾根」 >
山荘の橫が玄関で、少し降りたところにトイレがあります。ことらが北側で、日陰になるので、日差しが強い時は、ここで休憩する人が多いようです。私も、ここで、餅入りラーメンを作り食べました。※トイレの臭いが気になるかも。
山荘の橫が玄関で、少し降りたところにトイレがあります。ことらが北側で、日陰になるので、日差しが強い時は、ここで休憩する人が多いようです。私も、ここで、餅入りラーメンを作り食べました。※トイレの臭いが気になるかも。
< きれいな方位盤 >
こんなにピカピカなのは、あまりお見かけしません。私は、この方位盤の右側(八ヶ岳より東側の地域)の山はまだ一つも、経験がありません。左側(西側)の地域の山は、8座くらいは行っているかな?
こんなにピカピカなのは、あまりお見かけしません。私は、この方位盤の右側(八ヶ岳より東側の地域)の山はまだ一つも、経験がありません。左側(西側)の地域の山は、8座くらいは行っているかな?
< 帰り道に迷ってしまいました >
往復登山で、青年小屋野営場に戻りまが、真教寺尾根分岐をを過ぎた辺りで、立場川本谷の方に迷い込みました。GPS装備しているのですが、ログを記録するのが中心で、迷ってしまってから、GPSの画面を見入ることが多いです。見通しも良かったので、登山道に復帰出来ました。砂の混ざった「ザレ場」にはまり、抜け出すのが大変でした。「○と×」は大事でした。
往復登山で、青年小屋野営場に戻りまが、真教寺尾根分岐をを過ぎた辺りで、立場川本谷の方に迷い込みました。GPS装備しているのですが、ログを記録するのが中心で、迷ってしまってから、GPSの画面を見入ることが多いです。見通しも良かったので、登山道に復帰出来ました。砂の混ざった「ザレ場」にはまり、抜け出すのが大変でした。「○と×」は大事でした。
< ツルネの近くまで来て >
赤岳を振り返りました。苦労して登った赤岳の余韻をかみしめました。しかし、まだ、BC(テント)に戻るまで1時間半かかります。残りの帰り道、ゲンジー梯子の登りはOKですが、ギボシ周辺のガレ場の下りが、最後にきつかったです。
赤岳を振り返りました。苦労して登った赤岳の余韻をかみしめました。しかし、まだ、BC(テント)に戻るまで1時間半かかります。残りの帰り道、ゲンジー梯子の登りはOKですが、ギボシ周辺のガレ場の下りが、最後にきつかったです。
< ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草) >
キク科アキノキリンソウ属。別種のキリンソウ(麒麟草、ベンケイソウ科マンネングサ属)に似ていて、秋に咲くアキノキリンソウ(秋の麒麟草)があって、高山(深山)に咲く種類がこの(深山秋の麒麟草)です。「秋」の名をもらっていますが、夏に花が咲き、秋には枯れてしまいます。
キク科アキノキリンソウ属。別種のキリンソウ(麒麟草、ベンケイソウ科マンネングサ属)に似ていて、秋に咲くアキノキリンソウ(秋の麒麟草)があって、高山(深山)に咲く種類がこの(深山秋の麒麟草)です。「秋」の名をもらっていますが、夏に花が咲き、秋には枯れてしまいます。
< オヤマリンドウ(御山竜胆) >
今朝、BC(テント場)を出発するときも、このオヤマリンドウを見ましたが、BCに戻ってきて見ると、なんだか違って見えます。朝日と夕陽の違いかも?この花はまだ蕾ですが、オヤマリンドウは満開になっても、花びらが開ききった感じにはなりません。名前の似ているミヤマリンドウ(深山竜胆)との大きな違いです。
今朝、BC(テント場)を出発するときも、このオヤマリンドウを見ましたが、BCに戻ってきて見ると、なんだか違って見えます。朝日と夕陽の違いかも?この花はまだ蕾ですが、オヤマリンドウは満開になっても、花びらが開ききった感じにはなりません。名前の似ているミヤマリンドウ(深山竜胆)との大きな違いです。
< 私の別荘はどこだ? >
土曜の夕方です。テントが増えていて当山です。私のテントは本当は濃いグリーン色なのですが、この中では、真っ黒に見えます。テントの色にが、赤、青(緑)、黄色が多いのは「信号」のようによく見えるようにかな?
土曜の夕方です。テントが増えていて当山です。私のテントは本当は濃いグリーン色なのですが、この中では、真っ黒に見えます。テントの色にが、赤、青(緑)、黄色が多いのは「信号」のようによく見えるようにかな?
< 2日目の夕食です >
メニューには生肉はありません。アルファ米(五目ごはん)、レトルトの砂肝赤ワイン蒸し、味噌汁に高野豆腐を入れた物の以上です。昨日買ったビールは「乙女の水」で冷やしました。
メニューには生肉はありません。アルファ米(五目ごはん)、レトルトの砂肝赤ワイン蒸し、味噌汁に高野豆腐を入れた物の以上です。昨日買ったビールは「乙女の水」で冷やしました。
< もう最終日の朝です >
ビールの空き缶とかのごみの量が増えたため150Lのザックにも入りきりませんでした。残りは、スタックバックに入れ、ザックの背中につけました。この荷物を担いで、編笠山に登るので、大汗をかきます。水も4Lを収納しました。
ビールの空き缶とかのごみの量が増えたため150Lのザックにも入りきりませんでした。残りは、スタックバックに入れ、ザックの背中につけました。この荷物を担いで、編笠山に登るので、大汗をかきます。水も4Lを収納しました。
< 編笠山から南を望みます >
左から、鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳)、北岳(背後に間ノ岳が少し見える)、鳳凰三山と稜線でつながったアサヨ峰、アサヨ峰の手前に甲斐駒ヶ岳、さらに右後ろに、仙丈ヶ岳。
左から、鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳)、北岳(背後に間ノ岳が少し見える)、鳳凰三山と稜線でつながったアサヨ峰、アサヨ峰の手前に甲斐駒ヶ岳、さらに右後ろに、仙丈ヶ岳。
< ヒメシャジン(姫沙参) >
キキョウ科ツリガネニンジン属。(沙参)とは釣鐘人参(ツリガネニンジン)のことで、(姫)は小さいことを指す。この株(花)の葉の付き方は「輪生」であるが、通常、ヒメシャジンの葉は、「互生」です。この種は、時々、葉の付き方に変化があるようです。
キキョウ科ツリガネニンジン属。(沙参)とは釣鐘人参(ツリガネニンジン)のことで、(姫)は小さいことを指す。この株(花)の葉の付き方は「輪生」であるが、通常、ヒメシャジンの葉は、「互生」です。この種は、時々、葉の付き方に変化があるようです。
< 標高1000mの延命の湯 >
スパティオ小渕沢に隣接します。私は、下山後、真っ先に入りに行きました。いい温泉でしたが、入浴料金は、市外人である私は820円、市民は460円。差がありすぎ?観光地料金と考えれば、やむを得ず。
スパティオ小渕沢に隣接します。私は、下山後、真っ先に入りに行きました。いい温泉でしたが、入浴料金は、市外人である私は820円、市民は460円。差がありすぎ?観光地料金と考えれば、やむを得ず。
< スパティオ小渕沢 >
ちょっとした温泉リゾートホテルです。奥の方に、道の駅「小淵沢」があり、車で行き来できますが、道の駅がほぼ満車でした。観光シーズンは、混雑していて、ここでの車中泊は厳しいかも?
ちょっとした温泉リゾートホテルです。奥の方に、道の駅「小淵沢」があり、車で行き来できますが、道の駅がほぼ満車でした。観光シーズンは、混雑していて、ここでの車中泊は厳しいかも?
装備
個人装備 |
一戸建ての別荘(本当は~ヒルバーグの黒ラベルのテント)
ふんわかマットとシュラフ
美味い物
美味い酒
植物図鑑
GPS
デジカメ(バッテリー5個)
|
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感想
【 良かったこと 】
● 編笠山、権現岳、赤岳(赤岳は2回目です)の三山を登頂出来た。
● 南八ヶ岳南部のキレット縦走を完遂した。
● お酒「真澄」(諏訪の銘酒)とお肉(松本で購入)が美味しかった。
● ビールがよく冷えていた。
(小屋で購入したビールは冷えていたし、後で、ぬるくなったのは「乙女の水」で良く冷やせた。)
● たくさんのお花に会えた。
● 天気に恵まれ、良い眺望を楽しめた。
(3日間、ほぼ快晴。2日目の夜、一時雷雨あるも、朝には快晴になってました。)
【 悪かったこと 】
● 西岳を登頂出来なかった。
(3日目は、西岳にも回る予定だったが、体力の残りが少ないと判断し、あきらめました。)
● 不要な物を持っていってしまった。
(ラジオを2台、ダウンの防寒具、折りたたみチェアなど)
● 持ち込んだ食糧の内、お餅450gは多すぎた。
● 松本のスーパーで買ったお酒が余分だった。
● 2日目の縦走で権現小屋から権現岳に上がった後、分岐で赤岳方向に進むべき所を、うっかり、東ギボシの方に戻ってしまった。1日で、権現小屋の前を4回も通ることになった。
● 不注意にも、小天狗から赤岳頂上までのガレ場(ザレ場)で道に迷った。
【 最後に 】
1日目の青年小屋までの進軍と3日目の青年小屋からの撤退は、荷物が重すぎて、なんだか苦行のようでした。それでも、体力トレーリングと考えれば、充実した山行でした。2日目のキレット縦走はきつかったが、たいへん、満足感あり、ずっと思いでに残りそうです。今回の山行は全体的には成功でした。無事に戻れたことを感謝します。おしまい。
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合
ピークハント
テント場
標高
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座
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チシマギキョウ
イワギキョウ
ミヤマダイモンジソウ
ミヤマアキノキリンソウ
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