仙丈ヶ岳◦甲斐駒ヶ岳(北沢峠◦長衛小屋 発着)
- GPS
- 13:14
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,255m
- 下り
- 2,265m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:26
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:34
天候 | 2024.7.6 晴のち雨 2024.7.7 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
路線バスで北沢峠まで往復 |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙丈ヶ岳は土の部分が多い比較的歩きやすいコース。危険箇所なし。上りは薮沢から小仙丈ヶ岳へと上った。下りは仙丈ヶ岳山頂から仙丈小屋まで下り、馬ノ背ヒュッテ経由で薮沢から下った。樹林帯のコースなので。上りコースはとにかく景色が綺麗。途中何度も見える甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、富士山に感動する。下りのコースは、上りに比べると展望は開けないものの、上りのコースで見られなかった高山植物などもあり楽しかった。下りのコースは水場も多く、水に心配する必要はないかなと思う。 甲斐駒ヶ岳は、長衛小屋から仙水峠まではガレ場は足元に注意。仙水峠から駒津峰迄は土の急登が続くが歩きやすい登山道。強風の予想だったが、駒津峰手前の稜線沿いがコース中最も風が強かった。暴風レベル! 駒津峰(甲斐駒ヶ岳六合目)から少し下り、その後いよいよ甲斐駒ヶ岳本体への登りが始まるが、直登コースと摩利支天方面へのトラバースルートに分かれる。ヘルメットをかぶって直登コースを選んだが、一箇所コースのわかりづらい所があり、右側へと誤った方向へ進むと、滑落しそうな所に来てしまったので、用心深く戻ってよくよく確認してみると、左に向けての登山道が隠されたようにあるのがわかった。ここだけ要注意。山自体は遠くから見ると、花崗岩の白さからとても厳しい山のように見えるが、慎重に登ると、危険と思える場所は少なかったと思う。ただ、風化した花崗岩の砂は滑るので十分に注意は必要。下りは、トラバースルートを通り、摩利支天に立ち寄ってから下った。甲斐駒ヶ岳山頂から摩利支天の分岐まではザレた下りが続くため、注意が必要だが、危険と思える箇所はなかったと思う。摩利支天へは分岐点からの往復となるため、分岐点にザックをデポしている方が多かった。分岐点以降のコースは、あまり荒れた様子もなく、歩きやすかった。水場は、最初の沢を外れた後はないので、1~1.5リットル位あれば良いかと思う。 |
予約できる山小屋 |
馬の背ヒュッテ
|
写真
感想
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳を登るならテント泊で同時にと思っていたが、ようやく来ることが出来た。様相の異なる2つの山に1泊で登れてとても楽しかった。また、テン泊もずいぶん久しぶりでそのワクワク感から必要以上にたくさん荷物が増えたw
1日目の仙丈ヶ岳はゆっくりと一歩一歩を楽しみながらまったりと登った。地蔵岳のオベリスク、甲斐駒ヶ岳、北岳と名だたる名峰が見えてくるにつれてテンションが上がった。小仙丈ヶ岳山頂に辿り着くと、次は南アルプスの女王の頂に向けての稜線歩きが楽しい。本当に天気が良かったので、下山も同じ登山道を歩こうかと思ったが、何度も来れるわけではないので折角なら違う道で下山しようと思い、仙丈小屋でバッジを買った後、小仙丈ヶ岳には向かわず、樹林帯の多い馬ノ背ヒュッテ経由で薮沢に向かった。こちらの登山道は高山植物の植生保護に力を入れているようで、登りでは見られなかったハクサンイチゲ等の高山植物も見られて楽しかった。夕方雨が降るという予報だったため、雲行きが気になっていたが、Windyの予報より天気の崩れが早くなり、結構雨に降られてしまった。でも、娘の初ボーナスで買ってもらったmont-bellのストームクルーザー(雨具)を試すことが出来て、それもまた良かった。長衛小屋のテント場まで戻り、テントでしばらく雨音を楽しんでいると、1時間もしないうちに雨は止んだように思う。さて、久しぶりのキャンプ飯だ!と言っても尾西の白米と無印の冷やして食べるジンジャーカレーだったのだが、これがまた美味し!
さらには長衛小屋のおでん500円、これはボリュームもあり手頃な価格でよかった。さらには好物のミックスナッツに持参したビールなど少々食べすぎたかな。これもまたよしとしようw
さて2日目は、天気が終日晴れの予報だったので、意気揚々と歩き始めたが、予想以上の暴風に見舞われた。ただ、甲斐駒ヶ岳山頂ではなく、途中の駒津峰手前の稜線で一番風が強いと感じたのが不思議だった。駒津峰(六合目)から進路を甲斐駒ヶ岳本体に向きを変え、いよいよ白い花崗岩の山の本体にチャレンジすることになったわけだが、登山道が綺麗に整備されており、きちんと三点支持して進めば、基本的に危険というほどのところはないと思った。ただ、1箇所だけ進路のわかりづらい部分があり、誤った方向に少し進んでしまい、足を滑らせると間違いなく滑落事故につながる場所があった。おかしいと思いすぐに引き返して迷った部分を改めて確認すると正しい登山道が見つかったのでよかったが、迷った時は無理に進まず、慎重に進路を見極めることが重要だと改めて感じた。そうこうしているうちに山頂に到着したのだが、山頂からの景色は素晴らしく、1時間近くも山頂にいた。下りは摩利支天方面へのトラバースルートを通って下山したが、風化した花崗岩のザレ場が続き滑りやすいので注意が必要だと思った。折角なので、摩利支天にも立ち寄ったが、こちらも特に歩きづらきところはなく、気持ちよく歩くことが出来た。下山まで晴れたままだったこともあり、本当に楽しい二日間の山行となった。暑かったけど。長衛小屋で甲斐駒ヶ岳のバッジを買い、帰路は北沢峠から土台パーク駐車場までバスで戻ったが、そこで入浴してさっぱりして帰宅できたので、本当に気持ち良いまま帰路に着くことが出来た。
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