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Yamareco

記録ID: 7129306
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

2024槍ヶ岳

2024年07月30日(火) ~ 2024年08月03日(土)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
83:27
距離
48.8km
登り
3,184m
下り
3,591m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:46
休憩
0:22
合計
6:08
距離 16.6km 登り 618m 下り 301m
5:27
7
スタート地点
5:56
5:57
3
6:00
17
7:05
7:06
3
7:09
7:10
13
7:23
7:24
5
7:29
46
8:34
69
9:43
3
9:46
9:47
45
10:32
10
10:42
10:44
11
10:55
10:56
39
2日目
山行
10:16
休憩
1:32
合計
11:48
距離 9.0km 登り 1,581m 下り 320m
5:00
37
5:37
6:00
33
6:33
6:34
72
7:46
7:53
54
8:47
9:02
169
11:51
11:52
23
12:15
12:22
24
12:46
94
14:20
14:43
68
15:51
15:58
24
16:22
16:30
18
3日目
山行
7:30
休憩
1:35
合計
9:05
距離 7.1km 登り 504m 下り 1,035m
5:04
29
5:33
6:17
8
6:25
6:45
73
7:58
7:59
131
10:10
10:14
75
11:29
82
12:51
13:17
52
14:09
4日目
山行
9:31
休憩
1:13
合計
10:44
距離 16.0km 登り 446m 下り 1,914m
6:10
19
6:29
6:30
4
7:17
7:34
47
8:48
8:53
6
8:59
49
9:48
9:49
18
10:07
18
10:25
10:37
55
11:32
11:48
1
11:49
11:50
55
12:45
12:53
30
13:23
22
13:45
13:46
24
14:10
14:12
60
15:12
15:13
24
15:37
15:38
14
15:52
15:53
14
16:07
16:08
16
16:24
17
16:54
0
16:54
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
上高地よりスタート
ゴールは新穂高温泉
7/30(火)、暑かった新宿の都庁大型バス駐車場より「毎日アルペン号」の夜行バスに乗り、出発しました
2024年07月30日 23:00撮影 by  SH-54B, SHARP
7/30 23:00
7/30(火)、暑かった新宿の都庁大型バス駐車場より「毎日アルペン号」の夜行バスに乗り、出発しました
7/31(水)、上高地(標高1504m)より歩き始めました
2024年07月31日 05:50撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/31 5:50
7/31(水)、上高地(標高1504m)より歩き始めました
河童(かっぱ)橋 朝6時頃は曇っていました
2024年07月31日 05:56撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/31 5:56
河童(かっぱ)橋 朝6時頃は曇っていました
梓(あずさ)川の右岸(北側)の道を歩き、「岳沢(だけさわ)湿原」と呼ばれている辺りが幻想的な風景で、晴れてきました
2024年07月31日 06:14撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/31 6:14
梓(あずさ)川の右岸(北側)の道を歩き、「岳沢(だけさわ)湿原」と呼ばれている辺りが幻想的な風景で、晴れてきました
明神橋 ここで梓川の左岸(南側)へ渡りました
2024年07月31日 07:08撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/31 7:08
明神橋 ここで梓川の左岸(南側)へ渡りました
古池 底から水が湧いています
2024年07月31日 07:48撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/31 7:48
古池 底から水が湧いています
横尾から上流は「槍沢」と呼ばれており、その槍見河原から槍ヶ岳がちょこっと見えました
2024年07月31日 10:33撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/31 10:33
横尾から上流は「槍沢」と呼ばれており、その槍見河原から槍ヶ岳がちょこっと見えました
渓流 綺麗でした
2024年07月31日 10:48撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/31 10:48
渓流 綺麗でした
槍沢ロッヂ(標高1820m) まだたいして登っていませんが、ここで1泊、ここはお風呂が有ります
2024年07月31日 11:51撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/31 11:51
槍沢ロッヂ(標高1820m) まだたいして登っていませんが、ここで1泊、ここはお風呂が有ります
槍沢ロッヂの夕食 ザクザクの鶏唐揚げなど、おいしかったです
2024年07月31日 17:06撮影 by  SH-54B, SHARP
7/31 17:06
槍沢ロッヂの夕食 ザクザクの鶏唐揚げなど、おいしかったです
ババ平(標高2001m) 8/1(木)の朝、ここで朝ご飯を食べました
2024年08月01日 05:59撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/1 5:59
ババ平(標高2001m) 8/1(木)の朝、ここで朝ご飯を食べました
こんな高い滝のような沢がいくつも流れていました
2024年08月01日 06:08撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/1 6:08
こんな高い滝のような沢がいくつも流れていました
槍沢の圏谷(けんこく、カール)で本日登る大喰(おおばみ)岳が見えていました
2024年08月01日 07:13撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/1 7:13
槍沢の圏谷(けんこく、カール)で本日登る大喰(おおばみ)岳が見えていました
槍沢の最上流部です 雪はありませんでした
2024年08月01日 07:57撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/1 7:57
槍沢の最上流部です 雪はありませんでした
振り返ると、槍ヶ岳が聳(そび)えていました
2024年08月01日 08:07撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/1 8:07
振り返ると、槍ヶ岳が聳(そび)えていました
チングルマ よく見る高山植物です
2024年08月01日 08:09撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/1 8:09
チングルマ よく見る高山植物です
天狗(てんぐ)池 小さな池で、槍ヶ岳が映っていました
2024年08月01日 08:52撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/1 8:52
天狗(てんぐ)池 小さな池で、槍ヶ岳が映っていました
日本一の富士山と日本2位の北岳が見えました
2024年08月01日 10:40撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/1 10:40
日本一の富士山と日本2位の北岳が見えました
険しい鎖場です あと少しで尾根です
2024年08月01日 11:36撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/1 11:36
険しい鎖場です あと少しで尾根です
登ってきた道 この後はラクだろうと思っていました
2024年08月01日 11:48撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/1 11:48
登ってきた道 この後はラクだろうと思っていました
南岳(標高3032.9m、日本で17位) 「大キレット」には行かないですから
2024年08月01日 12:14撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/1 12:14
南岳(標高3032.9m、日本で17位) 「大キレット」には行かないですから
中岳(標高3084m、日本で12位) 険しい山です
2024年08月01日 14:18撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/1 14:18
中岳(標高3084m、日本で12位) 険しい山です
中岳の険しい岩場を下りました
2024年08月01日 15:00撮影 by  SH-54B, SHARP
8/1 15:00
中岳の険しい岩場を下りました
大喰(おおばみ)岳(標高3101m、日本で10位) 槍ヶ岳の素晴らしい眺めでした
2024年08月01日 15:53撮影 by  SH-54B, SHARP
1
8/1 15:53
大喰(おおばみ)岳(標高3101m、日本で10位) 槍ヶ岳の素晴らしい眺めでした
槍ヶ岳山荘の夕食 毎度の中華風で、おいしかったです
2024年08月01日 18:22撮影 by  SH-54B, SHARP
8/1 18:22
槍ヶ岳山荘の夕食 毎度の中華風で、おいしかったです
8/2(金)の朝、槍ヶ岳を登りました こんな岩場です 午前中は日陰となっています
2024年08月02日 05:17撮影 by  SH-54B, SHARP
8/2 5:17
8/2(金)の朝、槍ヶ岳を登りました こんな岩場です 午前中は日陰となっています
標高3180mの槍ヶ岳頂上 三角点が有りましたが、壊れており、「亡失扱い」となっています
2024年08月02日 05:41撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/2 5:41
標高3180mの槍ヶ岳頂上 三角点が有りましたが、壊れており、「亡失扱い」となっています
巨大な三角形 槍ヶ岳の影です
2024年08月02日 05:38撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/2 5:38
巨大な三角形 槍ヶ岳の影です
槍ヶ岳山荘 ここから西鎌尾根を下りました
2024年08月02日 06:46撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/2 6:46
槍ヶ岳山荘 ここから西鎌尾根を下りました
槍ヶ岳と小槍 小槍の上でアルペン踊りをさあ踊りましょ♪
2024年08月02日 06:49撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/2 6:49
槍ヶ岳と小槍 小槍の上でアルペン踊りをさあ踊りましょ♪
西鎌尾根 長い道です
2024年08月02日 07:51撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/2 7:51
西鎌尾根 長い道です
双六小屋の夕食 おいしい天ぷらでした
2024年08月02日 17:33撮影 by  SH-54B, SHARP
8/2 17:33
双六小屋の夕食 おいしい天ぷらでした
8/3(土)の双六小屋の朝食 おいしかったです
2024年08月03日 05:35撮影 by  SH-54B, SHARP
8/3 5:35
8/3(土)の双六小屋の朝食 おいしかったです
双六岳 双六小屋からの高低差は約300m有ります
2024年08月03日 07:51撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 7:51
双六岳 双六小屋からの高低差は約300m有ります
双六岳(標高2860.4m) 素晴らしい見晴らしの山です
2024年08月03日 07:18撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 7:18
双六岳(標高2860.4m) 素晴らしい見晴らしの山です
薬師岳、三俣蓮華岳、水晶岳、鷲羽岳が見えました
2024年08月03日 07:23撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 7:23
薬師岳、三俣蓮華岳、水晶岳、鷲羽岳が見えました
槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、穂高が見えました
2024年08月03日 07:27撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 7:27
槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、穂高が見えました
樅沢岳 大きな山です
2024年08月03日 08:29撮影 by  SH-54B, SHARP
8/3 8:29
樅沢岳 大きな山です
双六小屋 下山します
2024年08月03日 08:52撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 8:52
双六小屋 下山します
槍ヶ岳が隠れてしまい、見納めでした
2024年08月03日 09:37撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 9:37
槍ヶ岳が隠れてしまい、見納めでした
鏡平山荘 ここは何か注文した方が落ち着きます
2024年08月03日 11:28撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 11:28
鏡平山荘 ここは何か注文した方が落ち着きます
レモンのかき氷600円を食べました おいしかったです
2024年08月03日 11:38撮影 by  SH-54B, SHARP
8/3 11:38
レモンのかき氷600円を食べました おいしかったです
鏡池 槍ヶ岳が映る位置に雲が映っていました
2024年08月03日 11:50撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 11:50
鏡池 槍ヶ岳が映る位置に雲が映っていました
新穂高温泉(標高1117m) ギリギリで濃飛バスに乗れました
2024年08月03日 16:49撮影 by  PENTAX K-S2 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 16:49
新穂高温泉(標高1117m) ギリギリで濃飛バスに乗れました

装備

個人装備
登山靴

感想

どうも私は槍ヶ岳が好きなようです。フォッサマグナに載る凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)の極めて固い岩鋒は、「日本の山」という範疇(はんちゅう)を超えているように思います。
夏登山を考え、昨年も行きましたが、再度、槍ヶ岳へ行くことにしました。山小屋が満室だらけでしたが、直前にキャンセルが生じて、予約できました。夏休みを取得し、7/30(火)、暑かった新宿より23:00頃、「毎日アルペン号」のバスで出発。
7/31(水)、予定通りの5:20に標高1504mの上高地で下車、平坦な道を歩き始めました。体力の都合で、この日は標高1820mの槍沢ロッヂに泊まる予定で、ここまでの標高差は僅か約300m。でも、わりと上り下りが有るようで、疲れました。鶏唐揚げの夕食はおいしく、快適な山小屋でした。
8/1(木)、ロッヂからは傾斜の有る登りです。ババ平はキャンプ地となっており、ここで弁当の朝食を食べました。冷んやりとした空気、美しい槍沢沿いをグイグイ登りました。山肌を幾筋もの沢が流れていました。標高2348m付近で槍沢ルートを外れ、天狗(てんぐ)池へ向かい、圏谷(けんこく、カール)を横切り、振り返ると、槍ヶ岳が聳(そび)えていました。天狗池は水が湧いているようで、綺麗でした。槍ヶ岳が逆さに映るのですが、そよ風で波が生じ、揺れていました。
ここから高低差約500mの険しい斜面を登り、緊張が続きました。単独では行くべきではないですね。ようやく尾根に上がり、南側の標高3032.9mの南岳を登頂。南岳より南側は「大キレット」という日本一の難所。そっちには行かず、折り返しました。
南岳から槍ヶ岳山荘までは難しくないとのことでしたが、んなことなかった。標高3084mの中岳は険しい岩場の登りと下りで、怖かった。標高3101mの大喰(おおばみ)岳は小さな標識が有るだけですが、槍ヶ岳を臨む展望台です。飛騨乗越(ひだのっこし)から槍ヶ岳山荘までの斜面はキャンプ地となっており、カラフルで、賑やかで、私はヘトヘトでした。
槍ヶ岳山荘の夕食は毎度の中華風で、酢豚、焼売、杏仁豆腐など、それぞれおいしく、味噌汁の塩分もおいしかった。食堂の播隆(ばんりゅう)上人様へお参りしました。
8/2(金)、5時頃、御来光(ごらいこう、御来迎、ごらいごう、日の出)を拝み、標高3180mの槍ヶ岳を登りました。緊張感の下、固い岩や鎖で反力を取り、登り、今回はまあまあ上手に登れました。
この後、昨年と同じ西鎌尾根へ向かい、前半は緊張する険しい岩場、後半は大きな上り下りが繰り返し、標高2755mの樅沢岳(もみさわだけ)で疲れちゃいました。
この日はもっと先へ行く予定でしたが、双六(すごろく)小屋へ電話したところ、1人分空きが生じたそうで、ここに泊まることにしました。行く予定だった山荘へキャンセルの連絡をして、キャンセル料が発生しちゃいました。さっきスマホを使いましたが、双六小屋に着くと、圏外でした。
標高2550mの双六小屋の広場は賑やかで、いつも良い雰囲気です。ここは食堂を改修したようで、テーブルとイスの食堂になっていました。夕食はおいしい天ぷらで、素晴らしい山小屋です。この予定変更、これで良かったかな、考えました。
8/3(土)、朝食後、最小限の荷物だけ持って、双六岳だけは登ることにしました。双六小屋と標高2840.4mの双六岳の高低差は約300m、散歩という感じじゃありません。最初、ヘビのような急斜面を登り、中間の岩場を登ると、その上は緩やかな斜面となっており、滑走路と呼ばれています。素晴らしい山です。この頂上、槍・穂高、西鎌尾根、鷲羽岳、水晶岳、三俣蓮華岳、薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳など、抜群の見晴らしでした。
双六小屋に戻り、荷物を背負い、弓折岳へ向かうと、曇り始め、槍ヶ岳の見納めでした。弓折岳は登らず、池の有る鏡平山荘へ下り、かき氷をおいしく食べました。小池新道を下り、左俣林道を歩きました。
左俣林道の入り口の橋で時計を見ると、16:53で、橋の向こうに「濃飛バス」を発見、小走りでこのバスに乗り、このバスは標高1117mの新穂高ロープウェイを16:55に発車し、ギリギリ乗車でした。

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