薬師岳〜スゴ→五色間のアップダウンに悪戦苦闘

2015年09月20日(日) ~ 2015年09月22日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 27.8km
• 登り: 3,248m
• 下り: 2,171m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:17

7:23 折立
8:32 8:32 太郎坂(アラレちゃん)
9:15 9:30 青淵三角点(青淵山)
10:50 10:55 五光岩ベンチ
11:50 12:25 太郎平小屋
12:54 12:54 薬師峠
13:40 13:42 薬師平
14:40 宿泊地

2日目

• 山行: 10:48
• 休憩: 1:10
• 合計: 11:58

4:20 宿泊地
4:20 4:20 薬師岳山荘
5:26 5:26 薬師岳避難小屋跡
5:50 6:12 薬師岳
7:15 7:15 北薬師岳
8:50 8:55 間山
9:42 10:05 スゴ乗越小屋
10:47 10:47 スゴ乗越
11:55 11:56 スゴノ頭
13:34 13:53 越中沢岳
15:40 15:40 鳶山
16:18 五色が原山荘

3日目

• 山行: 6:15
• 休憩: 0:10
• 合計: 6:25

5:25 宿泊地
5:25 5:25 五色ヶ原キャンプ場
6:30 6:30 ザラ峠
7:50 7:50 獅子岳
9:00 9:00 鬼岳東面
11:20 11:20 浄土山南峰
11:40 11:50 浄土山
11:50 ゴール地点

天候

9/20:晴れ時々曇り
9/21:曇
9/22:晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

初日：立山駅→（5:20頃発の富山地方鉄道）→有峰口→（タクシー）→折立
下山日：室堂→（バス・ケーブルカー）→立山

【駐車場】
前日（19日）の23時に到着してすでに満車。
900台の駐車場があるので安心していたが、前日の昼ぐらいこないと駐車スペースに入れる事はできなかったと思われる。
我々の後にもひっきりなしに車が到着していた。下山した15時ぐらいには、若干スペースはあったが、臨時駐車場もいっぱいだった。

【富山地方鉄道】
始発から乗車。5、6組の登山者が乗るのみ。有峰で降りたのは我々だけ。

【有峰口からのタクシー】
有峰口にて乗車。1ヶ月前に予約していたタクシーだったが、すでに予約は埋まっていたので、早めに予約必要。
ゲート開門（6時）前にはすでに200mぐらいの車列。

【折立駐車場】
我々はタクシーなので関係ないが、朝6：30過ぎで路駐の列が500m以上に渡って伸びていた。去年は新折立トンネルの中まで路駐されてたらしい。

【（下山）室堂からバス・ケーブルカー】
12時半過ぎにバスに乗る。室堂バスターミナルは混雑していたが、バスの発着が良いのかすぐに乗れた。しかし下車した美女平では1時間のケーブルカー待ち。


今回はタクシーを使ったが、本当は富山地鉄のバスを利用したかった。
駐車場もいっぱいで車も停めれなかった人はタクシーもバスも使えずどうしたんだろう、と思う。

写真

9/20 6:25

タクシーに乗って折立のゲート待ち。開門から30分たってようやくここまで来ました

9/20 7:09

タクシーに乗って1時間以上かけて折立に。路駐の列が延々と続く。

9/20 7:23

登山口

9/20 7:25

折立ヒュッテ。無人なのでしょうか？自販機はありました

9/20 7:27

愛知大学大量遭難の碑

9/20 8:09

太郎坂を行きます

9/20 8:21

道がぬかるんでいる上、木の根っこの張り出しもあり滑ります

9/20 8:32

出発から1時間であられちゃん。蝶岳のゴジラの木と同じノリ？

9/20 9:22

少し眺望が開けました。立山周辺の山

9/20 9:30

高い木はなくなりました。1869m地点あたり

9/20 9:33

何の花でしょうか？秋を感じます

9/20 9:38

稜線にでると歩きやすい道になります

9/20 9:38

南西方面。雲海が広がります

9/20 9:44

太郎平が見えてきました

9/20 10:01

太郎平小屋までの道がよく見通せます

9/20 10:13

気持ちのいい平原を行きます

9/20 10:21

9/20 10:29

それにしても、大勢の登山者です。我々はゆっくりなので次々に抜かれます

9/20 10:29

北方面

9/20 10:42

薬師岳が目の前に！

9/20 10:50

五光岩まで来ました。

9/20 10:57

雲間から剱岳

9/20 10:58

剱岳アップ

9/20 10:58

薬師岳はなかなか山頂を見せてくれません

9/20 10:58

美しい山肌をもつ薬師岳。

9/20 10:58

太郎平小屋へのゆるやかな登り。

9/20 11:46

薬師岳山頂が見えました

9/20 11:52

太郎平小屋に到着。多くの人で賑わっていました
建物はこじんまりとしてるのですが、広く開放的なスペースで眺めも最高です

9/20 12:16

三又蓮華

9/20 12:18

9/20 12:20

北ノ俣／黒部五郎方面もしくは薬師沢への道。12時を回っていましたが、4、5人はそちらに向かっていました。黒部五郎は遠いので、おそらく薬師沢に向かうのでしょう

9/20 12:20

薬師岳に向かう道

9/20 12:21

雲が晴れて薬師岳が見えます。右に続く尾根は東南陵

9/20 12:25

9/20 12:41

薬師峠キャンプ場に向かう道の途中にある池塘

9/20 12:46

なだらかな斜面のお陰で、すでに標高差1000m上がってきても、されほど疲労感はありません。太郎平小屋の存在も大きいです

9/20 12:54

青い空

9/20 12:55

峠に到着。まだ張れるスペースはありますが、このあとすれ違った人のうち何人かは張れないでしょう。

9/20 13:02

峠を越えると登り。いままでと様相は一変。岩ゴロの歩きにくい急な沢を歩きます

9/20 13:39

急な斜面を登って、薬師平

9/20 13:41

ケルン

9/20 13:41

ケルンの周辺には池塘があります

9/20 13:42

薬師岳山頂が再び小さく見えます

9/20 13:54

薬師岳山荘へ向かいます

9/20 13:54

薬師岳の稜線に出ました。歩きやすい、これぞ思い描いていた薬師岳そのものです

9/20 15:08

雲が下から迫ってきます。

9/20 15:09

薬師岳山荘に到着すると山頂（避難小屋跡）までのきれいな道が。体力が尽きかけていたので、この日の登頂はあきらめます

9/20 15:09

雲がすごいです

9/20 15:13

皆さん歩いてます。薬師峠からのピストンも結構いました。

9/20 15:39

雲海です

9/20 15:39

9/20 15:40

9/20 15:44

黒部五郎の稜線。「屏風の外」です

9/20 15:50

太郎平からの道

9/20 15:52

9/20 15:56

ホシガラス

9/20 16:04

9/20 16:07

素晴らしい雲海

9/20 17:02

雲の上の人

9/20 17:49

夕暮れです

9/20 17:52

すばらしい

9/20 17:53

陽が沈んでいきます

9/20 17:54

アーベントロート

9/20 18:08

この日の夕食です。トンカツが印象的でした。

9/21 2:51

夜景です。星空は曇っていて撮れませんでした。それほど寒くはありませんでした。フリースだけで十分

9/21 3:10

薬師岳山荘は混み混み！床にまで人が寝ていました。

9/21 5:26

翌朝、4時半に出発避難小屋に到着

9/21 5:44

登ってる途中に日の出が！しかし、雲（霧）に隠れています

9/21 5:52

山頂に到着

9/21 5:52

薬師様が奉納されていた

9/21 6:06

朝焼け

9/21 6:12

目指すべき次のピーク。2日目はアップダウンの連続です

9/21 7:01

圧巻の薬師岳のカールです。

9/21 7:15

北薬師岳の山頂。30分の行程ですが1時間もかかりました。
薬師岳を堪能しました

9/21 7:50

岩ゴロの道。薬師岳過ぎて北薬師岳から先きはこのような大小様々な岩道です。

9/21 7:56

薬師岳の稜線をゆるやかに下ります

9/21 8:39

9/21 8:45

9/21 8:50

間山に到着。池塘が点在する美しい稜線です

9/21 8:51

奥は薬師岳

9/21 9:00

間山途中にある間山池。テントを張る人が多いのか、「幕営禁止」の看板が。

9/21 9:29

緩やかな紅葉のトンネル。

9/21 9:32

湿原なのでしょうか？

9/21 9:44

スゴ乗越小屋に到着。思ったほど大きくはありません。
冷えたコーラを飲みながらテラスで休憩。

9/21 10:20

スゴ乗越小屋を出てしばらくすると、砂地。ロープを伝っております

9/21 10:50

スゴ乗越

9/21 10:50

スゴ乗越で皆休んでましたが、雲に覆われてしまったため景色は見えず。我々は先きを急ぎます。

9/21 11:43

スゴの頭に向かう途中の岩道。よじ上ります。
すれ違った人に「この先もこんな感じだよ」と言われ心してかかる事に。

9/21 11:44

歩きにくいですが、これもアルプスならではの道。

9/21 11:55

しかし、岩の道は意外とあっけなく終了。同時にスゴの頭に到着。地図ではここより70m下を巻くように道が付いてるはずなのですが、頂上まで来ました。

9/21 12:39

スゴの頭からしばらく下って、花崗岩の奇岩？がある越中沢岳に向かいます。この日最大の登り返しです

9/21 13:53

2時前に越中沢岳に到着。越中沢岳はスゴの頭よりは歩きやすかったです。

9/21 13:46

9/21 13:47

越中沢より、次のアップダウン鳶山が見えます。
端正な山容ですが登ってる人がここからも見えるぐらい近いです

9/21 13:47

この日のゴール五色も見えました。

9/21 14:19

雲が出たり消えたり。
越中沢乗越の平で美しい平原が眼下に。地図に「荒天濃霧注意」とありましたが、幅の広い稜線なので、しっかり脚元を確認しながら進みましょう

9/21 14:51

鳶山に取り付きます

9/21 15:19

鳶山南のピークを巻きます

9/21 15:40

鳶山

9/21 15:41

五色への道が。木道が付いてますね

9/21 15:47

雪渓もまだ残る

9/21 16:07

木道歩きですが、すでに体力は使いはたしました

9/21 16:18

五色が原山荘

9/21 18:06

キャンプ場での夕暮れ

9/21 18:08

明日の獅子岳。左は浄土でしょうか

9/21 18:08

キャンプ場は賑わっていましたが、まだ余裕はあります

9/22 5:57

翌朝。笠ヶ岳も見えました

9/22 5:57

ご来光

9/22 5:58

9/22 5:58

黄金色に染まります

9/22 6:06

五色が原の下は崖。立山カルデラの形がよく分かります。

9/22 6:20

ざら峠に向かいます

9/22 6:29

ザラ峠。佐々成政の「さらさら越」の舞台です

9/22 6:50

獅子岳の途中から見た五色が原方面

9/22 7:52

獅子岳に到着

9/22 7:53

正面は竜王岳　右奥に雄山が見えます

9/22 7:57

9/22 8:03

ぐっと下ります

9/22 8:20

鬼岳を巻く道は一部木道が作られてます

9/22 8:36

がれきを進みます

9/22 8:36

雪渓

9/22 8:49

鬼岳の東面直下。今回一番の青空。行き交う人が多いです。

9/22 10:47

浄土山に向かう最後の登り

撮影機器：

EOS 60D CANON

感想

uneme

室堂方面からのぼると薬師岳は通過点になるので、充実した薬師岳登山にするため折立から登る事に。薬師岳の山容を見ながらの登山は最高でした。
すでに秋の紅葉が始まっていて、紅い樹々のトンネルを見上げながら進みました。
この時期にしては暖かく、陽気に誘われてか虫が多かったです。まだ紅葉には早いんじゃないかなという気候でした。

薬師岳のたおやかな稜線は、実際には避難小屋前後と山頂の間ぐらいで、あとはアルプスらしいゴロゴロの岩歩きがほとんどでした。

折立から室堂へ抜けるルートにおいて、しばしば話題になるのがアップダウン。
薬師岳から鳶山まで北薬師→スゴノ頭→越中沢→鳶
の4つのピークの登り返しがあります。間山も「山」とつきますが、山の突端にすぎず、山と言えるようなアップダウンはありません。
この4つの中で最大が越中沢の200m以上の登り返し。
ゆっくり進みじわじわ標高を稼ぎます。難しいのが、このあとの鳶超えのための体力も温存する必要がある点です。
ただ、道はしっかり安定していて登りやすいです
翌日の獅子岳も強烈に登っていきますが、400mの標高差がありかなり手強いです。
しかし、景色は抜群。時間をかけてユッキり登れば問題ないと思います