裏銀座縦走 烏帽子岳−野口五郎岳−水晶岳−槍ヶ岳

2015年09月21日(月) ~ 2015年09月25日(金)

• GPS: 41:30
• 距離: 60.0km
• 登り: 4,550m
• 下り: 4,293m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:22
• 休憩: 3:11
• 合計: 9:33

距離 8.8km 登り 1,786m 下り 545m

5:49 高瀬ダム濁沢登山口
8:59 9:14 三角点
10:39 12:50 烏帽子小屋
13:41 14:20 烏帽子岳
14:55 15:01 烏帽子小屋
15:22 烏帽子ひょうたん池

2日目

• 山行: 10:01
• 休憩: 1:36
• 合計: 11:37

距離 15.3km 登り 1,109m 下り 1,051m

5:19 烏帽子ひょうたん池
7:52 8:17 野口五郎小屋
8:33 野口五郎岳
9:00 真砂岳
9:05 真砂岳分岐
10:33 10:50 東沢乗越
12:04 12:11 水晶小屋
12:49 12:52 水晶岳
13:29 13:45 水晶小屋
14:20 14:29 ワリモ北分岐
14:39 14:57 岩苔乗越
15:45 15:46 黒部川水源地標
16:41 三俣山荘
16:56 宿泊地

3日目

• 山行: 7:03
• 休憩: 0:22
• 合計: 7:25

距離 10.3km 登り 1,138m 下り 641m

7:48 宿泊地
8:34 三俣峠
9:45 9:46 双六岳巻道分岐
10:14 10:20 双六小屋
10:57 10:59 樅沢岳
13:31 13:44 千丈乗越
15:13 槍ヶ岳山荘

4日目

• 山行: 7:16
• 休憩: 2:15
• 合計: 9:31

距離 19.4km 登り 521m 下り 2,058m

6:54 槍ヶ岳山荘
7:14 7:24 槍ヶ岳
7:43 8:18 槍ヶ岳山荘
9:05 坊主岩屋下
9:50 槍沢・天狗原分岐
10:43 10:46 天狗池
11:33 槍沢・天狗原分岐
11:56 槍沢大曲り
12:26 12:27 赤沢岩小屋（ババ平）
12:41 13:29 槍沢ロッヂ
13:48 13:49 二ノ俣
13:53 13:54 一ノ俣
13:59 14:00 槍見河原
14:26 14:45 横尾 (横尾山荘)
15:18 15:19 新村橋(パノラマ分岐)
15:28 15:43 徳澤園
16:19 徳本口(徳本峠分岐)
16:25 明神館

5日目

• 山行: 1:15
• 休憩: 1:10
• 合計: 2:25

距離 6.2km 登り 2m 下り 26m

7:56 明神館
8:04 8:07 山のひだや
8:09 8:36 嘉門次小屋
9:17 岳沢湿原・岳沢登山口
9:30 9:56 河童橋
10:07 10:21 上高地バスターミナル
10:21 ゴール地点

天候

21、22、23日晴れ、24日曇のち雨、25日雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：博多→名古屋→松本→信濃大町→七倉ダム
帰り：上高地→松本→名古屋→博多

コース状況／危険箇所等

登山届は七倉ダムの管理事務所のような所に提出しました。

写真

9/20 15:20

新幹線と特急しなのと在来線を乗り継いで、信濃大町駅に到着。

9/20 16:16

信濃大町駅から乗り合いタクシーで今夜の宿の七倉山荘へ。

9/20 20:23

山小屋風の客室です。トイレ、風呂その他の設備はものすごく綺麗です。晩御飯は焼き肉でした。

9/21 5:42

翌朝、乗り合いタクシーで高瀬ダムの登山口へ。七倉から歩いている方も何名かいました。

9/21 5:55

トンネルを抜けます。

9/21 6:00

長い吊り橋を渡ります。

9/21 6:14

先日の雨で流された橋でしょうか。復旧していました。迂回路があったので、橋は渡らず。

9/21 6:31

アルプス三大急登と言われるブナ立尾根の登り口です。

9/21 6:35

最初に少しだけ階段がありました。

9/21 7:13

こんな感じの樹林帯の道をひたすら登ります。私は水を2.5Lも担いでいたので、えらくバテました。小屋泊装備なら何てこと無いと思われます。去年の長塀尾根は行程が長いこともあり、死ぬかと思いましたが。とはいえ、sny氏に黙って、ステルス休憩を2回ほどしましたが。

9/21 8:57

やっと稜線が見えた！晴れてます。

9/21 9:04

やっとのことで三角点。

9/21 9:27

タヌキ岩。どこらあたりが狸なのか？

9/21 9:40

崩落地の脇を通ります。船窪岳からの縦走路はこんな所ばかりなのでしょうね。恐ろしいです。

9/21 10:26

やっと立て札一番。ばってばてです。

9/21 10:29

紅葉が美しい。ダケカンバも其処此処に。

9/21 10:41

烏帽子小屋着。小屋が見えると安心します。

9/21 10:43

テント泊の登録をして、水を組みます。天水（雨水を塩素消毒したもの）を買います。

9/21 10:51

テン場です。すでにテントが沢山。ただ、昨日よりはだいぶ少ないそうです。

9/21 11:16

良い場所を見つけました。フライの色と紅葉が調和してます。

9/21 13:03

空身で烏帽子岳をピストン。

9/21 13:05

地衣類でしょうか。綺麗です。

9/21 13:11

鉾が祀られています。

9/21 13:21

ニセ烏帽子から烏帽子岳。ガスで全容が見えません。しかしカッコいい山ですね。

9/21 13:55

山頂直下の高度感のあるトラバース。

9/21 14:05

山頂。どれがピークかよく分からなかった。ガスっていて展望はなし。

9/21 17:34

テン場に戻って晩御飯。組み合わせがおかしい。

9/21 19:01

天井にロープを這わすと、色々引っ掛けられて便利。

9/22 5:23

翌朝は5時半出発。池の畔のスペースもいいですね。

9/22 5:36

日が昇る。

9/22 6:20

吸い込まれそうなカール。

9/22 6:36

槍が見えた！

9/22 6:49

巻ける所は巻くの精神でお花畑コースを選択。

9/22 7:06

こんな感じの稜線をひたすら歩きます。

9/22 7:17

はるか彼方に水晶岳が見えます。本当に今日行けるのかな？

9/22 7:53

野口五郎岳に向けて淡々と歩く。

9/22 7:56

野口五郎小屋着。ネットで色々と情報を発信されているので、大いに参考にさせていただきました。

9/22 8:06

エル・トポ的なオブジェ。

9/22 8:40

野口五郎岳。本当に天気が良い。

9/22 8:50

野口五郎岳を振り返る。白い山ですね。

9/22 9:30

この辺りから足場が悪くなります。

9/22 9:48

岩を登ったり下りたり。体力が削られます。

9/22 10:33

鷲羽岳が見えます。どうやら今日はパスする運びになりそう。

9/22 10:37

ようやく東沢乗越着。ヘロヘロ。

9/22 11:16

赤茶けた岩壁の上に水晶小屋が見えます。着く気がしない。

9/22 11:44

ゼーゼー言いながら、這うようにして小屋に到着。小休止して水晶岳のピストンに向かいます。

9/22 12:35

水晶岳手前の岩場。道幅も狭く、片側が切れ落ちていることもあり、今回の行程で一番神経を使いました。

9/22 12:50

水晶岳山頂。意外と狭い。景色はものすごくいいです。360度、北アルプスの山々が見渡せます。

9/22 12:55

槍もクッキリ。

9/22 13:32

小屋の戻って、ホットカルピスを水割りでお願いすると、作ってくれました。めっちゃうんまい。

9/22 14:24

ワリモ北分岐。もう脚も体力もレッドゾーンなので、鷲羽岳はパスして、黒部源流に下ることに。

9/22 14:46

黙々と源流へ向けて下ります。

9/22 16:02

黒部川水源地標。

9/22 16:08

三俣へ向けて登り返します。紅葉が綺麗。

9/22 16:41

16時半過ぎにテン場着。正面に鷲羽がどーんと構えてます。
行動時間10時間越えはさすがにこたえました。

9/23 6:02

テン場横に雪渓が。夜は冷えました。

9/23 7:00

三日目の朝。昨晩sny氏と色々話し、今日はゆっくり出て、とりあえず双六小屋まで行ってから、どうするか決めようとのことに。

9/23 8:41

三俣蓮華岳を巻きます。すごく良い,巻き道でした（楽かつ展望良し）。

9/23 9:53

双六岳も巻いて、あっという間に双六小屋が見えました。

9/23 10:06

念願の小屋カレーとカルピス。これまでの小屋は御飯もドリンク類もすべて売り切れでした。旨い！

9/23 10:31

カレーを食べて元気が出てきたので、予定通り西鎌尾根を通って、槍ヶ岳を目指すことに。

9/23 11:05

ロング・スロー・ディスタンスを心がけて、樅沢岳に。

9/23 11:12

中央に三俣山荘が見えます。

9/23 11:18

こんな感じの高度感のある細い道を進みます。

9/23 11:40

槍まで4時間。まだまだです。

9/23 11:53

右手に鏡平山荘が見えます。

9/23 13:07

鎖場登場。鎖を使わずとも登れます。私は思いっきり頼りましたが。

9/23 13:13

槍が近づいてきます。カッコイイですね。

9/23 13:46

千丈沢乗越。ガスが出てきて寒いです。

9/23 14:22

あとはひたすら槍の肩に向けてガレ場を登ります。今回は終始sny氏が先行してましたが、ここでもノンストップの鬼巻きです。私はまたしてもステルス休憩を入れました。

9/23 14:56

到着！長かった〜。

9/23 15:07

小屋に駆け込んで、私はおでん。sny氏はカップヌードル。おでん、めちゃくちゃ旨かった！

9/23 15:22

今日のsny氏のテン場。寝ぼけて滑落しそうですね。

9/23 16:14

私は余裕のあるスペースを割り当てて頂きました。

9/23 17:08

晩御飯は槍ヶ岳山荘で頂きました。小屋飯最高！

9/23 17:22

念願のビール。

9/24 6:13

翌朝、テン場から富士山。高度障害なのか夜半から頭痛がひどく、痛み止めを飲む。

9/24 7:08

折角なので、穂先に登ります。ガラガラです。

9/24 7:20

あっという間に山頂。まさか二年連続登頂するとは思いもしなかった。

9/24 7:20

北鎌尾根。ここを登ってくるなんて気がディファレンスとしか思えない。

9/24 7:22

昨日歩いてきた稜線が一望できます。sny氏も言っていたように、槍に登ったことで今回の行程がビシッと締まりました。

9/24 7:29

山頂を惜しみつつ、長い階段を下ります。

9/24 8:25

当初、下りは大喰岳経由の天狗原コースを考えていましたが、体力も消耗しており、且つ、天気も悪くなりそうなので、素直に槍沢を下ることに。

9/24 9:53

グリーンベルト辺りは、紅葉が見事でした。

9/24 10:24

ナナカマドも綺麗に色づいています。

9/24 10:42

天狗池に寄りました。奥に常念。

9/24 10:55

あいにく雨が降り出して、綺麗な逆さ槍は見れませんでしたが、それでも満足です。

9/24 12:46

ひたすら槍沢を駆け下りて、槍沢ロッヂにて念願のコーク。この辺りから雨が本降りに。以降、傘スタイルで下ります。

9/24 15:36

あっという間に徳沢。体が冷えきっていましたが、ここに来たらソフトクリームは外せない。

9/24 16:38

当初、徳沢でテント泊の予定でしたが、雨がひどいので、急遽、明神館にお世話になることに。

9/24 16:43

休憩室から明神岳が望めます。

9/24 17:22

念願のお風呂。三日分の汗が流せて最高に気持ちよかった。

9/24 17:52

超豪華な晩御飯。すべてが美味しかった。宿のオーナーの方のお話も色々ためになるものでした。また、スタッフの方が玄関に置いていた我々の傘を干して綺麗に畳んでくれていました。お礼をいいそびれたので、ここで。「ありがとうございました！」

9/25 8:28

最終日は、明神池を散策。雨の池も風情があります。

9/25 9:39

河童橋に到着。さすがに人が少ない。

9/25 13:10

バスと電車を乗り継いで、松本駅へ。駅前の播隆上人像。無事に山行を終えることができました。

撮影機器：

Canon PowerShot S120 Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

umenan

シルバーウィークとプラスアルファで、北アルプスの裏銀座をsny氏と縦走してきました。連休の頭からではなく2日ずらしたこともあり、テン場はそれほど混んでいませんでしたが、双六小屋までは売店のモノはほとんど売り切れていました。ともあれ、烏帽子岳〜槍ヶ岳までは概ね天候もよく、とても快適な縦走が楽しめました。

私は荷物が重すぎ、かつ、基礎体力が付いていなかったこともあり、終始、sny氏から遅れをとっていました。日頃の運動不足がたたったようです。予想していたように、2日目の行程が一番こたえました。特に、水晶小屋手前の急坂はもう駄目かと思うくらいでした。烏帽子から槍まで、何組かの方と一緒になりましたが、皆さんタフですね。すばらしい体力と計画性を兼ね備えた方ばかりで感嘆いたしました。

装備を見直して、体力をつけて、またいつかアルプス界隈の縦走に挑戦してみたいです。ありがとうsny氏！。また、いつか。