奥穂高・前穂高・涸沢から岳沢へ。晴天の中、貸切状態の山旅。
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- GPS
- 17:12
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 2,525m
- 下り
- 2,521m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:48
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 7:00
天候 | 10/18 晴れ(山頂付近だけたまにガス) 10/19 晴れ(一日中) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
沢渡から乗合タクシー1台4200円 行きは5人だったので一人840円 帰りは4人乗り一人1050円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から横尾までは登山者の往来が多く通称「上高地街道」と呼ばれてるくらいなので問題なしです。 本谷橋を過ぎると一気に急な登りになります。 涸沢から白出のコルにある穂高岳山荘までは標高2553m付近から落石の多いルートになりますのでヘルメットを着用しましょう。 特にザイテングラートは浮石が多く上からの登山客による落石も多いと聞いています。 山荘から奥穂高までは今回一番の核心部でした。12日に降った雪が融けて凍結した状態になっています。北斜面なので融けきらずツルツル滑る状態です。新しく雪が降らない限りこの状態が続くと思います。 吊尾根に関しては雪はほとんど融けてしまい全く問題ないです。ただ、クサリ場や肩幅程の狭いトラバース経路となっているので、特に登山客とすれ違う際など滑落に注意。 紀美子平から西穂までの間と重太郎新道が今回一番の急な登り(降り)でした。両手両足を使って登る感覚です。岩が好きな方のは堪らないルートだと思います。 岳沢小屋はHPで先週末で営業終了と書いていましたが、昼食メニューなどもありまだ営業しています。それに登山口の看板には11/2まで営業と書いていました。利用される方は確認してください。 穂高連峰周辺は長野県遭対協が山岳ヘルメット着用奨励山域を設定しているエリアです。 http://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/aki14/05.html |
写真
感想
計画では岳沢から天狗沢を登り、ジャンダルム、奥穂、吊尾根、西穂高、重太郎新道で岳沢のルートでしたが、一週間前の12日に雪が降ってしまいました。小屋の方に登山道の状況を聞いてみると「日の当たらない北斜面は雪が融けて凍結しているので、アイゼン(10本以上)とピッケルを持ってきてほしい」との事。これじゃ穂高の稜線歩きは無理かな?
でも山荘は予約していたので、涸沢から奥穂のピストンでもいいや!と思い予定通り家を出発。
沢渡から乗合タクシーで上高地まで。上高地から横尾までは長い林道歩き、ひたすら黙々と歩く。横尾からはちょうど見頃を迎えた紅葉を見ながら涸沢に着くと、去年はガスガスで全く見えなかった穂高の山々が現れて、テンションアップ。初めて目にする景色、とても美しかった。紅葉の時期に来れたら良かったのだろうけど、先週降った雪の影響なのか、好天の日曜日なのに人が少なかったのも良かった。
涸沢から穂高岳山荘までは肉眼でもよく見えるし、一時間もあれば着きそうに見えるけど、これがなかなか近づかない。高山病の症状も出てきて足が上がらず苦しかった。ザイテングラートでは前を歩く外人さん7人のパーティーの落石に注意しながら登る。テント装備もあって足がフラついていて見ていて怖くなった。
いつも大勢の登山客で賑わう穂高岳山荘が、この日の宿泊客はたったの5人だけで、ほぼ貸切状態。そのお蔭か、夕食もちょっと豪華だった気がする。
小屋で一緒だったスペイン人のカップルさん、下山ルートが一緒なので次の日も何度かご一緒しました。アイゼン無しで凍結した北斜面登ったり、前穂には吊尾根から尾根沿いの直登ルートを登ったり、物凄い健脚ぶり。前穂山頂で再会するはずが姿がないので、間違えて明神岳の方向に下ってしまったのでは?とハラハラしたけど、すれ違った登山客に聞いたら「あっという間に岳沢に下山して行った」と聞いてほっとしまいました。
小屋で一緒だった愛知からの単独の方は、奥穂に登ってから(状況をみて判断)ジャンダルムへ行くとの事。我が隊もご一緒させてもらおうかなと思ったけど、馬の背付近が凍結してるらしく、初めて歩くのに無理はできないので、外人さん(スペイン)とテン泊装備の方の後を追って吊尾根を下りました。でも吊尾根から見る岳沢の景色が素晴らしく、このルートにして正解でした。
そして今回一番景色が素晴らしかったのは、前穂からの景色でした。さすが北アでは珍しい「一等三角点」の山頂だなと思う。
岳沢から梓川への渓谷美は南北に長く、日本ではないみたいだし、奥穂からジャン、西穂にかけての荒々しい稜線には圧倒され、その先には焼岳、乗鞍、御嶽山の独立峰が鎮座する。北には、日本最大級の氷河圏谷の涸沢カールを見下ろし、少し見上げると日本のマッターホルン・槍ヶ岳がそびえたつ。東には昨日歩いた梓川が山を囲うように南北に長く流れ、その手前には奥又白池が。こんな険しい山の中になぜ池があるんだろう?と不思議に思いました。
これほど景色を楽しめる山頂は他にないのでしょう。
ジャンダルムは行けなかったけど、このルートにして大正解でした。
ただ下山中、ヘリが奥穂の西側でホバリングしている様に見えましたが、何もなければいいのですが。
二日間とも好天に恵まれ最高の山旅となりました。
涸沢の紅葉も見てみたいけど、混雑は苦手です。
小屋泊も出来れば空いている時に!と思っていましたが、今回まさか5人とは。
今シーズン最後の北アでとっても贅沢な時間を過ごせました。
今回の山旅、計画段階では天狗沢のコースを絡めて憧れのジャンダルムを歩く。
でしたが10/11に雪が降ってしまい、ブログなどでの状況を確認して変更しました。
また来年の楽しみに。
2日間とも風がなく穏やかな天気。14日以降晴れが続いたおかげで雪が融け、吊尾根も歩くことが出来ました。お初の前穂高岳にも登れました。穂高!というと奥穂のイメージが強かったのですが、私的には前穂からの景色が一番いいなぁ〜と思いました。岳沢からの景色も圧巻。今回も大満足の山旅になりました(^^)v
おはようございます。
雪の便りが届くと平日でもあれだけ賑やかだったお山が
ほとんど貸切状態になってしまうのですね
青空の中、絶景と名残の紅葉も見れて最高の山旅でしたね 。
前穂山頂からの眺めはぐるっと360度どこ見ても素晴らしい
イワイワなお山は歩かないのですが行ってみたくなりました。
岳沢でテント張って前穂ピストン・・・Wで絶景満喫
前穂からの奥又白池は本当に北アルプスの瞳に見えますね。
一昨年、奥又白池(←素敵なトコですよ〜)から前穂の壁を見上げたので
今度は池の全景を見に行かなきゃと
is隊のレコ見ながら来年へ向け朝から妄想登山中〜(笑)
素敵な景色沢山 ありがと〜です。
823さん、コメントありがとうございます。
昨年も同じ時期に北穂の小屋泊りしましたが、その時でも15人はいました。
今回の5人にはほんとびっくり!で。ホントラッキーでした(^^)v
テン泊の外人さんたちも大宴会で盛り上がってました。
テントは寝るだけのためのようです(笑)
前穂山頂、とってもいいですよ!広々しているし、眺めは最高
重いザック背負ってでは辛いですけど
来年ぜひ歩いてみて下さいね〜
私達も今度は岳沢泊りでのプラン思案中です
823さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
去年もそうでしたが初降雪後に北穂高に行きました、それはもう閑散として静かなものでした。静かな山行は好きですけど、人が少なすぎるのも寂しいですね
前穂、いい山でした。個人的に穂高連峰では一番のお気に入りになりました。
岳沢にテントいいですね
雪の状態で吊尾根がダメだった場合、パノラマコースで下山し奥又白池に立ち寄る予定でした。ちょっと急登ですよね?上から見れて良かった。
我隊としては823さんの「小梨平にテント」レコを真似て、ゆったり前泊周回して
こんにちは
同じルートでピンクのサンダルを吊り下げていたものです。奥穂山頂でも写っています。お風呂でもお会いしましたよね。
とてもよい天気ですばらしい山旅でした。お二人ともヘルメット、アイゼン、ピッケル装備で、お手本のようないでたちなのが、印象的でした。下りもあっという間に追い付かれて、お二人ともかなり鍛えているな〜と思ったしだいです。
また、機会がありましたら今度はご挨拶いたします。
それと、56番目の写真、コピーさせていただきました。ご了承ください。
okusanさん、コメントありがとうございます。
ピンクのサンダル、とても印象に残ってます。
ザイテングラートではテン泊の重荷なのにあっという間に追いつかれました
前穂でも貸切状態でしたね。
ホントにいい天気で2日間満喫できました(^^)v
丹沢がホームとの事。
私達もよく歩きますのでまたどこかでお会いできそうですね!
okusanさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
2日目は朝の山荘から出発して、奥穂・前穂・岳沢、更に下山後のお風呂でもお会いしましたね
この日は帰りも渋滞なしで早く帰れましたし最高の山旅になりましたね。
okuさんの記録は以前お嬢さんと一緒に登っていたレコがほのぼのして印象に残っています。自宅が近いですし丹沢でお会いできそうですね、見かけたら声掛けさせて頂きます。
紅葉楽しめましたね!
天気も良くて、空いていて、最高だったでしょう。
しかも、ぬくぬく小屋泊まりで大名旅行ですね。(is/goe隊がテント担がないなんて!)
そう、この時期、積雪量は少ないのですが、アイゼンの効きが悪い凍結が厄介ですね。
前穂登ったのかな?って独り言をいいながら見てたら、「そりゃぁ、あの方達が行かない訳ないでしょう!」と相方が。
うちは、ハイシーズンのためテント場確保で前穂省略でした。
欲言うと、2日目のご来光は涸沢岳ピークで迎えて欲しかったなぁ。
is/goe隊、これからも易きに流れずガッツリなレコお願いします。
photogさん、コメントありがとうございます。
はい!逆周りです。ふふふ〜ぬくぬくしてきましたよ〜
テン泊装備で重太郎新道歩くの辛いです
ジャンダルムを予定していたので、絶対小屋泊まり!と前から決めてました。
前穂の途中「mikipom隊は登ったっけ?」とisが。「いやいや、テン場確保でphotogさんだけ急いで下りたはず」と噂しましたよ〜
朝食の時間が6:00~でしたので涸沢岳でのご来光は無理でした
8月に私は登っているので今回行かなくてもいいね!と、こちらでもぬくぬくでした
photogさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
我が隊は混雑した小屋は嫌なので、小屋泊するときは繁忙期を過ぎたこの時期になってしまいます。この日は貸切で最高でした。談話室も使い放題、テレビも見る事が出来るし、やっぱり平日に限りますね〜
雪が中途半端なこの時期が一番危険ですね。積もってしまえば歩きやすいのですが。
photog隊のレコで重太郎新道登ってるのをみてテン泊装備でよく登ったな〜って思ってました。
涸沢岳のご来光、下山してから気づきました。さすが痛いトコ突いてきますね
最近、北沢峠から甲斐駒&仙丈やgoeは蓼科山&霧ヶ峰みたいなまったりモードばかりですね
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