広河原〜北岳〜塩見岳〜鳥倉林道
- GPS
- 23:58
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 3,292m
- 下り
- 3,026m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:31
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 6:37
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:44
- 山行
- 1:36
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 1:40
天候 | 晴れ、だいたい午後からは霧、曇天 14日夜(三伏峠)は一時強雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
鳥倉林道からはバス2台が来ましたが、1台に全員乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三伏山を経由せずに水場経由の道を進もうと思ったのですが、入り口をとおり過ぎてしまいました。(三伏小屋テント禁止の看板がある場所です。)塩見岳からの場合は、こちら経由で向かったほうが、水汲み場への往復が省けます。 |
その他周辺情報 | 帰りは松川インターからタクシー(往復¥2,000)で松川温泉清流で温泉に入ってきました。¥400は安い。 11時過ぎに、松川インターにバスは到着するので、1335発の高速バス(新宿行)を予約すると、ゆっくり温泉に入って食事して帰れます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
8/11(木)
8/11にキャンセル待ちを待って甲府に宿泊を確保。翌朝のバスにて広河原へと向かうために、4:00発のバスに乗ろうと起床し、駅前バス停に向かったところ、始発は昨年とは違い、4:35との事で、結構早く着いてしまったのですが、それでもすでに先客は20名ほどが並んでいました。バスは3台きましたが、1台20数名までが着席でき、のこりは立席となってました。2時間近くかかるので、早めに出て正解でした。
8/12(金)
広河原インフォメーションセンターは2Fが登山届提出、休憩所になっていますが、登山客の数はバスの乗客数を考えれば、それほどの混み様でもなく、ゆっくりとコンビニおにぎりを食べれました。
広河原を出発すると、すぐに野呂川の吊り橋を渡りますが、高校1年の時に来て以来41年振りと遥か昔の事ですが、なんとなく景色が蘇るのですから不思議な事です。ここの景色と最後の三伏峠の景色は覚えていました。
白根御池までは急傾斜ではあるものの、樹林帯の中であるため比較的上りやすく1ストップで到着、ここで白桃ソフトを元気づけに食する事に。
白根御池からのくさ滑りの急とは日陰がないため、結構体力を消耗するもこの日は足が攣ることもなく順調に上ることができ、ここも途中1ストップで小太郎尾根分岐に到着。雲が稜線にまで迫ってきつつも、太陽が燦々と輝く青空が広がり、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、北岳稜線が眼前に雄姿を見せてくれました。残念ながら甲斐駒は雲の中でしたが。
いつものことながらですが、稜線に達すると今までの疲労を忘れるほどに快調な気分で歩け、肩の小屋テント場に到着しました。かなりの混み様かなと思っていたのですが、予想に反して空いており好立地な場所を選べました。
時間がかなりあったので、北岳まで往復したものもの、頂上は霧に覆われ眺望はありませんでしたが、高山植物は時期はすぎているものも結構観察でき楽しめました。テント場まで戻ると、晴れ間が広がっていましのでこの時期は雲の動きでころころと眺望が変化し不安定な気候ですね。
それを実感したのは、夜間23:00くらいに大便用足しに外にでると濃霧のため小屋まで行くのを断念して我慢したのですが、さすがに我慢も限界だったので1:00位に再び起きると満点の星空のもと、小屋まで用足しに行く事ができ助かりました。
8/13(土)
翌朝は眼下に雲海の広がる中を鳳凰三山から上る日の出を眺めてからの出発となりました。快晴ではないものの、ほぼ360度眺望が利く中を北岳、間ノ岳を目指して稜線を上り下りとなります。この時期がたぶん一番の人出でしょうが、南アルプスでもこの白根三山がもっとも登山客が多いコースでしょう。
北岳を過ぎると、霧が稜線西側より吹上がりだし、一方東側は雲海の上青空が広がり太陽が照り付ける条件となったたため、北岳山荘手前でブロッケン現象に遭遇。やがてこの霧も薄くなりだし、北岳山荘付近で休憩していると往く手の中白根、そして間ノ岳の稜線がはっきりと見渡せるくらいに晴れ渡ってきました。
この日は距離も短いため急ぐ必要はないものの、天気の良いうちに間ノ岳に達したかったため、中白根では休憩せず途中ワンストップで間ノ岳に到着。残念ながら、間ノ岳に到着したころにはかなり雲が上がりだし、北岳方面は視界不良、農鳥岳の頂上がかろうじて見える程度となってしまいました。
間ノ岳から三峰岳への稜線へ入ると、登山客は激減します。北アルプス、中央アルプスいずれもそうですが、メインルートとは雲泥の差です。特に南アルプスの場合、樹林帯の稜線が多く敬遠されるのでしょうが、私の場合はこの樹林帯も結構好きなので苦にならずです。
三峰を過ぎ岩稜帯を徐々に高度を下げていくと、やがて砂礫の三国平となり、ここで農鳥岳へのトラバース道を分けます。41年前高校1年の夏合宿では今回と逆方向に縦走したのですが、ここでトラバース道を選び西農鳥岳経由で間ノ岳・北岳に向かいました。
樹林帯に入るとやがて熊ノ平テント場に到着します。樹林帯とはいえ一帯はお花畑で眼前には農鳥岳を眺望でき、さらに水場が近くまた水量も豊富なので結構快適なテント場です。また、井川越の場所ですとドコモも入るようです。
8/14(日)
この日が今回の縦走で最も長丁場であるため、5:00前に出発。残念ながら朝から曇天、霧模様で、今日一日雨さえ降らずに持ってくれば良い程度にしか期待をしていませんでした。他の登山者ともそんな会話を交わして塩見岳・三伏峠を目指したのですが、途中新蛇抜山を通り過ぎ暫くすると眼前が急に明るくなり霧・雲が切れ、往く手の北荒川岳・塩見岳が見え出し、がぜん気持ちが昂りだしました。
北荒川岳で雲がすっかり取り除かれた塩見岳を堪能し、稜線ルートを確認していよいよ塩見岳までの登りを開始。途中雪投沢源頭と稜線途中のテント幕営禁止看板を通過し、ワンストップで塩見岳西峰へ(東峰は混んでいたので通過)到達しました。
これまで歩いて稜線、そして三伏峠までの稜線を眺めながら、41年前の高校1年の夏合宿を懐かしみ、頂上を満喫した後、三伏峠へ向けて出発。
途中、三伏沢経由で給水後に三伏峠小屋のテント場へと思い、その場所も行きかう登山者に確認しながらも分岐点を通り過ぎてしまい(分岐は三伏小屋はテント禁止の看板のある場所)、三伏山を経由して三伏峠へ到着。結局、到着後水場へと向かました。
三伏峠では昨日も夜間強雨があったの事で、場所は気をつけて張りました。その日も結構な雨があったのですが、なんとか浸水せずに無事一晩を過ごせました。
8/15(月)
この日は、2時間の下りだけ。9:10発のバスに間に合うべきのんびりと下山しました。
41年前と唯一大きく変わった事は、三伏小屋がなくなった事と、塩川小屋からアプローチが廃道気味となり、今はアプローチが鳥倉林道からとなり以前の半分となって事でした。
なんとか4日間ともに天気に恵まれ、今年も素晴らしいい夏山登山となりました。
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