悪沢〜赤石〜聖岳〜上河内(台風に翻弄された南ア南部縦走)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 44.1km
- 登り
- 5,016m
- 下り
- 5,162m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 11:10
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 7:25
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 9:20
天候 | 24日 曇り一時晴れ夕方から雨 15℃(千枚小屋) 25日 朝晴れのちガス時々雨 18℃(百瞭) 26日 晴れのちガス 27日 曇りのち一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
自宅6:30-7:48品川8:10-9:05静岡9:50-(バス)-13:10畑薙P14:20-(バス)-15:40椹島 帰り 畑薙大橋13:40-(バス)-14:00畑薙P14:20-14:30白樺荘(入浴)15:45-18:20静岡駅(打ち上げ)20:52-22:18東京22:45-0:15自宅 しずてつジャストライン(静岡〜畑薙ダム間バス)3100円 前日予約制。コンビニ端末で予約出来るが日程変わった時などにキャンセル料発生するので電話予約の方がベスト。その場合車内で清算するので釣銭ないように。 東海フォレストバス(畑薙P〜椹島間)3000円 団体以外予約不要。3000円払う代わりに提携の小屋で使える金券3000円分もらえるシステム。実質無料で帰りも利用可。 井川観光バス(聖岳登山口〜井川間) 聖平小屋、茶臼小屋、横窪沢小屋、白樺荘宿泊客限定。宿泊時に予約一日2本。 帰り 畑薙ダムより静岡駅まで途中から同行した方に送っていただきました。ありがとうございました! |
コース状況/ 危険箇所等 |
椹島〜千枚小屋 ひたすら樹林帯厳しい登り。つり橋、林道またぎあり。広い尾根ありガス時は道迷い注意。 〜悪沢岳 狭い岩稜地帯 〜中岳避難小屋 ザレ場を慎重に下りコルからまた登り 〜荒川小屋 稜線巻きながらほぼ下り。 〜赤石岳 何度もニセピークを乗り越える激登り。 〜百諒 ザレ場をジグザクに下った後配松タイのアップダウン。 〜百瞭胸海硫 ザレ場を森林限界下まで200M以上下る。足元注意。 〜百瞭恐執濺 樹林帯ジグザク登りで稜線に上がる。 〜大沢岳 滑る岩場。 〜兎岳 200M前後のアップダウンが続く。 〜聖岳 100M強下り400M程登る。 〜聖平小屋 ザレ場~樹林帯ひたすら下り 〜岩頭 樹林帯を登り森林限界の上へ。 〜上河内岳 馬の背的トレイル。森林限界が低く見晴らしよく気持ちいい稜線。 〜茶臼小屋 森林限界までは湿原的なお花畑が多い。 〜横窪沢小屋 樹林帯急坂ひたすら下る。 〜ウソッコ小屋 鉄製の階段数か所あり。 〜畑薙大橋 つり橋数か所。ヤレヤレ峠は100Mを超えるアップダウンでかなりこたえる。 畑薙大橋は長くてめちゃ怖いです… |
その他周辺情報 | 白樺荘510円 毎日あるぺん号上りは1時間立ち寄る模様。 |
写真
感想
昨年同じ時期に台風で流れた南ア南部縦走にリベンジ!せっかくこの山域に行くなら百名山4つ制覇しちゃうぞ!と8連休取り21日に椹島入る予定が台風で1日延期。さらに22日もバス運休でさらに1日延期。
23日は朝から晴れ公共交通機関乗り継ぎ夕方に椹島到着。(畑薙Pで一瞬豪雨に会いましたが)
考えることは皆一緒で台風明けで皆さん日程ずらしたらしく椹島ロッジは結構な賑わい。
24日
行ける所まで行こうと荒川小屋を目標にし朝飯食って即スタート。
樹林帯の変化のない道を修行のように登り千枚小屋で昼休憩。
12時までに出れれば荒川小屋何とかなるかと思っていたが時間的にも体力的にも厳しく避難小屋泊にすることにします。
小屋を出て雨がぱらついてきて焦ります(;'∀')
朝は好天だったが稜線上がるころにはガスに包まれ20分おきに降ったりやんだりする精神的につらい状態に…
誰もいない悪沢岳で晴れ待ちするも一向に晴れず撤退。コルから登り返す頃には本降りになってきて疲れで足が進まずとうとうCTオーバー歩行(+o+)
全然小屋が見えないので体力限界になり土砂降りの中10分休んでスタートするとわずか5分ほどで到着。
この日は椹島からほぼ並走していた単独女性の方と2人。標高差2000M登坂と頑張ったので翌日の行程は楽になり楽しい小屋主さんと3人で盛り上がりかなりゆったり過ごしました。
25日
6時までぐっすり寝て起きると見事な天気!ご来光見逃す(無念ww)
単独女性と共に7:40と非常にゆっくりスタート。前岳を踏んで荒川小屋までいろんな話をしながら並走。
15分ほど進んだ場所で雷鳥発見!先行した女性雷鳥見た事ないと言っていたが気付いただろうか?(後ほど合流したら見逃して悔しがってました)
何度かピークを越え赤石岳が近付くとやはりガスが上がってきて前日と同じような天候に。
赤石山頂で単独女性と昨日椹島同時スタート〜淀川小屋テン泊のソロ男性とお別れ。
雨も降ってきたので避難小屋で昼休憩。
ここの親父さんがとても面白い人でついつい長居(笑)Tシャツも気に入って購入(^^♪ここで単独女性Yさん、単独男性Kさんと出会いこの後最終日まで行程が一緒になります。
百瞭玉省とんかつは16時までに着かないと出してくれないらしいので雨が上がった頃見計らい出発。
しばらく歩くと馬の背手前にて椹島ロッジで同室だったIさんとすれ違いしばし情報交換。ライチョウ情報もらい代わりに避難小屋を推しておきました。互いの健闘を祈り進み馬の背でテン泊男性(この方もこの後聖平まで行程一緒)に追いつくと雷鳥ポイント過ぎたことを教えてもらい3分ほど戻ると登山道の上を歩く2羽を無事発見♪
百諒燭ら一気に樹林帯まで下ると暗部にある小屋に15時に到着。とんかつには余裕で間に合ったが結構混んでるようで1人1畳程度…混んでるの慣れてないのでちょい困惑(^-^;
おいしいとんかつを食べた後は逆周回の男性、ご夫婦と赤石から一緒のYさん含め5〜6人で消灯まで山談義しながら大宴会^_^めっちゃ楽しかった〜♪
26日
一応茶臼小屋目指し5時前にスタート。が、稜線に上がるまでのペースと体力的不安で早くも諦め代替案として大沢岳を往復。かなりの絶景で20分も滞在(≧▽≦)通過の方が多いけどおすすめですよ(^_-)
ここからは好天の中最高の絶景だがツラいアップダウンが続く…200m前後を上がったり下がったりで森林限界を何度も通過。最後は400mほど上がり聖岳到着!また独り占め♪
昼時なので予想通りガスが上がってきており視界悪状態。時間的にも余裕あるしこれまでの2峰が無念のガスだったので諦めきれず30分ほど待つと赤石方面が晴れてキタ!!
テンション上がり奥聖も踏んで追いついてきたKさんと共に聖平小屋まで下る。
途中ですれ違った聖空身ピストンの方に小屋激混み情報を聞きガックリ(´Д`)なんでも週末台風上陸の恐れでツアー3組計150人が予定早めて上がってくるとの噂?
案の定小屋に着くとまだ14時なのにごった返していて1人のスペース50cm程度(汗)
1時間以上前に着いていたYさんとまた合流し飲んでいるとYさん「個室があるよ!」とのこと。空き確認すると3部屋空いていたのでKさんと2000円払って移動。2人寝れるスペース独占&肉厚マットレスで快適空間♪個室のわりに破格の安さ!
食事後例によってYさんと飲んでいるともう19時なのに9人の団体がまだ着いていないと小屋番さん達がざわつく(+o+)
19:20に4人到着し隣で食事を取っていたので話しかけると聖沢出発13:30だと!!
残り5人は消灯後20:20に着いたらしく俺が小屋番だったら大説教だな<`ヘ´>
27日
1日早く下山するのでしずてつバス予約変えなければならないところYさんに静岡駅まで送っていただくこととなり下山まで同行することに。そのまま下山するのはもったいないとのYさんの提案で上河内岳経由で下山。
小屋を出て樹林帯のきつい登りを稜線まで登ると朝日に光る富士山がドーン!背後には赤石岳。上河内岳はガスっていたがその先は曇っているが視界良好な気持ちいい稜線&お花畑(^o^)v
茶臼小屋に着く頃にはガスガスになりパラついてくるがあとは樹林帯なので問題なし!
この日横窪沢に泊まるKさんが追いついてきたので3人で小屋まで一気に下り記念撮影してお別れ(;_;)/~~~
その後急坂、ハシゴ、ヤレヤレの激登り返しをクリアしようやく見えてきた大吊橋に安堵。怖かったけど渡り切ってへろへろでゴール&ハイタッチ(^^)/
白樺荘で4日分の垢を落としYさんに静岡駅まで送っていただきおでん屋で一杯やって帰京。
午後はずっと雨だったので1日早く下山して大正解でした(^-^;
難易度 ★×3.5(メット持って行ったが危険なのは悪沢周辺のみ)
疲労度 ★×4.5〜5(行動時間より累計標高差にやられる)
眺望 ★×3.5(昼時にメインピークに着く日程だったためガスったのが残念)
いろんな方と出会い、飲み、同行し1日短縮したけど濃厚で超楽しい5日間でした。
光岳はいろんな方に話聞くと樹林帯で精神やられるから元気なうちに行った方がいいらしいので次回に取っておきます!
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