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Yamareco

記録ID: 1218527
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

荒川三山、赤石岳、聖岳

2017年08月02日(水) ~ 2017年08月05日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
72:55
距離
49.3km
登り
5,572m
下り
5,761m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:42
休憩
0:13
合計
7:55
距離 10.6km 登り 2,081m 下り 591m
8:43
102
10:25
10:32
123
12:35
12:36
37
13:13
13:15
56
14:11
14:13
63
15:30
42
16:12
16:13
25
16:38
2日目
山行
8:20
休憩
0:21
合計
8:41
距離 13.9km 登り 1,452m 下り 1,607m
4:21
41
宿泊地
5:31
5:32
2
5:34
5:35
51
6:26
6:28
46
7:17
7:18
7
7:25
7:27
13
8:08
8:18
61
9:19
72
10:31
11
11:05
11:07
2
11:09
78
12:27
12:28
34
3日目
山行
8:15
休憩
0:27
合計
8:42
距離 13.5km 登り 1,675m 下り 1,699m
5:11
19
5:54
37
6:31
35
7:06
7:21
114
9:15
35
9:50
9:51
27
10:18
10:19
14
10:33
16
10:49
10:51
2
10:53
11:00
81
12:21
12:22
91
13:53
4日目
山行
3:54
休憩
0:08
合計
4:02
距離 10.6km 登り 356m 下り 1,613m
5:36
39
宿泊地
6:15
6:18
53
7:11
7:12
44
7:56
7:59
24
8:23
36
8:59
9:00
18
9:18
20
9:38
0
9:38
ゴール地点
天候 1日目:くもり一時雨 2日目:晴れのち曇り一時雨 3日目:晴れのち曇り一時雨 4日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路) 畑薙夏季臨時駐車場から 東海フォレストのバスで椹島へ
復路) 畑薙大橋から臨時駐車場まで徒歩にて
コース状況/
危険箇所等
やや危険を感じたのは、以下の2か所です。
南岳⇔上河内岳の崩壊地
畑薙大橋⇔ヤレヤレ峠の崩壊箇所
とくに後者は歩く人も多く、再整備が必要と思われます。
東海フォレストのバスで椹島へ。
この日は6:00発の臨時バスはありませんでした。
歩きだしが8:40過ぎと遅く、ちょっと不安。
2017年08月02日 08:43撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 8:43
東海フォレストのバスで椹島へ。
この日は6:00発の臨時バスはありませんでした。
歩きだしが8:40過ぎと遅く、ちょっと不安。
標高1,100m。
2017年08月02日 08:45撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 8:45
標高1,100m。
聖岳登山口方向に少し戻ったところに赤石岳への登山口があります。まずは鉄製の梯子から。
実はこの登山口を見落として、通り過ぎてしまい、バスの運転手さんに教えてもらいました。
2017年08月02日 08:54撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 8:54
聖岳登山口方向に少し戻ったところに赤石岳への登山口があります。まずは鉄製の梯子から。
実はこの登山口を見落として、通り過ぎてしまい、バスの運転手さんに教えてもらいました。
展望には恵まれませんが、特にきつい傾斜ではなかったと記憶しています。
2017年08月02日 09:36撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 9:36
展望には恵まれませんが、特にきつい傾斜ではなかったと記憶しています。
1/5、2/5と刻んだ標識がありました。
3/5は見落としました....。
2017年08月02日 10:08撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 10:08
1/5、2/5と刻んだ標識がありました。
3/5は見落としました....。
高地順応が不十分で、深呼吸を続けながら....4/5まで来ました。
2017年08月02日 11:35撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 11:35
高地順応が不十分で、深呼吸を続けながら....4/5まで来ました。
ボッカ返しの急坂(といっても20分ちょっと)を登りきると赤石小屋まではあと少し。
2017年08月02日 12:16撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 12:16
ボッカ返しの急坂(といっても20分ちょっと)を登りきると赤石小屋まではあと少し。
12:30過ぎに赤石小屋へ到着。20埃紊離競奪を背負って4時間と、まずまずのペース。脚も残っているようなので、予定通り荒川小屋まで行くことにします。
2017年08月02日 12:37撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 12:37
12:30過ぎに赤石小屋へ到着。20埃紊離競奪を背負って4時間と、まずまずのペース。脚も残っているようなので、予定通り荒川小屋まで行くことにします。
富士見平。ガスガスだけでなく、雨が降り出しました。雨具苦手だしなあ。
2017年08月02日 13:23撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 13:23
富士見平。ガスガスだけでなく、雨が降り出しました。雨具苦手だしなあ。
富士見平からは傾斜が急に。いくつか桟橋のような場所を通ります。高度感はありません。ガスっていたからかも?
2017年08月02日 13:44撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 13:44
富士見平からは傾斜が急に。いくつか桟橋のような場所を通ります。高度感はありません。ガスっていたからかも?
お花畑の中のガラガラ道。傾斜も急で、なんども立ち止まりました。脚が攣ったわけでもないのに、脚が動きません。
2017年08月02日 15:00撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 15:00
お花畑の中のガラガラ道。傾斜も急で、なんども立ち止まりました。脚が攣ったわけでもないのに、脚が動きません。
富士見平から2時間で、ようやく主稜線にたどり着きました。もう余力はありません。赤石岳は明日にして、荒川小屋へ下ります。
2017年08月02日 15:17撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 15:17
富士見平から2時間で、ようやく主稜線にたどり着きました。もう余力はありません。赤石岳は明日にして、荒川小屋へ下ります。
この日のピーク「小赤石岳」。3,081m。
椹島から標高差約2,000m。
2017年08月02日 15:31撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/2 15:31
この日のピーク「小赤石岳」。3,081m。
椹島から標高差約2,000m。
ウスユキソウ。
2017年08月02日 15:40撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 15:40
ウスユキソウ。
「小赤石岳の肩」から初めはやや急な斜面でしたが、途中からは緩やかな下り。
2017年08月02日 16:01撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 16:01
「小赤石岳の肩」から初めはやや急な斜面でしたが、途中からは緩やかな下り。
右手の沢筋には雪渓も。
2017年08月02日 16:05撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 16:05
右手の沢筋には雪渓も。
ケルンがありました。
2017年08月02日 16:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 16:12
ケルンがありました。
大聖寺平。
時計はすでに16:00をまわっています。
あと小屋まで1.3辧
2017年08月02日 16:13撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 16:13
大聖寺平。
時計はすでに16:00をまわっています。
あと小屋まで1.3辧
森林限界を下回ってから5分ほど、荒川小屋が見えてきました。
2017年08月02日 16:32撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/2 16:32
森林限界を下回ってから5分ほど、荒川小屋が見えてきました。
天気も良くないので、この日は5張りほど。
2017年08月02日 17:15撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/2 17:15
天気も良くないので、この日は5張りほど。
日の出前の登山道を、稜線めがけて登っていきます。
まだ、ガスがかかっています。
2017年08月03日 04:48撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 4:48
日の出前の登山道を、稜線めがけて登っていきます。
まだ、ガスがかかっています。
ハイマツの中のガラガラ道。
2017年08月03日 04:49撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 4:49
ハイマツの中のガラガラ道。
稜線手前には、鹿除けの柵で守られたお花畑。
2017年08月03日 04:57撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 4:57
稜線手前には、鹿除けの柵で守られたお花畑。
2017年08月03日 05:00撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:00
ウスユキソウ
2017年08月03日 05:05撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:05
ウスユキソウ
雲の上からご来光。
2017年08月03日 05:20撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:20
雲の上からご来光。
塩見岳への稜線との分岐まで登ってきました。
2017年08月03日 05:23撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:23
塩見岳への稜線との分岐まで登ってきました。
荒川中岳への登りから振り返ると、右奥が荒川西岳で、左奥が赤石岳。雲海になっています。
2017年08月03日 05:25撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/3 5:25
荒川中岳への登りから振り返ると、右奥が荒川西岳で、左奥が赤石岳。雲海になっています。
同じ方向のパノラマ。
2017年08月03日 05:28撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:28
同じ方向のパノラマ。
荒川中岳の肩越しに塩見岳とその北側の山々。
間ノ岳、北岳などでしょうか?
2017年08月03日 05:29撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:29
荒川中岳の肩越しに塩見岳とその北側の山々。
間ノ岳、北岳などでしょうか?
朝日がまぶしい荒川中岳。
2017年08月03日 05:29撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:29
朝日がまぶしい荒川中岳。
山頂碑と南アルプスの北側の展望。
2017年08月03日 05:30撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:30
山頂碑と南アルプスの北側の展望。
中岳避難小屋。
この日は3名ほどの利用者がいたらしいです。
2017年08月03日 05:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/3 5:34
中岳避難小屋。
この日は3名ほどの利用者がいたらしいです。
さらに荒川東岳(悪沢岳)へと、いったん下ります。
2017年08月03日 05:36撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:36
さらに荒川東岳(悪沢岳)へと、いったん下ります。
結構きつそうな登り返しだな。
2017年08月03日 05:53撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:53
結構きつそうな登り返しだな。
塩見岳。
山頂左手の急な登りが核心部なのでしょうか?
2017年08月03日 05:55撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 5:55
塩見岳。
山頂左手の急な登りが核心部なのでしょうか?
あの岩を越えるとすぐに山頂?
雲がどんどんわいてきて、青空が....。
2017年08月03日 06:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 6:10
あの岩を越えるとすぐに山頂?
雲がどんどんわいてきて、青空が....。
悪沢岳山頂。
360°の展望のはずが....。
天候の回復を望めそうもないので、早々に下山。
2017年08月03日 06:26撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/3 6:26
悪沢岳山頂。
360°の展望のはずが....。
天候の回復を望めそうもないので、早々に下山。
マツムシソウ。
2017年08月03日 06:50撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 6:50
マツムシソウ。
2017年08月03日 06:50撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 6:50
中岳の避難小屋も雲の中。
2017年08月03日 07:15撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 7:15
中岳の避難小屋も雲の中。
荒川東岳に行っても展望はなさそうでしたが、荒川三山ということで東岳に。
2017年08月03日 07:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/3 7:27
荒川東岳に行っても展望はなさそうでしたが、荒川三山ということで東岳に。
見えたのは高山方面の登山道だけ。
2017年08月03日 07:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 7:27
見えたのは高山方面の登山道だけ。
2017年08月03日 07:40撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 7:40
ヨツバシオガマ
2017年08月03日 07:40撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 7:40
ヨツバシオガマ
2017年08月03日 07:41撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 7:41
戻った荒川小屋では一瞬晴れかけましたが...。テントを撤収し、再び重たいザックを担いで、赤石岳へ。
2017年08月03日 08:48撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 8:48
戻った荒川小屋では一瞬晴れかけましたが...。テントを撤収し、再び重たいザックを担いで、赤石岳へ。
大聖寺平に向って緩やかな登り。
2017年08月03日 09:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 9:02
大聖寺平に向って緩やかな登り。
大聖寺平。
2017年08月03日 09:17撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 9:17
大聖寺平。
小赤石岳の肩の手前から強い雨。
脚が上がらん。
と、前方にライチョウが....。
2017年08月03日 10:04撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 10:04
小赤石岳の肩の手前から強い雨。
脚が上がらん。
と、前方にライチョウが....。
ライチョウが出るくらいだから、天気悪いのも致し方ないか。
2017年08月03日 10:06撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/3 10:06
ライチョウが出るくらいだから、天気悪いのも致し方ないか。
ほうほうの体で、小赤石岳の肩へ。
大聖寺平から、ほぼコースタイム通り。
2017年08月03日 10:18撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 10:18
ほうほうの体で、小赤石岳の肩へ。
大聖寺平から、ほぼコースタイム通り。
前日に続きガスな中の小赤石岳。
2017年08月03日 10:32撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/3 10:32
前日に続きガスな中の小赤石岳。
椹島降下点まで戻ってきました。
バテバテですが、昨日よりはまし。
2017年08月03日 10:43撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 10:43
椹島降下点まで戻ってきました。
バテバテですが、昨日よりはまし。
赤石岳の手前でも雨とガス。
2017年08月03日 10:57撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 10:57
赤石岳の手前でも雨とガス。
感動がない赤石岳の展望。
百名山なのになあ。
2017年08月03日 11:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/3 11:02
感動がない赤石岳の展望。
百名山なのになあ。
赤石岳避難小屋。
ここで山バッジを買っておくべきでした。
2017年08月03日 11:09撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 11:09
赤石岳避難小屋。
ここで山バッジを買っておくべきでした。
ゴロゴロした石を降りていきます。
すべて浮石?(汗)
2017年08月03日 11:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 11:34
ゴロゴロした石を降りていきます。
すべて浮石?(汗)
百間洞までは下りっぱなしと思っていましたが、登り返しも。
2017年08月03日 12:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 12:02
百間洞までは下りっぱなしと思っていましたが、登り返しも。
百間平を振り返ります。
2017年08月03日 12:26撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 12:26
百間平を振り返ります。
百間洞へは、ゴロゴロした石を降りていきます。
雨で滑りやすそうなので、慎重に下りました。
2017年08月03日 12:49撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 12:49
百間洞へは、ゴロゴロした石を降りていきます。
雨で滑りやすそうなので、慎重に下りました。
13:00過ぎに「百間洞山の家」に到着。
この日はテント泊ではなく、小屋泊。
というのもここの名物「とんかつ」をいただかなくては...。
また、東海フォレストの施設利用券もこれより南では使うことができないので...。
2017年08月03日 13:04撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/3 13:04
13:00過ぎに「百間洞山の家」に到着。
この日はテント泊ではなく、小屋泊。
というのもここの名物「とんかつ」をいただかなくては...。
また、東海フォレストの施設利用券もこれより南では使うことができないので...。
ちょっとピントが合っていませんが、夕方には明日登る聖岳が雄姿を現しました。
2017年08月03日 17:59撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/3 17:59
ちょっとピントが合っていませんが、夕方には明日登る聖岳が雄姿を現しました。
朝食は頼んでいないので、4:30には小屋を出発することができました。
2017年08月04日 04:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 4:34
朝食は頼んでいないので、4:30には小屋を出発することができました。
天気は良さそう。
早速昨日登った荒川三山が見えてきました。
2017年08月04日 04:58撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 4:58
天気は良さそう。
早速昨日登った荒川三山が見えてきました。
赤石岳と、今回初めて拝む富士山。
2017年08月04日 05:01撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 5:01
赤石岳と、今回初めて拝む富士山。
富士山アップで...。
2017年08月04日 05:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/4 5:02
富士山アップで...。
赤石岳山頂にかかるレンズ雲。
かなり珍しいらしい。
2017年08月04日 05:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
8/4 5:02
赤石岳山頂にかかるレンズ雲。
かなり珍しいらしい。
2017年08月04日 05:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 5:12
本日のご来光は赤石岳の稜線から。
2017年08月04日 05:17撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 5:17
本日のご来光は赤石岳の稜線から。
ご来光〜!
2017年08月04日 05:25撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
8/4 5:25
ご来光〜!
富士山の反対側には中央アルプスの山々。その奥は、加賀の名峰「白山」かな?
2017年08月04日 05:37撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 5:37
富士山の反対側には中央アルプスの山々。その奥は、加賀の名峰「白山」かな?
右端の荒川三山の向こう側には、「塩見岳」「間ノ岳」「北岳」かな。左奥は「仙丈ケ岳」でしょうか?
2017年08月04日 05:39撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 5:39
右端の荒川三山の向こう側には、「塩見岳」「間ノ岳」「北岳」かな。左奥は「仙丈ケ岳」でしょうか?
小屋を出て、1時間20分で中盛丸山に。
真後ろが赤石岳。
左奥が荒川三山。
2017年08月04日 05:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 5:51
小屋を出て、1時間20分で中盛丸山に。
真後ろが赤石岳。
左奥が荒川三山。
中盛丸山から望む、これから向かう「兎岳」「聖岳」
2017年08月04日 05:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 5:51
中盛丸山から望む、これから向かう「兎岳」「聖岳」
中盛丸山から望む「中央アルプス」。
2017年08月04日 05:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 5:51
中盛丸山から望む「中央アルプス」。
こんなに天気が良いのに、ライチョウさん出現。
2017年08月04日 06:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 6:27
こんなに天気が良いのに、ライチョウさん出現。
小兎岳から聖岳を望む。
2017年08月04日 06:32撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 6:32
小兎岳から聖岳を望む。
兎岳までいったん下って登り返し。
2017年08月04日 06:43撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 6:43
兎岳までいったん下って登り返し。
兎岳に到着。
絶好の登山日和と思われましたが....。
2017年08月04日 07:08撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 7:08
兎岳に到着。
絶好の登山日和と思われましたが....。
兎岳から少し下ったところからのパノラマ。
左端が中央アルプス。その奥に北アルプス。
その右に塩見岳etc。荒川三山〜赤石岳。
右端が聖岳。
2017年08月04日 07:21撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 7:21
兎岳から少し下ったところからのパノラマ。
左端が中央アルプス。その奥に北アルプス。
その右に塩見岳etc。荒川三山〜赤石岳。
右端が聖岳。
兎岳からは急降下し、急な登りも何か所かありました。
それこそ、3点支持で...通過。
2017年08月04日 08:28撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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8/4 8:28
兎岳からは急降下し、急な登りも何か所かありました。
それこそ、3点支持で...通過。
少しずつガスが登ってきました。
今朝出発した「百間洞山の家」がかすかに見えます。
2017年08月04日 08:43撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 8:43
少しずつガスが登ってきました。
今朝出発した「百間洞山の家」がかすかに見えます。
再び急斜面登場。
降りてきた人の話では、この区間だけでも20分かかったとのこと。
2017年08月04日 08:47撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 8:47
再び急斜面登場。
降りてきた人の話では、この区間だけでも20分かかったとのこと。
急斜面の登りから30分、聖岳山頂に到着。
しかし、登ってきたガスには勝てず、展望ゼロ。
2年前に登った時は赤石山頂だけが見えなかっただけでしたが....。
奥聖も同じようなので、今回はパス。
2017年08月04日 09:16撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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8/4 9:16
急斜面の登りから30分、聖岳山頂に到着。
しかし、登ってきたガスには勝てず、展望ゼロ。
2年前に登った時は赤石山頂だけが見えなかっただけでしたが....。
奥聖も同じようなので、今回はパス。
聖岳からはガラガラのつづら折れをひたすら降下。
おっと、再びライチョウさん出現。
今回は2羽のひなを連れていました。
2017年08月04日 09:24撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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8/4 9:24
聖岳からはガラガラのつづら折れをひたすら降下。
おっと、再びライチョウさん出現。
今回は2羽のひなを連れていました。
前回以上に視界のない小聖岳山頂。
しかも、山頂碑が読めないほど劣化。
2017年08月04日 09:52撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 9:52
前回以上に視界のない小聖岳山頂。
しかも、山頂碑が読めないほど劣化。
小聖岳直下からは、樹林帯の中を降下。
2017年08月04日 10:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 10:27
小聖岳直下からは、樹林帯の中を降下。
木道から聖平小屋へ移動。
2017年08月04日 10:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 10:34
木道から聖平小屋へ移動。
昨日、一昨日の反省から、昼食をしっかり食べました。
2017年08月04日 10:48撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 10:48
昨日、一昨日の反省から、昼食をしっかり食べました。
さすがにテン場は一張りだけ。
ここで泊まるにはまだ時間があるので、予定を変更し茶臼小屋まで行くことにしました。
2017年08月04日 10:48撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 10:48
さすがにテン場は一張りだけ。
ここで泊まるにはまだ時間があるので、予定を変更し茶臼小屋まで行くことにしました。
南岳手前のガレ場。
ここも少しだけ恐怖感を覚えました。
右に落ちたら、死ぬかも。
2017年08月04日 12:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 12:02
南岳手前のガレ場。
ここも少しだけ恐怖感を覚えました。
右に落ちたら、死ぬかも。
手前の急な登りこなし平らな山頂へ。
2017年08月04日 12:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 12:22
手前の急な登りこなし平らな山頂へ。
ハイマツの中の南岳山頂。
残念ながらこの日は展望に恵まれませんでした。
2017年08月04日 12:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 12:22
ハイマツの中の南岳山頂。
残念ながらこの日は展望に恵まれませんでした。
上河内岳への下りではお花畑がありますが....、左側が急傾斜で写真どころではありません。
2017年08月04日 12:28撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 12:28
上河内岳への下りではお花畑がありますが....、左側が急傾斜で写真どころではありません。
上河内岳もガスがかかっています。
登山道は山頂ではなく、肩まで登ります。
2017年08月04日 12:33撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 12:33
上河内岳もガスがかかっています。
登山道は山頂ではなく、肩まで登ります。
百人平。
2017年08月04日 13:24撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 13:24
百人平。
しばらくは、広くて平らな道を歩きます。
2017年08月04日 13:25撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 13:25
しばらくは、広くて平らな道を歩きます。
ようやく、茶臼小屋の分岐へ。
すでにこの日の行動時間は9時間になっていました。
2017年08月04日 13:44撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/4 13:44
ようやく、茶臼小屋の分岐へ。
すでにこの日の行動時間は9時間になっていました。
最終日。
この日は光岳へのピストンも考えましたが、健脚でも7時間かかるとのことで、あきらめて下山することに。
2017年08月05日 04:44撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 4:44
最終日。
この日は光岳へのピストンも考えましたが、健脚でも7時間かかるとのことで、あきらめて下山することに。
ゆっくりめの起床。
ご来光を待って、下山することに。
2017年08月05日 04:50撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 4:50
ゆっくりめの起床。
ご来光を待って、下山することに。
いよいよ、ご来光です。
2017年08月05日 05:06撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
8/5 5:06
いよいよ、ご来光です。
天気の悪い今年の南アルプスでしたが、3日間ともご来光を拝めたの奇跡です。
2017年08月05日 05:07撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
8/5 5:07
天気の悪い今年の南アルプスでしたが、3日間ともご来光を拝めたの奇跡です。
モルゲンロートに包まれます。
2017年08月05日 05:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 5:10
モルゲンロートに包まれます。
いよいよ、下山です。
畑薙の大吊橋まで標高差1,500m。簡単にいきそうにはありません。
2017年08月05日 05:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 5:12
いよいよ、下山です。
畑薙の大吊橋まで標高差1,500m。簡単にいきそうにはありません。
靴が合わないので、両足の爪が痛いし、太ももはパンパンに張っています。
2017年08月05日 05:38撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 5:38
靴が合わないので、両足の爪が痛いし、太ももはパンパンに張っています。
ずっと、かなりの傾斜が続きます。
2017年08月05日 05:40撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 5:40
ずっと、かなりの傾斜が続きます。
1時間ほどで700mほど下り、横窪沢小屋で小休止。
際の指も痛いし、腿も痛いし....。
2017年08月05日 06:19撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 6:19
1時間ほどで700mほど下り、横窪沢小屋で小休止。
際の指も痛いし、腿も痛いし....。
小屋からはいったん登り返し。
せっかく降りたのに....。
2017年08月05日 06:26撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 6:26
小屋からはいったん登り返し。
せっかく降りたのに....。
階段やはしごがいくつかあります。
2017年08月05日 07:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 7:02
階段やはしごがいくつかあります。
ウソッコ沢小屋。
無人小屋です。
2017年08月05日 07:11撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 7:11
ウソッコ沢小屋。
無人小屋です。
吊り橋。
2017年08月05日 07:18撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 7:18
吊り橋。
吊り橋。
2017年08月05日 07:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 7:34
吊り橋。
吊り橋。
2017年08月05日 07:38撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 7:38
吊り橋。
疲れた体に鞭打って、登り返したところが「ヤレヤレ峠」。
ここでもしばし休憩。
2017年08月05日 07:59撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 7:59
疲れた体に鞭打って、登り返したところが「ヤレヤレ峠」。
ここでもしばし休憩。
最後に「畑薙の大吊橋」。
2017年08月05日 08:20撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 8:20
最後に「畑薙の大吊橋」。
1人で渡ると、自分のペースで揺れるので、あまり恐怖感はありません。
2017年08月05日 08:23撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 8:23
1人で渡ると、自分のペースで揺れるので、あまり恐怖感はありません。
あとは林道をひたすら下ります。
コースタイムは1時間と35分。
2017年08月05日 08:29撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 8:29
あとは林道をひたすら下ります。
コースタイムは1時間と35分。
畑薙第一ダムは水量が少なく、途中から湖面が現れました。
2017年08月05日 08:50撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 8:50
畑薙第一ダムは水量が少なく、途中から湖面が現れました。
登山指導センター。
ここに有人ゲートがあり、ここまでは一般車でも入れます。
30台ほど駐車可能な駐車場とトイレがあります。
2017年08月05日 09:01撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 9:01
登山指導センター。
ここに有人ゲートがあり、ここまでは一般車でも入れます。
30台ほど駐車可能な駐車場とトイレがあります。
ダム横の観光案内板。
2017年08月05日 09:18撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 9:18
ダム横の観光案内板。
山頂には、今日も雲がすでにかかっていそうです。
2017年08月05日 09:20撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 9:20
山頂には、今日も雲がすでにかかっていそうです。
バテバテの状態でようやく駐車場に到着。
やっぱり、聖平から下ればよかったかな?
2017年08月05日 09:39撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
8/5 9:39
バテバテの状態でようやく駐車場に到着。
やっぱり、聖平から下ればよかったかな?
撮影機器:

感想

 当初は赤石岳から、北岳をテント泊縦走しようと計画していたが、1日の走破量があまりにも必要と思われたので、今回は椹島から未踏の百名山「赤石岳」「悪沢岳」を回ることにした。

******************************
「1日目」
 携帯などの数を減らし、お酒も持たないことで、ザックの重量は18堋度になっているはず。6:00の臨時バスが出れば、時間的に余裕が生まれるはずであったが、この日は臨時便はなく、歩きだしが8:40すぎとなった。とにかく、初日の重いザックを2,000mの標高差に打ち勝って上げるためには、脚をためて臨むこととした。もし、へたれたり、時間がかかれば赤石小屋で1泊すればよい。
 実際はゆっくりと登ったつもりだったが、12:30過ぎに赤石小屋に着いたので、荒川小屋まで行くことにした。富士見平までは順調であったが、赤石の主稜線手前でひどくバテて、脚が上がらなくなった。筋肉痛はなかったが、ひどく呼吸が乱れて、休んでも回復しない。いわゆる「しゃりばて」かも。
 稜線からはほとんど小屋まで下り。なんとか、目標の17:00までには到着できた。

*******************************
「2日目」
 1日で荒川小屋まで来たので、初日の疲れが酷ければ、悪沢岳へのピストンだけという選択もできた。アタックザックで、コースタイム6時間のピストンであったが、4時間で帰ってこられた。百間洞山の家の最終受付時間(トンカツにありつくための)16:00に間に合うには、12:00に荒川小屋出発がタイムリミットと踏んでいたが、9:00前には出発できた。3時間の余裕。
 荒川小屋からは、テントを背負ったので、脚が重かった。小赤石岳の肩への登りでは、強い雨に遭遇したので雨具を使用。全然登れない。シャリバテ?
 ほうほうの体で方に到着。椹島降下点を過ぎて赤石岳山頂で登るときに、すれ違った人に声をかけられた。
「前日、赤石から荒川まで登った方ですよね。」
 小屋の前でこれから荒川小屋まで行くという話をした方らしい。
「すごいですね。」
と褒められたので、悪い気はしない。むしろ、赤石まで登るのによい後押しとなった。
 今日登った未踏の百名山「悪沢岳」「赤石岳」ともに、山頂からの展望はなかった。今年の南アルプスは悪天候続きで、各小屋でもヘリによる荷揚げが10日以上できていないとのこと。まあ、致し方ない。
 百間洞山の家まではずっと下りだけだと思っていたが、登り返しもあった。この日はテントを担ぐ前と後では、相当負担が違い、小屋の手前で相当バテていた。
 小屋では愛知から来たソロの人と話をさせてもらい、いろいろ勉強になった。やはり、小屋泊はいろんな人と話ができて、楽しい。トンカツもボリュームたっぷりで、半分はソース&和ガラシで、半分はおろしポン酢でいただいた。

**********************************
「3日目」
 朝食を自炊として、早く小屋を出発した。朝から絶好の天気で、テンションmax。台風がいなくなったからだと、勝手に勘違いしていた。
 テント泊の先行者を合計4人追い抜いた。
 一人目を追い抜いた際に情報交換。
「前に女の子が二人いるが、相当な猛者だよ。」
 今日も朝からテントをしょっているので、そんな猛者なら追い越せないな。と思っていたら、小兎岳のあたりで追いつき、追い越した。
 兎岳山頂でこの日初めての休憩を取っていたら、恰好なスピードで登ってきた。
「昨日14:00頃、百間洞山の家に着いた人ですよね。」
 たしかに前日小屋前で休んでいた時に、着いた二人だ。
「はい。」
「どこから来たの?」
「甲斐駒から」
との答え。おおっ、まさしく南アルプス完全踏破でなありませんか?よく聞くと、黒戸尾根から来たらしい。
 そういえば前日荒川小屋でも見かけたことを思い出した。9:00ぐらいだった。ずいぶん遅い出発だなと思ったが、そのあと10分で僕も同じ方向へ出発したので、すぐに追いつくと思っていた。ところが縛の方が重いザックで動けなくて、後ろ姿すら見えなかった。よくよく訊けば、赤石岳山頂で雨が酷かったので、1時間ほど休んでいたとのこと。そこで、追い越していたようだった。
 前々日は高山裏避難小屋に泊まり、今日は聖平小屋まで行き、さらに翌日は光小屋まで行って、下山するそうだ。お金はともかく、相当な体力と時間が必要でうらやましかった。
 聖岳へは先行した。かなりコルまで降りていくが、最低地点付近でアクシデント発生。濡れた斜面で滑った際に思わず出した右手首を負傷。安全な地点まで1-2分かけて下ったあとに手首を確認したら、皮と肉が3僂らい避けていて、流血。傷口をマキロンで消毒し、タオルで巻いて10分間止血を図る。幸い出血はすぐに止まったが、絆創膏では傷口がすぐに開いてしまうような傷だった。仕方なく、タオルで強く縛るだけにした。不思議なことに痛みはなく、岩もつかめたし、ポールも握れた。
 最低点からは急な登り。ポールより手足で登った方が良い場所もあり、ポールを出したり、しまったり。ここが今回の最難所であった。
 聖岳の山頂に着く直前から、ガスがどんどんあがってきた。結局、3つ目の百名山山頂でも展望に恵まれなかった。奥聖まで行っても天候回復は望めそうになく、奥聖はすでに登頂済みなので、今回はパス。そのまま、聖平小屋まで下った。途中、トレランの人と、軽装の登山客2人に抜かれはしたが、予定の11:00より30分ほど早く聖平小屋に着いた。もっとも、すでに行動時間は6時間を過ぎている。
 聖平小屋のテン場は広いが、立っているのは1張りだけ。予定は聖平泊だが、まだ時間があるので茶臼小屋まで行くことにした。コースタイム4時間だが、今回の状況から3時間ちょっとで行けそうと判断した。ただし、シャリバテの予防で、朝作った五目御飯を完食し、カロリーメイトを食べて、11:00に出発した。

 南岳まで登れば後はそうつらくいない。地図と前回ここを逆方向から歩いた経験からも、踏ん張りどころは南岳への登りだった。行動時間は6時間を超えており、つらい登りであったが、ゆっくりと歩を進めていく作戦で登っていった。聖平小屋の前ですれ違ったパーティーは僕より20分ちょっと先行して茶臼小屋を目指していたが、僕が登り出して30分くらいで追いついた。聖平小屋に泊まり、朝から聖岳をピストンしたという。それから、茶臼を目指して歩いている途中ということであったが、一部の人は消耗が著しかった。案の定、茶臼小屋には僕は2時前に着いたが、このパーティーの到着はそれから4時間ほど後だった。
 南岳の手前は傾斜もきつく、つらい持久戦となった。西側に崩壊斜面があり、露出した稜線とハイマツの間をしばらく歩くことを強いられたが、ここは滑落の恐怖を感じた。南岳を過ぎると東側にはお花畑が広がっていたが、傾斜がきつくて、写真撮影どころではなかった。さらに、稜線の一部では西側の崩落斜面との幅が狭くて、緊張を強いられた。
 上河内岳の肩では2人の登山家客とすれ違った。2人とも上河内岳は登らなかったという。前回僕は、肩に荷物をデポして登ったが、今回は早く茶臼小屋に着きたかったので、彼らと同じく上らなかった。登ってもガスが濃くて、展望はなかっただろうし、茶臼小屋のテン場が埋まってしまう危険性を考えると、早く降りたかったからだ。
 14:00ちょっと前に、茶臼小屋に到着。テン場は空いていた。休憩中に話をした人は猛者ばかりだった。一人は30代前半の人で10日の休みを取って南アルプス踏破を目指す人。彼は26圓離競奪を背負って、一昨日上がってきたという。もう一人はアメリカのオレゴンから来た20代後半くらいの外人。なんと4日前に夜叉神峠から登ったという。今日は2人とも光岳往復。日本人は往復8時間、外人さんは7時間でピストンしたという。
 あわよくば光岳ピストンも考えていたが、この話を訊いて、光岳は断念した。そのあと、下山すると行動時間は11時間を超えるし、下りの標高差は1,500mあるので、脚も痛めかねない。
 手首は開いた皮の間から肉が見えていたが、不思議と出血はなく、痛みもほとんどなかった。再度消毒し、今度は絆創膏を3枚貼って、タオルで固定した。タオルには血のりがついたままであった。だいたい右利きなので、手首を縛るにはタオルの一端を前歯で咬まないとできず、やりにくかった。

*************************
「4日目」
 この日もご来光を拝むことができた。3日間の間で、最高のロケーションだった。前回の茶臼小屋でも同様だったので、相性が良いに違いない。
 前日の下りで、両足の親指には相当な力がかかっており、かなり痛い。靴ひもを強く縛って固定を強くしても、すぐに靴にあたり痛みが出るので、横向きになることを心掛けた。横窪沢までは急傾斜の連続。膝はショックを吸収するために、常に曲げた状態で、太ももはすぐにパンパンに。高度計を見ながら、自分で自分を励ましつつ、何とか3時間かけて、畑薙の大吊橋に。橋を渡り切って、ようやく下界に到着と思ったが、ここも地獄。駐車場まで、痛い足を引きずりながら、疲労困憊で降りた。車に戻ってからは、チキンライスを完食し、水分を補給し、4日間の山旅を終えた。

****************************
「今回わかったこと」
・荷物は厳選し、お酒を携行するのは諦めること。
・長い下りを除けば、意外と肩に負担が来なかった。
・ハムストリングを使って登れば、登りがあまり負担にならないこと。
・ゆっくり上ったつもりでも、コースタイムを下回れること。
・僕の場合、行動時間4-5時間でエネルギーが枯渇すると思われること。

 日数があれば、1日の行動時間を少なくして、かなりながい縦走ができそうである。さらに携行品を絞れば、負担が軽くなるのは間違いない。

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