北岳・間ノ岳・塩見岳 お花には満足

2017年08月20日(日) ~ 2017年08月23日(水)

• GPS: 25:22
• 距離: 32.4km
• 登り: 3,454m
• 下り: 3,133m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:41
• 休憩: 0:01
• 合計: 2:42

13:56 広河原インフォメーションセンター
14:00 14:01 広河原山荘
14:14 14:14 白根御池分岐
16:38 白根御池小屋

2日目

• 山行: 8:00
• 休憩: 2:02
• 合計: 10:02

5:31 白根御池小屋
7:20 7:37 草すべり分岐
7:51 8:04 小太郎尾根分岐
8:45 8:52 北岳肩ノ小屋
9:04 9:17 両俣分岐
9:41 10:03 北岳
10:15 10:20 吊尾根分岐
10:31 10:34 トラバースルート分岐
10:55 11:14 北岳山荘
12:00 12:05 中白根山
13:19 13:27 間ノ岳
14:21 14:24 三峰岳
15:00 15:07 三国平
15:33 熊の平小屋

3日目

• 山行: 9:11
• 休憩: 1:26
• 合計: 10:37

4:58 熊の平小屋
5:33 5:37 安倍荒倉岳
6:14 6:26 竜尾見晴
6:40 6:42 新蛇抜山
8:06 8:06 北荒川岳
8:09 8:09 北荒川岳キャンプ場跡地
10:00 10:05 北俣岳分岐
10:43 10:51 塩見岳東峰
10:55 11:18 塩見岳
12:01 12:31 塩見小屋
14:19 14:19 本谷山
15:21 15:23 三伏山
15:35 三伏峠小屋

4日目

• 山行: 1:44
• 休憩: 0:05
• 合計: 1:49

6:36 三伏峠小屋
6:49 6:52 塩川・鳥倉ルート合流点
7:10 7:12 水場
7:50 7:50 豊口山のコル
8:25 鳥倉林道登山口

天候

20日　晴れ
21日　晴れのちガス
22日　終日ほぼガス　夜は雨
23日　ガス　下山したら晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

行き：　仙流荘に駐車　林道バスで北沢峠へ　乗り換えて広河原へ
　※中央道の通行止めが迂回路走行中に解除されました。あと5分遅ければ迂回せずに済んだようです。

帰り：鳥倉登山口からバスで伊那大島駅へ　JR飯田線で伊那市駅　バスで高遠へ
長谷循環バスに乗り換えて仙流荘へ
　登山口発9:10　仙流荘着は15:30でした　のんびり運転の飯田線と乗り継ぎ3回に時間がかかります。その分伊那谷の風景と温泉、伊那ソバを楽しめました。

コース状況／危険箇所等

北岳、間ノ岳までは賑わっています。危険個所も特にありません。
間ノ岳−塩見岳間は人の少ないコース　北荒川岳から塩見岳間の尾根がガスと強風でした。北荒川岳ーキャンプ場跡間がただっぴろいガレ場の尾根でガスだと迷い易い感じ。塩見岳直下の下りは落石注意の岩場です。
樹林帯ではルートは明瞭で歩きやすい道です。道標も適正に設置されています。

その他周辺情報

山小屋の夕食時間はすべて17:00　朝食は熊ノ平小屋が4:30であとは5時でした。
三伏峠小屋の夕食(カレーかと思っていました)も含めて一般的な食事です。朝はすべて納豆か生卵がついているのが助かりました。

高遠でのバス待ちの間(70分)に歩いて10分のさくらの湯で立ち寄り湯と伊那ソバ
ｐH9.6のアルカリ性単純温泉　お肌ツルツルスベスベの湯　500円　すいていました。　

写真

8/20 11:27

仙流荘の河原の広い駐車場に停めて、林道バスで北沢峠へ
スーパー林道沿いのヒヨドリバナにアサギマダラが乱舞していました。

8/20 12:30

北沢峠　南アルプス市営バスに乗り換え

8/20 13:58

北岳登山口　広河原　吊り橋を渡って登山開始
夕食が5時なので急ぎます

8/20 14:16

最初は樹林帯の急登
ピンク色のミソガワソウ？

8/20 14:57

カニコウモリ　不思議な名前

8/20 16:15

樹林帯を2時間登るとトラバース道　あと20分

8/20 16:17

シモツケソウ

8/20 16:18

ホタルブクロ

8/20 16:19

イワオトギリ

8/20 16:24

ミヤマアキノキリンソウ

8/20 16:24

クガイソウ

8/20 16:25

ソバナ

8/20 16:25

トリカブトの一種

8/20 17:31

イブキトラノオ

8/21 5:24

白根御池小屋に到着
立て替えられて快適できれいな山小屋です。
南アルプス天然水が豊富です。

8/20 16:57

白根御池山荘の夕食　他の山小屋も同じような感じでした

8/20 17:25

白根御池
空も染まらずに暮れていきます
明日の天気はどんなでしょうが？

8/21 5:31

2日目の朝
白根御池に映る北岳
天気は良いようです

8/21 6:07

最初は草すべりの急登。
背後の鳳凰三山が低くなっていくのが励みです。

8/21 5:39

タイツリオウギ

8/21 5:42

タカネビランジ

8/21 5:43

8/21 5:44

タカネグンナイフウロ？

8/21 6:03

キオン

8/21 6:16

マルバダケブキ
南アルプス全体でよく見かける花でした。シカが食べないので増えているらしい。

8/21 6:25

トモエシオガマ　

8/21 6:35

ソバナ？

8/21 6:42

タカネナデシコ

8/21 6:45

タカネナデシコとハクサンフウロのお花畑

8/21 6:46

大樺沢には雪渓が残っています。

8/21 7:06

ウメバチソウとハクサンフウロ
白い小っちゃい花はコバノコゴメグサ

8/21 7:26

草すべり上部　鹿の食害からの植生復元取組中です

8/21 7:30

やっと右俣コースと合流

8/21 7:34

鳳凰三山
地蔵のオベリスクもクッキリです

8/21 7:44

富士山も確認

8/21 7:48

お花畑　晴ているので草原の輝き

8/21 7:48

北岳　登るまで晴れといてくれ

8/21 7:54

尾根に到着
うっすら富士山

8/21 7:54

北岳へ

8/21 7:55

甲斐駒登場　右は八ヶ岳

8/21 7:55

鋸岳と甲斐駒　ちなみに伊那地方では東駒ヶ岳と呼ぶそうです
木曽駒もありますもんね

8/21 8:02

ウサギギク

8/21 8:02

タカネシオガマ

8/21 8:04

あれっ　北岳がガスっぽい

8/21 8:05

仙丈ヶ岳もちょっと雲が

8/21 8:10

トウヤクリンドウ

8/21 8:20

チシマギキョウ　毛があるので

8/21 8:37

シロバナタカネビランジ

8/21 8:51

肩の小屋
山頂には雲が

8/21 9:13

塩見岳です
結局塩見が見えたのがこの時だけでした。
手前の小さなトンガリが三峰岳

8/21 9:32

シラネヒゴタイ

8/21 9:33

もうすぐ北岳

8/21 9:53

北岳　3193m
百名山91座目　

8/21 10:00

こちらは山梨100名山の標柱
ガスってきました

8/21 10:05

タカネシオガマ　ブーケ
イワツメクサとシコタンハコベが縁取り

8/21 10:13

ミヤマダイコンソウ

8/21 10:13

タカネヤハズハハコとチシマギキョウ

8/21 10:42

雷鳥登場　羽繕い中

8/21 10:42

周囲を警戒中

8/21 10:43

キンロバイ

8/21 11:58

完全にガスってしまいました　やっと中白根山3055m

8/21 12:05

間ノ岳へは最高の縦走路らしいのですが今日はこんな感じ

8/21 12:09

花は楽しめます
イブキジャコウソウ

8/21 12:10

イワベンケイ　花は終わってます

8/21 12:14

タカネツメクサ

8/21 12:22

チシマギキョウ

8/21 13:08

トウヤクリンドウ　開いているのは珍しい

8/21 13:15

やっと間ノ岳？

8/21 13:19

間ノ岳　3190m
百名山92座目

8/21 13:20

こけしの乗った三等三角点

8/21 13:22

熊ノ平へ向かいます　ここからは下るだけ　2時間くらい

8/21 13:41

これもチシマギキョウ

8/21 14:10

オンタデ　赤いときれい

8/21 14:24

三峰岳(みぶだけ)2999m
静岡、長野、山梨の県境

8/21 14:31

大井川源流

8/21 14:34

チングルマの綿毛とミヤマアキノキリンソウ

8/21 14:34

ミヤマホツツジ

8/21 14:36

イワオトギリ

8/21 14:38

←クマ　クマに注意では無くて熊ノ平の方向です

8/21 15:07

広い三国平を過ぎると30分で熊ノ平小屋

8/21 15:47

小屋のテラスから農鳥岳が正面です

8/22 4:50

3日目　朝食4時半なので薄暗い中で出発

8/22 4:55

ぼんやりした夜明け
今日のまともな展望はこれが最後でした

8/22 5:16

ウサギギクの群生
今日も花だけは楽しめそうです

8/22 5:34

安倍荒倉岳の三角点　三等三角点　点名:安倍荒倉　2693.01m
日本100高山の93番目

8/22 6:07

樹林帯の道

8/22 6:28

こんな道も　
晴れていれば展望が良さそう

8/22 7:03

岩の上に生えたキノコ

8/22 7:41

コバノコゴメグサ

8/22 7:57

コバノイチヤクソウ

8/22 8:05

北荒川岳　塩見岳がド〜ンと見えない

8/22 8:11

北荒川岳のタカネビランジはきれいなピンク色　

8/22 8:38

芸術的に曲がったダケカンバ

8/22 8:47

ミネウスユキソウ

8/22 10:17

ミヤママンネングサ

8/22 10:43

あれが塩見岳？

8/22 10:46

塩見岳東峰　3052m
百名山93座目　今回の目的達成

8/22 10:47

ちょっと日差しと青空です
あちらは三角点のある西峰　3047m

8/22 11:00

こちらは西峰

8/22 11:17

あとは三伏峠へ下るだけ

8/22 11:22

これはイワギキョウ

8/22 11:23

ガスが切れるとかなり急峻な登山道なのが判ります

8/22 11:30

こんなところを下りてきました

8/22 12:31

塩見小屋　トイレ(携帯トイレ購入200円)借りました

8/22 12:59

セリバシオガマ

8/22 13:15

一瞬　塩見岳登場

8/22 13:44

ナナカマド　秋色の始まり

8/22 14:19

本谷山　2657.9m
ずっと下って来てここの登りが堪えました

8/22 14:39

タカネマツムシソウ登場

8/22 15:22

三伏山　2615m
最後の力を振り絞った登りでした

8/22 15:48

三伏峠小屋に到着
日本三大峠だそうです

8/23 6:35

翌朝　ガス濃し
バス停まで下るだけなので朝はゆっくり

8/23 6:26

管理人さんに教えてもらった近くのマツムシソウのお花畑に
分岐を小河内岳方向へ約5分

8/23 6:13

最初、ガスっているので良く判りませんが

8/23 6:14

ネットの中は満開のマツムシソウ

8/23 6:13

8/23 6:13

8/23 6:15

オヤマリンドウはまだつぼみ

8/23 6:20

トモエシオガマ　なにげにきれいな花

8/23 7:11

鳥倉登山口へ下山
6.5／10あたりにある「ほとけの清水」

8/23 7:23

いかにも滑りそうで実際マジ滑る丸木の桟道　手すり使用が必須

8/23 7:27

中間地点

8/23 7:34

いつのまにか青空

8/23 7:50

ホタルブクロ

8/23 7:55

キバナノヤマオダマキ
クリーム色のグラデーションが綺麗

8/23 8:00

もうすぐ登山口

8/23 8:17

8/23 8:20

8/23 8:25

鳥倉登山口バス停　下山終了

8/23 8:50

バス停そばのヒヨドリバナ　アサギマダラが舞っていましたが、写真は無理でした

8/23 8:56

バス停そばのネジバナ

8/23 8:58

9:10発のバスが来ました。乗客3名　今週末で今年は終了
伊那大島駅まで約2時間

8/23 11:13

伊那大島駅　塩見岳が見えてます

8/23 14:27

高遠でのバス待ちの間に「さくらの湯」でサッパリ
ふろ上がりの伊那ソバ
あとは循環バス30分で仙流荘へゴール
循環バスでは夏休みの終わった小中生と一緒でした

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX350 SONY

感想

hetaregonta

北岳から塩見岳へ縦走するには鳥倉登山口へのバスがある今週末がタイムリミットです。天気予報はイマイチでしたが山小屋沈も覚悟で行ってみました。
幸い行動中は雨にも降られず無事縦走できてラッキーでした。
天気がイマイチだったのも、カンカン照りでバテるのよりはかえって良かったのかも知れません。

南アルプスは甲斐駒、仙丈や北岳は賑わっています。鳥倉登山口から塩見岳へもそれなりに賑わっていますが、間ノ岳から塩見岳間は極端に人が少ない縦走路です。
樹林帯と岩場が主なコースのせいか花の感じも北アルプスと違った感じです。初めて見る花も多々あって楽しめました。

今回初日が白根御池小屋まででしたが、早く出発して肩の小屋まで登っておけばもっとあとが楽だったようです。次に縦走するときはコースタイム6時間程度の予定で登ってみる予定です。