秋の南アルプス北部、白峰三山+塩見岳縦走（広河原〜北岳〜間ノ岳〜塩見岳〜農鳥岳〜奈良田）

2017年09月22日(金) ~ 2017年09月24日(日)

• GPS: 38:31
• 距離: 44.5km
• 登り: 4,128m
• 下り: 4,803m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:31
• 休憩: 0:16
• 合計: 8:47

5:49 広河原山荘
5:57 5:58 白根御池分岐
7:36 7:37 白根御池小屋
8:51 8:55 草すべり分岐
9:08 9:09 小太郎尾根分岐
9:32 9:32 北岳肩ノ小屋
9:46 9:46 両俣分岐
10:01 10:03 北岳
10:16 10:17 吊尾根分岐
10:28 10:28 トラバースルート分岐
10:45 10:46 北岳山荘
11:13 11:14 中白根山
12:05 12:07 間ノ岳
12:40 12:41 三峰岳
13:16 13:17 三国平
14:36 熊の平小屋

2日目

• 山行: 7:05
• 休憩: 0:26
• 合計: 7:31

5:47 宿泊地
6:08 6:08 安倍荒倉岳
6:41 6:43 竜尾見晴
6:55 6:55 新蛇抜山
7:42 7:50 北荒川岳
7:53 7:54 北荒川岳キャンプ場跡地
8:57 9:00 北俣岳分岐
9:25 9:26 塩見岳東峰
9:32 9:32 塩見岳
9:37 9:38 塩見岳東峰
9:57 9:58 北俣岳分岐
10:56 10:57 北荒川岳キャンプ場跡地
11:02 11:03 北荒川岳
11:56 12:01 新蛇抜山
12:19 12:20 竜尾見晴
12:55 12:56 安倍荒倉岳
13:18 熊の平小屋

3日目

• 山行: 6:46
• 休憩: 0:15
• 合計: 7:01

5:11 宿泊地
5:35 5:35 三国平
6:52 7:04 農鳥小屋
7:40 7:40 西農鳥岳
8:00 8:00 農鳥岳
8:27 8:28 大門沢分岐
9:55 9:56 大門沢小屋
11:56 11:57 奈良田ゲート
12:12 奈良田駐車場

天候

1日目：曇り、稜線強風、気温低い
2日目：雨のち曇り
3日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

奈良田第二駐車場（下山時一番近い駐車場）に駐車。
広河原行きのバスで広河原へ
平日は奈良田〜広河原はバス2本（奈良田8:30、15:30のみ）なので時刻に注意

コース状況／危険箇所等

〇熊の平小屋〜塩見岳間は樹林帯の中、ハイマツの間を歩き、雨の後は足場も良くないので、足元濡れやすく、汚れやすい。
〇北荒川岳頂上から塩見方面は間違いやすいので注意。×のあるルートは行けそうに見えるが方向が違うので行かないように。
〇熊の平〜塩見岳ルートは新蛇抜山の脇を通っている。頂上からのルートはないので頂上まで登ったら元のルートまで戻る。
〇大門沢下降点〜大門沢小屋間は岳沢のように急な下り、岩も多いので下山の場合は慎重に降りていく。
〇大門沢小屋〜登山口間で森の中を歩く部分がある。踏み跡少なく、マークが途切れる場合があるので注意する。また登山道の一部が浅い沢になっている箇所があるので
注意する。

写真

9/21 15:08

登山前日。奈良田第二駐車場です。下山口に最も近く350台駐車可能でバスも止まります。この日は数台しか止まっていませんでした。

9/21 15:14

奈良田第一駐車場（27台程度可）です。奈良田バス待合所（奈良田〜広河原間の始発）が右手の建物です。

9/21 16:19

広河原に着いた後、吊り橋を通って広河原山荘に行きます。

9/21 16:22

広河原山荘です。この日宿泊したのはまさかの私一人でした。

9/21 16:56

夕食です（鍋は加熱中）。山小屋のメニューとは思えないですね。

9/22 5:47

1日目。北岳に向かいます。

9/22 5:49

最短ルート（大樺沢経由左俣経由）で北岳に登るつもりが、大樺沢への分岐を見落とし、初っ端から急登の草スベリルートに進んでしまいました😢。そのまま進みます。

9/22 6:02

まだミヤマアズマギクが咲いていました。

9/22 7:22

ヤマハハコも残っていました。

9/22 7:34

白根御池小屋に着きました。

9/22 7:37

小屋のすぐ脇にある白根御池です。

9/22 7:41

ミヤマアキノキリンソウの多くは枯れてしまったようですが、それでも一部は咲いていました。

9/22 7:42

シナノオトギリも咲いていました。

9/22 7:48

ミヤマトリカブトもよく見かけました。

9/22 7:48

ハクサンフウロですね。

9/22 8:07

ノアザミも幾らか残っています。

9/22 8:36

キスミレですね。

9/22 8:49

草スベリ分岐までやってきました。

9/22 9:08

小太郎山分岐点です。稜線上に出ました。

9/22 9:09

稜線伝いに歩いていきます。左手に北岳が見えます。
赤い部分はウラシマツツジのようです。

9/22 9:19

北岳バットレス（東面の大岩壁）です。迫力がありますね。

9/22 9:30

肩の小屋です。小屋のスタッフが屋根の上に布団を干していました。

9/22 9:33

更に上に登って行きます。

9/22 9:38

右手に甲斐駒山頂が、

9/22 9:39

左手に仙丈ケ岳が見えます。

9/22 9:55

あそこが頂上のようです。人が何人か見えます。

9/22 10:00

北岳頂上（3193m、日本で二番目）に着いたら・・・誰もいない。やむを得ず看板のみ撮影・・・・
3000m全峰制覇まであと9座。

9/22 9:59

稜線上をさらに進むと・・・、

9/22 10:08

これから向かう稜線の一部が見えます。雲海で全体像がよくつかめません。

9/22 10:14

吊り尾根分岐を通過します。

9/22 10:35

トウヤクリンドウです。

9/22 10:44

北岳山荘には寄らず、脇を通っていきます。

9/22 11:12

中白峰山（3055m）頂上です。この標高がありながら、北岳、間ノ岳の間で存在が埋没してしまっています。

9/22 11:13

これから向かう間ノ岳です。

9/22 11:18

間ノ岳脇のカールです。所々紅葉が始まっていますね。

9/22 11:26

所々ケルンが立っています。

9/22 11:33

頂上らしい所にケルンが。
ということは山頂はまだ奥だな。

9/22 11:39

中央奥が頂上だろうか・・・

9/22 12:03

間ノ岳頂上（3190m、日本で三番目）です。こちらは登っている人もまばらでした。同じ高さながら知名度・人気は奥穂高岳に圧倒されています。3000m峰全制覇まであと8座。

9/22 12:04

三峰岳方面に進みます。

9/22 12:13

マークに従って下り・・・、

9/22 12:18

マークに従って進むと

9/22 12:33

あれが三峰岳頂上のようです。

9/22 12:39

三峰岳頂上です。ここも劔岳と同じ高さながら知名度・人気では圧倒されています。

9/22 12:40

しばらく岩稜帯を歩きます。この峰向こう側の森の中に小さく山小屋が見えます。

9/22 12:47

「この先、熊が出ます」じゃないですよ。

9/22 12:55

三峰岳から先、短い区間ですが少々ハードな道のりです。

9/22 13:04

一面のウラシマツツジ。見事です。

9/22 13:10

今日の宿泊場所、熊の平小屋が近づいてきました。

9/22 13:38

到着、1日目の行程終了です。

9/23 5:42

2日目。小雨の中、塩見岳方面に進みます。

9/23 5:54

ナナカマド。幾つか見ると、実が落ちた後で葉がより赤くなるのですね。この木はまだ実がついているのでそれほど葉が赤くありません。

9/23 6:01

ハイマツ帯を抜け、

9/23 6:11

林の中へ・・。

9/23 7:09

ウメバチソウでしょうか。

9/23 7:42

北荒川岳（三角点のみ、2697m）の頂上。

9/23 8:05

溝のような登山道を進み、

9/23 8:14

肩の広場でしょうか。

9/23 8:32

行く先はガスガスで全く見えません。

9/23 9:12

人の背丈ほどあるハイマツ地獄。通るとき滅茶苦茶邪魔。

9/23 9:24

あそこが東峰頂上でしょうか。

9/23 9:26

塩見岳東峰頂上（3052m）です。すぐ近くの西峰に向かいます。

9/23 9:31

塩見岳西峰頂上（3047m、日本で16番目）です。塩見岳頂上は一般に西峰頂上をさすようです。3000m峰全制覇まであと7座。

9/23 9:31

お約束の三角点タッチ。

9/23 10:07

帰りにはガスが晴れ始めました。

9/23 10:18

進むほどガスは抜けていきました。

9/23 10:44

紅葉が確実に進んでいますね。

9/23 10:51

振り返ると、塩見岳ドーン。ほれぼれします。

9/23 11:55

行きは立ち寄らなかった新蛇抜山（シンジャヌケヤマ）。縦走ルートから数分で登れました。

9/23 12:18

行きはガスもあり場所が良くわからなかった竜尾見晴。複数の岩峰からなり、竜の尾のように見えます。見晴は見晴らしが良いからか。

9/23 13:54

熊の平小屋に着きました。本日の行程終了。
昼食+ごほうびビール。

9/24 5:33

3日目。農鳥岳方面に進みます。

9/24 5:43

樹林帯を通り、

9/24 5:47

ハイマツ帯を抜けて・・・、

9/24 5:48

稜線沿いの道を進みます。

9/24 5:56

右手上方に向かう登山道が見えます。

9/24 6:32

農鳥沢です。ここまで下って、向かい側の稜線まで登る😢。

9/24 6:42

稜線上まで上がってきました。

9/24 6:49

農鳥小屋です。（登山者を監視している×）ご主人は見当たりませんでした。また、「ウケケケ」とヤマレコ等で揶揄されている受付の文字はきれいに書き直されていました。

9/24 6:55

ここでルート間違えて15分ほど時間をロス。西農鳥岳方面のルートではなく、小屋の水場に降りてしまいました。ガックシ😢

9/24 7:07

富士山を見て元気を出す。

9/24 7:14

イワツメクサも残っていました。

9/24 7:21

気を取り直して稜線を進む。

9/24 7:28

はっきりではありませんが、左手上に人が見えました。頂上でしょうか。

9/24 7:35

西農鳥岳頂上（3051m）にいた女性が親切にも私が登るのを待っていてくれ、写真を撮って頂きました。3000峰全制覇まであと6座。

9/24 7:38

昨日登った塩見岳も良く見える。

9/24 7:45

写真を撮ってくれたこの女性、凄まじく速い。同じくらいのペースで歩いて休憩時に抜く。この後、だらだらと下山している途中で一度追いつかれるが、ギアを上げて引き離す。おかげでだいぶ早く下山できました(*´σー｀)。

9/24 7:47

あれが農鳥岳頂上だろうか。

9/24 7:58

農鳥岳頂上（3026m）にいた夫婦に写真を撮っていただく。ありがとうございます。これで白峰三山（北岳、間ノ岳、農鳥岳）すべて登りました。

9/24 8:01

下山ルートを眺める。

9/24 8:02

ここを登った後はひたすら降る。

9/24 8:24

大門沢下降点です。ここから4時間の下りです。

9/24 8:34

下りは結構急です。

9/24 8:53

岩がゴロゴロと岳沢のようです。

9/24 9:33

木橋1.向こう側壊れているが・・・。

9/24 9:39

木橋2。これは大丈夫。

9/24 9:52

大門沢小屋に到着。冷たいものが食べたかったが、無いので素通り。

9/24 9:54

沢沿いを降りていきます。

9/24 9:58

木橋3。

9/24 10:03

こんな道もありました。

9/24 10:05

木橋4。

9/24 10:41

森の中。踏み跡薄く、目印見失うと遭難しそう。

9/24 10:54

木橋5。

9/24 10:55

木橋6。

9/24 11:12

河の上ではないが、木橋7。

9/24 11:14

この吊り橋がかなり揺れる。

9/24 11:16

浄水場でしょうか。

9/24 11:20

この橋を渡り・・・、

9/24 11:27

この道を降りていきます。

9/24 11:52

奈良田ゲートです。

9/24 12:07

もうじき駐車場です。

9/24 12:13

駐車場につきました。60〜70台ほど駐車していました。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 行動食 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

ginta8080

〇初日は、広河原での気温は低くなかったが、急登での動き悪い。さらに稜線上は冷たい風で体思うように動かず（CT0.81）。2日目、早朝からの雨で気が重いが、気温は高めで体の動きはボチボチ（CT0.66）。3日目、疲労等あるはずだが、体の動き絶好調でほぼスピードハイク（CT0.59）。途中まで足痛いとかぼやいていたのにやればできるじゃないか。