西穂〜奥穂〜槍ヶ岳 縦走 〜憧れのジャンダルム
- GPS
- 92:39
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 4,587m
- 下り
- 5,630m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 9:22
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:57
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:22
天候 | 1日目:曇り 2日目:晴れのち曇り 3日目:雨(停滞) 4日目:晴れ時々霧 5日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体を通じて、 慎重を期して臨むべき岩稜帯であることには間違いないです。西穂高岳〜奥穂高岳は要ルートファインディング。 大キレットはルートは明瞭だが体力が求められる。 |
その他周辺情報 | 《宿泊地》 西穂山荘 http://www.nishiho.com/ ロープウェイ駅から2時間半ほどの立地、通念営業と 登山者にはとてもありがたい小屋です。 穂高岳山荘(2泊) https://www.hotakadakesanso.com/ とても素敵な小屋です。綺麗だし、Wi-Fiは入るし、眺望の良いラウンジでクラシックCDや、DVDを鑑賞できます。今回も居心地良く過ごさせて頂きました。醤油ラーメンがオススメ♪ 槍ヶ岳山荘 https://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/ とにかく大きくて人気もある山小屋です。なのでいつもバタバタしていて落ち着けないのですけど、食堂からの朝日、夕日の眺望や、穂先が目の前にある立地が素晴らしいので やはりこちらに泊まってしまいます(^_^;) あ、特筆すべきは朴葉寿司弁当。とっても美味しい♪ あっそういえば 今回は食べなかった..... 《立ち寄った山小屋》 北穂高小屋 http://www.kitaho.co.jp/ テラスからの眺望が素晴らしい!槍までの稜線が一番美しく見えます。いつもその景色を楽しみつつひと休みさせてもらいます。ご主人始めスタッフも感じよく、機会があれぼ、また泊まりたい小屋です。 南岳小屋 https://www.yarigatake.co.jp/minamidake/ 事前に電話した時 ラーメンが食べられると聞いて楽しみにしていましたが、行ってみるとカップ麺しかないとのこと(T . T) で カップ麺を食べていると、中国人の登山者にラーメンが出てきました..... なんだったのでしょう? まぁでも、いつも感じの良い小屋ではあります。 槍平小屋 http://yaridairagoya.sakura.ne.jp/sp/index1.html こちらのブログを参考に今回のルートを考えました。 初めて小屋を利用させて頂きましたが、とても感じよかったです。ジャンダルムも見える好立地も素敵。 北アは山小屋が充実していて本当に助かりました。 《日帰り温泉》 中崎温泉 奥飛騨の湯 https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=3311 9:00〜18:00(受付17時まで)大人900円。 新穂高センターの隣、絶好の立地。施設も清潔で綺麗。ロッカーなど登山者に優しいのがありがたい。 朴葉味噌ステーキが何気に絶品♪2100円は安い! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
ヘルメット
サンダル
|
---|---|
備考 | 新穂高温泉に至る林道はサンダルに履き替えました。この技を覚えてから 下山の林道歩きがとても楽になりました。クロックスもどきの軽量サンダルはとても便利です。 [アモジ] サンダル https://www.amazon.co.jp/dp/B07226FHMC/ref=cm_sw_r_cp_api_i_9XM-DbSCCD8W1 |
感想
3大キレットの次の目標だったジャンダルムに
とうとう挑む日がきました。そして奥穂から大キレットで槍まで繋ぐという夢のようなルートです。
朝4時 夜明け前に小屋を出発。
乗鞍岳、焼岳を背に左手に笠ヶ岳や黒部五郎、右手にうっすら富士山と南アの稜線、霞沢岳、眼下に梓川、上高地を見ながら出だしはまずまずの晴天。
独標から11峰のピークを超えて、西穂高へ。
ここで槍ヶ岳が見えると俄然モチベーションは上がり、午後の天気の不安も吹っ飛び奥穂高までの縦走を決行することにしました。ここまで行くか行かないか悩み過ぎて胃が痛くなるくらいでしたが(^_^;) そうと決めたら楽しむぞー♪♪
登山道は独標から本格的に岩陵帯になっており、THE穂高、と言うべき岩、岩、岩(^-^)♪
そして西穂高から間ノ岳、天狗の頭、畳岩尾根の頭、コブ岩の頭、ジャンダルム 、ロバの耳、馬の背と7つのピークを越え奥穂高に至る6時間が始まりました。
ここの難しさは浮石が多く足場が悪い、岩がもろいので迂闊に掴むと外れてしまう、ルートが不明瞭な場所が多い、こと。
でも岩好きの私にはパラダイス♪ 登りも下りも岩ならへいちゃらですよー(๑˃̵ᴗ˂̵)و
ちょうど中間地点の天狗のコルあたりから雲が上がってきて霧の中、眺望ゼロに。でも視界は問題なくてそれは幸いでした。
登り下りとひたすら岩と向き合うだけ。でも振り返るとものすごい岩岩!の越えてきた稜線があって我ながらよく来たなーと思うほどの高度感。
ジャンダルムの登頂で4年越しの目標を達成できたのですが、浸る間もなく難所ロバの耳のトラバース&下り。
事前の調べでここが一番難しいと思ってましたが、ここでは足が届かないのはフツウで、ほぼ垂直かそれ以上なので足元が見えないのもフツウ。その連続にはもーシビレましたー♪ ちと怖いけどスリリングで楽しかったです!
ナイフリッジの馬の背をクリアするとラスボス 奥穂高。そして穂高岳山荘 ゴール☆
無事に辿り着いた達成感は緊張を強いられた分 難しかった分だけひとしおでしたよ。
休憩、待ちを含めコースタイムより少し巻いて9時間半楽しみました❤
山に入ってから 気が昂ぶっている割に1日停滞したこともあり 身体が疲れていないせいか、連日まともに眠れないまま4日目。
夜明け前には星、ご来光も拝めて やる気満々。ちょっと風が強めですが 許容範囲です。
山荘〜涸沢岳〜北穂〜(大キレット)〜南岳の逆ルートは初。少しですが下り基調になる分 難易度が高いと聞いていました。でも 西穂〜奥穂ほど 岩が脆くはないし ちゃんと鎖があるのでルートは明瞭。
確かにテクニカルでしたけど涸沢岳、飛騨泣きの 高度感たっぷりの岩場の下りの連続にほシビれましたぁ(^-^)❤ めっちゃ 楽しかったです♪♪
私はこっちルートがダンゼン好きー
何回でも来たいーー
V字に切れ込むキレットを越えるとあとは南岳、中岳、大喰岳とザレ、ガレ3000m峰の縦走。大好きな岩が終わってしまってあとはひたすら体力勝負.....ふー。
3回目の槍の山頂はまたも雲の中で、ゴールの槍ヶ岳山荘に着いた時には なかなかのお疲れモードでした。この日も休憩込み9時間半くらい、ですが 大キレットは体力も使うのと連日の寝不足も祟ってか なんと夕食後18時前に即寝。夕日が沈むまでとても待てなかった.....(^_^;)ハアー
お天気は一日晴れたり曇ったりで飛騨側はイマイチしたが、信州側は涸沢の雪渓の残る美しいカール、端正なピラミッド形の常念岳、大天井岳〜表銀座の稜線、東鎌尾根が一望できました。
翌日は2000m近い下り。しかもきらいなザレ場。下界の暑さも聞いていたし、とにかく身体を回復させねば、と 久々 熟睡。
5日目。雲ひとつないピーカン!美しいご来光を見ながら小屋を出発。西鎌尾根は昨年視界ナシだったのですが、今回は裏銀座から劔、立山、鹿島槍まで見える絶景♪ 笠ヶ岳には槍ヶ岳の影。で、この日陰のおかげで 日に当たることなく快適な下山ができたのでした。
樹林帯に入ってからも穂高やジャンダルムの眺望やドキドキワクワクの沢の渡渉♪
コバイケイソウ、クロユリ、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲのお花畑♪
やー なかなか楽しいコースでした(^-^)
新穂高に下りたら温泉でさっぱりして飛騨牛朴葉味噌ステーキに舌鼓。
記念すべき山行となりました。
次の目標は北鎌尾根かなー
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