快晴の室堂から剱岳
- GPS
- 27:42
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,830m
- 下り
- 1,835m
コースタイム
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:11
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 3:16
- 合計
- 9:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山駅〜美女平 ケーブルカー (片道7分) 美女平〜室堂 バス (片道50分) 今回の様な連休では直近駐車場は6時前には既に満車。500m程度離れた称名川沿いの駐車場に駐車しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂で登山届提出可。 |
その他周辺情報 | 立山吉峰温泉。モンベルカード提示で5人まで割引あり。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ヘルメット
ハーネス
スリング×3本
|
---|---|
備考 | 日光、及び、雪の照り返しが強く、日焼け止めを持っていくべきだった。 |
感想
2年前から計画立てていた剱岳、やっと仕事の休みと天候のタイミングが合って行く事に。
14日(土)の夜中1時過ぎに自宅を車で出発、5時30分過ぎに立山駅に到着。しかし、駅前駐車場は満車、すぐさま、直前に目をつけていた称名川沿いの駐車場に移動、無事、駐車出来た。立山駅ケーブルカー乗り場は既に行列が出来ており、1時間並んで切符を購入、更に1時間後、やっと8時10分初のケーブルカーに乗車。美女平では10分程待ってバスに乗車、9時半前に室堂に到着。
室堂では登山者より観光客が多く、みくりが池に向かう遊歩道では、ライチョウ撮影の為、人だかり状態。人込みを抜け、立山の写真を撮りながら雷鳥沢へ。天気は快晴で写真は綺麗に撮れたが、残雪が多く残っているのに全く涼しくない。雷鳥坂の雪渓歩きでは雪の照り返しもあり、雪質もグズグズで何度も足を滑らせ、体力を消耗する。雪渓の後はガレ場の登り。当初、ヨメのペースでゆっくり登っていたが、炎天下でどんどん体力を消耗するので、先に剱御前小舎(別山乗越)に登って休憩することにする。待つこと20分、ヨメと合流。昼食後、剱沢へ降りるが雪渓の下りは滑らない様怖々降りる。皆、ストックを使って雪渓を歩くのを見て、スノーシュー用のストックを持ってこればよかったと後悔。剱沢小屋から剣山荘へはコースのほぼすべてが雪の上。脱水症状気味になりながらも何とか剣山荘に到着。
16時半過ぎに早々と夕食。その後、寝不足だったので早々と就寝するが同室のヒトのいびきで寝る事が出来ない。10時過ぎに外に出て夜空の星に感動しつつ、気付いたら起床時間の2時半。パンとカップスープで朝食を済ませ、ライトの明かり頼りに一人で剱岳を目指す。なお、ヨメは剱岳には登らずに山荘で朝食後、先に室堂への帰路に着く事になっている。
すでに山頂を目指すライトの明かりがいくつか先行している。自分のすぐ後ろからも剱沢からの登山者がどんどん登って来るが、自分は剱岳が初めてな事もあるので、後続に先に行ってもらったりして、自分のペースを保って登る様に心がける。
いつの間にか一服剱を過ぎ、ガレガレの登りへ突入。大分辺りも明るくなって来たので鎖場の後でヘルメットから重たいライトを取り外す。前剱を過ぎ、鉄梯子通過した後に本格的な鎖場。ここで初めて、鎖にカラビナ引っかけて通過するが、カラビナの入れ替えが何かと面倒だった。
やがて、平蔵の頭に到着。鎖場を楽しむ余裕も出てきた。その後、カニのタテバイでは、初めて鎖場渋滞にも巻き込まれた。タテバイの真ん中で鎖につかまりながら先行者を待つ事に。待っている間、鎖にカラビナをかけ、万が一に備え、初めてハーネスをつけてきて良かったと実感。
3時間かかって剱岳山頂到着。日本アルプスの山頂で快晴で迎えるのは何年振りだろうか。360度、視界を遮るものは無く、遠望を楽しんだ。
下山時は登ってくる登山者と行き違いの為、待つ事が増えてきたが、結果的に、休憩する良いタイミングとなった。2時間少々で剣山荘に帰着。
剣山荘で30分程荷物整理した後、室堂への帰路に着つく。剱沢小屋までは平行移動なので難なく歩けたが、そこから剱御前小舎までの登り、剱岳登山で疲れた体には堪えた。雪渓では、雪の照り返しで目をあける事出来ないくらい眩しく、更に体力消耗。少し歩いては休憩、水分補給を繰り返し、剣山荘から水1Lを消費してしまった。
雷鳥坂を下り始めてすぐ、何故か登ってくる人が留まっていた。何かと思ってい良く見ると、なんとライチョウさんが登山路の真ん中で通せんぼ。写真を撮ろうと近づいても逃げようとしない。さずが雷鳥坂、ライチョウもふてぶてしいのか。その内、登山者を相手するのに飽きたのか、ハイマツの中に姿を消した。ライチョウさんの余興の後は、炎天下の中のガレの下り。何とか雷鳥沢へ到着。沢の水は冷たく気持よかった。
ここからみくりが池までまた登り。遊歩道のはずだが、階段が体にこたえる。一般ハイカーに抜かれながら1時間で室堂ターミナルに到着。ヨメとも無事合流。20分後、バスに飛び乗り、人込みでごった返した室堂を後にした。
立山駅ではお土産を買い、立山吉峰温泉へ車で移動。温泉では日焼けが痛かったが、ともかく汗を流し、帰路に着いた。途中サービスエリアで夕食をとり、23時前に自宅到着。
今回、1泊2日の強行軍だったが、それでも剱岳は堪能できた。でも、登頂することに精一杯だったので、次回はもっと涼しく空いている時期に、丸1日かけじっくり登ってみたい。
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