記録ID: 1537331
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
【百名山】角兵衛沢〜鋸岳第一高点〜第二高点〜甲斐駒〜駒津峰〜アサヨ峰
2018年07月14日(土) ~
2018年07月16日(月)
山梨県
長野県
体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 25:50
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 3,398m
- 下り
- 3,063m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:42
距離 7.1km
登り 997m
下り 559m
2日目
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 8:04
距離 6.4km
登り 1,194m
下り 739m
天候 | 7/14 max37.3℃ min25.7℃(甲府) 7/15 max37.3℃ min24.8℃ 7/16 max36.5℃ min27.3℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●7/14(土) 丹渓新道〜角兵衛沢〜岩小屋 朝一、仙流荘に着くが、広大な駐車場は、ほぼ満車状態。林道の路駐も、すごいので気をつけたい。 3連休の頭なんて、こんなものなのだろう。 バスに乗って、鋸岳を眺めるが、信じられないような急斜面だ。最初から、先が思いやられる。丹渓新道登山口で下車。降りたのは、自分一人だった。 沢では、渡渉ヶ所が3ヶ所。最初だけ、登山靴で渡渉。あとの2回は、裸足で渡渉した。 岩小屋の水が信じられないので、3Lほど、浄水しておく。 荷物は、約14kgだったが、大腿四頭筋がパンパンになり、左の太ももがつり出す始末。 ちょっと、筋力が足りないかも。 果たして、岸壁の根元に岩小屋と水場があった。先行パーティは、5人。京都から来たそうだ。 聞くところによると、この水場が涸れることはないらしい。あと、見落とすという話も聞くが、位置関係を把握していれば、有り得ない話だと思う。 ●7/15(日) 鋸岳第一高点〜第二高点〜六合目小屋 角兵衛沢の登りは、ガレだが、大体踏み跡はある。特に、樹林帯に逃げる踏み跡は楽ができる。 最後に、右から左にトラバース。朝一、鋸岳第一高点に一人で立つのは、最高の気分だった。 この後、キレットを通過するが、ガバが剥がれるので、注意。もろいので、クサリ以外の岩などつかむべきでない。 その先、直登しすぎると、鹿の窓に行けない。また、間違えて登ると、降りるのに一苦労するので、注意。 鹿の窓は、絶賛崩壊中。頭からの落石に注意。その先、クサリがあるが、ガレガレなので、クサリに頼って降りるしかない。 クサリが終わったら、尾根をトラバース。この周辺で、第二高点から来るパーティと交差して、情報交換などする。 涸れ沢をトラバースして、樹林帯へ。そして、第二高点に到着。 単独行者1名がいたので、会話したが、なんと、近くに住んでいる方らしい。 ちょっと迷ったので、第一高点に行くことは、あきらめたとのこと。 そして、ガレ沢を下るが、ここも結構な難所。基本は、左側に沿って下る。 以後、軽い登り返しがあるが、ペースがまったく上がらない。ちょっと、暑すぎて熱中症なのかも? 当初の予定をあきらめて、六合目小屋に泊まることにした。 荷物をデポした単独男性が1名。連泊だそうで。この日、すれ違い様にコースの情報を教えた。 沢登り男性2名パーティは、明日、黒戸尾根を下るそう。とあと、女性2名パーティは、明日、第一高点まで行き、釜無川へ下るそう。釜無川ルートは、一番簡単らしい。 総勢6名で、快適に過ごすことができた。なお、テン場は、5張。 ●7/16(月) 甲斐駒ケ岳〜摩利支天〜駒津峰〜栗沢山〜アサヨ峰〜長衛小屋 朝は、4時に出る。花崗岩のガバを直登するコースは楽しかった。 甲斐駒ケ岳山頂で、360°の展望を楽しむ。ここに来て、富士山も見ることができた。 一応、摩利支天にも立ち寄ろうと思っていたので、行ってみた。はっきり言って、ここから見た甲斐駒が一番かっこいいと思う。 駒津峰に近づくにつれ、登る人とすれ違うことが多くなった。駒津峰には、たくさんの登山者がいた。 そして、仙水峠へ下るが、結構、いいペースで降りられた。 仙水峠では、十分余裕があると判断し、アサヨ峰へ登り返すことにした。 栗沢山の登りは、最初、樹林帯で涼しくて快適だが、最後は、結構つらかった。 栗沢山山頂は、結構な人が登ってきた。北沢峠から、お気軽に登れる山なので、人気があるのだろう。 ここで、サブザックを取り出し、アサヨ峰を目指すが、軽荷になったら、足がすいすい動く。心拍数が上がっても動けるので、サクサクと歩いた。 40分ほどで、アサヨ峰に着いたので、軽荷だったら歩けるんだと思ったのが、勘違いの元だった。 栗沢山への戻りでは、ペースダウン。結局、1時間近くかかってしまった。 栗沢山から下山するが、熱中症気味で、日陰で休む。大分、休んで、快調に飛ばすはずだったが、なんと、また気持ち悪くなって、咳き込んでしまった。 これは、やばいと思って、しばらく横になる。余裕で、帰りのバスに間に合うはずが、下山もままならくなった。 16時前には、長衛小屋に着いたが、これ以上、歩ける気がしない。泊めてもらおうとしたが、食事が出せないと言われた。 ところが、奥から女将さんが出てきて、夕食は出してもらえることになった。但し、基本は予約を取ることだと念を押された。 ●7/17(火) 北沢峠〜仙流荘〜高遠さくらの湯 バスは、10時発なので、時間がある。ちょうど、大阪から来た方も戻るそうで、いろいろお話をさせていただいた。 バスに乗って、仙流荘に行くが、到着前にアナウンスがあって、林道に車を置いた人は、送迎してくれるそうだ。林道を見ると、ポツンと取り残された車がある。 バス停からは、1kmぐらい離れているだろうか。 そして、高遠さくらの湯へ。露天風呂がなかなかいい感じだった。食事は、絶品! ゆっくり休んで、次の日の目的地、蓮華温泉を目指す。 |
その他周辺情報 | ●高遠さくらの湯 露天風呂がなかなかいい。食事が絶品! |
写真
装備
個人装備 |
オスプレイ ホーネット46(BW12.13kg(水800ml))
モンベルティトンブーツ
GPS(etrex20)
ココヘリ
アライツェルト1
ニーモゾアショート
イスカエア150X
ペツル シロッコ
ソーヤーミニ
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感想
当初の予定は、仙丈ケ岳へ登り返し、蝙蝠岳往復、塩見岳を登る計画だったが、とてもではないが、そんな体力が持たなかった。
何が原因かは分からないが、1日の休息を経て、北アルプスへ行くことにした。
念願の鋸岳〜甲斐駒に登ることはできたが、鋸岳第一高点〜第二高点は、ガレガレで危険はあるが、面白くない。
岩をつかむとガバッと剥がれるので、クサリをつかむべき。そうなると、技術もなにもなくなるから、面白味がまったくなくなる。
それに比べれば、朝一、甲斐駒を目指し、花崗岩のガバをつかんで登った方がはるかに楽しかった。
結局、南アルプスの方が標高差が大きい個所が多く、それは大変なので、できるだけ涼しい時期に歩きたい。
そもそも、この時期は、残雪があり、お花畑が満開の北アルプスの方が楽しいということが分かった。
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