谷川岳縦走トレイルランニング
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,777m
- 下り
- 1,765m
コースタイム
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 12:00
天候 | 曇り〜風雨〜曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土合駅前がおすすめ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西尾根は雨で岩が濡れていて滑りやすかった。下りは注意が必要。 蓬ヒュッテからの下りに、沢が流れている谷を超えるときに 道が狭いので注意が必要。 |
その他周辺情報 | 帰りのお風呂は、駐車場から20-30分ほどのところにある、町営の湯テルメ谷川にお世話になりました。 http://www12.wind.ne.jp/tanigawa-onsen/insyoku.htm 料金はリーズナブルで大人570円 川に面した風情ある露天風呂も備わっており、混雑していなくておすすめです。 |
写真
装備
備考 | 谷川岳は天候の変化が激しく、標高2000m弱の割には寒いので 通常備え+1のレイアリングが必要と感じた。濃霧で濡れた際に乾いたタオルが必要。登山靴なら問題ないが、笹の葉が数多く生い茂っており、足元が濡れてトレランシューズまで浸みてくる。替えの靴下があると良いかも。 冷えた体には温かい飲み物がある生き返る。 |
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感想
念願だった谷川岳! この山に行こうと計画したのは6月1日の、2か月余り前
谷川岳を検索していたら、馬蹄縦走という文字が目に飛び込んできて、このコースおもしろそう!って直感で感じて、夢中に検索して調べてみました。
馬蹄縦走路には日本三大急登、西尾根も含まれており、距離的には20数キロながらアップダウンの連続、標高差は登り下りとも、それぞれ3000メートルくらいあって、チャレンジし甲斐のあるかなりハードなコースだなあと思いました。
早速、トレラン仲間のしゅうさんに声をかけて確認「谷川岳いいですね〜」というお得意の「いいですね〜」の返答があって、すぐに日程調整をして8月11日山の日に決定しました。そして最近、私達のトレラン企画に積極的に参加してくれているMIZさんにも参加を呼び掛けてほぼ二つ返事で気持ち良く、参加してくれることになりました。
この馬蹄縦走にチャレンジした方々のレポートを検索すると、9時間で周回する人や、12時間や14時間と、人によって行程時間に差が出やすいコースということが見えてきました。検索結果の中でも、一段と異彩を放っていたのは、2017年日本トレイルランナーオブ・ザ・イヤーに輝いた上田瑠偉選手のFKTチャレンジの記録で、このコースをなんと!5時間を切るタイムで走破していました。
失礼ながら、本当かよ! まったく信じられず、 同じ人間とは思えませんでした。どうしたらこんな時間で周回できるのだろうと!?
このコースのポイントは何と言っても、前半の登り、日本三大急登の西尾根。
以前、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根も経験していましたので、この西尾根も恐らくかなりの急登で、途中、登山者を苦しめるテクニカルな斜面や鎖などが出迎えるだろうという不安とどれだけの高度感とスリル感で私達を楽しませてくれるのだろうというわくわくした気持ちが入り混じっていました。いずれにしろ、簡単に人を寄せ付けない登山道であろうということがおおよそ予想がついていました。
私達が計画した行程時間はというと、標準コースタイムの0.7掛けの12時間17分で設定。下山時刻を16時前に設定するとスタート時刻は深夜1時10分ということになりました。前日の夜に車で移動し、現地、土合駅周辺駐車場に車を停めたらすぐに出発という、まともや無謀な計画をたてていました。
8:50 自宅を出発 最寄り駅にてMIZさんをピックアップ
10:30 川越駅にてしゅうさんをピックアップ
11:10 関越自動車道 東松山インター
1:10 土合駅に到着
関越自動車道に入り、高速道をしばらく走ると雨が降り始めた。有料アプリ登山天気では、当日、金曜午後の土合口の天気予報は曇り降水確率は60%だった。ちなみに無料の天気予報「てんきとくらす」の登山指数はAになっていた。まるっきり逆の予報。またもや私達は都合のよい予報を選択してしまった。しゅうさんはこの天気予報で完全に熱中症予防の準備に余念がなかったらしい。
高速走行中に話題は戻る。
特に群馬県に入ってから、雨脚が強くなり、進行方向の空では何度も稲光を確認した。スマホの雨雲レーダーで確認しながら、高速を走る。
西の空から強い勢力の雨雲が近づいてきているのが、はっきりと確認できた。
その雷雨の真っ只中を車は走り抜けていくのだが、いっこうに雨がやむ気配はない。
水上ICを降りて、一般道を走り、写真で見慣れた特徴のある土合駅に到着した。
土合駅前は、舗装されておらず、少し大きめの砂利石が無造作に敷き詰められデコボコしており、車は乗りいれずらい。向かって左側には数台の車が停車していた。駅舎の中には数名の学生らしき人がいた。
最初、無料駐車場に直行するつもりだったが、一向に雨がやむ気配がないどころか、雨脚が強いので深夜出発は中止し、トイレもある駅舎の明かりの前で寝ることにした。時刻は午前1時すぎ、車のシートを倒して3人寝る体制に入ったと思ったら、知らぬ間に3人共眠りに落ちていた。3時過ぎに目が覚めた時には、後部座席で、しゅうさんが気持ち良さそうに寝息(いびき)をたてていた。
あーやばい!このいびきを聞いてしまった!このいびきが気になって眠れない! と思いつつ夜空を見上げると雨はやんでいる。ただ、曇り空。どうしようか? 今から起こして出発するか、ロープウェイの運行がスタートする7時に間に合うようにスタートするか? うだうだしながら考えている間にそとも少しづつ明るくなってきて
一人車を降りてトイレに行った。トイレは土合駅入口前を左に向かって歩くと右手にある。トイレは清潔な洋式水洗便所が備えられていた。ここに車を停車して待機して正解だった。トイレから戻って、時間は覚えていないが、しばらく経過してから、「さー行きますか!」って叫んだらしゅうさんも驚き飛び起きるようにして、行きましょうと元気の良い返事をしてくれた。
二人とも、トイレに行き、駅舎内を探索して戻ってきてから、計画をどのように変更するか打合せを行った。当初のスケジュールからは4時間遅れ、今から馬蹄縦走を目指したら、下山時刻は夜になる公算が強い。
ロープウェイを使った場合の行程時間を計算する。ロープウェイの終着駅 天神平までは片道15分天神平から谷川岳 トマノ耳まで標準タイムで135分、トータル150分かかるので、午前9時30分頃に山頂に到着予定という計算になる。
西尾根を登ったら6時出発で標準タイムで4時間かかるので山頂到着は10時となる。(実際に山頂には9時到着)
でも、話し合った結果、せっかくだから、日本三大急登の西黒尾根に挑戦することに決まり、車を無料駐車場に移動して準備を進めた。駐車場に到着すると駐車場には20台前後の車が停まっており、準備をすすめている団体さん、車の中で待機する人もいるようだった。団体さんが全員で準備体操を行い駐車場右手の登山道を進んで行った。駐車場右手は、馬蹄縦走路 朝日岳からの下山道になっている。
西黒尾根の登山道がどこにあるのか? 状況が掴めず、しゅうさんがハイカーに聞いて確認。
5時40分頃 出発。入ってきた駐車場入り口を出て、土合橋を渡って国道291号を右手に進みトンネルをくぐって、谷川岳ロープウェイ入口と登山指導センターを過ぎると、そこに日本有数の急坂と地図に書き込まれている日本三大急登の西尾根の登山口を見つける。登山道入り口の標高が750mで谷川岳山頂トマノ耳が1963mで標高差1213m谷川岳山頂まで3.7劼汎刺犬傍載があったので、おおよそ急勾配であることが想像がついた。記念撮影して午前6時に登山口を出発した。
寝不足も影響して、前半は体力を温存するつもりで、最初は一歩一歩ゆっくりと歩を進める事にした。登山道からして急登ではあったが、最初の段階で難所はなく、時よりそよ風が吹きこむ森林の中を登っていった。
私は先月チャレンジした3泊4日 奥秩父テント泊縦走で約50卞破した自信と、背負う荷物のギャップ感(軽量感)にも助けられて、快調に標高を上げていけた。登りながら考える事と言えば、ところどころで高度計を確かめながら登ることで、あともう少し頑張れば!と自分を鼓舞しながら登る。
人間、つらい時は、真っ先に目の前の難関と向かい合う。一つ一つの目標をクリアしながら前へと進んでいくしかない。
偽ピークには、今回も、何度となく惑わされ、そのピークが偽とわかった時はショックを隠せない。がっかり感が嫌なので、どうせ偽ピークなんだろうと思うようにして登り、山頂を示すものが視界に入って来れば、喜びと安堵感が広がる。
下から視界に入る一番高いコブの上を指してピークと人が勝手に思うだけ、富士山じゃあるまいし、美しい三角形の山容でない限り、下から見上げて山頂が視界に入るわけがない。ということで、今度から、腰とか肩と呼ぶようにしたい。
偽ピークの話題はこの辺にして
スタートから1時間程経過してから、最初の鎖場が登場した。今迄の経験上、一度鎖場が出てくると一度で済むことは無かったので、気を緩めず慎重に集中して登って行こうとみんなに声をかけて一人ひとり、順番に鎖場をよじ登って、安全が確保されるスペースに辿り着く迄、次の人は先に登る人の様子を見守りながら待機する。当然のことながら、鎖が抜ける事も想定して、確実に出っ張った岩を掴み安定した岩の上につま先をのせながら、三点支持を意識して、みんなで声をかけ合いながら確実に登って行った。雨が降っていたので鎖を持つ手は滑りやすく、濡れた岩もツルツルと滑り易かった。鎖場では上だけを見るように集中すれば、高度感を感じないような気がする。また今日は霧で周囲の視界が悪かったのも、高度感を感じずに済んだ理由かもしれない。何か所あったか、覚えていないくらい 一つ一つの難所に集中していたのかもしれない。いつも思うが、難所を通過して、振り返った時の感覚は、無事に通過した安堵感と達成感がある。そしてエキサイティングというか、次にどんなシチュエーションが訪れのだろうという、わくわくした期待感でこの谷川岳は登山の醍醐味を満喫する事の出来る素晴らしい山だと感じた瞬間でもあった。
そんなこんなで上へ上へと標高をあげながら、先行するハイカー達に追いつき追い越しながら、ラクダのコルまでの標準コースタイムが2時間40分のところ、約1時間ほど早い、1時間40分程で通過した。いずれにしても、お花畑が現れるまでは、岩岩岩、滑る滑る滑る、アスレチックの連続でした。
私が先頭で上からのアングル、しゅうさんが殿(しんがり=最後尾)で下からのアングルで、それぞれリアルな高度感とスリル感たっぷりの動画映像が撮れた。
私達の行く手を阻む、冷たく湿った風雨、風も強いせいか、体感温度も低く感じる。なんでこんな時に登ってしまったのだろうと後悔先に立たず、この標高で、しかも夏とは思えないこの寒さは谷川岳特有の気候なんだと感じた。
とにかく寒いので暖をとるため、山頂を目指す前に谷川岳肩ノ小屋で大休憩することに決めていたが草に覆われたザンゲ岩を通り過ぎて、山頂と土合を示す鉄の道標が左側に見えて、思わず山頂方面に足を進めてしまった。すると、山頂トマノ耳に着いてしまった。(気圧高度計で100m誤差があった)
風雨が強くすごく寒いのでさっさと写真を撮って、先に進んで行くうちに肩ノ小屋は手前のはずと気付き引き返して、さっきの道標を良く見ると死角の位置に肩ノ小屋方面を指す道標が付いていた。(これはわかりにくい)
肩ノ小屋に到着
小屋の中に入って左手に売店があり、中には10名位の客がいた。
買い物をした人のみが休憩できるような雰囲気だったので、入って右側の休憩室に陣取った。部屋に入ると掘りごたつ式で6名位座れるテーブルがあって、奥には6畳間程の板の間になっていた。
部屋は私達3人以外入って来なかったので独占貸切状態でした。
早速、お腹が空いていたので、おにぎりを2つ程ほおばり、おつまみ菓子などをお腹に入れた。本日はトレランながら、車移動だったので着替えを持ち歩く必要も無かったので、ザックの空きスペースに湯沸かし用クッカーとガスボンベとバーナーを詰め込んでいました。お湯を沸かして、三人で温かいコーンスープを飲み、息を吹き返したように心も体もリセットされて次の目的地をどうするか? 話し合いました。当然のことながら馬蹄縦走は時間的に不可能です。
かと言って、せっかくここまで来て天神まで行きロープウェイで引き返すのも考えていませんでしたしこのまま来た道を途中まで戻るのも急な下り坂になって危険だし、一ノ倉から中芝新道は一部点線ルートがあって、通過に注意が必要との記載があったので、一ノ倉岳には行きたいのと、水場のある蓬ヒュッテまで行って、自然の湧水でカップラーメンを食べたかったので、そこから朝日岳には向かわずに、湯檜曽川(ゆびそがわ)沿いに下って戻れる新道ルートで周回する事にしました。コースタイム的に行けるかどうか?コースタイムを全て合算して、駐車場に17時に到着できるという
予想を立てた上で、いざ出発しました。
先ほど、撮影したトマノ耳山頂は通過して、オキノ耳に着くと十数名の登山客が記念撮影していました。私達も慌ただしく記念撮影を行って一ノ倉岳に向かいました。ほとんどの人は引き返し組の人で、私達と同じ一ノ倉岳方面に足を進める人はほとんどいませんでした。5分程歩くと、ある富士浅間神社奥の院の鳥居をくぐります。
この辺りから眺める絶景も実は楽しみにしていたので今回は展望が見えず、大変、残念。次回にお預けです。
途中、4-5名のパーティが前を譲ってくれました。どちらまで行かれるの?と聞かれたのでヒュッテまで!と話すと泊まられるの?聞かれ、いや土合まで下山しますと話すと、おー元気だね!と言われました。 一つだけ下りの鎖場があり、ちょっと手こずりましたが、怪我無くクリアして一ノ倉岳に到着しました。 あいかわらず、全く眺望は見えません。次に茂倉岳に到着、山頂を示す道標が岩の上に置かれており、可愛い雰囲気の山頂でした。
そこから右に進路をとり、蓬ヒュッテを目指しました。蓬ヒュッテを示す道標が朽ちて、道端に横たわっておりました。ここは道を間違いやすいので注意が必要です。
ここからは、草原というか、一面、笹の葉の山道が続きます。途中、繁みで山道がわかりずらいほどです。茂倉岳1977mから一度1594mまで標高を落としてから、武能岳1759mまで登れば、あとはほとんどが下り基調になるので気持ちも少し楽になりました。笹の葉で足元が見えずらく、スピードも上がりません。
しばらく歩いて、もうそろそろかなと思って、GPSマップで現在位置を確かめるとすぐ手前まで来ている事に気づき、蓬ヒュッテの山小屋の屋根が見えてきました。
思ったより、建屋の外観は小さく感じました。人がいる気配がしませんが、山開きした季節になると管理人の方が常駐されると聞いていた。
こんな天気で、カップラーメンが本日のメインディッシュにいつの間にかなっており、それだけを楽しみに頑張って足を進めていたので、やっとここに辿り着けたのは良かったが、小屋脇の道標には水場まで10分と書かれていたので先に水を汲んでこようということで休まず、そのまま水場まで直行した。
そこから、下った谷に水場はあった。15分と見ていた方が良いかもしれない。
水量も豊富で、ハイドレタンクとボトルに水を汲んで、ペットボトルに水を注いでごくごくと飲みほした。たくさんのミネラル分を含んだ天然水は冷たくて美味しかったです。蓬ヒュッテに戻って、屋外のテーブルを拝借して早速、お湯を沸かす支度。
カップラーメン どん兵衛 きつねうどんと天ぷらそば チキンラーメン カレーの4食を用意。三人じゃんけんでお好きなものを選んで、クッカーいっぱいのお湯を沸かし美味しく頂きました。たったの140円のカップラーメンがこんなにも有難味を感じ、おご馳走に変わるとは不思議なものです。
その手前の武能岳で山頂で、カップラーメンにラー油入れて食べていた二人組に美味そうっすね!って声をかけて40分後にはその方達が蓬ヒュッテに到着して、僕らもカップラーメン頂いています!って話してカップ麺で会話がはずむのも山ならではですね。その方達はこの蓬ヒュッテで1泊する予定とのこと。奥さんに1週間前に海外旅行に行く?って聞かれたそうで、夫婦別行動なんだとか。それはそれで寂しい。
その方達の情報では富士山や日本海もここから眺望できるんだとか、それを楽しみにしていたそうです。
お腹もふくらんで、あとは下って帰るのみ、登りはない分、少し気楽になっている。
ただMIZさん、膝裏の筋を痛めたらしく、すぐさましゅうさんがテーピングで膝周りを補強してくれた。さすが頼り甲斐のあるメンバーに恵まれている。
大きな怪我ではないが、あまり無理をすると後に後遺症を残すのでゆっくりと行く事にした。
ここが朝日岳を通って周回する馬蹄縦走の分岐点、今回は断念して下山目標17時に設定して、新道を通って下っていきます。蓬ヒュッテからの下りは、マップの道を確認するとわかりますが、道がギザギザしていて険しくはない緩やかな巻き道を歩いて行くコース、ところどころ、えっここさっき通ったじゃんというくらい
同じような水が流れ落ちる沢の谷を3−4回くらい渡って進むコース。
でも、親父二人して若い独身のMIZさんの恋愛談を聞いたり、MIZさんの職場の女性スタッフのことを根掘り葉掘り聞いたり、はたまた、しゅうさんがこの映画は絶対見て下さいと、一押しの映画の宣伝をしたりと、話題にことかかず、気が紛れながらの
楽しい山行でした。しばらく歩くと、白樺避難小屋が見えました。
ここでいつもしゅうさんとMIZさんは戸開けて室内を覗くんですよ。
私がカップルがおったらどないすんね!と声をかける。戸を開けたら大きいカマドーマが歩いているのが見えた。
うっ気持ち悪!もし雷鳴が轟いたら、雷とカマドーマ天秤にかけて、一夜を過ごす勇気があるか?考えたりもしましたがそこを過ぎると谷向こうに3段くらいの滝が見えました。マップ上には滝の名前はありません。(自分の名前を付けちゃったりしながら)ここから、やっとトレイルランで下っていける道が現れてきて、ランを入れながら下っていった。
しばらくすると湯檜曽川(ゆびそがわ)が左側崖下に見えてきて川沿いを下っていきます。途中、道幅が狭くてちょっと気をつかうところや、道が一部崩壊していて、歩きずらい箇所3-4箇所ほど、飛び石がある川を渡ったり、山の斜面から流れる沢を
通過するポイントもあります。ちゃんとピンクのリボンが案内してくれているので心配はありません。残り土合駅まで5-6劼箸いΔ箸海蹐△燭蠅如道幅が広くなり
三人並んで快調なランを楽しんだりもできました。
最後、川の堰みたいなところで、平均台のようなところを渡って土合橋を渡って、駐車場に到着しました。蓬ヒュッテ〜土合橋までの標準タイム3時間35分のところ、実際のタイムは3時間くらいでしょうか。
MIZさん膝裏を少し痛めてしまいましたが、三人大きな怪我も無く、無事に下山する事が出来ました。本日の天候は悪かったですが、次回からは、有料の登山天気で判断するようにすること。強行軍で行かないよう、予備日を2日ほど用意して
計画するようにしたいと思います。
温泉に立ち寄ろうと向かっていたところ、みなかみ中学校の校庭から谷川岳の山頂付近をすっぽりと覆う雲群が見えました。この雲群が一日中山頂を覆い尽くしたために、眺望出来なかった原因かとわかった。次から次と雲が発生しているようでした。
ここに住まれている方は、ここからの景色で山頂付近の天候を確かめて登れるんだなあと羨ましくも思いました。
帰りのお風呂は、駐車場から20-30分ほどのところにある、町営の湯テルメ谷川にお世話になりました。
http://www12.wind.ne.jp/tanigawa-onsen/insyoku.htm
料金はリーズナブルで大人570円 川に面した風情ある露天風呂も備わっており、混雑していなくておすすめです。食事するところも近くにあったのですが、今日は川越まで戻って、まぐろラーメン大門に立ち寄りました。スープの旨味が最高でした。
まぐろラーメン大門
:https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11007663/
ここまでお読み頂き有難う御座いました。あともうちょっとお付き合いください。
ちょっと気分をかえて、谷川岳に関するトリビアを調べてみました。
一度は訪れたいと思う谷川岳、リピータ率が高い谷川岳の魅力にせまってみました!
谷川岳は新潟県と群馬県の県境に位置する日本百名山の山で山頂は双耳峰で2つのピークを持ち南側にトマノ耳 標高1963.2m、北側にオキノ耳 標高1977mで2000mに満たない山ですが遭難死者数は2014年までに809人という記事もありました。
その死者の多くは一ノ倉沢でのロッククライミングとは言え、死者数では世界ワースト1になっている。
その原因は急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺にあたり、気象の変化も激しく、汗をかいて風雨にさらされると、急激に体温を奪っていき、低体温症になりやすい。他には脆い蛇紋岩で登攀の時に剥がれやすい、ハーケンが抜けやすい。
昔は今ほどウエアや道具も機能的ではなかった。西黒尾根は富士山と同様、数珠つなぎで登っていた。特に一ノ倉では、勤労登山者vs大学山岳部、勤労登山者でも貧乏勤労者vs海外遠征者などの間で熾烈な初登攀争いがあった。だから、命を落としている年代の多くが20代〜30代なんだなあと思いました。
高山ではないが、太平洋側と日本海側の気候がぶつかる場所なので、夏山でも気象の変化が激しく、冬は豪雪となる。またこれが山の風化に繋がる。でした。
実に今回、真夏の季節を選びましたが、標高を上げている時は暑いが、テクニカルな個所でスピードが遅くなり、風雨にさらされると一気に体温を奪われていき、レインウエアのチャックを閉めたり開いたりを繰り返していました。普段、些少な寒さではレインウエアを着こまないしゅうさんでさえ、本人も珍しいと言うくらいに早めに着用していました。MIZさんにも着用した方が良いのでは?と何度か アドバイス
して着用してくれましたが。
山岳気象予報士の猪熊さんの
記事を読むと、谷川連峰は太平洋より日本海に距離的に近く、北西〜北側は越後平野と面しており、南東〜南側は関東平野に面しているため、それらの方角から海からの湿った空気が入りやすい。つまり、北西〜北や南〜南東方向から風が吹くときに湿った空気が谷川連峰に沿って上昇し、雲が発生するそうです。
そう言えば蓬ヒュッテでお話をした方が、ここから天気が良いと佐渡島が見えるらしいと言っていました。それだけ日本海が近く、眺望できるほど、連なる山が北・南側ともにないため湿った空気が入りやすいんだなと思いました。
まさしく、今回、南側のみなかみ中学校付近から撮影した写真には、山頂を覆う雲が覆いかぶさっていました。これが私達を一日中風雨で苦しめた元凶だったんですね。どうりで風が吹いても吹いても下界の景色が見えなかった理由がわかりました。実は山行中にこの話題に触れていました。この雲は流れては次々と雲が発達して、発生しているような気がすると。また、このように天候の変化が災いすることでこの谷川岳で天気に恵まれるという事は非常に稀なんだと。私達も天候には恵まれなかったので
次回はできるだけこれ以上ない120点満点の快晴を選んで必ず、訪れたいと思いました。でも、次回はロープウェイでいいかなあと(笑)西尾根も制覇したので。
また、今回都合が合わず、来れなかったメンバーもたくさん誘ってこれたらなあと思いました。
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