針ノ木岳・蓮華岳・烏帽子岳〜コースタイムは短いのですが、登っては下り登っては下り・ハードでした〜
- GPS
- 35:10
- 距離
- 40.6km
- 登り
- 3,916m
- 下り
- 4,140m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 9:50
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:58
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 10:42
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:38
天候 | 17〜20日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
第1駐車場は満車でしたが第2が比較的空いていました。 帰りの月曜日には、路駐や空きスペースに駐車している車がかなりありました。 土日の駐車は厳しそうです。 帰りは高瀬ダムからタクシーが利用できるのですが、2000円をけちって七倉まで1時間程歩きました。 七倉からタクシーで扇沢まで戻りました。 タクシー代6300円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇登山ポスト 登山口にあります。 私は登山届は登山コンパスで提出しています。 ココヘリに契約したので、下山予定時間の3時間以内に下山届を提出しないと捜査体制になります。 ココヘリの発信機で位置を確認してもらえます。 〇トイレ 針ノ木、船窪、烏帽子の各山小屋および扇沢、七倉などにあります。 〇コース状況 針ノ木雪渓はアイゼンなしで歩けました。 蓮華の大下りには長い鎖場があり慎重に下る必要があります。 北葛岳から七倉岳間も大きく下った後やせ尾根歩きます。 七倉岳から不動岳の間も大きくアップダウンを繰り返しながら崩壊地の際を歩きます。 滑落しないように要注意です。 不動岳から南沢岳間もアップダウンはそれ程大きくないのですが、崩壊地の際やザレ場をあるくので要注意。 烏帽子小屋から北アルプス三大急登のブナ立尾根を高瀬ダムまで下ります。 急坂の登山路ですがよく整備されています。 |
その他周辺情報 | 〇登山後の温泉 大町温泉郷「湯けむり屋敷 薬師の湯」で入浴しました。(700円) 単純泉です。 登山者が多数入浴しています。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
針ノ木岳から烏帽子岳まで縦走しました。
天気予報が目まぐるしく変わるので予定が立てづらかったのですが、直前にチェックすると晴天が続きそうです。
荒船山、御座山登山から1日しか空いていません。
レコを書かないといけいと思いながらも、チャンスを逃す手はないということで出かけることにしました。
【1日目 17日 金曜日】
久しぶりの北アルプス、久しぶりの扇沢。
車を停められるか不安でしたが、平日だったので第2駐車場に滑り込むことができました。
針ノ木雪渓を登るぞ!
気合を入れてマイアイゼンを持参しました。
6本爪の簡易アイゼンですが500g程あります。
大沢小屋の張り紙を見てがっくりしました。
この暑さで雪渓がかなり溶けてしまったようです。
縦走しながらこの重りが無ければとしばし思いました。
針ノ木岳から、目の前に剱と立山が見えました。
こんなに近くでみるのは久しぶりです。
嬉しくなります。
この日は雲が多めでしたが槍も見えました。
時間的にもゆとりがあったので、ゆっくりと景色を堪能することができました。
【2日目 18日 土曜日】
針ノ木小屋から船窪小屋まで6時間程のコースタイムなのでゆっくりと行動できます。
周りの展望を楽しみながらゆっくりと歩く。
立山、剱、後立山連峰、槍、富士山などが目に入ると嬉しくなります。
蓮華岳はどっしりとしたいいやまでした。
300名山にしておくにはもったいないように思いました。
針ノ木岳と双璧をなす山です。
しかし、蓮華の大下りは参りました。
約500m程下って、300mの登りで北葛岳です。
北葛岳までやっとの思いで登ったと思ったら七倉乗越まで下って登り返して七倉岳山頂へと到達します。
この大きなアップダウンでヘロヘロです。
船窪小屋は電気もなく料理も手作りで向かえてくれるので人気があるようです。
テン泊の登録に行くとお茶を出していただきました。
北アルプスの山小屋でこんな対応は珍しいのではないかと思いました。
こんなことで小屋の方の人柄が分かります。
小屋から少し離れてテン場がありました。
そこからさらに何分か歩くと水場です。
この水場、崩壊地斜面の一角から湧き水が出ています。
ハシゴを下りて、崩壊地の斜面をトラーバースします。
水くみには、両手が空くようにサブリュックなどが必要です。
プラティパス2つを持って水くみに行きましたが、ハシゴを2往復して水を持ち帰りました。
こんなすごい水場は初めてです。
同じく汲みに来た人もすごい水場だと言っていました。
樹林帯の中のあまり広くないテン場でしたが、空きスペースに滑り込むことができました。
展望のないところでしたが、樹間から槍が見えて嬉しくなりました。
【3日目 19日 日曜日】
今日は少し長いので朝5時出発を目指しましたが、少しオーバーして出発となりました。
船窪乗越まで下って船窪岳まで登りです。
船窪乗越からやせ尾根や崩壊地の横を歩いたりでなかなかスリリングです。
ここからも小ピークを登っては下り登っては下りで、息を切らせてやっとの思いで不動岳到着。
ここからはそれ程きつくないだろうと思っていたら、南沢岳も乗越まで下ってまた登りです。
ヒーコラでした。
烏帽子岳横の雰囲気のいい登山路まで来るとホッとしました。
荷物を分岐に置いて烏帽子岳へ向かいましたが、荷物が軽く体も軽く感じられました。
なんとか5時前には烏帽子小屋までたどり着きました。
小屋の前に山岳パトロールの方がいて、船窪から来たというと心が折れそうになったでしょと言われました。
このアップダウンのコース、皆同じように思うのだと知って安心したのですが、それにしてもきつかった。
【4日目 20日 月曜日】
本日はブナ立尾根を下って下山です。
ここは20代に登ったことがあったのですが、すっかり忘れてしまっています。
北アルプス3大急登ですが、よく整備されて歩きやすい登山路です。
下りは楽でした。
皆さん高瀬ダムからタクシーで帰っていました。
1時間あまりなので七倉まで歩きました。
七倉山荘で頂いたリンゴ味のソフトは旨かった。
後はタクシーで扇沢まで。
3日目はテン泊縦走はやめようかと思っていました。
レコをまとめながら数日するとまた縦走したくなりました。
喉元を過ぎたようです。
コメント
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tanosiku様
いやー凄いですね、体力ありますね。
私はもうテン泊は止めました、とても体力が続かないので。
夏場は水だけでも重いですから。
蓮華岳、好きな山です。あののびやかでゆったりどっしり佇む姿は気持ちが和みます。
それにしてもtanosiku様は夏の暑さにも強そうですね、感心します。
ery100
ery100さん こんばんは
もう年なので、年々体力が落ちていると思いますが、それでもゆっくり歩くと何とかなるかと思ってやっています。
それに縦走が好きです。
蓮華岳いいですね。
300名山にしておくのがもったいないような気もしました。
3000m近いアルプスなので夏でも歩けます。
朝晩は寒いくらいで、稜線を吹く風は冷たくて気持ちいいですよ。
やはり夏はこの辺か、北海道あたりがいいかもしれません。
tanosiku先輩、こんばんは〜
中1日でこのコースの縦走とはお元気ですね
200名山ハントが続いてたので縦走レコは久々に拝見したような
って、針ノ木、烏帽子狙いだったのかな?
昨年の同時期に逆コースを歩きましたが、針ノ木峠の3泊目を割愛して雪渓を下っちゃいましたので、針ノ木岳はいまだに未踏です
ブナ立尾根は若い頃登った時より随分楽でしたが、烏帽子〜船窪、船窪〜扇沢はなかなかハードでした
1ヶ月前に痛風疑惑で松葉杖生活を送り、今週末は久々の復帰戦の予定でしたが、昨日からまた足が痛くなり、次回登板は中2ヶ月以上となりそうな痛風爺さんでした
フレさん こんばんは
くるんではないかと期待していました。
ありがとうございます。
そうなんです。
200名山狙いの縦走です。
一粒で二度おいしいというのをねらったのですが、なかなかハードでした。
それで、最近おとなしかったんですか。
もうビールはやめなはれ。
私は3月から薬を飲み始めました。
お陰で、気にせずに干物とか食べてますよ。
残念ですね。
裏越後三山、一人で行ってきます。
針ノ木雪渓に蓮華の大下り、船窪の情婦の水場…特徴のたくさんあるコースですね♪
個人的には恐怖の水場に行きたいです(笑)
最後の濁沢に丸太橋は架かってましたか?
二年前に行ったときは大雨の後で流されていて、裸足で沢を渡ったので懐かしいです♪
chemistさん おはようございます
おっしゃる通りいろいろあるコースでした。
船窪の水場は情婦の水場の水場と言うんですか。
崩壊斜面の一角から水が出ていて、汲みに行くのが大変なところでした。
カメラを持って行かなかったのが残念。
と言っても写真どころではなかったかも。
濁沢、多分橋は架かっていたと思います。
何の問題もなく歩けました。
縦走中は、もうテン泊縦走はやめようかと思いつつ歩いていました。
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