コメントありがとうございました。
Kurizuki0121さんのおっしゃる通りです。直接・間接いずれにしても多くの方に助けてもらっての楽しい登山であることをしみじみ感じております。
大峯山脈には魅力的な古道・名所がたくさんありますのでまたお邪魔いたします。
天候 | 9/16:晴れのち曇り、9/17:雨のち曇り、9/18,19:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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MYアイテム |
![]() 重量:-kg
![]() |
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自分として、今年最大のメインイベントは、「大峯奥駆道」への挑戦です。
本当は7月に計画していましたが、業務の都合で2回ほど会社のFlex休日を変更し、やっと遅い夏休みをとることができ、昨年から温めてきた計画の遂行です。
基本的に、可能な限り山小屋で食事をいただき、なるべく荷揚げを少なくすることを考えました。
<1日目>
自宅を朝4:00に出発。5時間後の9:00に近鉄吉野神宮駅に到着。
登山開始は9:30でした。
初日は、山上ヶ岳(大峯山)の宿坊まで、ほとんど登りだけのコースです。
序盤は、吉野山、金峯神社、吉野水分神社と、名だたる世界遺産を見ながらの山行でしたが、やがて、厳しいのぼりが始まります。山上ヶ岳の標高は1,719mと高い山ではありませんが、麓の標高は190mですので、実に1,529mを一気に登ります。
登山道は、ずっと、宗教色が強く、石塔や石像に見守られての山行でした。
宿坊でお会いした、ベトナムで起業された社長様、私の計画を親身になってアドバイスいただき、誠にありがとうございました。
<2日目>
前の晩のベトナムの社長さんのアドバイスで、早朝3:30に出発。
4日間の山行の中で最も厳しい日となりました。
ヘッデンでの登山に慣れていないため、明るくなるまでの2hの間、道に迷ったりでそれほど進むことはできませんでした。
また、早朝雨で山がしけっており、足元の花崗岩は非常に滑りやすい状態で何度かこけてしまいました。ここで、左ひざにダメージを負う。
また、八経ヶ岳までのペースは順調でしたが、その先で致命的なミスコースにより時間ロス。これが痛かった。
太古の辻を下りだした途中で日没。またヘッデンを取り出しての山行でした。
結果、この日宿泊の小仲坊(宿坊)の住職様・奥様にはご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。でも、お二人に温かく迎えていただき、本当に感謝・感謝です。
精進料理も非常においしく、奥様には無事着祝いだとビールも付き合っていただき、一時、疲れも忘れることができました。
<3日目>
最も余裕の3日目の山行は、朝7:00に出発です。
この日は、稜線までの2hの登り返しが最もきつかっただけで、残りは稜線歩きです。
天気も良く、稜線歩きを楽しみました。途中、キイチゴがたくさんなっており、食べたら美味しかったので、登山道沿いで見つけたキイチゴは30個以上いただきました。甘酸っぱくて美味しい上に、ミネラル・ビタミン補給に役立ちました。
宿泊の行仙宿への到着は16:30。先客としてお綺麗な女性が一人おられました。なんと、同じ長野県(松本市)から来られたとのこと。私よりはるかに登山経験豊富でガツガツ登るではなく、登山の楽しみ方を知っている人だと感じました。その後の登山は順調に楽しめましたでしょうか?
<4日目>
ついに最終日を迎え、朝5:30に出発です。
この日も、熊野に向けては下り基調ですが、実際は、相変わらずアップダウンが連続して、それを感じることはありません。最後まで、この山の厳しさを思い知らされました。
計画では熊野到着後、最終16:45のバスでJR田辺駅までその日のうちに移動する予定でホテル予約していましたが、熊野本宮大社に到着したのは18:00。この日もミスコース等々トラブルあり、予定通りには進めませんでした。
でも、何とか明るいうちに熊野本宮大社で熊野詣をすることができ感無量です。この山行でお世話になった皆さんや、大峰奥掛道に感謝の気持ちでいっぱいです。
ゴール後、観光案内所も閉まってしまったので、交番に駆け込み宿を紹介いただきました。また、無礼にもおまわりさんに宿まで送迎もしていただき、お世話になりました。
<最後に>
感想は、予想以上に大峰奥掛道は厳しかった。
私のような素人が一人で踏み入るのは、10年早いと感じたが、10年もすると老人になってしまい、それまた無理なので、今回無理をしてでも、いろんな人に迷惑やお世話をかけてしまったものの、何とか完走できて良かった。本当にうれしいかったとともに、一生忘れられない記憶として刻み込まれました。
登山で出会った方々、だれが欠けても達成できなかったと思います。皆様方、本当にありがとうございました。