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Yamareco

記録ID: 275440
全員に公開
沢登り
丹沢

美しい山ガールに再会!「大栂沢〜菰釣山〜バケモノ沢」

2013年03月09日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
29.1km
登り
1,922m
下り
1,918m

コースタイム

【登り】
世附川浅瀬ゲート05:00→07:10菰釣橋7:40→09:50大栂沢分岐10:00→11:30大栂山山頂付近到着

【下り】
11:45大栂山山頂付近出発→12:10菰釣山山頂12:20→13:20城ヶ尾峠分岐13:30→赤沢13:50→
戸沢出合14:30→15:00バケモノ沢堰堤→15:30地蔵平→17:00浅瀬ゲート到着


※往路休憩:菰釣橋アイテムチェンジ30分/水ノ木沢130分出竿/大栂山昼食15分
※復路休憩:菰釣山山頂10分/城ヶ尾10分
天候 曇りときどき晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
浅瀬ゲートに6台ほど駐車できるスペースがあります。埋まったら道路脇に路駐してください。
コース状況/
危険箇所等
水ノ木沢林道を夜明け前に歩くのは精神的にちょっとキツイかもしれません。
釣師もこの林道は使いたがりません。水害の爪痕が酷く、年々崩落が進んでおり、
丹沢山系の中でも最大規模のひとつといって差し支えないと思います。行く度に
クルマぐらいの大きさの巨岩が落盤してます。悪沢の崩壊箇所をトラバース
している最中も落石が続いており、暗闇の中では防御が取りにくかったです。
昼間に一度歩いて危険箇所を把握しておくことをお勧めします。

大栂沢は、一般的な遡行グレード(難易度)は下から一番目の1級と推測しますので
初心者でも楽しく遡行できると思います。巻きが必要な滝はありませんでした。
ただし詰めのザレガレ場にはテープ類などはありませんでしたので、ルートを
見つける力は必要かと思います。常に頭上に尾根筋が見えてますのでコンパスを
切る局面はないと思います。沢詰め後は西丹沢特有の藪こぎはありませんでした。
この点は評価が高いです。ただし、雪解け直後のこの時期は、入渓者がすくない
こともあって岩の上の苔が踏まれてないため滑りやすくなっていました。加えて、
日陰場所では凍結箇所もまだ多いので入渓は4月からのほうがいいかもしれません。
沢足袋かフェルトシューズは忘れずに!

赤沢の下降は、城ヶ尾峠から大界木山方向にしばらく歩いた地点から城ヶ尾峠
方面にトラバースぎみに笹薮に突入し、ある程度沢を俯瞰できるポイントに
来たあたりから直降下しました。笹薮を突破しきった箇所に沢詰め後のザレ
ガレ場がありますが、特に危険は感じませんでした。

バケモノ沢の下降は大堰堤で終えたほうが良いと思います。左岸から高巻き
して降下できますが、釣師でもない限りこれ以上沢歩きをするメリットはないと
思います。右岸から高巻きして廃道に脱渓したほうが安全です。

廃道も、もはや道の様相を呈していませんので、10分ほどは緊張感が続きます。

その他の区間は基本安全だと思われます。
AM4:30:浅瀬ゲートに到着しました。釣師達が集まってきます。登山客より行動開始時間が早いです。
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AM4:30:浅瀬ゲートに到着しました。釣師達が集まってきます。登山客より行動開始時間が早いです。
AM5:00:準備を終えて浅瀬ゲートから進入します。
AM5:00:準備を終えて浅瀬ゲートから進入します。
ゲートを通過したところにある酒匂川漁協管理のコンテナハウスです。
ゲートを通過したところにある酒匂川漁協管理のコンテナハウスです。
これが沢割表です。自分が入る沢にマーキングします。話をした釣師の方2名は大又沢の支流を攻めるようです。
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これが沢割表です。自分が入る沢にマーキングします。話をした釣師の方2名は大又沢の支流を攻めるようです。
大又沢の分岐です。ここで釣師と分かれて水ノ木林道方面に行きます。
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大又沢の分岐です。ここで釣師と分かれて水ノ木林道方面に行きます。
ヘッドランプが頼りですが照度30ルーメンの緊急用なので心もとないですね。
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ヘッドランプが頼りですが照度30ルーメンの緊急用なので心もとないですね。
崩壊が進んでいるので慎重に歩きます。
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崩壊が進んでいるので慎重に歩きます。
雪庇みたいになっちゃってますね。いずれここは手を入れないと道がなくなりそうです。
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雪庇みたいになっちゃってますね。いずれここは手を入れないと道がなくなりそうです。
昼間みると愕然とします。ある意味夜のほうが恐怖感がないかもしれません。
昼間みると愕然とします。ある意味夜のほうが恐怖感がないかもしれません。
悪沢の大崩落現場です。なるべくなら夜明けを待って歩きたいところですが魚が待っているので・・・。
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悪沢の大崩落現場です。なるべくなら夜明けを待って歩きたいところですが魚が待っているので・・・。
作業用ロープで崩落場所の下におります。魚が・・・。
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作業用ロープで崩落場所の下におります。魚が・・・。
難所を通過しましたがまだこんな感じの箇所が続きます。
難所を通過しましたがまだこんな感じの箇所が続きます。
ようやく快適な林道になってきました。
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ようやく快適な林道になってきました。
水ノ木橋に到着。標識はありません。右折します。
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水ノ木橋に到着。標識はありません。右折します。
朝焼けです。釣りへの期待が高まります。
朝焼けです。釣りへの期待が高まります。
菰釣橋に到着。
アイテムチェンジ。釣師にトランスフォームします。
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アイテムチェンジ。釣師にトランスフォームします。
仕掛けよし!竿よし!
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仕掛けよし!竿よし!
今日の餌は「ぶどう虫」です。
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今日の餌は「ぶどう虫」です。
入渓に備えてバナナを食べます。ここからは撮影する余裕はあまりありません。没頭します。
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入渓に備えてバナナを食べます。ここからは撮影する余裕はあまりありません。没頭します。
山女と書いて山ガールと読みます。レベルが低くてすいません。きれいな山女(やまめ)と岩魚(いわな)を5匹ほどゲットしました。
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山女と書いて山ガールと読みます。レベルが低くてすいません。きれいな山女(やまめ)と岩魚(いわな)を5匹ほどゲットしました。
痛恨のポイント。水中糸を細くしすぎました。自分の技量では0.4以下では上げられないことを痛感しました。
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痛恨のポイント。水中糸を細くしすぎました。自分の技量では0.4以下では上げられないことを痛感しました。
大栂沢の堰堤で納竿。躍動する水流の息吹と匂い立つ生命感を感じ丹沢の良さを再確認しました。
大栂沢の堰堤で納竿。躍動する水流の息吹と匂い立つ生命感を感じ丹沢の良さを再確認しました。
20cmを越える二匹をビニール袋に入れて遡行しました。鮮度を保つためですが左手が死にました。
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20cmを越える二匹をビニール袋に入れて遡行しました。鮮度を保つためですが左手が死にました。
天然ものはキレイですね〜。酒の肴として楽しみです。小さいサイズはリリースしました。
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天然ものはキレイですね〜。酒の肴として楽しみです。小さいサイズはリリースしました。
クーラーボックスを携行してないので腹わたと血合いを取りました。塩を振って鮮度を保ちます。
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クーラーボックスを携行してないので腹わたと血合いを取りました。塩を振って鮮度を保ちます。
納竿が遅れてしまった為、予定を変更して最短時間で菰釣山まで上がれるルートを再検討します。
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納竿が遅れてしまった為、予定を変更して最短時間で菰釣山まで上がれるルートを再検討します。
ここらへんの源流域は怖いので今日は熊鈴を鳴らします。
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ここらへんの源流域は怖いので今日は熊鈴を鳴らします。
ルートを変更し、大栂沢の遡上を開始します。
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ルートを変更し、大栂沢の遡上を開始します。
今日は雪解けの冷たい水に入りたくないのでしょぼい水量がありがたいです。
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今日は雪解けの冷たい水に入りたくないのでしょぼい水量がありがたいです。
エアポケットに入ったような静寂に包まれています。
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エアポケットに入ったような静寂に包まれています。
癒されます。
二股です。左股を遡行します。
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二股です。左股を遡行します。
フェルトでもフリクションが効きにくい滑床。滑ります。
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フェルトでもフリクションが効きにくい滑床。滑ります。
寂れた感じが個人的には好きですが・・・
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寂れた感じが個人的には好きですが・・・
左下の岩の形!スカートを履いた女性が両手を上げて滑落しているように見えます。怖いです。
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左下の岩の形!スカートを履いた女性が両手を上げて滑落しているように見えます。怖いです。
この沢は巻く滝がひとつもありません。
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この沢は巻く滝がひとつもありません。
プチゴルジュに到着。
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プチゴルジュに到着。
プチチョックストーン。ボルダリングを楽しみます。
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プチチョックストーン。ボルダリングを楽しみます。
いよいよ終盤に近づいてきました。
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いよいよ終盤に近づいてきました。
詰めをどうするか?遡行しながら考えている時間が至福の時です。
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詰めをどうするか?遡行しながら考えている時間が至福の時です。
二股です。右股を詰めることにしました。
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二股です。右股を詰めることにしました。
死んだ木や岩が非常に多いです。岩は掴むとボロっと割れます。慎重にザレ場を詰めていきます。
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死んだ木や岩が非常に多いです。岩は掴むとボロっと割れます。慎重にザレ場を詰めていきます。
ある程度詰めたところで左の尾根に乗ることにしました。かなり傾斜が急ですね。
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ある程度詰めたところで左の尾根に乗ることにしました。かなり傾斜が急ですね。
悪夢の藪こぎもなく大栂山に到着。大栂山〜菰釣山間の静かな場所で昼食にしました。
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悪夢の藪こぎもなく大栂山に到着。大栂山〜菰釣山間の静かな場所で昼食にしました。
菰釣山までの藪に覆われた道。水ノ木沢の詰めはこの藪地獄が待ってます。
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菰釣山までの藪に覆われた道。水ノ木沢の詰めはこの藪地獄が待ってます。
菰釣山山頂に到着。
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菰釣山山頂に到着。
春霞の日本一!
ここからの富士山もいい感じですね。
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ここからの富士山もいい感じですね。
山頂で昼食を取っていたやさしい年配の登山者の方が写真を撮ってくださいました。ありがとうございました。
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山頂で昼食を取っていたやさしい年配の登山者の方が写真を撮ってくださいました。ありがとうございました。
下山します。北面にはまだ雪が残ってますね。
下山します。北面にはまだ雪が残ってますね。
菰釣山避難小屋を通過。
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菰釣山避難小屋を通過。
中ノ丸に到着。微妙なアップダウンがボディーブローのように効いてきます。本番のペース配分に思いを巡らせました。
中ノ丸に到着。微妙なアップダウンがボディーブローのように効いてきます。本番のペース配分に思いを巡らせました。
戻る世附がはるか彼方に見えます。帰りの林道はしんどそうです。
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戻る世附がはるか彼方に見えます。帰りの林道はしんどそうです。
城ヶ尾山をフライングゲット!
城ヶ尾山をフライングゲット!
城ヶ尾峠分岐です。信玄平に降りるには善ノ木と逆方向に降ります。現在は廃道扱いなのか標識はありません。
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城ヶ尾峠分岐です。信玄平に降りるには善ノ木と逆方向に降ります。現在は廃道扱いなのか標識はありません。
赤沢に降りる地点を物色します。ここらへんからトラバースぎみに赤沢に下降を開始しました。
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赤沢に降りる地点を物色します。ここらへんからトラバースぎみに赤沢に下降を開始しました。
上部の藪地獄を垂直突破し、赤沢のザレ場に降り立ちました。
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上部の藪地獄を垂直突破し、赤沢のザレ場に降り立ちました。
ほぼ想定ポイントでしたが、筆舌尽くしがたい藪こぎ降下でありました。登りでの進軍はちょっと無理っぽいです。
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ほぼ想定ポイントでしたが、筆舌尽くしがたい藪こぎ降下でありました。登りでの進軍はちょっと無理っぽいです。
沢を下降していくと徐々に水量が増えていき・・・。
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沢を下降していくと徐々に水量が増えていき・・・。
ちょっとスリルのある下降を楽しめたりします。
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ちょっとスリルのある下降を楽しめたりします。
ついに我慢ができなくなって釣師にトランスフォーム!
3
ついに我慢ができなくなって釣師にトランスフォーム!
美しい滑床。尾根下りより膝にやさしくゴキゲンです。沢を渡る風の気持ち良さは最高です。
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美しい滑床。尾根下りより膝にやさしくゴキゲンです。沢を渡る風の気持ち良さは最高です。
今日の下降はここまで。この堰堤の左岸巻き下降は危険そうだったので右岸から高巻きして廃道に上がりました。
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今日の下降はここまで。この堰堤の左岸巻き下降は危険そうだったので右岸から高巻きして廃道に上がりました。
橋のようです・・・この橋は使わず右斜面をトラバースしました。
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橋のようです・・・この橋は使わず右斜面をトラバースしました。
右斜面の沢割れ箇所はホールドできるものがありません。左側は崖っているのでしかたなく木下大サーカスばりにこの一本橋を渡りました。
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右斜面の沢割れ箇所はホールドできるものがありません。左側は崖っているのでしかたなく木下大サーカスばりにこの一本橋を渡りました。
これを道と呼んでいいものかどうか・・・。ザレ過ぎのトラバース。慎重に!
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これを道と呼んでいいものかどうか・・・。ザレ過ぎのトラバース。慎重に!
本道にでました。
本道にでました。
地蔵平に到着しました。これから浅瀬に向けて大又沢林道を歩きます。
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地蔵平に到着しました。これから浅瀬に向けて大又沢林道を歩きます。
林道途中の池。釣りは禁止ですがルアーを投げたい欲求にかられます。
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林道途中の池。釣りは禁止ですがルアーを投げたい欲求にかられます。
本流合流ポイントを左折し
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本流合流ポイントを左折し
浅瀬ゲートに到着
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浅瀬ゲートに到着
無事戻ってこれました。釣師のみなさんは帰られたようです。
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無事戻ってこれました。釣師のみなさんは帰られたようです。
今日は結構長丁場でした。丹沢荘の温泉で疲れを癒してから帰ります。本日登られた方お疲れさまでした。
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今日は結構長丁場でした。丹沢荘の温泉で疲れを癒してから帰ります。本日登られた方お疲れさまでした。

感想

前回大室山に登ったことで、今年の春は、山中湖日帰りを実現するためのルート
再探訪と所用時間の再確認に費やすことに決めました。

前回はモロクボ沢ノ頭まで歩きましたので、今回はモロクボ沢ノ頭〜菰釣山間の
ルートをつなぐ予定で入山しました。モロクボ沢ノ頭〜山中湖平野を一日でつなぐ
ことも可能ですが、最近尾根歩きばかりだったので、気分転換を兼ねて沢遡上
ルートをピークまでのアプローチに入れてみました。

樅ノ木沢と水ノ木沢、どちらを遡上するか当日の林道まで迷ったのですが、釣りに
熱中してしまい、どちらの沢も遡上するには時間切れとなってしまいました。

なので、最短距離で尾根にあがれそうな大栂沢を遡上しました。大栂沢の遡上は
時間短縮につながりましたが、納竿の遅れをカバーするに至らず、菰釣山到着
予定時間を1時間オーバーしてしまったため予定を変更し、城ヶ尾峠から地蔵平に
下山しました。大栂沢自体は、沢登りを楽しむほどの魅力はありません。
下降目的であれば安全なので便利な沢だと思います。

城ヶ尾峠からは、信玄平経由尾根筋で降りる選択もありましたが、大栂沢が
あまりにも短かく、沢歩きの楽しみが消化不良ぎみだったので、かねてから
狙っていた赤沢を直下降してみました。

過去大界木山から戸沢を下降したことはありますが赤沢は始めてです。城ヶ尾峠
直下は急傾斜でしたが激藪が緩衝材となり無事源流部に降りることができました。

その後は、せせらぎの音に癒されながら赤沢・戸沢分岐まで順調に歩みを進め、
下山時間が読めるようになったのでバケモノ沢でまたしても釣師にトランス
フォームしてしまいました。

水ノ木沢よりも入渓者が多いせいか、あたりはあるものの活性は悪く、スレて
しまっているようでした。釣果はありませんでした。

バケモノ沢の堰堤は、釣師の巻ルートを使わせてもらって高巻し、そのまま更に
高巻いて廃道に乗り、地蔵平に降りました。巻ルートは高度感があることに加え、
ザレがひどく、よくもまあこんな道を通るものだと感心しました。足を踏み外せば
30辰らい滑落しそうでした。釣師の執念ですね。

廃道の木橋は近いうちに確実に折れます。このルートはなるべく使わないほうが
いいと思います。

漆黒の水ノ木林道大崩壊から始まり、バリエーションルートをつなぎにつないだ
山行は心地よい緊張感と疲労感があり、月に一回はこのようなチャレンジを
継続したいと思いました。


【山行後記-1】四附ローカルルール「沢割表」

・「ん?ヘルメット!沢師か?」
・「いやなんか雰囲気が違うぞ、ザックに突き出てるものはなんだ?」
・「あれは竿じゃないのか?それともトレッキングポールなのか?」
・「それにしてはスパッツが変だ。DAIWA製じゃないか!同業か?」

沢で釣師の方に会うといつも困惑した視線を向けられます。ヤマレコには
直接関係のない話題ですが「沢割表」について後記してみたいと思います。

水ノ木沢や樅ノ木沢を沢登りをする方は、浅瀬ゲートからではなく山伏峠
沖ビリ沢経由で入渓する方が多いため、「沢割表」の存在を知らない方が
多いと思います。

沢割表は、釣師の間で共有するテリトリー表です。僕らから見ると面倒ですが
この表にマーキングしておくと先願権が発生し、釣師とのトラブルを避ける
ことが可能です。

沢師は、沢をジャブジャブ遡行するのが楽しみですが、釣師は沢では可能な
限り気配を消して遡行します。そして釣師はピークを狙わないで途中で脱渓
するのが特徴です。基本釣師は沢師に対して良い印象を抱いていません。
沢で険悪なムードになっている場面に何度も遭遇したことがあります。

浅瀬ゲートから入渓する場合は、ゲートにあるコンテナに沢割表がありますので
マーキングしてみてはいかがでしょうか? 沢師が遡上した後に知らないで
釣師が入るのは大変な悲劇なので・・・。

自分は、あるときは沢師、またあるときは釣師にトランスフォームするので
どちらの心境も痛いほどわかります。自分の場合、先行者に沢師がいた場合は、
ヘルメットを持参しているので釣りは諦め、すぐに沢登りモードに切り替え
ますが、釣師はモードを変えることができません。

ピークを目指す釣師・・・。その存在はレアケースかもしれません。

【山行後記-2】熊

この山域は熊の出没が多い地域となります。昔と比べると生息数が激減した
とはいえ、出会う確率は高いと思います。過去、水ノ木沢源流域で見かけた
ことがあります。早戸川源流域でもそれらしい動物をみかけたことはありますが、
確実に断定できるのは丹沢山系ではここが最初で最後です。

距離がかなりありましたので事なきを得ましたが、沢詰め後の藪漕ぎ中に
出会いがしらでニアミスした場合はどうなるか・・・。今までは運が良かった
と思い、基本に忠実に今回は熊鈴で存在をアピールする。を徹底しました。

【山行後記-3】釣果について

山女(やまめ)3匹、岩魚(いわな)2匹をゲットしました。山女は、チビ
だったのですべてリリースし、岩魚二匹を持ち帰りました。魚はとても美形で
天然物のようでした。

途中、尺サイズを予感させるヒットがありましたが、水中糸が極端に細かった為
バラしてしまいました。痛恨!なんとか尺サイズを釣り上げたくて粘ったものの、
この日は菰釣山に登らなくては!という焦りもあり、目的は達成できませんでした。

「もうちょっと」「最後のひと振り」を連発し、いつの間にか30分だけの釣りが
2時間以上になってしまいました。ハイブリット山行は、きちんとスケジュール通り
に進行させないとダメですね。ペースがグダグダになっちゃいます。

それにしても酒匂川漁協。入漁料の徴収はどうしてるんでしょうか?過去ゲート前
で徴収していたのに、行きも帰りも不在でした。次回まとめて払うつもりです。

林道が寸断されているので、ヘリで上空から稚魚を放流するしか今のところ成す
すべなしなので諦めちゃってるんでしょうか。

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コメント

釣師にトランスフォーム
はじめまして、souldoctorさん

おもしろいルートを歩かれましたね
ほとんどバリでこの距離歩ける脚力も凄いですが、
釣師にトランスフォームは驚きました

水ノ木沢林道の崩壊ぶりもちょっとびっくりです

素敵な山ガール(山女)釣れましたね。
さぞや美味しかったでしょね

お気に入りに登録させて頂きました。
次の山行も期待しています
2013/3/12 8:29
is5389さんこんばんは!
「なんてつまらない記録を書いてしまったんだ!
これではツリレコかサワレコじゃないか・・・

美しい景色もなければ、役立つ話題もない
ヤマレコと関係の薄い情報を上げてしまったことを
若干後悔してました

暖かいお言葉&お気に入りなど恐縮です

is5389さんもかなりマニアックなルート歩かれているようですね〜

興味津々でございます。どこかでばったりお会いできそうな予感がします。

魚は塩焼きにして食べました。美味しかったです。
これからは季節的にツリレコみたいになっちゃうかも
しれませんがまた山行記録を書いてみようと思います。

今後とも宜しくお願いいたします
2013/3/12 20:26
初めまして、こんにちは
はじめまして

山登りを始めたばかりの超初心者です。 ※山に関して全てのスキルがビギナーで、川釣りも超ビギナーです

いずれは釣りしたいなあと思っていたところ、
丹沢の渓についてのツリレコは非常に有難いです。

丹沢マイナールート散策を始めたばかりで今後少しずつ拡げたいと思います。
souldoctorさんのツリレコ、楽しみにしています。
※ReadOnlyですいません。

勝手にお邪魔しましてすいません
宜しくお願い致します
2013/3/15 15:07
SAILORさんはじめまして!
コメントありがとうございます

どちらも中途半端なのですが、釣りも沢歩きも楽しんでます。
ときどき山頂にも登ります。

これからの季節、丹沢の稜線は暑くなるので涼しい谷に
逃げることが多く、ツリレコっぽい記録になってしまうと
思いますがこれからも宜しくお願いしますね〜

早戸川と水ノ木水系上流部は魚影が濃いと思います。
玄倉も時々入りますが、かなりスレてますので手ごわいです。

SAILORさんの釣果記録も期待しております
2013/3/15 20:36
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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