[真夏の苗場] 見倉・風穴P〜小松原〜霧ノ塔〜苗場山〜小赤沢3合目P

2021年07月31日(土) ~ 2021年08月01日(日)

• GPS: 14:03
• 距離: 26.8km
• 登り: 2,113m
• 下り: 1,568m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:19
• 休憩: 1:30
• 合計: 8:49

距離 17.8km 登り 2,042m 下り 637m

6:22 スタート地点
7:47 7:48 金城山
9:40 9:55 小松原避難小屋
10:43 11:26 日蔭山
11:39 11:40 釜ヶ峰
12:28 霧ノ塔
12:36 12:38 大日蔭山
13:18 13:19 1984mピーク
13:34 13:42 苗場山、小松原分岐
13:44 13:46 ニセピーク
13:55 神楽ヶ峰
14:01 14:14 雷清水
15:01 15:05 苗場山
15:11 苗場山自然体験交流センター

2日目

• 山行: 3:27
• 休憩: 1:26
• 合計: 4:53

距離 9.0km 登り 119m 下り 949m

4:33 苗場山自然体験交流センター
4:53 4:54 昌次新道下降点
5:13 6:37 苗場山自然体験交流センター
6:52 苗場神社
7:29 7:30 苗場神社
9:26 小赤沢三合目登山口

天候

1日目：曇りのち晴れ、2日目：霧

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

・往路
　湯沢IC - 小赤沢3合目P 車、約1時間30分　（自転車デポ）
　小赤沢3合目P〜見倉トンネル・風穴駐車場 車、約30分
・復路
　小赤沢3合目P〜見倉トンネル・風穴駐車場　自転車約50分
　見倉トンネル・風穴駐車場〜小赤沢温泉 楽養館　車 約20分
　小赤沢温泉 楽養館 - 湯沢IC 車、約1時間30分

コース状況／危険箇所等

見倉トンネル・風穴駐車場から出発しましたが、取りつきの場所が少しわかりにくいです。風穴を過ぎたらすぐ左手に登り口があります。
それ以外は指導標も多く、分かりにくい場所はありません。

湿地や苗場の台地まで来ると木道が整備されていて歩きやすいですが、前日までの雨のためか全体的にぬかるみが多く歩きにくかったです。
小松原から何度かプチ渡渉もあります。(石を伝って渡れます)

その他周辺情報

温泉は、小赤沢温泉楽養館に寄りました。苗場山自然体験交流センター（苗場山頂ヒュッテ）に宿泊していると、600円→500円/人に割引されます。
ここで食事も頂きました。

写真

7/31 6:25

見倉トンネルの風穴から出発です。

7/31 6:36

登り口が分かりにくいですが、この標識が目印になります。

7/31 6:36

登り口には青いリボンもありました。

7/31 7:25

霧が多い地形なのか、キノコが豊富でした。

7/31 7:33

ノリウツギ

7/31 7:40

苔とキノコも良いです。

7/31 8:08

これは菌糸の一種でしょうか。

7/31 8:10

アジサイ。

7/31 8:16

ルート上、なんどか渓流を横切ります。今回は湿度が高く暑かったですが、渓流周辺は涼しくて良いですね。

7/31 8:17

プチ渡渉がありますが、石を渡って進めます。

7/31 8:54

小松原の湿原の入り口に到着。開けていますね。草花が豊富です。

7/31 8:48

湿原の花1

7/31 8:49

湿原の花2

7/31 9:03

池塘もあります。なかなか大きい。

7/31 9:09

晴れ間が出てきました…！
嬉しいけど、暑さが倍増に…。

7/31 9:27

雲の流れが速く、晴れたり曇ったり。なかなか安定しませんね。

7/31 9:29

沢山の池塘。

7/31 9:55

小松原の避難小屋に到着。

7/31 9:42

避難小屋の中。2階もありなかなか広いです。

7/31 11:08

日蔭山で昼食。りんご美味しい。

7/31 11:19

日蔭山はトンボが大群で飛んでいました。トンボのお陰か小さい虫が少なくて助かります。

7/31 11:23

あざみ、ではなくヒゴタイ。

7/31 11:24

鮮やかな花。

7/31 11:25

登ってきた稜線。ようやく風が入り始めました。

7/31 11:35

つぶつぶが可愛い。

7/31 11:43

ヤマユリ。少し小ぶり。

7/31 11:58

稜線は笹で囲まれたルート。

7/31 11:59

イトシャジン？ホタルブクロの仲間らしい。

7/31 12:27

ギョリンソウ。枯れる直前でしょうか。

7/31 12:27

霧の塔に到着。霧が多くて眺望は微妙。

7/31 12:36

大日蔭山から。ここからも池塘が見えますね。

7/31 12:45

見た目はギョリンソウに近いですが上向き。何でしょうか。

7/31 13:43

ちょこちょこ木道が出てきます。

7/31 13:51

祓川の分岐。

7/31 13:54

神楽ヶ峰に到着。

7/31 13:54

まだ、雲が多め。眺望イマイチでしたが、直射が無いのが正直助かりました。

7/31 14:07

雷清水。冷たくて美味しい水でした。最後の登り前にパワーが出ました。

7/31 14:15

苗場山の手前は、花畑エリア。

7/31 14:12

いろんな花が咲いています。

7/31 14:14

7/31 14:14

カワラナデシコ

7/31 14:49

苗場の台地に着きました。木道の先に小屋が見えてきました。

7/31 14:49

ワタスゲの群生が見えます。

7/31 14:52

他では終わったワタスゲも、ここでは健在ですね。

7/31 14:53

そして・・・山頂に着いて晴れてきました！

7/31 14:53

木道と青空。

7/31 14:54

池塘と青空。

7/31 14:55

両方セット…いい。

7/31 14:58

高層湿原は1年に0.1mmずつ成長。大事にしたいですね。

7/31 14:56

では山頂に向かいます。

7/31 14:59

山頂手前に祠がありました。ここに来られた事に感謝。

7/31 15:01

山頂…は特に眺望無し。

7/31 15:02

ホシガラスでしょうか。

7/31 15:48

小屋にチェックインして、台地を散策。休憩するテーブルもあります。

7/31 15:51

南側には池塘の集まりが見えます。あちらは明日行ってみます。

7/31 16:07

散策できる場所は木道で制限されますが、広々で良いですね。

7/31 16:56

17:00から夕食。カレーが美味しく、おかわりしました！

7/31 17:46

食後は夕焼けまでもう一度の散策。

7/31 17:50

また、少し雲が増えてきたかな…

7/31 17:59

かろうじて日射が出ていますが、水平方向の雲からして夕陽は難しそうです。

7/31 18:21

一度、小屋に戻って寝る準備。2人で1部屋という贅沢。その後、夕日を見に外へ。

7/31 18:43

日の入り前ですが、雲が厚くて既に日が沈んでしまいました。

7/31 18:51

夕陽が見られず残念と思っていましたが…

7/31 18:59

ん？　夕焼けがいい感じになってきた気がする！

7/31 19:03

池塘が見える場所に移動。空が赤く染まって、綺麗な夕焼けに…！

7/31 19:04

…絵画みたい

7/31 19:04

夕焼けが池塘に反射して綺麗。あちこちの池塘を撮ってみました。

7/31 19:05

しばし感動…泊まりに来てよかった。

7/31 19:05

霧が出てきました。ギリギリの夕焼けタイムでした。

7/31 19:08

小屋に戻ると既に霧の中でした。今日はお休みです。

8/1 4:36

翌朝。朝食前の散歩にでてみました。霧が深くて幻想的。

8/1 4:49

朝露を貯める花。

8/1 4:55

苗場山頂台地の入り口まで来てみました。ここから先は急斜面になりますので戻ります。

8/1 5:15

再び山頂へ。静かな朝が良いです。

8/1 5:56

朝食。朝もご飯をお替りしてしまいました。

8/1 6:29

それでは2日目の出発です。部屋にあった苗場山のマップ

8/1 6:34

小屋前。なかなか霧が取れませんね。

8/1 6:54

苗場神社。今日の安全登山を祈願。

8/1 6:55

地図にあった龍ノ峰というところを目指します。

8/1 7:04

途中に大きな池。霧が深いですが向こうが見えます。

8/1 7:12

龍ノ峰に着いたはずですが・・・三角点だけでしょうか。神社に戻り、小赤沢方向に下ります。

8/1 7:38

台地を抜けると岩場の下り。滑って気を使います。

8/1 7:46

9合目までは木道もありました。

8/1 7:58

その先は、クサリ場ありの急坂になります。

8/1 8:05

ロープもありました。

8/1 8:10

クサリは5-6か所あったと思います。滑るので助かります。

8/1 8:32

青い実。

8/1 8:49

赤い実。

8/1 8:53

泥濘が多い山道ですが、木道や丸太が整備されている箇所も多く助かります。

8/1 8:57

小赤沢ルートも苔とキノコが良いです。

8/1 9:04

コチラのルートはxx合目というのがあります。ペースが分かって良いです。

8/1 9:06

4合目下は渓流あり。カエルも元気です。

8/1 9:22

今回も花が沢山でした。最後はアジサイ。

8/1 9:25

3合目に到着。ここが駐車場です。

8/1 9:34

デポした自転車で風穴まで帰ります。

8/1 10:00

おまけ。小赤沢ルート1合目の大瀬（おぜ）の滝。

8/1 10:04

滝でクワガタと遭遇しました。野生のクワガタは久々。

8/1 12:33

温泉は小赤沢温泉 楽養館へ。昼食も美味しかった！　お疲れ様〜

撮影機器：

E-PL9 OLYMPUS CORPORATION

SH-RM15 SHARP

感想

11044

久々に泊まりのしっかり登山。
山頂の苗場台地の歩きやすい木道のイメージが強く、易しい山行と思っていたら大違い。
真夏の暑い時期かつ霧の高湿度が相まって、タフな登山になりました。

霧のお陰で日射は少なく暑さは控えめのはずなのですが、無風に近い登りに汗が止まりません。小まめに水と塩分チャージで歩きます。
累積獲得高度も2000mとなかなかの高度差でラストは疲れ気味でしたが、苗場山の直前にあった雷清水でたっぷり水を補給して最後まで歩き通せました。

そして山頂に到着すると、待っていたかのように青空がでてきました！
標高2000mとは思えない広々とした台地に広がる草原と池塘。来てよかった。
そして夕焼けの時間には、真っ赤な空とそれを映す静かな池塘。
最高！

2日目は霧が多かったですが、雨は降らず無事に下山。温泉でゆっくりできました。
秋口になったら、今度は日の出を見に、また来てみたいな〜！

11099

久々のがっつり登山。ロングコースと累積2000メートルの登りと湿度の高さと暑さとで、かなり疲れてしまい、途中はバテバテでしたが、何とか苗場山頂上ヒュッテに到着できました。

神楽ヶ峰を超えた後にある雷清水の水に本当に助けられました。私にとっては命の水でした。冷たく、美味しかったあの水のお陰でその後の急登も登り切れました。いつもより多めに水分補給していたつもりだったのですが、足りていなかったようです。

頂上では、コーヒーとクリームパンを食べながら、池塘、青空、白い雲とワタスゲさんの美しい景色をほぼ二人占めしてのんびり。さっきまで、あんなに苦しい思いをして登っていた事が嘘みたいに元気になりした。
前日に、会社の人から、なんで山に登るの？山に何があるの？と聞かれて、明確に答える事ができなかったけど、これが答えだなぁ…などと考えてました。

ヒュッテはコロナで人数とグループを制限しているため、かなり広いスペースを二人で使うことができました。山小屋でこのスペースはかなりの贅沢。夕飯のカレーも朝ごはんも美味しくて、沢山食べてエネルギーをしっかりとチャージしました。

翌日は霧と雲で景色はイマイチでしたが、次への楽しみに取って置くことにします。下山も岩とぬかるみで難儀しましたが、無事に下山。
小赤沢三合目駐車場からは、デポしていた自転車でスタート地点まで戻りました。基本下りなのですが、風穴駐車場直前のトンネルまでの2kmほどは登りに…。この登りがキツかったです…。

苦しい中に楽しさがある、そんな事を考えた今回の登山でした。

あー、とーーっても楽しかった!!